空港の景色を眺めるビジネスウーマンのイメージ

このページのまとめ

  • 海外に行ける仕事は、海外営業や商社マン、バイヤー、日本語教師など
  • 海外に行ける業界は、大手メーカーや総合商社、海運など
  • 海外で働くメリットは「語学力の向上」や「キャリアアップ」など
  • 海外で働くデメリットは「言葉の壁」や「文化の壁」など
  • 海外に行ける仕事には、語学力のほか業務スキルや柔軟性なども必要
  • 海外に行ける仕事をするために語学の勉強や資格取得をしておこう

海外で働きたい方に向け、海外に行けるおすすめの仕事を14選紹介します。また、海外で働くメリット・デメリットについても紹介するので、海外で働いたことがない人はぜひ参考にしてください。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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海外で働く6つの方法

弧を描く6つの紙飛行機のイメージ

海外で働く方法は主に以下の6つがあります。自分に合った手段を選択しましょう。

1.海外拠点をもつ日系企業に就職し海外転勤を目指す

海外に拠点を置いている日系企業で働けば、海外転勤できる可能性があります。海外進出が盛んな企業なら、海外就職が実現する可能性が高いでしょう。海外拠点の情報は企業のWebサイトに載っていることが多いので、チェックしてみることをおすすめします。

海外転勤者は、語学力や実績の伴ったエリート層が選出されるパターンが多いですが、海外進出が盛んになるにつれ、技術者の派遣も増えてきました。海外の工場などで、現地スタッフに技術指導をする役割を担っています。

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2.海外拠点をもつ外資系企業に就職し海外転勤を目指す

外資系企業は、本社が海外にあり、支社が日本以外にあるパターンが多いです。外資系企業に就職すれば、本社や海外の支社に転勤できる可能性があるでしょう。海外転勤がない外資系企業もあるため、企業のWebサイトなどで情報を調べておくことをおすすめします。

3.現地採用で働く

現地採用は、日系企業の海外法人や、現地法人に直接雇用される働き方です。日系法人の現地採用として働く場合、本社と現地事務所の調整役や、現地スタッフのまとめ役など、日本人ならではの仕事を担当します。
一方、現地法人で働く場合、働く国や職種によって仕事内容はさまざま。日本語を使う機会がないため、基本的に高い語学力が必要とされます。

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4.ワーキングホリデー制度を活用する

ワーキングホリデーは、18~30歳の日本人が協定国の間で1年ほど滞在できる制度です。滞在中は、生活費を補填するための就労が認められています。就労ビザを取得しなくても働ける点がメリットです。ワーホリ期間中は、飲食店スタッフやホテルスタッフなど、採用ハードルの低い仕事に就く人が多い傾向にあります。

参照
外務省「ワーキング・ホリデー制度

5.ノマドワーカーとして働く

デザイナーやプログラマーなど、PCとネット環境さえあればどこでも働ける「ノマドワーカー」なら、海外に滞在しながら働くこともできます。場所や時間に縛られず働けるので、自由度の高い働き方ができるでしょう。

6.国際機関で働く

国際連合やその下部組織で働く選択肢もあります。国際機関で働くには高い学歴や語学力が必要とされるため、ハードルの高い方法といえるでしょう。一般的には、応募するポストに関係する職歴と修士以上の学歴、職務を遂行できるレベルの英語力が求められます。国際機関の募集は空席が出るたびに行われ、世界中から応募が集まるため、書類・面接対策が必須です。

参照
外務省 国際機関人事センター「国際機関への就職の方法

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海外に行ける仕事14選

スーツケースを持って歩くビジネスウーマンの後ろ姿のイメージ

ここでは海外に行ける可能性が高い仕事を紹介します。関心のある仕事を探して、企業選びに役立ててください。

パイロット・キャビンアテンダント

パイロットのイメージ

海外での仕事といえば航空業界を連想する方も多いはず。パイロットやキャビンアテンダントはその代表格ともいえるでしょう。パイロットは年齢制限が設けられていることもあり転職の難易度は高いですが、キャビンアテンダントはLCCの国際路線増加に伴い、無資格・未経験者でも採用されるケースが多いようです。ただし、身長や視力などの身体条件をクリアしたり、TOEICで一定の得点を獲得したりする必要があるので、募集の条件をよく確認する必要があります。

