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このページのまとめ

  • 海外と関わる仕事は、「通訳」や「翻訳」「日本語教師」などがある
  • 観光系だと、「旅行代理店」や「観光案内所」なども選択肢に入る
  • 航空関係では、「CA(客室乗務員)」や「グランドスタッフ」なら語学力を活かして働きやすい
  • 海外と関わる仕事に就くメリットは、語学力が磨けるところや、外国人の友人が作れるところ
  • 海外と関わる仕事に就くには、語学力や柔軟性が必要

海外と関わる仕事に就きたいと考えている方に向け、おすすめの仕事22選と必要なスキルについて解説します。コラムを読んで、自分がどの仕事に適しているかチェックしてみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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海外と関わる仕事:語学系の仕事3選

通訳をする日本人女性の画像

外国語が得意であれば、語学系の仕事がおすすめです。話すのが得意であれば通訳、読み書きが得意であれば翻訳というように自分の得意分野を活かすと良いでしょう。

1.通訳者

通訳者は、話し手の言葉を聞いて瞬時に別の言語に訳す仕事です。国際会議や商談、放送など、活躍の場はさまざまあります。

通訳者には、口調や表情、その国特有の言い回しなど、さまざまな要素も汲み取ったうえで、適切な表現に通訳するという高度なスキルが求められます。そのため、通訳の養成学校に通って、通訳の専門スキルを身に付ける人が多いです。通訳者になるのに必須の資格はありませんが、TOEIC・実用英語技能検定・TOBISなどの語学系資格を取得しておくと良いでしょう。

2.翻訳家

翻訳家は、異なる言語で書かれた文章を別の言語に訳す仕事です。翻訳は精度が重要で、正確に訳すために歴史や文化、風習、トレンドなどに関する幅広い知識が必要とされます。

翻訳家になるのに資格は必要ありませんが、高い語学力が求められるため、外国語学部がある学校や翻訳の専門学校などで勉強をする人がほとんどです。就職時のアピールとして、英検・TOEIC・JTA公認翻訳専門職資格試験などを取得しておくと良いでしょう。

3.日本語教師

日本語教師は、海外の学生に日本語を教える仕事です。日本で働く場合は、外国人留学生やビジネスで日本に来ている外国人を対象に日本語を教えます。日本語を使って働けますが、正しい日本語の知識や教育能力などのスキルも求められます。なお、認定日本語教育機関で働く場合は「登録日本語教員」の資格が必須です。

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海外と関わる仕事:旅行・観光関係の仕事5選

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観光業は外国人と接する機会が多くあります。簡単なコミュニケーションで働ける場所もあれば、高度な語学力を必要とする仕事もあり、職種の選択肢が幅広い分野です。そのため、自分の語学力に合わせて仕事を選択することが可能でしょう。最近では日本への外国人観光客が増えているため、通訳ガイドの需要も高まっています。

1.通訳ガイド(全国通訳案内士)

外国人に付き添って、外国語で旅行に関する案内をする仕事です。通訳ガイドは無資格でもできますが、国家資格である「全国通訳案内士」を名乗る場合は国家試験に合格して、都道府県に登録をする必要があります。語学スキルはもちろんのこと、日本の歴史・地理・文化などの観光知識が求められるため、難易度が高い資格です。

2.旅行代理店

旅行代理店は、旅行商品を企画したり販売したりする仕事です。直接海外に行く仕事ではないため、語学力は必要ありません。海外に関する知識や情報があると、仕事に活かすことができるでしょう。

3.観光案内所

観光案内所は、観光名所や交通情報、お土産情報など、旅行に関するさまざまな情報を提供する場所です。外国人観光客は、観光案内所を利用する人も多いため、外国人とコミュニケーションをとる機会があります。国際空港や有名な観光地の近くにある観光案内所では、ビジネスレベルの英語力に加えて、英語以外の外国語スキルも求められます。

