Find a Job in Mexico 【Leverages Career Mexico】
公開日:2025年3月31日
更新日:2025年4月1日
海外就職を検討している学生の方に向け、新卒で海外就職をする方法について解説します。海外の就活事情についても解説するので、海外で働きたい人はぜひ参考にしてください。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
新卒で海外就職を目指すなら、まずは海外の就活事情を知っておいたほうが良いでしょう。
日本と海外とでは、「新卒採用」に関する評価が大きく異なります。その違いを理解していないと、海外就職の際に「就活が思うようにいかない」というギャップが生じてしまうかもしれません。
ここでは、海外の就活事情について解説します。日本の就活との違いを把握して、海外就職に備えた対策を用意しておきましょう。
日本には「新卒一括採用」という考えがあります。学生は在学中に就職活動を始め、卒業後すぐに働き始めるというのが一般的な流れです。
一方、海外は基本的に採用時期がなく、通年採用を行っています。「新卒一括採用」という考えはあまりありません。人員が必要になったときに、必要なスキルを持つ人材を雇用するというのが一般的です。
選考解禁日のようなものがないので、求職者は個別に自分のタイミングで就職活動を始めます。
日本には、ある程度決まった就活スケジュールがあります。大学3年生の3月1日が就活解禁、6月1日が選考解禁。そして4年生の夏ごろまでに就活を終えるのが一般的です。
一方、アメリカなど海外では大学を卒業してから就活を始めるのが主流となっています。その理由は、大学卒業の難易度が高いから。学生のうちは、大学卒業を目標に学業に専念するのが当たり前とされています。
大学卒業後も、そのまま就職するのではなく、社会体験活動をする場合が多いです。留学やボランティア、インターンシップを体験してから、就活を始める人が多くいます。
日本企業は、ポテンシャル採用が一般的です。社内で一から教育することを前提としており、未経験の新卒者も積極的に採用します。そのため、重視されるのは人柄や素養、価値観などの潜在的な要素です。
一方、海外、特に欧米諸国では、即戦力となる人材が求められる傾向にあります。将来性や期待値よりも、現在持っているスキルが重視されるということです。あらかじめスキルを持っている人材を雇用するということもあり、社内研修にもあまり時間を掛けません。
つまり、学校を卒業したばかりの新卒者は、仕事の経験が少ないぶん、海外の就活においては不利になりがちといえます。
即戦力となる人材が求められる海外では、新卒者にもスキルが求められます。そのため、卒業後すぐに仕事を探すのは難易度が高め。まずは、インターンシップやアルバイトで仕事の経験を積んでから就活を始める人が多いです。
なお、1日から参加できる日本のインターンシップと異なり、海外のインターンシップは3ヶ月~くらいの長期のものが基本となります。企業見学や説明会といった内容ではなく、実際に働いてスキルを磨く、試用期間のような位置づけです。
日本企業には、総合職や一般職という採用枠があります。これらの採用枠は、入社後に適性をみて職種を決めるというのが一般的です。
一方、海外企業には総合職のような枠はなく、部署や役職ごとに採用枠が設けられています。応募条件が細かく設定されており、その条件を満たす人でないと選考対象になりません。また、職種ごとに採用枠があるので、面接官は、募集しているチームのメンバーが担当することが多いです。人事部の「採用担当」のような役割がないことも珍しくありません。
◆関連記事 日本と違う、海外就活の採用基準!面接のコツと履歴書のポイントを紹介
新卒で海外就職するには、以下のような方法があります。
大学を卒業してすぐに海外で働くのは、簡単なことではありません。自分のスキルやキャリアプランに合った方法を選択しましょう。
海外就職を目指すなら、海外インターンシップに参加するのが有効な手段です。
海外企業は、即戦力となる人材を求める傾向にあります。そのため、インターンシップで実践的な業務のスキルを身に付けることが重要なのです。実際、アメリカなどの企業では、インターンシップに参加してからそのまま採用されるという流れが一般的となっています。新卒で職務経験がない人は、インターンシップから始めるのが有効な方法といえるでしょう。
海外インターンは、求職者にもメリットがあります。会社の雰囲気や働き方、その国の文化などをあらかじめ体験できるので、入社後のギャップを減らせるでしょう。
ワーキングホリデーとは、主に18歳~30歳の人が、協定国で現地の生活を体験できる制度です。滞在中は、旅費や滞在費を補うための就労が認められています。未経験からでも気軽に参加できるので、海外生活や海外で働く体験をしてみたい方におすすめです。
