このページのまとめ

  • 語学力やスキルがなくても海外で働くことはできる
  • 国際的な舞台で働くには高い語学力と専門スキルが必須
  • 専門職として働くなら日本での実績が重要
  • 日系企業の現地採用、駐在員、フリーランスなど海外で働く方法は多種多様

「海外で働きたい」と思いながらも、どのような仕事があるのかわからない人や自分に合った仕事を見つける自信がないという人は多いのではないでしょうか。日本人の海外就職はハードルが高く見えがちですが、現地では日本人の就業者を対象とした求人もあります。そのため日本人だからこそ活躍できる仕事もあるのです。本記事では、日本人が海外で活躍できる仕事をご紹介します。

日本人が海外で活躍できる仕事

日本人が海外で活躍できる仕事は多種多様です。語学力や専門スキルが乏しいと難しい仕事もありますが、外国語が苦手でも勤務可能な仕事も多数あります。

日本語教師

日本語教師は、日本語を母語とする日本人に向いている仕事だといえます。就職先は日本語学校や小学校・中学校・高等学校・大学などです。明確な資格は必要ありませんが、以下3つの基準を満たしているとよいでしょう。

  • 日本語教師養成機関の講座を420時間以上履修
  • 「日本語教育能力検定試験」に合格
  • 大学・大学院で日本語専攻であること

多くの場合、日本語教師養成機関の講座を420時間以上履修し、「日本語教育能力検定試験」に合格していると日本語教師として採用されやすい傾向にあります。
現地の人々に日本語を教える仕事のため、国際交流を好む方におすすめの仕事といえるでしょう。

通訳・翻訳

通訳・翻訳業は高度な語学力が求められる職業であるため、外国語が堪能な方におすすめといえます。

通訳

通訳は、外国語をニュアンスまで正確に理解し、それを伝えるだけの語学力とスキルを求められる仕事です。
通訳といっても、会議通訳や放送通訳、ビジネス通訳、通訳ガイドなと様々な種類があります。携わる仕事によって必要なスキルは様々です。また、通訳業は個人の実績と信頼で成り立つため、実務経験を積み、技術と人脈を作ることが重要となるでしょう。

翻訳

翻訳は、語学力の他に文章を正しく読み取って正しく翻訳できることが求められます。また、読み手にとってわかりやすい文章を作ることが重要です。
翻訳業は、書籍の翻訳や企業内の契約書などの書類の翻訳、海外のネットニュースの翻訳、外国産製品を輸出先の言語で説明するための翻訳など多岐に渡ります。翻訳内容によっては専門知識が必要です。

レストランスタッフ

レストランやカフェなどは、日本語がメインのお店であれば、比較的高い語学力は求められません。しかし、ローカル店では日常会話レベルの英語力や簡単な現地語の習得が必要です。日本よりも給与が安い場合もありますが、チップ文化がある国であれば頑張り次第で収入は増えるでしょう。

調理師

海外の日本食ブームに伴い、地域によっては寿司職人などの日本食の調理師の求人が多数みられます。日本料理店での経験やスキルがあれば、就職をしやすい職種です。しかし、調理師として海外で働き高収入を得たいのであれば、日本国内で自分の技術を磨き、海外で調理場のリーダーとして現場を仕切れる程の能力を身につけておくとよいでしょう。

コールセンター

日本企業のコールセンターであれば、日本人のお客様からの問い合わせが大半であるため、語学力不問・未経験OKの求人が多いです。そのため、日本語メインで働くことができます。また、コールセンターで働きながら、語学の勉強をすることが可能です。

旅行業

旅行代理店やツアーガイド、添乗員の仕事は日本からの観光客をお客様としています。そのため、現地の観光スポットの知識が必要です。また、空港や現地企業の外国人と接するため、日常会話レベルから簡単なビジネス会話程度までの語学力が求められます。旅行客の苦情やトラブルに対応しないといけない場合もあるため、ハードな仕事といえるでしょう。

オーペア

オーペアとは、子どもの世話や家事手伝いをする代わりに、住む場所や食事、お小遣いを提供してもらえる仕事です。子どもの年齢や勤務時間帯、家事手伝いの内容は家庭によって異なります。海外生活のコストを抑えて語学を勉強できる環境といえるでしょう。国によってはオーペア専門のビザがあるので、子どもが好きな方におすすめです。

ITエンジニア

海外でITエンジニアとして働くには、国内での業務経験や実力が重要です。ITエンジニアとしての経験が長くても、ポートフォリオなどで具体的な実績を証明できないと採用されない場合もあります。そのため、未経験からのスタートだとどの国であっても容易ではありません。海外でITエンジニアとして働きたいのであれば、まずは日本で経験とスキルを磨きましょう。