4.ホテルスタッフ

外国人観光客の増加に伴って、ホテルスタッフの語学力も求められるようになってきました。しかし、ホテルにはシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルなどの種類があり、グレードもさまざまです。採用選考でTOEICや英語検定を求められるところもあれば、そうでないところもあります。そのため、ホテルによってはコミュニケーションがとれるレベルの語学力があれば、働きながら語学力を磨くことができるでしょう。

5.飲食店スタッフ

空港や観光地の近くにある飲食店は、外国人観光客も多く利用するため、外国人とコミュニケーションを取る機会が多いといえます。メニューの説明をしたり、観光地への道案内をしたりと、簡単な会話でやり取りできるので、これから語学力を高めたいという人にもおすすめです。

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海外と関わる仕事:航空関係の仕事2選

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航空関係の仕事には、海外と関わる仕事が多いです。ここでは、語学力を積極的に活かせる仕事について紹介します。

1.CA(客室乗務員)

世界各地へ行くことができるCAは、海外好きの方にとって花形ともいえる仕事でしょう。採用基準は各航空会社によって差がありますが、TOEIC600点以上または同等の語学力が求められます。また、視力や身長の制限、緊急時に備えた泳力チェックなど、細かい採用基準を設けている航空会社もあります。

2.グランドスタッフ

グランドスタッフは、空港のカウンターやロビーで接客をする仕事です。国際便の乗り入れがある空港は、毎日多くの外国人が利用しているので、外国人とコミュニケーションを取る機会があります。英語のスキルが必須で、多くの場合英検2級以上もしくはTOEIC550点以上の英語力が求められます。

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海外と関わる仕事:海外ビジネス6選

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ここでは、海外企業との取引がある仕事について紹介します。

1.商社マン(商社パーソン)

商社は貿易、金融、投資など幅広い事業を行っているのが特徴です。商社マン(商社パーソン)として働くには語学力だけではなく、高いコミュニケーション力やリーダーシップも必要となってきます。海外出張や転勤を目標に海外に関わりたいと思う人が集まっているため、残業が多く競争率が高い仕事です。バリバリ働いてキャリアを積みたいという方には向いているでしょう。

2.外資系企業

外資系企業では、海外本社やほかの国から派遣された外国人が働いています。同僚や上司が外国人ということも多いため、外国語を用いたコミュニケーションを取る機会が豊富です。語学力を活かして働きたいと考えている人におすすめの仕事といえます。

3.海外営業

自動車、食品、メーカーなど海外進出をする企業が増えていることで、海外営業の需要は高まりつつあります。海外の企業や代理店とのやりとりが仕事のため、高い語学力が必要です。また、商談を進めるにあたって、その国の文化を学んだり、市場調査をしたりと積極的なマーケティング力も必要でしょう。国内での営業経験を活かして海外へ異動するケースもあります。

4.外資系コンサルタント

コンサルタントは、会社の経営課題を発見し、その解決策を提案する仕事です。外資系コンサルの場合、海外の案件に携われる可能性が高くなります。会社の経営戦略に関わる仕事なので、常に高い成果が求められますが、そのぶん高収入です。

5.個人バイヤー

個人バイヤーは、仕入れた商品を通販サイトを使って販売する仕事です。海外の商品を日本で販売したり、日本の商品を海外で販売したりします。個人バイヤーには、売れる商品を見極めるリサーチ力や分析力、有利な条件で商品を仕入れる交渉力などが必要です。バイヤーには必須の資格はありません。近年は副業から始める人も多いです。

6.留学カウンセラー

留学カウンセラーは、海外留学を考えている人に、希望に沿った留学プランを提案する仕事です。入学手続きのサポートや航空券の手配、宿泊先の確保なども行います。留学プランの交渉をするには現地とコミュニケーションをとる必要があるため、高い語学力が求められます。

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海外と関わる仕事:貿易関係の仕事2選

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ここでは、海外と関わる機会のある貿易関係の仕事について解説します。

