このページのまとめ

・日本語教育は韓国や中国、インドをはじめとするアジア圏で盛ん
・日系企業の進出が相次ぐメキシコでも学習者が増えている
・日本語教師になるには、「日本語教師養成講座」「日本語教育能力検定試験」がよくある条件
・海外で働くと、日本好きな外国人と出会える、異国の文化を学べるメリットがある


日本語教師を目指す方に向けて、世界的な日本語教師の人数や待遇、海外で働く魅力についてご紹介します。
学習者が多い国や地域、日本語教師になるための必要資格をご紹介するので、海外での就職に興味がある人はぜひご覧ください。

海外の日本語教師の人数は?

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)の資料によると、全世界で137の国が日本語教育を実施していることが確認されています(2015年時点)。
その中で、日本語の教育機関の数は16,179機関、日本語教師の数は 64,108人。学校やその他の機関で学ぶ学習者は3,655,024人となっていますが、機関に通わず独学で学ぶ人の数を合わせると、さらに多くの日本語学習者がいると予想されます。

日本語の教育機関・教師・学習者数が占める割合はアジアが多く、全機関の6割、学習者の8割近くがアジアに集中しているのが特徴です。
教育機関数が多い国を挙げると、上位3カ国は韓国・インド・中国。次いで、オーストラリア、アメリカの順に日本語教育機関が多く、日本語教育が盛んであることがわかります。

【メキシコの日本語教育事情】
日本語は世界各国で学習されていますが、ここでは特にメキシコの動向をご紹介しましょう。
2015年時点でメキシコの教育機関数は68機関、教師数は322人、日本語学習者は9,240人となっています。これだけ聞いてもわかりづらいかもしれませんが、実はメキシコは中米の中でも、教育機関、教師、学習者数の占める割合が高い国です。
メキシコを除く中米地域の機関数は、以下のようになっています。

・コスタリカ:8機関
・ホンジュラス:5機関
・グアテマラ:4機関
・エルサルバドル:4機関
・その他6カ国を合わせた機関数:13機関

近年、中米地域全体の日本語教師・学習者数は増加傾向にありますが、上記の機関数からもわかるとおり、メキシコは特に日本語教育が盛んです。
最近では、2016年にグアダラハラ大学で日本研究センターが開設されたり、グアナファト州サラマンカ市に日本語教育が必修の私立一貫校が設立されたりする動きもありました。
メキシコで日本語学習者が増えた背景には、2004年の「日本・メキシコ経済連携協定」以降に日系企業の進出が活発化したこと、2012年頃から日系自動車関連企業の進出が進み、企業内での通訳業務のニーズが高まったことがあるでしょう。現地では、日系企業へ就職・転職するために日本語を学習する人の数が増えつつあります。

海外で日本語教師になる方法

日本語教師になるのに必須の資格はありませんが、教育機関によってある程度の基準を設けているのが一般的です。
例えば、日本メキシコ学院の日本語教師採用の条件は、「日本の教員免許を持っていること」「日本語教師養成講座(420時間)を修了していること」「日本語教育能力検定試験に合格していること」の3つ。
別の教育機関では、日本の大学で日本語教育を専攻していることが条件であったり、「学士号以上」「高卒以上」という学歴が条件だったりと、さまざまな基準が存在します。非常勤講師の採用では条件がいくらか緩和されるなど、就業形態による違いもあるようです。

全体としては、メキシコに限らず多くの国や機関で「日本語教師養成講座(420時間)の修了」「日本語教育能力検定試験の合格」が条件となるパターンが多いので、日本語教師を目指す方はこの2つをクリアすると良いでしょう。

【日本語教師養成講座を修了するには?】
文化庁の基準を満たした「日本語教師養成講座」を学ぶには、民間のスクールで資格講座を受講しましょう。講座では日本語の文法といった学習だけでなく、生徒とのコミュニケーションの取り方を初歩から学べます。
スクールによって、通学やWeb講座を組み合わせて学べたり、修了後の就職支援が充実していたりするので、いくつかのスクールを比較し、自分に合った学びの場を見つけてください。
修了までにかかる期間の目安は半年ですが、働きながら夜間や休日のみスクールに通い、1~2年かけて修了する人も。反対に、フルタイムで勉強して3ヶ月ほどの短期で修了する人もいるようです。

