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メキシコの残業時間はどれくらい?法定労働時間と残業規制について解説

公開日:2026年5月25日

更新日:2026年5月25日

オフィスで書類に目を通す眼鏡をかけたメキシコ系女性のイメージ企業タイプ診断はここから

目次

  1. メキシコの労働時間:2026年の法改正の内容
  2. メキシコの労働時間が長い理由
  3. メキシコの仕事文化

このページのまとめ

  • メキシコでは、世界トップクラスの長時間労働が問題視されていたため、2026年に法改正で労働時間を削減することが決定した
  • 法定労働時間は、週48時間から週40時間に削減される
  • 残業時間の規制は、週9時間から週12時間になる
  • 労働時間の削減と残業規制の引き上げは、2030年までに段階的に実施される
  • 2026年時点では週休1日(土曜出勤)が基本とされており、週休2日になるかは企業によって対応が異なる

メキシコの残業時間について知りたい方に向け、メキシコの労働時間と残業規制を解説します。2026年の法改正と、改正後の新ルールについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。


メキシコの労働時間:2026年の法改正の内容

白い目覚まし時計とガベルの画像

メキシコでは、2026年に労働時間に関する大規模な法改正がありました。この法改正によって、労働時間は週48時間から40時間に削減され、残業の上限は週9時間から12時間に引き上げられます。また、この変更は2030年までに段階的に実施される予定です。

 

メキシコは、労働時間が長い国として知られており、働きすぎが問題視されていました。この法改正は、ワークライフバランスを改善し、ストレスや健康被害を減らすことを目的としたものです。

 

ここでは、法改正によるルールの変更も踏まえて、メキシコの労働時間と残業規制について解説します。

2026年時点の法定労働時間:週48時間(1日8時間×週6日労働がベース)

2026年時点では、メキシコの法定労働時間は週48時間とされています。1日の労働時間は8時間が上限で、多くの企業は週6日労働(週休1日)を基本としています。

 

ただし、オフィスワークや日系企業の場合、週休2日・土日休みを取り入れている企業も多いです。この場合、労働時間を月~金に分割するので、1日の労働時間は長くなる傾向があります。

 

また、メキシコの法定労働時間は、シフトによって異なります。労働法には3つのシフトが定められており、それぞれの労働時間は以下の通りです。

 

  • 日勤(6:00~20:00):1日8時間・週48時間
  • 夜勤(20:00~6:00):1日7時間・週42時間
  • 混合(夜3.5時間未満):1日7.5時間・週45時間

 

休憩時間は少なくとも1日に30分付与されます。

 

なお、週6日労働は、土曜出勤が一般的で、原則として日曜日が休日になります。日曜日が通常の出勤日になる場合、少なくとも賃金の25%が日曜出勤手当として支給されます。

 

メキシコの法定労働時間:2030年までに週40時間に削減

2026年の労働法・憲法改正によって、週の労働時間は40時間に削減されることが決定しています。ただし、労働時間の削減は、以下の通り段階的に実施されます。

 

  • 2026年:48時間(現行)
  • 2027年:46時間
  • 2028年:44時間
  • 2029年:42時間
  • 2030年:40時間

 

労働時間は、1年ごとに週2時間ずつ削減されます。法改正があったのは2026年ですが、週40時間労働への移行が完了するのは2030年なので注意が必要です。

 

週40時間労働になれば、週休2日を取り入れる企業が増える可能性があります。しかし、法改正は週休2日を義務付けるものではありません。週休1日のまま1日の勤務時間を短くするなど、シフトの再設計は企業によって対応が異なるため注意しましょう。

 

なお、労働時間の短縮を理由に、給与や手当を減額することは禁止されています。

 

2026年時点の残業の上限:1日最大3時間・週3日まで(週9時間)

2026年時点で、メキシコの残業時間の上限は、1日最大3時間・週3日まで(週9時間)とされています。

 

残業には割増賃金が支払われ、週9時間の残業には2倍、週9時間を超える分については3倍の賃金が支払われます。日本の残業の割増率(1.25倍~)に比べ、割増率が大きいのが特徴です。

 

