このページのまとめ

・海外出張の多い仕事には総合商社やメーカー、貿易会社などがある
・海外出張の多い仕事にはキャリアアップやビジネスレベル向上などのメリットがある
・海外出張では治安に気をつける必要がある
・海外出張には語学力、コミュニケーション能力、適応力が必要


海外出張の多い仕事をしたいけど、どういった仕事があるのか分からないと悩んでいる人もいるでしょう。海外出張の多い仕事には総合商社やメーカーなど多種多様の業種があります。このコラムでは海外出張の多い仕事や、必要なスキルについてご紹介します。メリットデメリットや海外出張が多い仕事に就く方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

海外出張が多い仕事・業界

ここでは海外出張が多い仕事や業界を紹介します。海外出張の多い仕事を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

【総合商社】
海外出張が多い仕事と聞いてまず思い浮かぶのは総合商社でしょう。総合商社は、他企業のあらゆる商品やサービスを取り扱っている大規模卸売業者です。そのため、商社は「カップラーメンからロケットまで」というフレーズで言い表されています。
近年は販売だけでなく企業への出資や人材派遣、経営管理、システム開発などの業務も展開。国内外を問わずあらゆる企業との取り引きがあるため、世界中に拠点があります。
海外出張では現地企業との交渉や市場の視察、製造業の場合は工場視察などを実施。海外出張に行くのはエリートというイメージがありますが、最近では若手社員全員に海外経験を積ませるという企業も出てきています。

【メーカー】
メーカーは、原材料を加工して製品の生産・販売を行う企業のことです。作っている製品の分野ごとに自動車メーカー、電気機器メーカー、精密機械メーカー、食品メーカー、アパレルメーカーなどに分類されます。
自動車メーカーや電気機器メーカーなど、世界的ブランド力を誇る大手メーカーは海外事業に力を入れており世界中に支社を展開。またアパレルメーカーなどは、日本よりも安く製造が可能なアジア圏に工場を展開しています。
海外出張では営業や海外支社の管理、生産ラインの効率化、品質管理の指導など、部署によってさまざまな業務でグローバルに働くことが出来るでしょう。

【航空業界】
航空業界とは、旅客や貨物を輸送する企業や業種のことです。パイロット・客室乗務職・グランドスタッフ・地上総合職・航空整備士、航空管制官など、多くの職種が存在します。
国際線のパイロットや客室乗務員であれば、長期滞在はありませんが日々世界各地へ飛ぶことになるでしょう。近年では格安航空会社のLCCも増えているため、航空会社の選択肢が増えています。

【貿易会社】
貿易会社は海外から商品を輸入したり、逆に日本から海外に商品を輸出することで利益を得る会社です。主に海外メーカーや問屋と自国の顧客をつなぐ仕事をしています。
海外出張では日本に輸入する商品を探して現地企業と価格交渉を行ったり、海外バイヤー相手に製品の営業をするなど、さまざまな業務があります。
貿易は複数の国との取引になるので、ビジネスレベルの語学力と海外のビジネス事情に精通している必要があるでしょう。なお貿易会社でも、オフィスワークがメインの貿易事務などであれば海外出張の機会は少ないようです。

【建設業界(ゼネコン)】
ゼネコンとは、総合建設業者の事でマンションやビル、その他の不動産の建設を上流から下流まで一気通貫で請け負う会社の総称です。ゼネコンが請け負うのは道路や病院、橋、ダムといった公共事業が多い傾向にあり、北米や東南アジアを中心に展開しています。
なおゼネコンの中でも港湾・護岸工事や海底トンネル工事などの海洋土木に特化した建設会社が、通称マリコンと呼ばれる「マリンコンストラクター」です。マリコンも海外展開を行っており、ベトナム・タイ・インドネシアなどのアジア圏やアフリカで数多くの国で仕事を受注しています。
海外出張では現場監督業務や管理業務、市場調査、事務所運営、従業員採用などの需要があるため、活躍できる職種は多岐にわたるでしょう。

【国際機関・独立行政法人】
海外出張のある仕事は民間企業以外に、国際機関や独立行政法人でもあります。
国際機関とは、複数の国にまたがって存在し国際的に活動を行う組織です。国際通貨基金(IMF)、国際連合児童基金(UNICEF)、世界保健機構(WHO)、国際労働機関(ILO)などが挙げられます。主要機関とその補助機関などに就職すれば、海外で働く機会があるでしょう。
一方、独立行政法人とは中央省庁から独立して業務を行う法人のことです。国民生活の安全や社会・経済の発展を目的としており、国立公文書館や造幣局、国立科学博物館なども独立行政法人に当たります。なかでも国際協力機構(JICA)であれば、海外出張の仕事に携わる機会は多いでしょう。なおJICAが運営する海外ボランティア派遣制度の青年海外協力隊は、2年間という任期付きですが海外でボランティアとして働けます。

