空港にいる女性がパスポートを持って微笑んでいるイメージ

このページのまとめ

  • グローバル化で海外が身近になった昨今、海外移住者が増えつつある
  • 海外移住には、物価の安い国や年中温暖な気候の国などで暮らせる利点がある
  • 移住先を選ぶ際は、治安や物価、ビザの取りやすさなどをチェックすべき
  • マレーシアやフィリピン、ラトビア、オーストラリアなどがおすすめの国
  • 移住に必要な初期費用は、先進国で100万円、物価が安い国で30~50万円が目安とされている
  • 移住前には、ビザの申請や転出届の提出などを行う必要がある

海外に移住したいと考えている方に向け、移住におすすめの国や移住の準備、必要な費用について解説します。コラムを読んで、海外移住の基本情報を押さえておきましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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海外移住者は増加傾向にある!

人口増加を表すグラフのイメージ

海外移住とは、永住権やリタイアメントビザなどを取得して、生活の拠点を海外に移すことです。グローバル化が進む昨今、海外移住者数は毎年増加傾向にあります。

外務省の「海外在留邦人数調査統計」によれば、海外に住んでいる日本人数は2021年段階で約134万人に上るとされています。新型コロナウイルスの流行によって、2020年ごろから海外在住の日本人数はやや減少しているものの、依然として多くの日本人が海外で生活していることが分かる統計といえるでしょう。

また、新型コロナウイルスの流行によって、長期滞在者(3ヶ月以上海外で生活・いずれ日本に戻る予定の人)の数は減少しましたが、その反面、永住者の数は増加を続けています。つまり、コロナ禍にあっても、海外に生活の拠点を移す人は少なくないのです。

参照元
外務省「海外在留邦人数調査統計

海外移住が人気なのはなぜ?

海外移住が注目されている背景には、以下のようなものがあります。

インターネットの普及

インターネットの普及によって、海外は身近な存在になりました。パソコンやスマートフォンを使えば、海外で暮らす人々の生活を簡単に知ることができます。また、電子端末を利用することで、海外にいながら仕事をすることも可能になり、生き方が多様化したことで海外生活が身近になったといえるでしょう。

少子高齢化

日本は超高齢化社会に突入しており、税負担の増加や年金支給額の減少などが想定されています。そうした社会保障制度への不安から、物価の安い国への移住を検討している人が多いようです。

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海外移住の5つのメリット

メリットと書かれた単語帳のイメージ

海外移住には、以下のようなメリットがあります。

物価の安い国でゆとりある生活ができる

日本人に人気の海外移住先は、たいてい物価の安い地域です。物価の安い国でなら、日本で暮らすよりも少ない出費で、ゆとりある生活が送れるでしょう。また、年金生活をしている方が、年金収入だけでも十分な生活が送れる国に老後移住するパターンもあります。

温暖な国で身体の負担を減らせる

四季がある日本は、1年の温度差が激しい気候です。冷え込む冬や、蒸し暑い夏の気候は、体調に大きな影響を与えます。温暖で気温の変動が少ない国に移住すれば、気候による負担を減らせるでしょう。ほかにも、花粉症の人が、花粉の少ない国に移住することで症状が出づらくなるというメリットもあります。

日本特有の文化から抜け出せる

日本には、礼儀やマナーを重んじる文化や、協調性が求められる風潮などがあります。そうした日本特有の文化から抜け出すために、海外移住をする人は多くいます。

スキルアップを目指せる

海外生活は言語の壁など困難も多いですが、そのぶん語学力や対人能力などのスキルも磨かれます。海外移住の経験を活かせば、キャリアや生き方の幅を広げるのに役立つでしょう。

