
このページのまとめ
- 海外が身近になった昨今、海外永住者が増えつつある
- 海外移住には、物価の安い国や年中温暖な気候の国などで暮らせる利点がある
- 移住先を選ぶ際は、治安や物価、ビザの取りやすさなどをチェックすべき
- おすすめの国は、マレーシアやフィリピン、ラトビア、オーストラリアなど
- 移住に必要な初期費用は、先進国で100万円、物価が安い国で30~50万円が目安
- 海外に行って働く場合は、現地採用やワーキングホリデーなどの選択肢がある
- 海外で働くには基本的に就労ビザが必要で、専門的な仕事なら就労ビザが取りやすい
- 海外移住の前には、ビザの申請や転出届の提出などを行う必要がある
海外に移住したいと考えている方に向け、移住におすすめの国や移住の準備、必要な費用について解説します。コラムを読んで、海外移住の基本情報を押さえておきましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
永住者は55万7千人!海外移住者は増加傾向にある

海外移住とは、永住権やリタイアメントビザなどを取得して、生活の拠点を海外に移すことです。グローバル化が進む昨今、海外移住者数は年々増加傾向にあります。
外務省の「海外在留邦人数調査統計」によれば、海外に住んでいる日本人の永住者数は、2022年10月1日段階で約55万7千人に上るとされています。これは過去最高の数字で、前年比でいえば約2万人の増加です。
留学生や海外駐在員などの長期滞在者は、新型コロナウイルスの流行によって減少しました。一方、海外移住者は増加傾向にあります。日本の生活に閉塞感を感じ、海外移住を実現する人が増えているのです。
参照元
外務省「海外在留邦人数調査統計」
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海外移住の6つのメリット

海外移住には、以下のようなメリットがあります。
物価の安い国ならゆとりのある生活ができる
日本人に人気の海外移住先は、たいてい物価の安い地域です。物価の安い国でなら、日本で暮らすよりも少ない出費で、ゆとりある生活が送れるでしょう。また、年金生活をしている方が、年金収入だけでも十分な生活が送れる国に老後移住するパターンもあります。
温暖な国で身体の負担を減らせる
四季がある日本は、1年の温度差が激しい気候です。冷え込む冬や蒸し暑い夏の気候、季節による寒暖差は、身体に負担をかけます。温暖で気温の変動が少ない国に移住すれば、気候による負担を減らせるでしょう。ほかにも、花粉症の人が、花粉の少ない国に移住することで症状が出づらくなるというメリットもあります。
日本特有の文化から抜け出せる
日本には、礼儀やマナーを重んじる文化や、協調性が求められる風潮などがあります。そうした日本特有の文化から抜け出すために、海外移住をする人は少なくありません。
スキルアップを目指せる
海外生活は言語の壁など困難も多いですが、そのぶん語学力や対人能力などのスキルも磨かれます。海外移住の経験を活かせば、キャリアや生き方の幅を広げるのに役立つでしょう。
好きな国で生活できる
海外移住には、好きな国で生活できるというメリットもあります。憧れの地で新たな人生を始められることに喜びを感じる人は多いでしょう。
第二の人生を始められる
新しく第二の人生を始められるところも、海外移住の魅力の一つです。海外は生活環境が日本とは大きく異なるうえ、移住すれば人間関係もゼロからのスタートとなります。何もかも新しい環境で、刺激のある第二の人生を始められるでしょう。
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海外移住するなら? 国選びのポイント