ツアーコンダクター

ツアーコンダクターのイメージ

ツアーコンダクターは団体旅行に同行して案内役を務める仕事です。旅行会社に就職するイメージですが、近年では派遣会社に登録し現地へ赴くケースもあります。入社後は、海外旅行のツアーコンダクターを行うために必要な総合旅程管理主任者という資格を取得しなければなりません。
旅行関係の仕事だと、クルーズ船のスタッフなどさまざまな仕事がありますが、基本的にはいずれも日常会話レベル以上の英語力、そして長旅に耐えられる体力を求められるでしょう。

バイヤー

バイヤーのイメージ

バイヤーとは生産者から商品の買い付けを行う仕事です。買い付ける商品はブランド品から食品、雑貨、家電など勤務する会社によってさまざま。売れると思った商品を買い付けるため、世界各国を飛び回ります。
バイヤーは、買い付けた商品が売れたかどうかで実績を評価されるため、消費者の購買傾向や市場の動向などを鋭く分析する力が求められます。海外で買い付けの交渉を行うだけの語学力があることはもちろん、マーケティングへの強い興味・関心を持っていることが欠かせません。

海外営業

営業職の女性が握手しているイメージ

一般的に、日本企業から海外企業に向けて自社の商品・サービスを売り込む仕事を指します。日本で働きながら売り込み先のある国に出張する働き方が多いですが、海外拠点に出向するケースもあるようです。
会社によっては通訳をつけてもらえることもありますが、自社製品の良さを相手に分かりやすくプレゼンテーションするのであれば自身の言葉で語る方がベターでしょう。

商社マン(総合職)

海外のビジネスマンと話す日本人の男性のイメージ

海外出張の機会が多い仕事の1つです。商社に勤める総合職の人は、一般的に「商社マン」と呼ばれています。

商社マンの主な仕事は「買い手と売り手を結ぶパイプ役」。総合商社であれば食料品や資源、自動車工業製品などさまざまな分野の「モノ」を国内外問わず仕入れ、それらを必要とする販売先へ卸します。できるだけ高品質のものを安価で仕入れることが求められるため、多くの知識とノウハウが必要です。また、知識を活かして、商品の取引だけでなく国際的プロジェクトの推進や新たなビジネスチャンスの創出といった役割を担うこともあります。

商社マンになるための資格は特になく、新入社員でも海外出張の機会を得られることもあるようです。しかし、多くの企業では大卒以上の学歴を採用条件にしており、また業務上さまざまなシーンで英語が必要になるため語学力は必要不可欠でしょう。

貿易会社

会議のイメージ

貿易会社はその名のとおり海外との取引である「貿易」を専門に行う企業です。海外の良質な商品を日本に仕入れる点ではバイヤーにも似ていますが、買い付けだけではなく日本国内の商品を海外に輸出する役割も担います。それぞれ業務内容が重なる部分があるものの差別化されているので、志望する際にはきちんと違いを把握しておきましょう。

なお、貿易事務はオフィスワークが中心で海外出張の機会はそれほど多くありません。貿易会社勤務といえど、海外に行けるとは限らないので注意しましょう。

メーカーの製造・品質管理

製造現場で働く人のイメージ

海外進出をしているメーカーでは、製造・品質管理部門でも海外出張に行ける可能性があります。
自動車や食品、各種部品などの製造工場を海外に所有しているメーカーの場合、現地視察や品質管理試験のために海外で働くこともあるようです。ただしこの場合、日本で技術や製品について学び管理者として必要な経験とスキルを備えた社員を派遣する可能性が高いため、就職・転職したばかりの人には難しいかもしれません。

商品開発

商品会議のイメージ

海外向けの商品を開発する際、海外に駐在することもあります。海外に特化した商品を開発するために、海外市場の情報を集めるのが目的です。海外事業に注力している企業の場合は、商品開発部を海外に設置することもあります。

コールセンター

コールセンタースタッフのイメージ

コールセンターは、顧客の電話対応を行う仕事です。近年は、人件費を削減するためにコールセンターを海外に設置する日本企業が増えつつあります。移転先は時差の少ないアジア圏がメインです。そのため、中国やベトナム、タイなどアジア圏で働きたい人に適した仕事といえるでしょう。また、日本人顧客を相手にする場合は語学力も不要なので、語学力に自信がない人にとっても働きやすい仕事といえます。

