このページのまとめ

・海外に関わる仕事は、語学・旅行・ビジネス・海外支援の4つの系統がある
・海外駐在員として海外に関わる仕事をする場合は、語学力と実務経験があると良い
・なぜ海外に関わる仕事がしたいのかを考えることで職種が絞れる
・将来的に現地で働きたいなら、資格や経験を身につけるのがおすすめ


「私でもできる海外に関わる仕事はある?」と思っている方もいるのではないでしょうか。海外に関わる仕事は、語学力が必須というわけではありません。まずは海外に興味を持ったきっかけを思い出して、気になる職種を見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。このコラムでは、国際系の仕事や海外駐在員についてまとめました。海外就職や転職を考える際の参考にしてみてください。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職・転職活動をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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海外に関われる国際系の仕事とは?

グローバル化が進むにつれ、海外に関わる仕事に興味を持つ人が増えています。国際系の仕事と聞くと通訳やCA、観光業界を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、現在は多種多様な業種があり、それぞれの形で海外に関わることができます。そこで今回は、海外に関われる仕事を4つの系統に分けてご紹介。興味がある分野をチェックしてみてはいかがでしょうか。

語学

外国語が得意であれば、語学系の仕事がおすすめです。話すのが得意であれば通訳、読み書きが得意であれば翻訳というように自分の得意分野を活かすと良いでしょう。

通訳

通訳の仕事に就くための公的な資格はありません。しかし、ネイティブな外国語を理解して変換するという高度な語学力が必要になります。そのため、留学を経験したり通訳の養成学校に通ったりしてスキルを磨く人が多いようです。通訳者としての力をアピールするのであれば、TOEIC・実用英語技能検定・TOBISなどを取得すると良いでしょう。

翻訳家

翻訳家になるために資格は必要ありませんが、語学力が求められるため、外国語学部がある学校や翻訳の専門学校などで勉強をする人がほとんどです。就職時のアピールとして、英検・TOEIC・JTA公認翻訳専門職資格試験などを取得するのがおすすめでしょう。

日本語教師

外国人向けの日本語教師は、日本語の知識だけではなく、教える内容や相手によってカリキュラムの構成や副教材の準備などの工夫が求められます。また、社会学や教育学などの幅広い知識が必要なため、日本語教育能力検定試験や大学での日本語教育主専攻または副専攻、420時間の日本語教師要請講座修了のいずれかを満たすことを条件としている求人が多いようです。

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海外・国内観光

観光業は外国人と接する機会が多くあります。簡単なコミュニケーションで働ける場所もあれば、高度な語学力を必要とする仕事もあり、職種の選択肢が幅広い分野です。そのため、自分の語学力に合わせて仕事を選択することが可能でしょう。最近では日本への外国人観光客が増えているため、通訳ガイドの需要も高まっています。

CA(客室乗務員)

世界各地へ行くことができるCAは、海外好きの方にとって花形ともいえる仕事でしょう。採用基準は各航空会社によって差がありますが、TOEIC600点以上または同等の語学力が求められます。また、視力や身長の制限、緊急時に備えた泳力チェックなど、採用基準が細かい航空会社もあるようです。

ホテルスタッフ

外国人観光客の増加に伴って、ホテルスタッフの語学力も求められるようになってきました。しかし、ホテルにはシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルなどの種類があり、グレードもさまざまです。採用選考でTOEICや英語検定を求められるところもあれば、そうでないところもあります。そのため、ホテルによってはコミュニケーションがとれるレベルの語学力があれば、働きながら学ぶこともできそうです。観光英語を専門とした「観光英語検定」というのもあるので、観光業界で働きたいと考えているのであればチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

通訳ガイド(全国通訳案内士)

外国人に付き添って、外国語で旅行に関する案内をする仕事です。通訳ガイドは無資格でもできますが、国家資格である「全国通訳案内士」になるためには国家試験に合格して、都道府県に登録をする必要があります。語学スキルはもちろんのこと、日本の歴史・地理・文化などの観光知識が求められるため、難易度が高い資格です。平成30年に通訳案内士制度が大きく変更され、全国通訳案内士の資格登録後は、5年ごとに「登録研修機関研修」が必要となりました。

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海外ビジネス

海外に関する仕事を通して自分の力を試したいと考えている方におすすめなのが海外ビジネスです。コミュニケーション能力やリーダーシップが求められることも多いですが、世界中の「もの」や「お金」のやり取りに関われるため、やりがいがあるでしょう。

商社

商社は貿易、金融、投資など幅広い事業を行っているのが特徴です。いわゆる商社マンになるためには語学力だけではなく、高いコミュニケーション力やリーダーシップも必要となってきます。海外出張や転勤を目標に海外に関わりたいと思う人が集まっているため、残業が多く競争率が高い仕事です。バリバリ働いてキャリアを積みたいという方には向いているでしょう。

営業

自動車、食品、メーカーなど海外進出をする企業が増えていることで、海外営業の需要も高まりつつある分野です。海外の企業や代理店とのやりとりが仕事のため、高い語学力が求められます。また、商談を進めるにあたって、その国の文化を学んだり、市場調査をしたりと積極的なマーケティング力も必要でしょう。国内での営業経験を活かして海外へ異動するケースもあります。