また、上限を超える残業については、労働者は拒否する権利があります。メキシコの労働法は、労働者保護の意識が強く、過度な残業を強要すると雇用主が刑事罰の対象になる可能性があります。

 

メキシコの残業の上限:2030年までに週12時間に引き上げ

2026年の労働法・憲法改正によって、残業時間の上限は週12時間に引き上げられました。

 

また、残業時間は、1日につき4時間×週4日が上限となります。「週12時間」は基本的な上限で、4時間×4日の「週16時間」は絶対的な上限です。これを超えて働かせると経営陣は厳しく処罰されます。現行のルールでは、割増賃金を払えばいくらでも働かせていいと解釈できる内容でしたが、法改正によって明確な上限が定められました。

 

残業には割増賃金が支払われ、週12時間の残業には2倍、週12時間~16時間の残業には3倍の賃金が支払われます。

 

なお、残業時間の引き上げも、以下の通り段階的に実施されます。

 

  • 2026年:9時間(現行)
  • 2027年:9時間
  • 2028年:10時間
  • 2029年:11時間
  • 2030年:12時間

 

労働時間に関する法改正と日系企業への影響

労働時間に関する法改正は、メキシコに拠点を置く日系企業にも大きな影響があります。労働時間や残業の上限の変更に関して、日系企業は以下のような対応をする必要があるでしょう。

 

  • 労働時間の削減に合わせたシフトの再設計
  • 生産性の維持
  • 人件費の見直し
  • 残業時間管理の厳格化
  • 電子的な勤怠管理システムの導入

 

2026年の法改正では、労働時間の削減だけでなく、労働者の勤怠を電子的な方法で記録することが義務化されました。違反をするとペナルティがあるため、日系企業は電子的な勤怠管理システムを導入する必要があります。

 

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メキシコの労働時間が長い理由

書類の山に頭をかかえる眼鏡をかけた外国人男性の画像

メキシコは、労働時間が非常に長い国として有名です。OECDが公表したデータでは、メキシコの年間労働時間は2,193時間とされています(2024年)。これは、OECD加盟国の中で、ペルーやコロンビアに次いでトップ3の長さです。日本の年間労働時間は1,617時間とされているので、日本と比べてもメキシコの労働時間は非常に長いといえるでしょう。

 

国名年間労働時間
ペルー2,263時間
メキシコ2,193時間
アメリカ1,796時間
OECD平均1,736時間
日本1,617時間
ドイツ1,331時間

メキシコの労働時間が長いのは、主に以下の理由があるとされています。

 

  • 法定労働時間が週48時間と長い
  • 収入を増やすために残業をする人がいる

 

メキシコの労働時間が長いのは、法定労働時間が長く設定されているのが主な理由です。労働時間が週48時間と長く、土曜出勤が定着しているため、年間労働時間が長くなります。

なお、法定労働時間は週40時間に削減することが正式に決定しており、長時間労働の環境は改善が図られています。

 

また、収入を増やすために残業をする人がいるのも労働時間が長くなる原因です。メキシコの平均賃金は先進国に比べると低めで、収入を増やすために残業を積極的にする人もいます。メキシコの残業代は割増率が高いため、残業は効率よく稼ぐ方法の一つと考えられている側面があります。

 

参照元 OECD Data Explorer「Average annual hours actually worked per worker

 

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メキシコの仕事文化

談笑しながらオフィスで働く外国人の画像

労働時間以外にも、メキシコには日本とは異なる仕事文化があります。具体的には、以下のようなものがあります。

 

  • 仕事よりも家族が優先(職場に子どもを連れてくる、家族の体調不良で欠勤するのも一般的)
  • 昼休憩が長い(特に金曜日は2時間ほどのランチ休憩を取る企業もある)
  • 週休1日が基本で、土曜出勤の企業が多い
  • 人間関係がフラットで、年齢や勤続年数による区別がない
  • 日本人からすると時間にルーズなように感じられることもある
  • プライドが高く、ミスをしても謝らない人が多い

 

メキシコ人と働く場合や、メキシコで働く場合は、メキシコの仕事文化を把握しておくとスムーズに対応できるでしょう。

 

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  • 最終更新日:2025年3月18日

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