このページのまとめ

・日本人がメキシコで働く場合、駐在員としての赴任よりも現地法人に雇用される現地採用の方が数が多い
・メキシコでは自動車関連の日系企業が増えているため、現地採用の需要も高まっている
・現地採用に良くある職種は、通訳を始め営業や事務、エンジニア、日本語教師など
・通訳の仕事はニーズが大きく、給与水準も高い
・スペイン語検定「DELE」を取得すると就職の際に語学力の証明になる


「メキシコに渡って現地採用で働く」…日本に暮らしていると、あまり想像がつかないという人もいるかもしれません。
しかしメキシコでは近年、日本人を現地採用する動きが大きくなっています。
このコラムでは、メキシコで現地採用が増加している理由や、現地採用に多い職種などについてまとめています。

メキシコで日本人の現地採用が多いのはなぜ?

メキシコで日本人が働く場合、現地採用が多いと言われています。
その理由を知る前に、まずは海外で仕事をする際にはどんな雇用スタイルがあるのかを見てみましょう。

【海外駐在と現地採用】
海外で働く場合には、日本で雇用されて渡航する海外駐在員と、現地法人に雇われる現地採用という2つのパターンがあります。
海外駐在員は現地採用よりも給与が高いほか、日本に帰国しても引き続き同じ企業で働けるというメリットがあります。
しかし、いつどの国に赴任が決まるかは会社の采配次第。また駐在中に「もっとこの国で働きたい」と思っても、辞令が出て帰国しなければいけないということがあるようです。
対して現地採用の場合は、働きたい国や企業を自分で選ぶことができます。給与は現地基準なので日本よりも低くなってしまいますが、就職や転職、帰国のタイミングは自由。現地で結婚し、永住権を取って住み続けるという選択肢も取れます。

近年、欧米では日本人の現地採用のハードルが高くなっていて、就労ビザの取得も容易ではありません。
それに対して、メキシコや東南アジアでは現地採用の求人が多く、日本人は売り手市場となっています。

【自動車関連企業のメキシコ進出で現地採用が増加!】
メキシコに現地採用が増えていることには、日経企業のメキシコ進出が大きく関わっています。
メキシコの日系企業数は2008年の時点では366社でしたが、2017年には1,182社まで増加。
その多くが自動車関連企業となっています。

メキシコはアメリカの隣国であるため、輸出の利便性が高いというメリットが。
アメリカ、メキシコ、カナダは、1994年に北米自由貿易協定(NAFTA)を締結。3国間の輸出入において、自動車の関税は基本的にかかりません。
2018年には、NAFTAに代わる「米・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」が3国によって合意されましたが、引き続き自動車の関税は無税となることとなっています。
こういった背景から、日本の自動車企業もメキシコに注目し次々と進出。
日本に比べて人件費が安いことも日系企業増加を後押ししているようです。

参照元:外務省 – 海外在留邦人数調査統計平成30年要約版 https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000368753.pdf

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現地採用を行っている職種

メキシコで現地採用がある職種には、以下のようなものが挙げられます。

・営業
・経理、事務
・生産管理
・エンジニア
・日本語教師
・通訳

営業や経理、事務に日本人を雇用する企業は、営業先が日系企業だったり、上層部が日本の駐在員だったりという場合が多いようです。
メキシコで一般的に話されている言語はスペイン語。
日本語とスペイン語の両方が理解でき、現地の風習に沿って仕事を進められる人材が求められています。

自動車工場が増えているため、生産管理やエンジニアといった現場で活躍する職種にも求人が増加中です。
現地作業員とのやり取りにはスペイン語が必要ですが、エンジニアのような技術者には語学力は要求されない場合も。
スキルを活かし、新たな環境でチャレンジしたい方に向いている職種です。

日本語教師や通訳は、近年特に需要が高くなっています。
ただし、多くの求人では、ある程度の語学力を条件としているようです。
日本語教師であれば日本語教育主専攻や、日本語教師養成講座、日本語教育能力検定を受けていることが条件であるケースも。
通訳の場合、スペイン語検定「DELE」のレベルを指定した求人が見られます。

これらの職種の中でも、ニーズが大きいのは通訳の仕事。
次は、通訳職について詳しく見ていきましょう。

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需要が高まる通訳の仕事

日系企業内で働く通訳は、需要が高まっている職種の1つ。
その需要の高さと求められるスキルから、給与も他の職種と比べて高い傾向があるようです。

【通訳の仕事内容】
通訳は以下のような業務を担います。

・会議での通訳
・日本人スタッフと現地スタッフの会話の通訳
・資料の翻訳
・日本人駐在員のサポート

会議での通訳は、ビジネス用語や業種に関わる言葉に詳しくなければ務まらないため、中級以上の語学スキルが求められるでしょう。
スタッフ同士の会話の通訳の場合は、最初は日常会話程度のレベルがあれば十分という企業もあります。
他には、日本人スタッフが作成したり日本法人から届いたりした日本語の資料をスペイン語に翻訳するという業務も。
反対に、スペイン語の資料を日本人スタッフ向けに和訳することもあります。
このほか、日本から来た駐在員に対してメキシコで生活するためのサポートをすることもあるようです。

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スペイン語検定「DELE」について

駐在員として働く場合は、語学力は要求されなかったり、社内で語学研修があったりと赴任前に言葉の心配をしなくて良いケースがあるようです。
しかし現地採用の場合、スペイン語の語学力を重視する求人も少なくありません。
特に上記で紹介した通訳の仕事は、企業によってはネイティブレベルを要求する場合も。
他の職種でも、日常会話程度のスペイン語は習得しておくことをおすすめします。

語学力を証明するためには、スペイン語検定「DELE(スペイン語認定証)」を受けると良いでしょう。
DELEは「Diploma de Español como Lengua Extranjera(外国語としてのスペイン語検定)」の略。
日経企業での認知度も高く、取得すればメキシコでの就職に有利になると言えます。

DELEの試験はレベルごとに分かれていて、簡単な方からA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階。
問題文や口頭試験の指示もスペイン語になっているので、回答を書くだけではない総合的な語学力が試されます。
さらにすべてのレベルにリスニングやロールプレイがあり、実用的にスペイン語を使うことを目指している試験だと言えるでしょう。

メキシコでの通訳職の場合、中上級であるB2レベル程度を指定している求人が見られます。
他の職種であれば、日常会話程度のA2レベルでも多くの仕事が探せるでしょう。

需要が高まっているメキシコでの現地採用。すぐに海外で働きたい、自由に仕事を選びたいという人にはぴったりの選択肢です。
メリット・デメリットを把握し、海外キャリア構築の第一歩を踏み出しましょう。

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