渡航先の国を選ぶ際は以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。
治安
日本は世界的に見ても治安の良い国です。夜に一人歩きをしていても、大きな事件に巻き込まれることはめったにありません。
しかし、海外は治安の良いとされている地域であってもスリや置き引きが発生するリスクが高く、また、国によっては一般人が足を踏み入れては行けない危険なエリアがあることもあります。日本人が治安の悪い国に移住してしまうと、思わぬ被害に遭ってしまう可能性があるため、移住先は治安のいい地域を選びましょう。
海外の安全情報は、外務省の「海外安全ホームページ」などで調べられます。主要都市のなかに危険なエリアがある場合もあるので、事前によく調べておきましょう。
気候
寒すぎる国や暑すぎる国では、体調を崩してしまうおそれがあります。現地の気候に適応できるか事前に情報を調べておきましょう。また、豪雨や台風、地震など、災害に関する情報も集めておくことをおすすめします。
食文化
海外生活では、現地の食文化に馴染めないことがストレスになる可能性があります。海外の都市部には、日本食のレストランやスーパーがあることが多いですが、輸入品なのでたいてい割高。生活費を抑えて海外移住したいと考えている人は、現地の食事に馴染めたほうが良いでしょう。渡航前に、旅行やお取り寄せなどで現地の味を知っておくことをおすすめします。
現地で話されている言葉
旅行なら身振り手振りでコミュニケーションをとることも可能です。しかし、移住するとなると、日常会話から各種手続きまで現地語で行う必要があるため、現地語のスキルは必須といえます。言語スキルは移住してからも学ぶことができますが、渡航前に日常会話レベルの会話はできるようになっておいたほうが良いでしょう。
医療制度・医療水準
日本は医療体制が充実した国ですが、海外で同水準の医療が受けられるとは限りません。なかには医療水準が低い国や、診療を受けると医療費が高額になってしまう国もあります。医療体制について調べておき、安心して暮らせる環境かどうか確認しておきましょう。医療情報については、外務省「世界の医療事情」などで調べられます。
ビザの取りやすさ
海外移住にはビザや永住権の取得が必要です。ビザは入国許可証のようなもの。国内にある各国の大使館に申請を出すと、学歴や職歴といった身元情報が調査され、審査に通ればビザが取得できます。ビザ取得の条件が難しい国も多いので、取得条件については予め調べておきましょう。
教育水準
家族で移住する場合、移住先の教育水準も重要になってきます。近年は、ブログやSNSなどで、実際に海外移住している人の情報が調べられるので、事前に調べておきましょう。
宗教・考え方
日本に住んでいると宗教を意識する機会は少ないでしょう。しかし、海外にはキリスト教やイスラム教、ヒンドゥー教、仏教などさまざまな宗教が存在し、生活に宗教の考え方が根付いている国も多数存在します。身だしなみや食べ物に気を配る必要がある国も存在するため、現地の宗教や考えを尊重できるかどうかも確認しておきましょう。
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海外移住におすすめ国10選

物価の安い国や、ビザが取得しやすい国、過ごしやすい気候の国など、海外移住におすすめの国をピックアップして紹介します。どの国に移住するか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
なお、ビザの種類やビザ申請の要件など、海外移住に関する各国の状況は変化する可能性があります。海外移住を考えている方は、各国の最新情報をチェックすることをおすすめします。
マレーシア

常夏の国として知られるマレーシア。1年を通して暖かく、なおかつ朝晩は涼しいので過ごしやすい気候です。また、スギやヒノキなど花粉症の原因となる木が生えていないので、花粉症がつらい人にもおすすめといえます。
親日国で治安も良く、また日本人の舌に合う食事も多いため、移住先に適しているといえるでしょう。外食文化のマレーシアは外食費が安く、屋台のローカルな食べ物なら一食150円ほどで食べられます。公用語はマレー語ですが、英語が広く浸透しているので、片言でもコミュニケーションを取ること自体は可能です。
一方、マレーシアは車社会なので移住するなら自家用車がほぼ必須。首都のクアラルンプールには公共交通機関がありますが、大雨で止まってしまうこともあるので車があると安心です。そのほか、マレーシアは計画的な断水がある国なので、水を備蓄しておくなど準備しておくと良いでしょう。
以前は、MM2H(マレーシアマイセカンドホーム)という長期滞在可能なビザが比較的取りやすかったこともあり、MM2Hを利用した移住が人気でした。しかし、MM2Hは取得条件が厳しくなってしまったため、マレーシア移住を考えている方は就労ビザなどほかのビザの取得を検討する必要があります。
フィリピン