1.貿易事務

貿易事務は、輸出入に関する事務を担当する仕事です。書類作成や在庫管理、通関の手配、商品の発注などを行います。主な職場は、商社やメーカー、通関業者などです。

貿易事務は、外国語で書かれた書類を読まなければなりません。そのため、高い語学力が求められます。また、貿易に関する専門知識も必要です。

2.通関士

通関士は貿易に関する国家資格で、税関に提出する書類の作成代行や、税関への申告の代行が主な業務です。通関士の試験は学歴や年齢に関わらずだれでも受験することができますが、合格率は10%~15%と難易度が高めです。

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海外と関わる仕事:国際系の仕事4選

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ここでは、国際的な舞台で活躍できる仕事について解説します。

1.外交官

外交官は、在外公館に勤務し、交渉や文化交流、情報収集などを行う国家公務員です。語学力はもちろん、非常に高いコミュニケーション能力が求められます。社会的に意義のある仕事で、安定した収入を得ることも可能です。外交官になるには、国家公務員試験もしくは外務省の採用試験に合格したのち、日本で実績を残す必要があります。

2.国際弁護士

国際弁護士は、国際的な案件を取り扱う弁護士のことです。国際弁護士という資格はなく、主に「日本の弁護士資格で海外案件を扱う」「日本と海外の弁護士資格を有する」「海外の弁護士資格のみ有する」という3パターンの働き方を指します。いずれの場合も、活動する国で定められた弁護士資格が必要です。

3.国際公務員

国連や国際機関で、国際公務員として働く選択肢もあります。国際機関とは、各国政府から独立した国際組織のことで、「国連児童基金(UNICEF)」「世界保健機構(WHO)」「国連教育科学文化機関(UNESCO)」などが知られています。

国際公務員は、欠員が生じると各機関のWebサイトに空席公告が掲示されます。国際公務員を目指す場合、これに応募するのが一般的なルートです。なお、国際公務員になるには、高い語学力や専門分野に関する修士以上の学歴、2年以上の専門分野での職務経験などが求められます。

4.青年海外協力隊

青年海外協力隊は、国際協力機構(JICA)が実施するボランティア派遣制度です。ボランティアなので稼ぐのは難しいですが、日当や宿泊費、渡航費などは支給されます。派遣期間は原則2年。派遣される地域は、アジア圏やアフリカの開発途上国が中心です。ボランティアに参加するには、選考試験を通過する必要があります。

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海外と関わる仕事に就くメリット

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ここでは海外と関わる仕事に就くメリットについて解説します。

語学力の向上が見込める

海外と関わる仕事は、外国語を使うものが多いです。そのため、仕事を通して実践的な語学スキルを磨くことができるでしょう。スピーキングやリスニングなど、座学では身に付けにくいスキルについても習得することが可能です。

外国人の友人ができる

海外と関わる仕事に就けば、外国人とコミュニケーションを取る機会が増えます。仕事でやり取りをするなかで、外国人の友人を作るチャンスが訪れるかもしれません。外国人の友人と交流することで、日本の交友関係では得られないような、新しい考え方を学ぶことができるでしょう。

価値観の違いを知れる

海外には、日本とは異なる価値観や考え方、文化、風習などがあります。海外企業や外国人を相手に円滑に仕事を進めるには、相手の価値観を理解したうえで柔軟に対応していく必要があります。仕事を通して異なる価値観を学ぶことで、広い視野が身に付き、自己成長につなげることができるでしょう。

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海外と関わる仕事を目指すのに必要なスキル

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海外と関わる仕事を目指している人は、仕事ごとに必要とされている専門スキルのほかに、以下のような基本的なスキルがあるといいでしょう。

語学力

海外と関わる仕事に就くには、基本的に語学力が必須です。求められる語学力のレベルは、仕事によって異なります。希望する仕事でどの程度の語学力が求められるのか、しっかりリサーチしておきましょう。なお、語学力のアピールには語学系資格の取得が有効です。資格を取れば、自分の語学力のレベルを、第三者にも分かる形でアピールできるようになります。