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国際的な舞台で活躍できる仕事

国際的な仕事といっても、航空関連や貿易関連など、その種類は様々です。専門学校で学ぶ必要のある仕事や資格が必要な仕事もあるため、入念な準備が重要だといえるでしょう。また、どの仕事でも語学力は必須です。関わる国によっては英語以外の語学を身につける必要があります。

旅客サービス

旅客サービスに携わることができる仕事は、搭乗案内などの空港内サービスを行うグランドスタッフや、航空機内で乗客にサービスを提供するキャビンアテンダント、客船の船舶パーサーなどです。外国人と関わることが多い仕事のため、語学力や接客能力、判断力が求められます。また、立ち仕事で、勤務時間が不規則なこともあるため、ある程度の体力が必要です。

交通・航空・航海の仕事

パイロットや航海士、船舶操縦士などがあり、どの仕事も専門の資格を取得する必要があります。操縦技術のほかに世界中の地理や気象の知識も必要です。また、指示を出す立場であるため、語学力だけでなく高いコミュニケーション能力や、トラブルに対応するための冷静さや判断力、責任感が求められます。

貿易関連の仕事

通関士や貿易事務、海外営業、外資系企業のスタッフなどは、日本にいながら海外に関わることができる仕事です。コミュニケーションに必要な日常会話程度の語学力や、仕事に必要な専門用語などを身につけているとよいでしょう。また、通関士や貿易事務は輸出入に関する専門知識が求められます。特に通関士は国家資格である通関士試験に合格することが必須です。

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海外で働くなら専門スキルを磨こう

海外で働きたいのであれば、語学力のほかに働きたい業種の専門スキルを磨いておくとよいでしょう。専門職として働けるスキルがあると海外就職の際に有利といえます。しかし、専門スキルをアピールするのであれば、日本での実績が重要です。

ITスキル

世界中で需要が高まっているのがIT業です。需要の高さや収入の高さなどを考慮すると、ITスキルの取得はおすすめといえるでしょう。すでにITスキルを取得し、実務経験があるのなら、すぐに海外への転職活動を始めることができます。一方で、まだスキルや経験がないという人は、日本でスキルを磨き、実績を積むところから始めましょう。

調理師スキル

海外で日本人が活躍できる食の専門職といえば、寿司職人や日本食料理人でしょう。現地の日本食レストランや日本の飲食チェーン店での仕事も選択肢に入れることができます。特に、寿司や刺身を扱える職人は引く手あまたでしょう。

美容系スキル

美容師のスキルや経験を日本で積んでいれば、現地の美容室やフリーランスなどで活躍できるかもしれません。また、日本人アイリストやネイリストの需要が拡大しており、日本人の細やかな施術やデザインが人気です。日本の大手サロンの海外支店や日本人経営の現地サロンも増えています。

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海外求人の探し方

海外求人の探し方は、その人の希望の働き方によって変わります。以下の方法を参考にして、自分の希望に合った求人を探してみましょう。

日系企業の現地採用で働く

働きたい国があったり、自分のタイミングで働きたいのであれば、日系企業の現地採用がおすすめです。現地採用であれば、自分が満足するまで海外で働くことができます。しかし、駐在員より給与が低い上に、トップには駐在員がいるため出世したいと思っても難しいのが実情です。

海外駐在員として働く

安定した環境で海外で働きたいという人は、海外勤務がある日本企業に就職するのがよいでしょう。新卒でも中途でもチャンスがあります。駐在員の経験は自身のキャリアアップにも繋がるでしょう。また、駐在員は待遇がよいため、海外勤務手当など各種手当が支給されます。デメリットは、配属時期や配属国を選べないことです。

フリーランスで働く

個人事業主として自由に働きたい人はフリーランスで働くという方法があります。自分の力のみで海外で働くのは容易ではありません。しかし、自分がやりたいことを仕事にできるため、海外で働く目的が明確な人にはおすすめといえるでしょう。

海外求人を扱う転職エージェントを利用する

海外で働きたいけど、求人の探し方がわからないという人は転職エージェントを利用するのがおすすめです。アドバイザーがあなたのスキルや経験、語学力のレベルに合った求人を紹介してくれます。よい求人に出会える可能性が高まるため、求人探しが難しいという人は活用したいサービスです。

「海外で働きたいけど、どの国にするか迷っている」という方には、日本人向けの求人が増加しているメキシコがおすすめです。日系自動車メーカーをはじめとする数多くの日系企業が進出しているため、希望の求人が見つかりやすいでしょう。
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