メキシコの国旗を背景に右側に立つメガネの女性の画像

このページのまとめ

  • 海外就職の方法は、現地採用と海外駐在の主に2つがある
  • 現地採用は、働く国や仕事内容を選べる自由度の高さが魅力
  • キャリアの選択肢が広いぶん、現地採用はしっかりキャリアプランを立てることが重要
  • 海外駐在は、手厚い手当や福利厚生が魅力

海外で働きたい方に向け、現地採用のメリットやデメリット、海外駐在との違いについて解説します。コラムを読んで、現地採用が自分に向いているかどうかチェックしてみてください。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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現地採用とは?

現地採用面接中の面接官と面接を受けている女性の画像
海外で働く方法の一つ「現地採用」とは、海外にある企業に直接雇用される働き方のことです。現地企業や外資系企業はもちろん、日系企業の海外支社に雇用されて働く場合も現地採用と呼ばれます。

日系企業の現地採用では、日本人顧客の対応や日本と現地の橋渡し役など、日本語人材ならではの仕事を担当することが多いです。そのため、日本人が活躍するチャンスも比較的多いといえます。

一方、海外企業の現地採用は、ネイティブレベルの語学力や専門スキルが求められるものも多いです。ハードルは高いですが、外国人に囲まれた環境で働くことができます。

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現地採用と海外駐在の7つの違い

いろいろな国籍の男性3人が疑問に抱いている様子の画像海外で働く方法はいくつかありますが、正社員として働く場合は「現地採用」と「海外駐在」が主な選択肢となります。海外駐在は、日本の企業に雇用されたまま海外赴任をする働き方です。

現地採用と海外駐在は、給与面やキャリア面などでさまざまな違いがあります。海外就職を目指す人は、選択を誤らないようにそれぞれの違いについて把握しておきましょう。

1.ハードルの高さ

【現地採用】
現地採用で働ける仕事のなかには、専門スキルや語学力を必要としないものもあります。すぐに海外で働きたい人は、現地採用が近道になることもあるでしょう。

【海外駐在】
駐在員は、日本国内で十分なキャリアを積んでから海外派遣されることが多いです。そのため、海外勤務のポジションに転職する場合などを除き、入社後すぐに海外派遣されることはあまりありません。

2.自由度

【現地採用】
現地採用は、働く国や就労のタイミング、仕事内容を求職者自らが選ぶことができます。自由度の高い就活ができるでしょう。

【海外駐在】
海外駐在は会社都合で行われるので、勤務地や仕事内容を選択する自由度はあまりありません。

3.給与

【現地採用】
現地採用の場合、給与は現地水準で支払われます。そのため、国によっては日本で働くより収入が減ってしまうこともあるでしょう。
ただ、現地の物価を踏まえれば、生活をしていくことは可能です。生活費を節約すれば貯金もできるでしょう。なお、日本語を使う仕事などの場合、日本人を採用するにあたって特別待遇を設けている企業もあるため、現地基準より良い水準で生活できることもあります。

【海外駐在】
海外駐在の場合、日本水準で給与が支払われます。そのうえ、海外赴任手当やハードシップ手当などの手当が支給されることが多いので、収入アップが期待できるでしょう。赴任先が物価の安い国なら、ゆとりのある生活ができるはずです。

4.福利厚生

【現地採用】
現地採用の場合、福利厚生は会社によって異なります。日本企業ほど充実した福利厚生がない場合も多いので、事前に確認しましょう。

【海外駐在】
海外駐在の場合、家賃や水道光熱費、一時帰国費用、海外旅行保険などは会社負担になる場合がほとんどです。また、住まいの手配はたいてい会社が行います。日本の社会保険にも継続して加入できることが多いです。

5.仕事内容

【現地採用】
あえて日本人を採用していることもあり、基本的には日本人にしかできないような仕事を担当します。たとえば、日系企業向けの営業や、日本人駐在員と現地スタッフの橋渡しといった仕事内容です。

【海外駐在】
海外拠点の立ち上げや現地業務のマネジメントなど、責任ある仕事を担当することが多いです。

6.キャリア

【現地採用】
海外で働いた経験を活かして日本企業に転職したり、他の現地企業や他の国の企業に転職したりと、キャリアの選択肢が幅広いのが特徴です。現地企業に勤め上げるよりも、転職や起業を目指す人が多い傾向にあります。

【海外駐在】
日本国内企業でのキャリアを継続することができる海外駐在は、一つの企業で働き続けたい人に適しています。3~5年ほどの赴任期間を終えて日本に戻ったのちは、海外勤務の経験を活かしてキャリアアップを狙えるでしょう。

7.ビザ取得の難易度

【現地採用】
就労ビザ取得の難易度は、その国の失業率や景気によって異なります。アジアなどの新興国なら比較的取得しやすいですが、先進国の就労ビザ取得はかなり難しいでしょう。