すし職人

寿司職人が寿司を握っているイメージ

すし職人は、日本人のニーズが高い仕事の一つです。海外では「日本人が握った寿司が食べたい」という需要があるため、日本人であることを強みに働けます。世界的な和食ブームによって日本食料理店の数は増加傾向にあるため、すし職人は今後も需要のある仕事といえるでしょう。すし職人といえば「飯炊き3年握り8年」という言葉があるように修行を重視するイメージがありますが、海外で働く分には長期間の修業は重視されません。定番のネタを握る技術が求められるので、すし職人の養成コースや専門学校を卒業して海外就職を目指す流れが一般的となっています。

日本語教師

ホワイトボードを使って説明する教師のイメージ

日本語教師は、日本語を学びたい海外の人に日本語を教える仕事です。日本語を学ぶ目的はさまざまありますが、特に日本で働くことを目的としてアジア圏でニーズが高まっています。日本語教師は、日本語を強みに働けるので、日本人にとって働きやすい仕事といえるでしょう。日本語教師になるのに教員免許は必要ありません。ただし、日本語教育能力検定試験への合格など、資格や学歴が求められることが多いです。

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IT関連業(SE・プログラマー・プロジェクトマネージャー)

パソコンの前で相談しているビジネスマンのイメージ

海外拠点のある開発会社、もしくは海外向けのサービスを展開している会社であれば、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーも海外出張の機会が得られる可能性があります。
語学力以上にスキルや実績が求められる傾向があるため、これまでITの世界で手に職をつけて実務経験を積んできた方はそれを活かして活躍できるでしょう。

ただし、プログラミングで使用する英語と人が会話で使用する英語は別物です。プログラミング用の英語で会話を図る人もいるようですが、相手によっては伝わらないこともあるので日常会話レベルの英語は学んでおいた方がよいでしょう。

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クリエイティブ関連業(カメラマンなど)

山頂で撮影しているカメラマンのイメージ

各国独特の街並みや美しい自然を見られることは海外旅行の醍醐味の一つ。海外を飛び回り、さまざまな異国の風景を見たいとお考えの方は、それらをカメラに収める仕事に就いてみるのも良いかもしれません。
フリーカメラマンとして生計を立てるのは容易ではありませんが、海外でウェディングフォト撮影を行っている会社やテレビ番組・コマーシャル映像を制作している会社に就職することで、業務未経験者でも海外に行ける可能性があります。写真撮影や映像制作など、クリエイティブな仕事に興味がある方は求人情報を確認してみても良いでしょう。
必ずしも語学力が求められるわけではありませんが、チームで作品を作り上げる場合はコミュニケーション力が求められます。また、現地の関係者と撮影の打ち合わせをするケースもあるので、日常会話レベルの語学力があるとよりスムーズに業務が進められるでしょう。

JICA海外協力隊やNPO・NGOのスタッフ

多国籍のボランティアチームのイメージ

「仕事」という括りからはやや外れますが、ボランティアとして海外へ行く道もあります。
独立行政法人国際協力機構(JICA)では、開発途上国のニーズに基づき、さまざまな技術・知識・経験を持ったボランティアスタッフを派遣。「青年海外協力隊」が有名ですが、活動分野・職種は多岐にわたり、担当する案件や自身の年齢などにより呼称が変わります。派遣期間は原則2年で、現地での生活費や住居費などは支給されます。英語の場合は英検3級、もしくはTOEIC330点を取得していれば応募資格が得られるので、求められる語学力は特別高度なものではないといえるでしょう。
また、国際的な活動を行っているNPO(非営利組織)・NGO(非政府間組織)に就職することでも、海外を飛び回る働き方ができる可能性があります。給与は団体によって、また生活費は働く国によって大きく異なるため、決して収入が安定しているとはいえませんが、さまざまな国で社会貢献をしたい方は就職・転職の選択肢の1つにしてみてもよいかもしれません。