年中温暖なフィリピン。4時間半程度のフライトで行けるほど日本に近い国です。時差が少ないので、日本にいる家族や友人とリアルタイムで連絡を取れるのがメリットといえます。日本に帰国する際も、朝出れば昼ごろには着くので簡単に移動できます。
フィリピンの公用語は、フィリピン語ですが、第二言語として英語が使われています。英語でコミュニケーションができるところも魅力といえるでしょう。
フィリピンは、ビザや永住権が比較的取得しやすく、またクォータービザや特別投資家ビザ、リタイアメントビザなど、取得可能なビザの種類が豊富にあります。そのほか、観光ビザだけでも最長3年間の滞在が可能です。
一方、インフラが整っていないところがフィリピン移住のデメリットといえます。インターネット回線がつながらなくなったり、整備されていない道路があったりするので、注意しましょう。
タイ

タイは、東南アジアの中でも特に日本人が多く住んでいる国です。日本食レストランが充実していたり、主要紙が日本語で読めたりと、日本人が暮らしやすい環境が整っています。日本人の多いエリアでなら、外国語をあまり使わなくても生活できるでしょう。
また、生活費も安いことでも知られており、家賃や食費を抑えつつ暮らせる点がメリットといえます。医療水準が世界的に見ても高く、日本語が話せるスタッフがいる病院もあるため、老後の移住も安心です。ただ、公的保険制度がないので、民間保険には入っておいたほうが良いでしょう。
タイではほとんど英語が通じないので、タイ語の習得が必要になります。しかし、タイ語は習得が難しいので、現地の人とコミュニケーションが取れるようになるまでのハードルは高いといえるでしょう。また、熱帯モンスーン気候のタイは、日本の夏が年中続いているような状況です。暑さに強くないと大変かもしれません。
ラトビア

ヨーロッパのバルト三国の中央に位置するラトビアは、豊かな自然や美しい街並みで知られる国です。ヨーロッパのなかでも比較的物価が安く、治安も良いため、移住に適しています。EU加盟国であり、ヨーロッパ諸国への移動がしやすいため旅行が好きな人にも適しているでしょう。
ヨーロッパのなかではビザや永住権が取得しやすく、特に不動産投資家向けの長期ビザや、起業家向けのビザがよく利用されています。
住みやすい国ではありますが、働くのは難易度が高め。ほとんどの求人でラトビア語やロシア語のスキルが求められるので、仕事探しは難しくなるでしょう。観光業など日本人を相手にする仕事もあまりないので、日本語を使って働ける求人はまれです。
また、冬の寒さが厳しいところもラトビア移住のデメリットといえます。ラトビアの冬は10月~4月と長く、氷点下20℃ほどまで冷え込むこともしばしば。日照時間が短いことから、暗く寒い日が続きます。
ポルトガル

治安が良く、安い物価で生活しやすいポルトガル。最高気温は20度、最低気温は10度程度で、年中温暖な気候です。移民の受け入れに積極的で、ビザや永住権が取得しやすいメリットもあります。
一方、ポルトガルは消費税が23%と高く、最低賃金も低いので、移住して働く場合は生活が大変になる可能性があるので注意が必要です。
そのほか、医療水準があまり高くないところもデメリット。公立病院は診療費が安いので、常に混雑しています。私立病院もありますが、社会保障が適用されないため医療費が高額になりがちです。
オランダ