【日本語教育能力検定試験って何?】
日本語教師を目指す人を対象に、日本語教育に必要な基礎力が身についているかを判定する試験。受験資格はなく、誰でも受験することが可能です。
試験に合格すると、大学の副専攻で日本語教育を学んだのと同等の知識量があると評価されるので、大学を卒業していない人にもおすすめの資格といえます。
今までのところ、試験は年に1回、毎年10月に全国7都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)で実施されており、約2ヶ月後に合格発表があるようです。
試験に合格するには、出版社から出ている過去問を使って独学で学ぶか、民間スクールの対策講座を利用するのが一般的な学習方法。独学とスクールを組み合わせても、効率的な試験対策ができるでしょう。

【ビザについて】
海外で日本語教師として働くには、ビザの取得も必要になります。
ビザをとるのは難しいというイメージを持つ方もいますが、就労ビザの発行条件は国によって違うので一概には言えません。就労ビザには学歴や職歴などの条件があり、健康診断書の提出が求められることもあります。
ビザの発行には雇用契約書が必要なので、順序としては就職先を決めてからビザを申請するのが流れです。申請は就職先が行ってくれることが多いですが、自分で手続きする場合もあるでしょう。

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海外で働く日本語教師の待遇

残念ながら、海外で働く日本語教師の給与は低いというのが現状です。
その理由の1つとしては、最も日本語教育が盛んなアジアの国の人たちが、あまりお金を持って持っていないことがあります。欧米の人たちが「趣味や教養のため」に日本語を学ぶのと比べ、アジアの日本語学習者は「日本語で仕事をして生活を豊かにするため」に日本語を学ぶケースが多く、すでに富のある豊かな人たちではないからです。お客さんがあまりお金を持っていないと、自然と日本語教師の収入も低くなってしまうでしょう。
それから、日本語が英語や中国語と比べてマイナーで需要の低い言語であることも、日本語教師の給与が低くなる原因となっています。日本語を学ぶ外国人の数は安定したものではなく、日本の経済規模が拡大すればビジネスのための学習者が増えますが、そうでなければ学習者は目減りしてしまうのが実情です。

ただ、全体的に見て国外で働く日本語教師の給与が高くないといっても、海外で働く目的はお金だけではありませんし、給与事情は国や勤め先によるところもあります。
海外でしかできない経験をしたい、日本を出て視野を広げたいという人にとっては、海外での就職は大きな価値のある経験になるでしょう。
日本語教師として海外で働くのであれば、その地域での日本語のニーズを考えた上で働く先を決めるのがおすすめです。
先ほどもご紹介したように、メキシコは日系企業の進出で日本語の需要が高まっているので、日本語教師にとってチャンスがある国といえるでしょう。
また、日本語教育の技能にプラスして、ネイティブレベルで現地語がしゃべれるという風に、何かしらの付加価値を身につけると良い給与を得られるかもしれません。

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海外で日本語教師になるメリット

海外で日本語教師として働くのには、次のような魅力があります。

・日本人であることを活かせる
・日本が好きな人たちに出会える
・現地の言葉や文化を学べる

日本人なら知っていて当たり前の日本の習慣や文化の知識も、海外で日本語教師として働く時には大きな価値となります。
日本語を学ぶ人たちの中には、日本のアニメや文化が好きという人も多いので、海外で日本好きの人に出会えるのも嬉しいでしょう。外国の人から日本がどう見えているかを知ることもでき、自分が生まれ育った国の新しい魅力や、今後の課題が見えてくるかもしれません。
また、生徒たちとのコミュニケーションや現地での生活を通して、自分自身もその国の言葉や文化を学べるのは日本語教師として働く良さの1つ。生徒の成長を見守りながら、自分の成長を実感できるのではないでしょうか。

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