メキシコの街並みのイメージ
このページのまとめ

  • メキシコは多彩な観光資源やグルメ、陽気な国民性が魅力の国
  • メキシコ赴任は収入アップ、スペイン語習得などメリットが多い
  • 単身赴任は自由さ、家族帯同は家族で生活できる点が魅力
  • 治安の悪い地域もあるが、観光地や日本人居住地は基本的に安全
  • メキシコ赴任にはクレジットカードや電子辞書等を持っていくと良い

メキシコ赴任の予定がある方に向け、メキシコ赴任のメリットや治安情報、持ち物について解説します。コラムを読んで、メキシコ赴任の基礎知識を押さえておきましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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メキシコってどんな国?

メキシコ国旗の画像

メキシコは、人口約1.3億人の国です。公用語は定められていませんが、基本的にスペイン語が用いられています。
気候は日中と朝夕の温度差が大きいのが特徴的です。北半球に属するため季節の流れは日本と同じですが、雨季と乾季があります。また、国土は日本の5倍程度と広く、沿岸部と内陸部、砂漠、ジャングル、山地、平地で気候が異なるのも特徴です。

豊富な観光資源が魅力

古代遺跡や美しい街並み、雄大な大自然といった多彩な観光自然はメキシコの魅力の一つといえます。
巨大遺跡「テオティワカン」、マヤ文明の遺跡「チチェン・イッツァ」、世界有数の海辺リゾート地「カンクン」、カラフルな街並みが立ち並ぶ「グアナファト」、バロック様式の歴史的建造物が見られるメキシコの首都「メキシコシティ」など、見どころはさまざま。メキシコ赴任の際は、日本では見られないような観光スポットに足を運んでみるのも良いかもしれません。
なお、メキシコの観光地については「メキシコといえばここ!絶対に行きたいおすすめの観光地4選!」「メキシコに行くなら訪れたい、魅力的な5つの都市」でも紹介しているので、チェックしてみましょう。

メキシコの食事

メキシコ料理の定番は、トルティーヤを使った料理。トウモロコシでできたトルティーヤに具材を挟んで食べるタコスや、小麦粉でできたトルティーヤに具材を巻いて食べるブリトーが有名です。
タコスの具材は牛肉・豚肉・白身魚・エビ・キノコなど多彩で、味の決め手となるサルサも、トウガラシベースのソースから、アボカドを使ったワカモレ、マヨネーズに牛乳を加えたものなどさまざま。夜になると屋台が出てきて、店ごとに特徴のあるタコスが安価で食べられるようになります。
一方、ブリトーの具材は牛肉のバーベキューやソーセージのトマト煮込みなどボリュームがあるのが特徴です。
メキシコのグルメ情報は「メキシコ旅行徹底ガイド!観光地・グルメ・治安など情報満載」でも紹介しているので、チェックしてみてください。

メキシコの国民性

メキシコ人は、あまり細かいことにとらわれない陽気でおおらかな気質です。開放的で明るく前向きな国民性に魅力を感じる人も多いでしょう。ただ、おおらかな性格であるぶん、時間にルーズな人が多いのもメキシコ人の特徴です。
また、親切でフレンドリーな人が多く、困っている人を見過ごせない優しさがあります。分からないことがあっても聞けばたいてい教えてもらえるので、外国人も暮らしやすい雰囲気だといえるでしょう。
メキシコの国民性は「メキシコ人のルーツを知る!人種構成と国民の気質」でも紹介しているのでチェックしてみましょう。

参照元
外務省「メキシコ基礎データ

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メキシコに赴任するメリットは?

メリットと書かれた吹き出しマークの画像

メキシコ赴任のメリットを確認してみましょう。

高収入・好待遇が期待できる

海外赴任の際は、「海外赴任手当」などの手当が支給されることが多いため、収入アップが期待できます。どの程度増えるかは企業の規則や赴任先の地域によって異なるものの、一般的には手取りで1.8倍程度が目安とされることが多いです。
また、海外赴任には充実した福利厚生も用意されています。渡航費や医療費、子供の養育費などが支給されたり、不要なトラブルを避けるためセキュリティのしっかりした住居が手配されたりします。海外赴任は給与や福利厚生の面でメリットがあるといえるでしょう。

スペイン語が学べる

メキシコではさまざまな言語が話されていますが、話者人口が最も多いのはスペイン語です。メキシコに赴任すれば、仕事や日常生活において、スペイン語のスキルが身につくでしょう。
スペイン語は、中国語、英語、ヒンディー語に次いで話者の多い言語。中南米地域やカリブ海地域で広く話されているほか、アメリカでも第二言語として最も話されており、世界的に需要の高い言語です。スペイン語を習得すれば、多くの人と話せるようになるうえ、スペイン語話者の顧客の対応ができるようになり仕事の幅が広がるでしょう。

マネジメントスキルが身につく

海外赴任する駐在員は、本社スタッフとして、現地で管理職やマネージャーといったポジションで働くことになります。文化や風習、言語が異なる地域での管理は困難ですが、マネジメントのスキルが磨かれます。将来的に帰国してからも「海外でも結果が出せる人材」として評価されるポイントになるでしょう。

キャリアアップにつながる

海外勤務の経験は、キャリアアップに繋がります。グローバル人材として扱われ、転職市場でも有利になるでしょう。

海外赴任のメリットについては「海外赴任のメリットをご紹介。駐在員が得する理由とは?」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

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メキシコへの赴任には家族を連れて行くべき?