ビザ取得がしやすいオランダは、移住先として人気の国です。ドイツやベルギーと隣接する国なので、車や電車を利用してヨーロッパ諸国へ簡単に旅行にいけます。公用語はオランダ語ですが、ほかのヨーロッパ諸国に比べると英語が通用しやすいため、コミュニケーションが取りやすい点もメリットといえるでしょう。また、社会制度や教育・福祉に力を入れており、家族で移住するのにも適しています。
一方、物価が高いところはデメリット。家賃や食費、光熱費、ガソリンなどが高いので、生活費は日本で暮らすよりも高額になるでしょう。外食をすると一食2000円ほどかかってしまいます。ちなみに、食事は値段の割に質が低いので、バリエーション豊かな日本の食事に慣れていると物足りなさを感じるかもしれません。
オランダは冬が長い国です。11月~3月ごろまで冬が続き、雨の日や雪の日が増えます。寒い日が多いので防寒具が必須です。
オーストラリア

多民族国家であるオーストラリアは、日本人も数多く暮らしている国です。温暖な気候で治安も良く、医療水準も高いため、快適な生活を送るには適した国といえます。また、地震や台風など大規模な自然災害が発生するリスクは日本よりも少なく、安心して暮らせるところもメリットといえるでしょう。
オーストラリアは日本との時差が少なく、リアルタイムの連絡がしやすいところも利点です。オーストラリア訛りがあるものの、公用語は英語なので、コミュニケーションもしやすいはずです。
オーストラリアは、湿度が低く晴れた日が多いので、スポーツやアクティビティを楽しみたい人におすすめ。しかし、紫外線量が多く、日本の5倍以上とされているので、紫外線対策は必須。出かける際は、日焼け止めを塗ったり、長袖を着たりしましょう。
また、移住の費用がかかるところはデメリットといえます。ビザの申請費用が高く、就労ビザの申請には約25万円が必要です。特に移民コンサルタントに依頼する場合は100万円ほどが必要になります。オーストラリア移住を検討している人は、資金を用意しておきましょう。
カナダ

留学先としても人気のカナダ。国民の5人に1人が外国人という多民族国家なので、アジア系の人々も多く、日本人が生活しやすい環境も整っています。医療費が無料である点や、高校までの学費が無料である点など、生活する上でのメリットも多いです。地震や台風といった自然災害のリスクも日本より低く、安心して暮らせるでしょう。
一方、医療費が無料なだけに、病院は常に混み合っています。救急で病院を訪れても、よほど緊急でなければ数時間待たされるのが当たり前。基本的には予約制で、2~3日前から予約しないといけません。
カナダは1年の半年以上が冬です。そのため、カナダで暮らすなら防寒具が必須。寒さに慣れないと暮らしていくのは難しいでしょう。
メキシコ

メキシコの魅力の一つが物価の安さ。特に食材は安く、肉類や農作物がスーパーなどで安価で入手できます。また、世界的に人気の高いメキシコ料理も安価。タコスなら屋台で100円程度で食べられます。ほかにも、欧米諸国に比べればビザが取得しやすい点もメリットといえるでしょう。日系企業の進出が盛んで、日本人向けの仕事が見つけやすい点もポイントです。
一方、治安が不安定なところは要注意。日本人が活動するような場所は比較的治安が良いですが、国内には凶悪事件が多発する地域も一部存在します。現地の治安事情を調べたうえで、安全意識を高くもって行動しましょう。メキシコの治安については「メキシコの治安事情を解説!気をつけるべき犯罪と滞在の際の注意点とは?」で解説しているので、興味のある方はぜひチェックしてください。
アメリカ

アメリカは、ビジネスチャンスの多い国です。「アメリカン・ドリーム」という言葉があるように、実力さえあれば誰でも成功を掴める環境があるため、自分の実力を試したい人に適しているといえるでしょう。また、世界に名の知れた名門大学が数多く存在するため、子どもに最高水準の教育をしたい人にもおすすめ。一方、ビザの取得が難しく、物価も高いため、移住のハードルは高めです。
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海外移住の費用はいくら?