通関士

通関士は貿易に関する国家資格で、税関に提出する書類の作成代行や、税関への申告の代行が主な業務です。語学力よりも貿易に関する知識が問われる仕事なので、「海外に関わりたいけど、英語ができない…」という方でも目指すことができます。通関士の受験資格に制限がないため誰でも受けることができますが、合格率は10%~15%と難易度が高めです。

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海外支援

海外支援と聞くとボランティアの印象があるかもしれませんが、報酬はあります。発展途上国や日本企業の海外進出などの支援を目的とした働きに興味がある方におすすめです。

青年海外協力隊

2018年に年齢制限が撤廃され、日本国籍を持つ20歳以上の健康な人であれば誰でも応募できます(46歳以上は海外協力隊)。1次・2次試験を通過後、70日間の派遣前訓練があるため、実際に海外で活動するまでには時間がかかることも。ボランティアではあっても、現地の物価に合わせて最低限の手当が支給されます。

JETRO職員

日本貿易振興機構であるJETROは、企業の海外進出の支援や海外にある日本企業の支援など、日本経済のグローバル化と発展を促しています。日本各地に事業所があり、海外にも70カ所以上の事業所があるため、総合職の場合は海外転勤もあるでしょう。JETRO職員になるためには、採用試験を受けなければなりません。採用人数が少ないため、HPなどで募集をしているかどうかチェックする必要があります。

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海外駐在員に必要なのは語学力?それとも経験?

海外駐在員になるための特別な資格はありません。しかし、業務における専門的な知識や関係する資格、実務経験があるほうが有利といえます。実際に働くことを考えると、高度な語学力よりも業務に適したスキルや技術、コミュニケーション能力が求められる場面が多いでしょう。

日系企業では語学力が求められる

日系企業に勤めて海外駐在員を目指す場合、語学力をTOEICで判断するところがほとんどです。TOEICのスコアが600点以上あるかどうかで語学力が判断されます。TOEICの点数が高い順に海外駐在員のチャンスが巡ってくる企業もあるので、目指すのであば700点以上あると良いでしょう。

外資系企業では実務経験が重視される

外資系企業は実力主義のため、実務経験を重視する傾向にあります。日本の企業でマネジメントや会計・経理、品質管理の経験などがある人材を求める求人が多いです。また、営業で海外と取引した経験があれば、アピールポイントとなるでしょう。

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なぜ海外に関わる仕事がしたいのかを考えよう

海外に関わる仕事がしたいと思ったきっかけを思い出してみてください。「海外旅行が好き」「異文化に興味がある」「世界と繋がりたい」などさまざまな理由やきっかけがあると思います。海外に関わる仕事は多種多様なため、まずは自分が興味を持っている分野から絞っていくのがおすすめです。

日本にいながら海外に関わりたいのか、将来的に海外で働くことも考えているのかによっても仕事選びは変わってくるでしょう。また、すぐにでも国際交流がしたい、異文化に触れたいと考えているのであれば、現地で仕事を探す方法もあります。

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将来は海外で仕事がしたい!今できることとは?

将来的に海外で仕事をしたいと考えると、とにかく語学力を磨かなくてはいけないと思う人もいるでしょう。しかし、実際には語学力よりも経験やスキルがあったほうが仕事が見つかる場合があります。まずは自分がどんな仕事をしたいのか、今までしてきた仕事で活かせることはないかを考えてみてはいかがでしょうか。

海外支社のある企業に就職する

語学力を活かしつつ、マネジメントに興味がある人は海外支社のある企業に就職するのがおすすめ。貿易や海外営業など、企業に勤めるからこそ力を発揮できる仕事がたくさんあります。海外支社があるかどうか、海外転勤があるかどうかを確認してから勤めるようにしましょう。

ただし、企業経由の場合は海外出張や海外転勤など在住期間が決まってます。そのため、慣れてきたころに日本に戻るケースも少なくありません。どのような形で海外に関わりたいのかを考えておくことをおすすめします。

資格や技術を身につける

調理師や美容師など資格を取得して海外で働くのも1つの方法です。また、書道やダンスなど得意なことを身につけて、海外で講師になることもできます。

国際的に認められている資格を取って、海外転職を有利に進めるのもおすすめ。今の職種に関連する資格であれば勉強もしやすいでしょう。近年ではIC3やCIWといったIT関連の資格を取得する人が増えています。気になる資格があれば、まず受験資格を調べてみると良いでしょう。

海外専門のエージェントに登録する

できるだけ現地で働きたいと考えているのであれば、海外専門のエージェントに登録するのも1つの方法です。すでに働きたい国が決まっているのであれば、その国の求人が豊富にあるエージェントを探すのがおすすめ。エージェントを利用することで、語学力に合わせた求人を紹介してもらえたり、現地の情報を入手できたりします。海外転職が初めての方でも日本のエージェントであれば安心して相談できるでしょう。

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日本企業の海外進出は増加傾向にあります。メキシコでは、日本企業の増加に伴い日本人向けの求人が充実。メキシコでの求人をお探しの方は、Leverages Career Mexico(レバレジーズキャリアメキシコ)を利用してみてはいかがでしょうか。
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