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海外に行ける可能性の高い業界

メキシコシティーのオフィス街のイメージ

やりたい仕事が具体的に決まらない方は、海外に行ける可能性の高い業界から調べてみましょう。海外に行ける可能性が高いのは、海外企業との取引が多かったり、海外拠点をおいていたりする業界です。

大手メーカー

自動車や家電製品などを扱う大手メーカーには、海外事業に力を入れている企業も数多く存在します。海外駐在員が多い企業でいえば、トヨタ自動車やソニー、キヤノンが代表的です。こういった大手メーカーに就職すれば、海外で働ける可能性が高まるでしょう。大手メーカーの海外駐在員は、海外営業や海外拠点の売上管理などを担当することが多いです。

総合商社

総合商社は世界中に拠点があるので、海外出張や海外駐在の機会が多い傾向にあります。仕事内容は、商品の仕入れや販売、子会社化した海外企業の経営などです。また、近年は若手に海外勤務の経験を積ませる制度がある企業もあるため、若いうちから海外就職が実現する可能性が高いといえます。

海運

海運も世界中に拠点があるので、海外勤務が多い業界です。海運業界には、陸上職と海上職がありますが、海外に行く機会が多いのは実際に船に乗る海上職。ただ、陸上職でも、営業など海外で働く機会はあります。

航空業界

航空業界のなかでも、国際線のパイロットやキャビンアテンダントは海外に行く機会が多い仕事といえます。さまざまな国を経験したい人に適した仕事といえるでしょう。なお、空港で働くスタッフや整備士は海外に行く機会が少ないため、海外に行って働きたい人は飛行機に乗れる仕事を選びましょう。

旅行業界

旅行業界は、旅行プランの企画をしたり、宿泊施設の手配をしたりする業界です。海外旅行のツアーコンダクターなどとして働くことで、海外勤務が可能になるでしょう。

エネルギー業界

エネルギー業界の仕事は、インフラが整っていない発展途上国で高い需要があります。現地での仕事内容は、インフラ整備や工程管理、現場の指導などが中心です。エネルギー業界で海外出張・海外赴任するには技術力が必要なので、まずは国内で経験を積む必要があります。なお、派遣先は発展途上国であることも多いため、生活が不便になる可能性がある点は知っておいたほうがいいでしょう。

投資銀行

投資銀行は、有価証券を取り扱う証券業界の一種です。海外支社がある企業がほとんどなので、成績が優秀であれば海外勤務の可能性があります。ただし、海外拠点の現地化が進んでいるため、海外勤務のチャンスは少なくなっています。

建設(ゼネコン)

ゼネコンは、発注者から土木・建設工事を請け負い、業者を雇って工事全体の取りまとめを行う建築業者です。日本の建築技術は高いため、海外でも建築のニーズがあります。現地での仕事は工数管理や現場指揮がメイン。技術力のある人が派遣されることが多いため、国内で実績を積む必要があります。

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海外で働くメリット

メリットと印字されたブロックのイメージ

ここでは海外で働くメリットについて紹介します。海外就職を考えている方はチェックしておきましょう。

語学力が身につく

海外で働くと語学力の向上が見込めます。仕事や日常生活で現地の人と話す機会があるため、実用的な語学スキルが身につくでしょう。また、現地の言葉を実際に使いながら学べるので、語学習得のスピードも早いです。

キャリア形成に有利になる

海外で働いた経験があると、キャリア形成に有利になります。昨今は、海外市場に活路を見出し、海外進出を進める日本企業が増えてきました。今後も海外進出は加速することが見込まれているため、グローバルなキャリアをもつ人材の価値は相対的に高まっていくことでしょう。活躍の場が広がるので、キャリアの選択肢を広げることもできます。

視野を広げられる

海外で働けば、日本では体感しないような多様な文化・価値観に触れることができます。異文化を理解することで、ものごとを多角的な視点で見ることができるようになるでしょう。たとえば、外国人向けのサービスを開発する際、海外の人に受け入れられるサービスが開発できるはずです。

外貨を稼げる

外貨を稼げるところも海外就職のメリットの一つです。収入が日本円だけだと、円安による通貨の価値低下のリスクがあります。外貨を稼げるようになっておくと、こうしたリスクに備えることができるでしょう。