【金融業界】
金融業界であれば、特に大手証券会社の投資銀行部門などで海外出張の機会があるでしょう。
投資銀行とは預金の受入れ、資金の貸出し、為替取引を行う一般的な「銀行」ではなく、主に大口の個人や法人顧客に代わって金融取引を行うコンサルティング業務をベースとした金融サービスです。外資系の投資銀行の場合は、語学堪能な現地採用の社員が勤務しているため海外出張の機会は少ないといえます。一方で海外の投資銀行と連携している日本の証券会社であれば、海外出張の機会もあるでしょう。なお多くの金融機関が、支社を先進国の都心部に構えている傾向にあります。

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海外出張が多い仕事のメリット

「海外出張が多い仕事=エリート」というイメージを抱く人が多いでしょう。
海外出張が多い仕事には、実際にどのようなメリットがあるかまとめました。

【出張手当がつく】
各企業の規定によって異なりますが、出張には出張手当が支給されます。特に海外出張の場合は、出張先の国の物価に応じて高額な手当てが支給されるケースもあるようです。収入アップの一端を出張手当が担っているということも珍しくありません。なかには出張が多くプライベートでお金を使わないために、貯まる一方という人もいるようです。

【キャリアアップに繋がる】
企業が社員を海外出張させるには往復の航空費、滞在中のホテル代、出張手当など多大なコストがかかります。そのためどの企業でも海外出張に選ばれるのは、成果を出すと期待されている人材が多いはずです。海外出張で得た知識や経験をもとに社内で活躍することで、今後のさらなるキャリアアップに繋がるでしょう。なお海外出張の経験は、転職をする際にも大きなメリットとなります。

【会社の費用で海外に行ける】
海外渡航には費用がかかりますが、海外出張であれば費用は会社が負担します。会社費用で海外に行けることは、海外が好きな人にとって嬉しいことでしょう。また見たことのない景色をみたり、知らない街を歩いたりするのが好きな人にも向いています。滞在先の治安や自由時間の有無によって異なりますが、現地の街並みや文化、食事、風習に触れることで知見を広めることもできるのではないでしょうか。

【ビジネススキルが向上する】
海外出張では現地企業の外国人相手に営業や交渉、役職によっては現地スタッフの指導をすることがあります。日本人と外国人では文化や考え方の違い、また仕事に対するモチベーションやアプローチ方法も異なるため、上手くいかないこともあるでしょう。海外で仕事を行う際は、広い視点で物事を見る姿勢が重要です。思考を巡らせ柔軟に対応することで、ビジネススキルの向上に繋がるでしょう。

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海外出張が多い仕事のデメリット

海外出張には金銭面やキャリアアップの面などでメリットがありましたが、逆にデメリットはあるのでしょうか。

【家族や友人と過ごす時間が減る】
海外出張となると、国内の出張よりも期間は長くなります。そのため、なかなか家族や友人と過ごす時間が作れないこともあるでしょう。仕事中心の生活になり、プライベートが疎かになると感じてしまう人もいるようです。海外出張はビジネススキルの向上やキャリアアップの面で大きなメリットがありますが、プライベートとの両立を図ることも大切といえます。

【治安の問題がある】
国や地域によって治安の悪い場所があります。安全そうな先進国の都心部でも、一歩路地を入ると危険というところも。特に海外ではスリやひったくりが多く、日本人はターゲットにされやすいようです。自分の荷物からは目を離さない、危険な場所には行かないなど常に防犯の意識を持つ必要があります。なお、滞在する国の治安については必ず事前に調べてから行くようにしましょう。

【プレッシャーを感じる】
海外出張に選ばれるのは、成果を出すと期待されている人材が多いと前述しましたが、その期待がプレッシャーになる人もいます。特に初めての海外出張であれば、右も左も分からず不安ばかりが募るでしょう。海外出張には何度も行っているという人でも、多少のプレッシャーは感じるものです。また日本とは全く異なる環境での仕事になるため、ストレスを感じる人もいます。プレッシャーやストレスに耐える、または受け流す心を持っていないと、海外出張はつらいと感じてしまうでしょう。

【体力的にきつい】
出張には移動を伴いますが、国内と違い海外出張は移動時間が長い傾向です。特に日本からヨーロッパとなると飛行時間は10時間以上で、直行便がない国はさらに時間がかかることも。また現地に到着してからも、公共交通機関が発達していない国や地域では、車に乗って長時間移動することもあるようです。動かずに座っているというのは、想像以上に体力を使います。なかには出張先での業務よりも、移動時間の方が負担に感じる人もいるようです。

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海外出張が多い仕事に必要な3つのスキル

海外出張が多い仕事に就くには、どのようなスキルが必要なのでしょうか。これから準備しておくことで、海外出張が多い仕事に一歩近づけるでしょう。

【1.語学力】
海外で仕事をするためには、まず語学力がなくてはなりません。特に英語は公用語として使用している国が多く、ビジネスの際には最も使用する言語といえます。英語が母国語ではない国の人でも、世界相手にビジネスをしていれば、英語を話せるのが基本。職種によってはビジネスレベルの高い英語力を求められることもあるでしょう。
日本の多くの企業では、TOEICのスコアを英語力の判断の1つとします。そのためTOEICは受けておくと英語力のアピールとなるでしょう。またビジネスの場面で役に立つビジネス英語も学んでおくことをおすすめします。