異文化に適応する柔軟性

外国人と関わる際、日本の常識を押し付けるだけでは、良好な関係を築けません。日本と違う文化や価値観も理解し、尊重する姿勢が肝心です。日本人の感覚からすると「マナーがなっていない」と感じる振る舞いであっても、その考えを理解し順応することでスムーズにビジネスが進むこともあります。

海外の文化や商習慣に関する知識

外国人を相手に仕事をするなら、その国の文化や商風習についての知識があると働きやすいでしょう。契約のルールや書類の書き方、メールの定型文など、日本と海外は商習慣が異なります。海外のルールについてあらかじめ知っておけば、スムーズにコミュニケーションが取れるでしょう。

日本文化についての知識

特に観光関係の仕事では、外国人観光客から日本文化について聞かれることもあります。そのため、日本の文化や歴史、風習に関する知識があると、仕事に活かせる機会があるでしょう。

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海外と関わる仕事の働き方3選

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「海外と関わる仕事」には、主に以下のような働き方があります。

日本国内で外国人や海外企業を相手に仕事をする

日本にいながら、外国人や海外企業を相手に仕事をする方法です。近年は観光やビジネスで日本を訪れる外国人も増えており、外国人とコミュニケーションを取る仕事の選択肢も増えています。

海外出張の多い仕事に就く

海外で働くことを視野に入れるなら、海外出張の多い仕事を選ぶのも手です。海外出張は、日本に家を残しながら海外で働くチャンスが得られるところが特徴といえます。海外出張は、移動が大変でスケジュールもシビアなことが多いですが、会社のお金で旅行気分が味わえるところはメリットといえます。

日本企業の駐在員として海外で暮らす

日本企業の駐在員として海外に派遣され、現地で暮らす方法です。現地では外国人に囲まれた環境で生活することになるので、仕事上のコミュニケーションはもちろん、日常会話も現地の言葉で行う必要があります。慣れない土地で暮らすということもあり、負担の大きい働き方ではありますが、そのぶん海外赴任手当などの手当が支給されるので給料アップが期待できます。

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将来は海外で仕事がしたい!今できることとは?

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将来的に海外で仕事をしたいと考えると、とにかく語学力を磨かなくてはいけないと思う人もいるでしょう。しかし、実際には語学力よりも経験やスキルがあったほうが仕事が見つかる場合があります。まずは自分がどんな仕事をしたいのか、今までしてきた仕事で活かせることはないかを考えてみてはいかがでしょうか。

海外支社のある企業に就職する

語学力を活かしつつ、マネジメントに興味がある人は海外支社のある企業に就職するのがおすすめ。貿易や海外営業など、企業に勤めるからこそ力を発揮できる仕事がたくさんあります。海外支社があるかどうか、海外転勤があるかどうかを確認してから勤めるようにしましょう。

ただし、企業経由の場合は海外出張や海外転勤など在住期間が決まっています。そのため、慣れてきたころに日本に戻るケースも少なくありません。どのような形で海外に関わりたいのかを考えておくことをおすすめします。

資格や技術を身につける

調理師や美容師など資格を取得して海外で働くのも1つの方法です。また、書道やダンスなど得意なことを身につけて、海外で講師になることもできます。

国際的に認められている資格を取って、海外転職を有利に進めるのもおすすめ。今の職種に関連する資格であれば勉強もしやすいでしょう。近年ではIC3やCIWといったIT関連の資格を取得する人が増えています。気になる資格があれば、まず受験資格を調べてみると良いでしょう。

海外専門のエージェントに登録する

できるだけ現地で働きたいと考えているのであれば、海外専門のエージェントに登録するのも1つの方法です。すでに働きたい国が決まっているのであれば、その国の求人が豊富にあるエージェントを探すのがおすすめ。エージェントを利用することで、語学力に合わせた求人を紹介してもらえたり、現地の情報を入手できたりします。海外転職が初めての方でも日本のエージェントであれば安心して相談できるでしょう。

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