年功序列の文化から解放される

日本には年功序列の考えがあり、上下関係を重視する傾向にありますが、海外は成果主義・実力主義が主流です。年齢に関わらず成果を出せば評価される仕組みなので、実力を試したい人にとっては適した環境といえるでしょう。

海外旅行がしやすい

海外を飛び回るような仕事なら、休暇を使って現地を旅行したり、途中で観光地に立ち寄ったりしやすくなります。海外は日本とは異なり、他国と陸続きであることも多いので、陸路で旅行が可能です。また、英語など外国語を習得すれば旅行できる国の範囲も広がるでしょう。

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海外で働くデメリット

デメリットと印字されたブロックのイメージ

文化の違いや言葉の壁など、海外就職にはデメリットになる要素もあります。現地でギャップを感じないように事前にチェックしておきましょう。

言語を学ばなければならない

仕事にもよりますが、海外で働くには基本的に外国語が話せなければなりません。言葉が話せないと、仕事がしづらいだけでなく、私生活で大きな失敗をしてしまうリスクもあります。海外就職を目指す人は、語学を学んでおく必要があるでしょう。

文化の違いに適応する必要がある

海外は食文化や生活環境、仕事の仕方など、さまざまな部分が日本とは異なります。海外で働くには、こうした違いに適応していかなくてはなりません。就活をする前に、現地の情報を詳しく調べておきましょう。また、短い期間でも現地に滞在しておくと、実際の生活の様子が知れるのでおすすめです。

治安が悪いことがある

日本は世界的に見ても治安の良い国です。世界には、日本ほど治安が不安定していない国や地域も少なからず存在します。夜出歩かない、人気のない場所に行かないなど、海外で生活するには相応の防犯意識が必要でしょう。また、海外で働く前には地域ごとに治安事情を調べておくことが肝心です。治安事情は外務省「海外安全ホームページ」などで調べられるので、最新の情報をチェックしておきましょう。

インフラが整っていない地域もある

電車やバスといった移動手段がない、電気が通っていない、上下水道が整備されていないなど、地域によってはインフラが整備されていないこともあります。生活が不便になる可能性があるので、渡航先の国のインフラ事情については事前に調べておきましょう。

自分の意見を主張しないといけない

日本は協調性を重視し、和を乱す発言は控える風潮がありますが、海外には自分の意見をはっきり主張する文化があります。自分の意見を主張しないと、海外では不利な状況になってしまうことも少なくありません。もちろん海外でも協調性は重要ですが、時には空気を読まないくらいの主張が必要な場面があることは押さえておいたほうがいいでしょう。

競争が激しく給料が上がりづらい

日本は年功序列の考えがあるので、長く勤めるほど給料が上がっていく仕組みです。しかし、海外は実力主義なので、スキルが伴っていないと給料が上がりません。競争が激しく、実績が残せない人は現地水準を下回る給料しかもらえないこともあります。

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海外で働くのに必要なスキル・経験

スキルや経験をイメージ画が描かれたメモ用紙の画像

海外で働くのに必要なスキルといえば、まず語学力を思い浮かべがちですが、働く上で必要なものはそれだけではありません。海外での仕事でも良いパフォーマンスを発揮し、十分な成果を出すためには何が必要なのかチェックしてみましょう。

語学力とコミュニケーション能力

就職する会社や仕事内容によってはビジネスレベルの高度な語学力が求められるため、ある程度の勉強が必要です。しかし、通訳がつくため日本語しか話せなくても問題ないという会社や、日常会話レベルの語学力でも難なく進められる仕事もあります。

また、異なる文化・バックグラウンドを持つ人々とスムーズに仕事を進めるためには、コミュニケーション能力が必要不可欠です。ここでいうコミュニケーション能力は、語学力とイコールではありません。
相手によってものの伝え方を工夫し変えられる方、相手に安心感を与える雰囲気を醸し出せる方はコミュニケーション能力があるといえます。語学力に自信がなくても、海外の方と気持ちよく仕事をする助けになるでしょう。

仕事の経験や専門知識

システムエンジニアやメーカーの品質管理スタッフなどは、経験や専門知識の有無が重視される傾向があり、語学力がそれほど高くなくても海外に派遣されるケースが多いようです。「就職したばかりでまだ業務経験が浅い」「なかなか海外出張の機会がもらえない」という方は、スキルアップに努めるのも大切な準備。専門知識を磨いたり資格を取得したりすることで、海外でも重宝される人材になることを目指しましょう。海外に行く機会がより多く得られる可能性が高まります。