仲良く寝そべっている家族の画像

労働政策研究・研修機構(JILPT)が2016年に行った「企業の転勤の実態に関する調査」によると、海外赴任における単身赴任と家族帯同の割合は、それぞれ単身赴任が44.2%、家族帯同が52.5%とほぼ半々となっています。また、年齢層が若い家庭ほど家族を連れていく割合が高いという結果が出ています。

ただ、実際に海外赴任に家族を連れて行くべきかどうかはそれぞれの家庭の事情によって異なるため、単身赴任と家族帯同のメリットを把握した上で判断するようにしましょう。

単身赴任のメリット

単身赴任には以下のようなメリットがあります。

  • 独身時代のような自由度の高い生活ができる
  • 家族を気にせず仕事や趣味に没頭できる
  • 配偶者が仕事を続けることができる

単身赴任の最大のメリットは、家族を気にせず自由に生活できる点にあるといえます。仕事終わりや休日に自分の時間が確保でき、趣味や仕事に打ち込んだり余暇を過ごしたりできるでしょう。
また、家族帯同で海外赴任する際は、パートナーが現職を辞めなければならない場合も多いですが、単身赴任ならパートナーも仕事を続けられます。

家族帯同のメリット

家族帯同には以下のようなメリットがあります。

  • 家族と一緒に暮らせる
  • 子女に海外生活を体験させられる

家族帯同の最大のメリットは、家族と一緒に暮らせる点にあるといえます。家族と一緒に生活することで、家族の一体感や絆を強められるでしょう。
一方、治安面に不安があったり、パートナーが働いている間孤独を感じるというデメリットもあります。特に、スペイン語が話せないと現地の人とコミュニケーションが取れないので負担を感じることがあるかもしれません。

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メキシコの治安は?

メキシコの街並みのイメージ

麻薬マフィアによる凶悪犯罪が報道されるなど、治安の悪いイメージのあるメキシコ。ただ、日本の約5倍という広大な国土を持つメキシコは、地域によって治安事情が異なるというのが事実です。軽犯罪が多発する地域や警察がほとんど機能していない危険な地域がある反面、観光客が訪れるような地域は基本的に治安が安定しています。また、海外赴任先も同様で、トラブルを避けるために日本人の駐在先は治安の安定したエリアであることがほとんどです。そのため、危険な地域に足を踏み入れない限りは、「夜に一人歩きをしない」「荷物から目を離さない」など、海外生活における基本的な安全意識があればトラブルに巻き込まれることはないでしょう。
治安情報は変動するので、メキシコの地域ごとの治安情報は、外務省「海外安全ホームページ:メキシコの危険情報」でチェックしておくといいでしょう。

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メキシコ赴任に必要な持ち物は?

スーツケースに着替えやパスポートが詰められているイメージ

海外赴任に持っていける荷物には限りがあるため、持っていくものは厳選すると良いでしょう。本項では、メキシコでは手に入らない生活必需品について解説します。

クレジットカード

海外渡航に必須ともいえるのがクレジットカード。現金を持ち歩くリスクを抑えられるほか、ATMで現地通貨を引き出すこともできます。海外では、クレジットカードが身分証の代わりになることも少なくありません。現地でクレジットカードを作るのは難しいので、渡航前に作成しておくことをおすすめします。

電子辞書

アプリや翻訳サイトを使えば翻訳はできますが、現地生活で実際に使うなら素早く詳しい意味を調べる電子辞書が最適です。海外では売っていないので、日本から持っていくといいでしょう。

スペイン語学習教材

スペイン語初心者の方は、スペイン語教材を日本で買っておくことをおすすめします。メキシコは日本より本屋が少ないうえ、日本語の説明がされている教材はまず売っていません。

スマートフォン・タブレット

スマートフォンやタブレット等のモバイル端末はメキシコでも売っていますが、割高です。連絡をしたり、調べ物をしたりするのに必須なので、日本で購入しておくことをおすすめします。

文房具

仕事や学校で文房具は必須ですが、メキシコの文房具は日本のものほど質が高くないことがほとんど。使い慣れたものがあるなら日本から持っていくといいでしょう。

スリッパ

メキシコは基本的に靴を脱がない文化です。日本人だと靴を脱ぐ人もたくさんいますが、メキシコ家屋の床は素足では寒い可能性があります。スリッパがあると良いのですが、現地ではあまり売っていないので日本で入手しておくと役立ちます。

下着

メキシコで売っている下着は、体型の違いから履きづらかったり、履き心地が良くなかったりするので、下着は日本から持っていくことをおすすめします。

折り畳み傘

メキシコは、11月~4月が乾季、5月~10月が雨季で、雨季には夕方から夜にかけて激しいスコールが降ります。スコールが降っている間は動かないという考えがあるメキシコでは、折り畳み傘などのレイングッズがあまり売っていないので、持っていくと役立つでしょう。大きめの折り畳み傘やレインコートがあると便利です。

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