【海外駐在】
海外駐在の場合、就労ビザは基本的に会社が手配します。そのため、個人が就労ビザ取得の手続きに苦労することはあまりないでしょう。

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現地採用のメリット・デメリット

外国人と働く日本人男性の画像ここでは現地採用のメリットとデメリットについて紹介します。海外での働き方を検討するうえで参考にしてください。

現地採用のメリット

【現地採用のメリット】

  • 働く国や仕事内容などの自由度が高い
  • 就職のハードルが低い求人もある
  • キャリアを自ら開拓できる

現地採用は自由度の高さが特徴です。「好きな国で働きたい」「やりたい仕事がある」というこだわりがある人は、現地採用が向いているといえるでしょう。「好きな国での生活を楽しめる」という点は、現地採用の大きな魅力といえそうです。

海外駐在の場合は、駐在後も同じ企業で働き続けるキャリアが一般的ですが、現地採用の場合は、転職や起業など多様な選択肢があります。キャリアに決まったルートがないので、自分なりのキャリアを開拓できるでしょう。

現地採用のデメリット

【現地採用のデメリット】

  • 駐在員と待遇の差がある
  • 現地スタッフと駐在員の板挟みになることがある
  • キャリアアップが難しい

現地採用の場合、給与や待遇は現地基準になります。現地の給与でも十分に生活していくことは可能ですが、駐在員と比べてしまうと現地採用の給料は低くみえてしまうことがあるでしょう。特に、勤め先が日系企業だと職場に駐在員がいるので、同じ日本人ということもあり待遇の差を実感してしまうかもしれません。

また、現地採用者はキャリアの選択肢は広いものの、キャリアアップは容易ではありません。海外は、年功序列ではなく実力主義なので、スキルを身につけて人材価値を高めない限り活躍していくことは難しいでしょう。日本に戻る場合も同様で、現地採用で得た経験やスキルが活かせないと思うような転職ができない可能性があります。自らキャリアを開拓できる現地採用だからこそ、キャリアプランをしっかり立てておく必要があるでしょう。

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海外駐在のメリット・デメリット

海外駐在で外国人と働いている日本人女性の画像

ここでは海外駐在のメリット・デメリットについて紹介します。

海外駐在のメリット

【海外駐在のメリット】

  • 収入アップが見込める
  • 福利厚生が充実しており安定している
  • マネジメント能力が身につく

海外駐在の最大のメリットといえるのが、収入アップが見込める点です。駐在員には海外赴任手当が支給されることが多いため、多くの場合収入が増えます。海外で余裕のある生活をしたり、海外勤務でお金を貯めたりしたい人にとっては魅力的な条件でしょう。

また、駐在員はたいてい現地の責任者としてスタッフをまとめあげる役割を担うことが多いため、マネジメント経験を積むことができます。海外勤務の経験とマネジメントの経験は、帰国後のキャリアにも活かせるものです。

海外駐在のデメリット

【海外駐在のデメリット】

  • 海外駐在の派遣場所や派遣期間は会社都合
  • 駐在員に選ばれるかどうか分からない
  • 業務が多くて忙しい

派遣場所や派遣期間が自由に決められないところはデメリットといえるでしょう。生活の利便性が低い地域に派遣されたり、治安の安定しない地域に派遣されたりすることもありえます。また、国際情勢の変化によって急に帰任が決まったりすることもあるでしょう。理想の働き方が実現しない可能性があるので注意が必要です。

海外駐在員のポジションで中途採用される場合は、仕事内容や派遣場所をある程度事前に確認できます。希望する働き方がある人は事前に確認すると良いでしょう。

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現地採用と海外駐在、どちらを選べばいい?

男の人が2つの選択肢で迷っている画像メリット・デメリットを確認したところで、現地採用と海外駐在それぞれに向いている人を紹介します。

【現地採用に向いている人】

  • 好きな国で働きたい人
  • 好きな仕事内容で働きたい人
  • 海外で通用するスキルがある人
  • 短期滞在になったとしても海外で働いてみたい人
  • 今の会社に海外駐在のチャンスがない人

【海外駐在に向いている人】

  • 働く国にこだわりがない人
  • 一つの会社で働き続けたい人
  • キャリアアップしたい人
  • 給料など待遇を重視する人
  • マネジメント業務などを通じてスキルアップしたい人

現地採用と海外駐在のどちらが適しているかは人それぞれです。海外就職をしたあとのことも含め、長い目で見てどちらの方法が向いているかを考えてみましょう。

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現地採用で働きたい方は、メキシコを選択肢に加えてみてはいかがでしょう。
アメリカと地続きで地理的に好条件なメキシコは、日系企業の進出が相次ぐ国です。日本人向けの求人も増加傾向にあり、なかには高い語学スキルを必要としない求人もあります。就労ビザ取得のハードルも低めなので、日本人の海外就職先として注目される国の一つとなっているのです。

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