海外移住には、主に渡航費用、引越し費用、ビザ取得の費用、当面の生活費といったコストがかかります。海外移住の初期費用の目安は、先進国で約100万円、物価が安い国で30~50万円程度。夫婦2人で移住する場合は、先進国で150万円、物価が安い国で50~80万円ほどが移住費用の目安とされています。
なお、老後にリタイアメントビザで移住するといった場合、一定の預金や収入があることがビザの条件とされていることがあります。物価の安い国に移住するのにも、ビザの要件を満たすためにある程度の老後資金が必要となる場合があるので注意が必要です。
老後の海外移住については「老後の海外移住に貯金はいくら必要? 海外移住の金銭的メリットを解説!」で詳しく紹介しているので、チェックしてみましょう。
海外移住して働く方法

働かなくても生活していけるような十分な資産があるなら問題ありませんが、そうでないなら海外で働く方法を検討する必要があるでしょう。ここでは、海外で働く主な方法について紹介します。
現地採用
海外の企業や、日系企業が海外に置いた拠点などに直接雇用される働き方です。仕事内容や移住先の国を自分で選べる自由度の高さが魅力。仕事を選べば、語学力や専門スキルなどをあまり必要としない求人を見つけることもできるので、就職自体の難易度は低めです。また、キャリアの選択肢も幅広く、海外で働いた経験を強みに帰国して転職したり、現地で転職したりすることができます。
ただし、給与が現地水準になる点は注意が必要です。物価が安い国に移住すれば出費を抑えることができますが、そのぶん給与水準が低い可能性があります。
現地採用の働き方に関しては「海外で現地採用として働くメリットを解説!向いているのはどんな人?」で紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
日本企業に就職して海外赴任する
日本にあるグローバル企業に就職して、海外拠点への赴任を目指す方法です。海外勤務に対して手当が支給されることが多いため、大幅な収入アップが期待できます。また、ビザの申請や住宅の手配など、海外就労に関する手続きを会社に代行してもらえるため、手間が少ないところもメリットです。
一方、海外赴任は会社都合なので、働く国や赴任期間が自由に選べないところはデメリットといえます。
海外赴任・駐在員の働き方に関しては「海外赴任のメリット・デメリットとは?駐在員の抱える悩みもご紹介します」で紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデー
ワーキングホリデーは、18~30歳の日本人が、協定国の間で約1年ほど滞在できる制度です。滞在中は、生活費を補うための就労が認められています。年齢や滞在期間に制限はあるものの、就労ビザをとるのに比べれば比較的簡単に海外就職が実現するため、気軽に参加できるでしょう。滞在中は基本的にアルバイトのような働き方しかできませんが、スキルを磨いたり実績を作ったりすれば現地採用につながる可能性もあります。
フリーランスとして働く
海外でフリーランスとして働くのも選択肢の一つです。場所を選ばず働けるので、自由度の高い海外生活ができるでしょう。なお、フリーランスとして現地企業から案件をもらって働く場合も、就労ビザが必要です。フリーランスでも条件を満たせば就労ビザを取得できます。
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海外移住先で働きやすい仕事

海外で働くには就労ビザが必要です。就労ビザを取得するには、専門的な資格や、専門分野での就労経験などがあれば有利になります。具体的には以下のような仕事のスキルがあれば、海外でも仕事を見つけやすいでしょう。
- 営業職
- ITエンジニア
- 日本語教師
- 看護師
- 保育士
- 日本食調理師、すし職人
- 通訳、翻訳
日本人が海外で働きやすい仕事については「海外に住むならどんな仕事に就くべき?おすすめの仕事10選を紹介!」でも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
海外移住する前の準備