好きな国で生活できる

海外移住には、好きな国で生活できるというメリットもあります。憧れの地で新たな人生を始められることに喜びを感じる人は多いでしょう。

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海外移住するなら? 国選びのポイント

パソコンが置かれたデスクで地球儀を指差す男性の手元のイメージ

渡航先の国を選ぶ際は以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。

治安

日本は世界的に見ても治安の良い国です。夜に一人歩きをしていても、大きな事件に巻き込まれることはめったにありません。しかし、海外は治安の良い国であってもスリや置き引きが発生するリスクが高く、また、国によっては一般人が足を踏み入れては行けない危険なエリアがあることもあります。主要都市のなかに危険なエリアがある場合もあるので、事前によく調べておきましょう。危険情報は、外務省の「海外安全ホームページ」などで調べられます。

気候

寒すぎる国や暑すぎる国だと、体調を崩してしまうおそれがあります。現地の気候に対応できるか事前に情報を調べておきましょう。また、豪雨や台風、地震などの災害が頻発する地域は、リスクが高いため避けたほうが無難です。

食文化

海外生活では、現地の食文化に馴染めないことがストレスになる可能性があります。海外の都市部には、日本食のレストランやスーパーがあることが多いですが、輸入品なのでたいてい割高。生活費を抑えて海外移住したいと考えている人は、現地の食事に馴染めたほうが良いでしょう。渡航前に、旅行やお取り寄せなどで現地の味を知っておくことをおすすめします。

現地で話されている言葉

旅行なら身振り手振りでコミュニケーションをとることも可能です。しかし、移住するとなると、日常会話から各種手続きまで現地語で行う必要があるため、現地語のスキルは必須といえます。言語スキルは移住してからも学ぶことができますが、渡航前に日常会話レベルの会話はできるようになっておいたほうが良いでしょう。どのような言葉が話されているか調べておくことが肝心です。

医療制度・医療水準

日本は医療体制が充実した国ですが、海外はその限りではありません。なかには医療水準が低い国や、診療を受けると医療費が高額になってしまう国もあります。医療体制について調べておき、安心して暮らせる環境かどうか確認しておきましょう。医療情報については、外務省「世界の医療事情」などで調べられます。

ビザの取りやすさ

海外移住にはビザや永住権の取得が必要です。ビザは入国許可証のようなもの。国内にある各国の大使館に申請を出すと、学歴や職歴といった身元情報が調査され、審査に通ればビザが取得できます。ビザ取得の条件が難しい国も多いので、取得条件については予め調べておきましょう。

教育水準

家族で移住する場合、移住先の教育水準も重要になってきます。実際に海外移住している人のブログやSNSなどから情報を入手しておきましょう。

宗教の考え

日本に住んでいると宗教を意識する機会は少ないでしょう。しかし、海外にはキリスト教やイスラム教、ヒンドゥー教、仏教などさまざまな宗教が存在し、生活に宗教の考え方が根付いている国も多数存在します。身だしなみや食べ物に気を配る必要がある国も存在するため、現地の宗教や考えを尊重できるかどうかも確認しておきましょう。

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海外移住におすすめ国10選

建物のベランダから写したメキシコの風景イメージ

物価の安い国や、ビザが取得しやすい国、過ごしやすい気候の国など、海外移住におすすめの国をピックアップして紹介します。

マレーシア

マレーシアの風景イメージ

常夏の国として知られるマレーシア。1年を通して暖かく、なおかつ朝晩は涼しいので過ごしやすい気候です。親日国で治安も良く、また日本人の舌に合う食事も多いため、移住先に適しているといえるでしょう。公用語はマレー語ですが、英語が広く浸透しているので、片言でもコミュニケーションを取ること自体は可能です。MM2H(マレーシアマイセカンドホーム)という10年間の長期滞在ができるビザがあり、このビザの存在が、マレーシアがロングステイ先として人気の理由の一つとなっています。

フィリピン

フィリピンの風景イメージ

年中温暖なフィリピン。4時間程度のフライトで行けるほど日本に近い国です。時差が少なく、日本にいる家族や友人とリアルタイムで連絡を取れるのがメリットといえます。また、35歳以上から申請ができるSRRV(特別居住退職者ビザ)などがあり、永住権取得のハードルが低めなところも魅力です。