【2.コミュニケーション能力】
言語や文化の異なる外国人と仕事を行うには、より良いコミュニケーションを取ることが大切です。交流を通してお互いの経験や考え方を知ったり、情報交換をしながら理解を深めていくことで信頼関係が深まるでしょう。特に日本人はシャイな人が多く「理解されなかったらどうしよう」「間違えていたらどうしよう」と思うあまり、自分の意見をあまり述べたがらない傾向にあります。日本人どおしであれば話し方やニュアンスなどで意図を理解してもらえることもありますが、外国人との会話では理解してもらうのは難しいでしょう。海外出張で円滑に仕事を進めるためには、恥ずかしがらず積極的にコミュニケーションを取る姿勢が重要です。

【3.適応力】
言語だけでなく文化や習慣、物事に対する考え方が異なる海外。気候や食べ物も日本とは違うため、なかには海外出張中に体調を崩してしまう人も。海外では日本とは違う考え方や環境に戸惑いつつも、受け入れて適応する能力が大切です。環境の変化によって生じるストレスに耐える、また受け流すことが出来れば、今後どのような状況でも自分なりの対処法や向き合い方を身につけて適応していけるでしょう。

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海外出張が多い仕事に就く方法

憧れの海外出張の多い仕事に就くには、どのような方法があるのでしょうか。

【新卒で海外出張の多い企業に就職する】
現在学生の人は、海外出張の多い企業への就職を目指すと良いでしょう。前述したように、総合商社では若手社員全員に海外経験を積ませるという企業があります。そのため20代前半で海外出張をするのも夢ではないでしょう。
ただし総合商社に限らず、採用・配属の基準としてTOEICを導入する企業があります。求められるスコアはそれぞれ異なりますが、なかにはTOEIC800点以上を求める企業も。人気企業は入社倍率も高いため、厳しい就活になることは間違いないでしょう。

【就業中の企業に海外出張希望をだす】
現在就業中の人は、会社に海外出張希望を出すと良いでしょう。もし所属する部署で海外出張がなければ、まずは海外と取引のある部署に異動願いを出す必要があります。海外出張をする人は、かねてから海外出張希望を出している人や実績を残している有能な社員がほとんど。海外出張をしたいと思っていても人事の耳に入らなければ、なかなか選ばれることはないでしょう。普段から海外出張希望のアピールを行い、同時に仕事の実績を残すように努力することが大切です。

【海外出張の多い企業に転職する】
もしも今勤めている会社で海外出張が難しい場合は、海外出張の多い企業に転職するのも1つの手です。海外事業を展開している企業などでは、海外出張ありきの求人を出すところもあります。ただし海外出張のある仕事は人気が高いため、突出した語学力やスキル等がなければ採用は難しいのが現状。また、転職をすることで今までのキャリアがリセットされる可能性もあります。求められる条件と自分の経歴や希望がマッチする企業に転職するには、情報を集めることが重要です。転職エージェントでは希望やスキルに合った求人の紹介を行ってくれるため、積極的に活用すると良いでしょう。

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海外出張が多い仕事をする際のポイント

海外出張が多い仕事をする際には、事前に準備しておくと良いことや心がけておくと良いことがあります。海外出張に行く前に確認しておきましょう。

【渡航先の国について事前に調べておく】
治安が良いといわれる日本に比べ、海外は危険が伴います。渡航前に必ず現地の安全情報を調べておくことが重要です。また渡航先での交通機関を調べておくと、スムーズな移動ができるでしょう。
なお現地の水道水について調べておくのもおすすめです。日本のように水道水の水質基準が高い国は、あまり多くはありません。国によっては水道水でお腹を壊してしまうことも。
渡航先の国や地域の特色をきちんと調べることで、快適な海外出張を送れるでしょう。

【世界情勢について知っておく】
世界を股にかけてビジネスを行う上では、世界情勢について知っておくことも大切です。世界情勢を知っておくことで、ビジネス相手との話題に事欠きません。海外ではミーティングや交渉を行う場合、いきなり本題には入らず「スモールトーク」と呼ばれる世間話から始まることが多いのです。ビジネスだけでなく文化やエンタメなどの情報もチェックしておくことで、より円滑なコミュニケーションがとれるでしょう。

【渡航時の予定は日本と共有する】
海外ではトラブルが発生する可能性もあるため、会社だけでなく家族ともスケジュール等を共有しておくと良いでしょう。搭乗するフライトや宿泊先のホテル、打ち合わせ先、緊急時の連絡先など細かに共有することがポイントです。

グローバル化が進む近年、海外出張の多い仕事は増加傾向で活躍できる職種も多様化しています。
今すぐは難しいと思う方でも、語学力やその他のスキルを伸ばすことで海外出張への道は近づくでしょう。

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