ここで海外移住の際に必要な準備について確認してみましょう。
パスポートの更新
パスポートの有効期限が1年未満の場合、更新しておくと良いでしょう。海外で有効期限が切れても在外公館で更新することはできますが、手続きの手間を考えると、日本にいるうちに手続きしてしまったほうが安心です。パスポートの更新は、住民登録をしている都道府県の申請窓口で行なえます。外務省「日本国内及び海外でパスポートに関する申請手続きに通常必要な書類」を参考に必要書類を用意しましょう。
ビザの申請・取得
移住先、移住の目的に応じたビザを申請しましょう。ビザの審査には時間がかかるため、早めの申請が肝心です。就労ビザの審査には1~3ヶ月程度、永住権の審査には4ヶ月~1年ほどかかるとされています。
就労ビザについては「海外就職に必要な就労ビザとは?種類や取得方法を解説!」でも解説しているので、ぜひチェックしてください。
家の退去連絡
賃貸物件に住んでいる場合、退去連絡は早めに行いましょう。契約書にある予告期限を過ぎると、余計な料金が発生する可能性があります。また、退去の手続きに併せてライフライン手続きや火災保険の手続き、自動車の手続き等を済ませておきましょう。
海外送金の準備
海外滞在中に日本での支払いが発生したときに備えて、オンライン振込みができるように準備しておきましょう。昨今は大手銀行や地銀、信用金庫でもネットバンキングが利用できます。また、海外送金ができるアプリの設定も済ませておくと良いでしょう。
海外転出届の提出
海外に1年以上滞在する予定がある場合、基本的には海外転出届を提出する必要があります。転出届を役所に提出すると、住民票が抜かれ、国民保険と国民年金の加入義務がなくなります。なお、国民年金は、任意で継続が可能です。
詳しい手続き方法は「海外赴任前の住民票に関する手続きを解説。年金・保険の扱いはどうなる?」でも紹介しています。海外移住の前にチェックしておきましょう。
郵便などの住所登録の変更
荷物や明細書などが旧住所に届くようなサービスを利用している場合、住所変更を早めに伝えておきましょう。また、郵便物が送られてきたときのために、郵便物の転送届を提出しておくと安心です。申請から1年間、郵便物を指定先に転送してもらえます。なお、海外を転送先に指定することはできないため、家族や友人など頼れる人がいる場合は転送先に指定して対応してもらいましょう。転送先に指定できる人がいない場合は受け取り代行サービスを利用することもできます。
海外保険の契約
海外に移住する場合は、現地保険に加入するのが一般的です。ただし、中長期の海外滞在の場合は、海外旅行保険等の加入を検討しておきましょう。クレジットカードの付帯保険など、カバー範囲の広い保険もあるため、うまく活用すれば長い期間サービスを受けられます。
なお、日本で加入していた医療保険や生命保険は基本的に継続して加入可能です。しかし、医療機関を国内に限定しているなど、扱いが異なる場合があるので、契約内容の確認および保険会社への連絡は行っておきましょう。
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海外移住を後悔しないための備え

海外移住ができても、イメージとの違いや言語の壁から、後悔につながってしまうこともあり得ます。海外移住を後悔しないために以下のような心構えをしておきましょう。
海外移住の目的を明確にする
海外移住の目的は明確にしておきましょう。海外移住は困難なことも多いため、妥当な目的がないと挫折してしまいがち。「現地の文化を知りたい」「語学スキルを高めたい」など、目的を明確にしておけば、現地で何をするべきかの指標を持てます。
日常会話レベルの語学力を身につける
海外移住をする前に、日常会話レベルの語学力を身に付けておきましょう。日常会話さえできれば、現地のコミュニティにもスムーズに馴染めるはずです。現地で働く際も、日常会話レベルの語学力があれば、一般の接客業など働ける仕事の幅が大きく広がります。
現地の情報を調べる
移住後に「こんなはずではなかった」とギャップを感じるのはよくある話です。渡航前に、治安や気候、文化、決済方法など現地の情報を詳しく調べておきましょう。Webサイトなどでも情報収集は可能ですが、一度短期滞在して、現地の生活をイメージできるようにしておくことをおすすめします。
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