タイ

タイの風景イメージ

タイは、東南アジアの中でも特に日本人が多く住んでいる国です。日本食レストランが充実していたり、主要紙が日本語で読めたりと、日本人が暮らしやすい環境が整っています。生活費が安いことでも知られており、家賃や食費を抑えつつ暮らせる点がメリットといえるでしょう。医療水準が世界的に見ても高く、日本語が話せるスタッフがいる病院もあるため、老後の移住も安心です。

ラトビア

ラトビアの風景イメージ

ヨーロッパのバルト三国の中央に位置するラトビアは、豊かな自然や美しい街並みで知られる国です。ヨーロッパのなかでも比較的物価が安く、治安も良いため、移住に適しています。ビザや永住権が取得しやすく、特に不動産投資家向けの長期ビザや、起業家向けのビザがよく利用されています。EU加盟国であり、ヨーロッパ諸国への移動がしやすいため旅行が好きな人にも適しているでしょう。

ポルトガル

ポルトガルの風景イメージ

治安が良く、安い食費で生活できるポルトガル。最高気温は20度、最低気温は10度程度で、年中温暖な気候です。移民の受け入れに積極的で、ビザや永住権が取得しやすいメリットもあります。

オランダ

オランダの風景イメージ

ビザ取得がしやすいオランダは、移住先として人気の国です。ドイツやベルギーと隣接する小国なので、車や電車を利用してヨーロッパ諸国へ簡単に旅行にいけます。公用語はオランダ語ですが、ほかのヨーロッパ諸国に比べると英語が通用しやすいため、コミュニケーションが取りやすい点もメリットといえるでしょう。また、社会制度や教育・福祉に力を入れており、家族で移住するのにも適しています。

オーストラリア

オーストラリアの風景イメージ

多民族国家であるオーストラリアは、日本人も数多く暮らしている国です。温暖な気候で治安も良く、医療水準も高いため、快適な生活を送るには適した国といえます。また、日本との時差が少なく、リアルタイムの連絡がしやすいところも利点です。オーストラリア訛りがあるものの、公用語は英語なので、コミュニケーションもしやすいでしょう。

カナダ

カナダの風景イメージ

留学先としても人気のカナダ。多民族国家なのでアジア系の人々も多く、日本人が生活しやすい環境も整っています。医療費が無料である点や、高校までの学費が無料である点など、生活する上でのメリットも多いです。

メキシコ

メキシコの風景イメージ

メキシコの魅力の一つが物価の安さ。特に食材は安く、肉類や農作物がスーパーなどで安価で入手できます。また、世界的に人気の高いメキシコ料理も安価。タコスなら屋台で100円程度で食べられます。ほかにも、欧米諸国に比べればビザが取得しやすい点もメリットといえるでしょう。日系企業の進出が盛んで、日本人向けの仕事が見つけやすい点もポイントです。

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アメリカ

アメリカの風景イメージ

アメリカは、ビジネスチャンスの多い国です。「アメリカン・ドリーム」という言葉があるように、実力さえあれば誰でも成功を掴める環境があるため、自分の実力を試したい人に適しているといえるでしょう。また、世界に名の知れた名門大学が数多く存在するため、子どもに最高水準の教育をしたい人にもおすすめ。一方、ビザの取得が難しく、物価も高いため、移住のハードルは高めです。

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海外移住の費用はいくら?

飛行機のミニチュアに向かって積み上げられているコインを登ろうとしている人形のイメージ

海外移住には、主に渡航費用、引越し費用、ビザ取得の費用、当面の生活費といったコストがかかります。海外移住の初期費用の目安は、先進国で約100万円、物価が安い国で30~50万円程度。夫婦2人で移住する場合は、先進国で150万円、物価が安い国で50~80万円ほどが移住費用の目安とされています。

なお、老後にリタイアメントビザで移住するといった場合、一定の預金や収入があることがビザの条件とされていることがあります。物価の安い国に移住するのにも、ビザの要件を満たすためにある程度の老後資金が必要となる場合があるので注意が必要です。