長時間フライトや時差ぼけを乗り切る体調管理

海外を飛び回るような仕事では体力の有無も問われます。飛行機に乗る機会が増え、長時間フライトを重ねると、どうしても疲れが溜まってしまうでしょう。体調を崩すと肝心の仕事ができなくなってしまうので、長旅を乗り切るための体調管理は必要不可欠です。
また、さまざまな国へ渡航することで時差ぼけに苦しむ人も多く見受けられます。自由に動ける旅行とは違い、仕事はタイムスケジュールが決まっているため、時差ぼけしたまま働かなくてはいけないこともあるようです。少しでも普段通りのパフォーマンスが発揮できるよう、しっかりと睡眠ができる環境を整えたり、ストレス解消グッズを用意したりすることも欠かせません。

柔軟性

海外では、日本での「当たり前」が通用しません。日本でのものの考え方や感覚に固執する方が海外で仕事をすると、異なる文化や慣習を受け入れられずストレスをためてしまう恐れがあります。

海外で働く際は自分の「当たり前」を押し付けず、相手を理解しようとする柔軟性が必要です。世界各国の人々の感覚の違いを楽しめたり、異文化を受け入れられたりする人の方がスムーズに仕事を進められるでしょう。

海外では、日本にいただけでは得られない貴重な経験を積むことができる一方、旅行感覚で臨むと十分な成果が出せないこともあります。憧れだけで飛びつくと自分のイメージと実際の仕事との間にミスマッチが生じる可能性があるので、厳しさや難しさもきちんと理解したうえで慎重に就職・転職するようにしましょう。

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海外で働くためにしておきたい準備

地球儀や本が置かれているデスクのイメージ

ここでは、海外で働ける可能性を高める方法をご紹介します。きちんと準備をしておくことで、一層活躍が期待できるでしょう。

語学の勉強

先述のとおり、仕事内容によっては語学力が問われないこともありますが、たいていの会社は全く外国語を話せない人よりも、ある程度の会話ができる人を海外に派遣したいと考えるでしょう。今まで全く外国語に触れてこなかった方は、多くの国で使われている英語だけでも学ぶことをおすすめします。
会社によっては明確に「英検〇級以上」「TOEIC〇点以上」というように海外出張に行ける人の条件を定めているので、まずは受験勉強を進め、必要な資格・スコアを取得しましょう。

資格取得やスキルアップのための勉強

海外で働く際に語学力と同様、仕事によってはそれ以上に求められるのが業務スキルです。語学力がなくてもボディーランゲージや通訳でカバーすることができますが、業務スキルがなければ仕事は進められません。
資格を持っていたほうが有利に進められる仕事に就いている方は、その資格の取得を目指して勉強すると良いでしょう。また、普段の業務の中でも実績を上げたり、スキルアップを図ったりすることが大切です。豊富な知識とスキルを持っていれば、海外でも通用すると認められる可能性が高まります。

企業によっては国内でキャリアを積むことが必要

先述のとおり、語学力に長けていても業務スキルが伴わなければ海外での活躍は見込めません。そのため、企業によってはある程度国内でキャリアを積まなければ海外出向・出張の機会が与えられないことがあります。すぐに海外で働きたいという方は、業務経験が浅くても積極的に海外へ行かせてもらえる企業へ転職することを視野に入れた方が良いでしょう。

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自分の希望をかなえられる仕事が見つからないという方は、海外就職を視野に入れてみてはいかがでしょうか?

現在、日本人向けの求人が増加しているのがメキシコ。幅広い業種の日系企業が進出しているため、海外就職先としておすすめの国です。

もしメキシコでの就職・転職を目指すのであれば、Leverages Career Mexico(レバレジーズキャリアメキシコ)を利用してみてはいかがでしょうか?経験豊富な日本人アドバイザーがあなたの適性に合った企業をご紹介します。また、応募書類の添削や面接対策、入社後のアフターフォローまでサポートしていますので、初めて海外へ就職する方でも安心です。
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