老後の海外移住については「老後の海外移住に貯金はいくら必要? 海外移住の金銭的メリットを解説!」で詳しく紹介しているので、チェックしてみましょう。

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海外移住する前の準備

パスポートやパソコンなど渡航準備に必要な物が置かれているデスクのイメージ

ここで海外移住の際に必要な準備について確認してみましょう。

パスポートの更新

パスポートの有効期限が1年未満の場合、更新しておくと良いでしょう。海外で有効期限が切れても在外公館で更新することはできますが、手続きの手間を考えると、日本にいるうちに手続きしてしまったほうが安心です。パスポートの更新は、住民登録をしている都道府県の申請窓口で行なえます。外務省「日本国内及び海外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類」を参考に必要書類を用意しましょう。

ビザの申請・取得

移住先、移住の目的に応じたビザを申請しましょう。ビザの審査には時間がかかるため、早めの申請が肝心です。就労ビザの審査には1~3ヶ月程度、永住権の審査には4ヶ月~1年ほどかかるとされています。

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家の退去連絡

賃貸物件に住んでいる場合、退去連絡は早めに行いましょう。契約書にある予告期限を過ぎると、余計な料金が発生する可能性があります。また、退去の手続きに併せてライフライン手続きや火災保険の手続き、自動車の手続き等を済ませておきましょう。

海外送金の準備

海外滞在中に日本での支払いが発生したときに備えて、オンライン振込みができるように準備しておきましょう。昨今は大手銀行や地銀、信用金庫でもネットバンキングが利用できます。また、海外送金ができるアプリの設定も済ませておくと良いでしょう。

海外転出届の提出

海外に1年以上滞在する予定がある場合、基本的には海外転出届を提出する必要があります。転出届を役所に提出すると、住民票が抜かれ、国民保険と国民年金の加入義務がなくなります。なお、国民年金は、任意で継続が可能です。

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郵便などの住所登録の変更

荷物や明細書などが旧住所に届くようなサービスを利用している場合、住所変更を早めに伝えておきましょう。また、郵便物が送られてきたときのために、郵便物の転送届を提出しておくと安心です。申請から1年間、郵便物を指定先に転送してもらえます。なお、海外を転送先に指定することはできないため、家族や友人など頼れる人がいる場合は転送先に指定して対応してもらいましょう。転送先に指定できる人がいない場合は受け取り代行サービスを利用することもできます。

海外保険の契約

海外に移住する場合は、現地保険に加入するのが一般的です。ただし、中長期の海外滞在の場合は、海外旅行保険等の加入を検討しておきましょう。クレジットカードの付帯保険など、カバー範囲の広い保険もあるため、うまく活用すれば長い期間サービスを受けられます。

なお、日本で加入していた医療保険や生命保険は基本的に継続して加入可能です。しかし、医療機関を国内に限定しているなど、扱いが異なる場合があるので、契約内容の確認および保険会社への連絡は行っておきましょう。

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海外移住を後悔しないための備え

パスポートとチケットを指差す女性のイメージ

海外移住ができても、イメージとの違いや言語の壁から、後悔につながってしまうこともあり得ます。海外移住を後悔しないために以下のような心構えをしておきましょう。

海外移住の目的を明確にする

海外移住の目的は明確にしておきましょう。海外移住は困難なことも多いため、妥当な目的がないと挫折してしまいがち。「現地の文化を知りたい」「語学スキルを高めたい」など、目的を明確にしておけば、現地で何をするべきかの指標を持てます。

日常会話レベルの語学力を身につける

海外移住をする前に、日常会話レベルの語学力を身に付けておきましょう。日常会話さえできれば、現地のコミュニティにもスムーズに馴染めるはずです。現地で働く際も、日常会話レベルの語学力があれば、一般の接客業など働ける仕事の幅が大きく広がります。

現地の情報を調べる

移住後に「こんなはずではなかった」とギャップを感じるのはよくある話です。渡航前に、治安や気候、文化、決済方法など現地の情報を詳しく調べておきましょう。Webサイトなどでも情報収集は可能ですが、一度短期滞在して、現地の生活をイメージできるようにしておくことをおすすめします。

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