ただし、ワーキングホリデーは、休暇や交流が目的の制度なので、参加しただけでは企業に評価されない可能性があります。「どんな経験をしたのか」「どんなスキルを獲得したのか」を具体的にアピールできるようにしておきましょう。
参照 外務省「ワーキング・ホリデー制度」
在学中の方は、海外の大学に進学・編入するのも一つの手です。
現地の大学に通えば、その国の言葉が学べるだけでなく、文化や風土にも触れることができます。現地の生活に慣れることができるので、スムーズに仕事探しが始められるでしょう。現地の大学を卒業すると、国によっては就労ビザの取得がしやすくなる場合もあります。
海外就職をするなら、現地法人の求人に直接応募するのが近道といえます。興味のある企業が決まっているなら、直接連絡して応募してみるのも選択肢です。応募条件を満たしていれば、選考へと進むことができるかもしれません。ただし、応募条件を満たしている企業を探さなければならないため、国内での就活に比べると応募できる企業数は限られます。
より多くの求人情報が見たいなら、求人サイトや転職エージェント、SNSなどが役立ちます。日本語に対応している求人サービスも多いため、語学力に自信がない人でも海外求人を探すことが可能です。
日本のグローバル企業に新卒入社して、海外駐在員を目指すという方法もあります。海外駐在員は待遇が良いことも多く、人気のポジションです。
基本的に、海外駐在員には高い語学力やマネジメントスキルが必要とされるため、入社後すぐに配属される可能性は低め。ただし、可能性はゼロではありません。
海外生活の経験が長いなど、海外で働く適性が高いと判断されれば、新卒でも海外で働ける可能性があります。確率は高くはありませんが、海外で働きたいという意思を積極的にアピールし続けていれば、海外駐在員として働く機会が得られるかもしれません。
◆関連記事 海外で働くには?英語が話せない人や未経験でも可能?おすすめの仕事一覧
海外就職するまでの一般的な流れは以下の通りです。
学生が在学中に海外求人を探して応募するのは難易度が高いため、海外就職エージェントを利用するのが一般的です。履歴書やレジュメは英語で作成することが多いので、専門家のサポートがあるといいでしょう。
応募書類に興味を持ってもらえれば、面接を受けられます。海外企業の面接は、英語や現地の言葉で行われるので、語学スキルが必須です。面接の形式は、直接対面する面接だけでなく、Web面接も増えてきています。
◆関連記事 海外就職の方法3選とその後のキャリアについて解説!
海外企業は即戦力としての採用が主流です。そのため、新卒者にも一定のスキルが求められます。 新卒での海外就職を成功させるには、以下のようなスキルがあると良いでしょう。
海外就職を目指すなら、語学力はほぼ必須といえます。優れた専門スキルを持っていても、言葉が通じないと活かせません。国際ビジネスでは英語が用いられるので、ビジネスレベルの英語力は身に付けておいたほうが良いでしょう。また、仕事で英語を使う以上、業界で使われる専門用語も英語で聞き取れるようになっておく必要があります。
また、国によっては現地の言葉も習得しておく必要があるでしょう。
即戦力を求める海外企業は、採用時からすぐに働けるだけのスキルをもった人材を雇用します。そのため、海外就職を実現するには、即戦力になりやすい専門スキルを持っていることが必須条件といえるでしょう。
海外で活かせる専門スキルは、プログラミングスキルや営業スキル、マネジメントスキルなどが挙げられます。海外就職を目指す人は、在学中からスキルを磨くことを意識すると良いでしょう。
海外就職を成功させるには、主体的に動ける行動力が欠かせません。
日本には、謙虚さや協調性を重視する風潮があるといえるでしょう。一方、海外では自己主張や自らの意思決定が重視される傾向にあります。
積極的に行動できる人でないと、キャリアアップのチャンスをつかむことができません。受け身の姿勢でいると、損をしてしまうことすらあるでしょう。海外企業の面接でも、しっかり自己主張する人のほうが評価される傾向にあります。
◆関連記事 海外に行ける仕事って?おすすめの仕事14選と必要なスキルについて解説
新卒で海外就職するメリットは以下のようなものがあります。
海外では、日常生活や仕事で外国語を使う機会が多いため、語学スキルを効率よく高められます。実際のコミュニケーションを通してスキルが磨けるので、より実用的な語学力が身につくでしょう。ジョークや慣用句など、座学では学びにくいフレーズも理解できるようになります。
年功序列の価値観が残る日本企業とは異なり、海外企業は実力主義が主流です。年齢や勤続年数に関わらず、実績を残せる人が評価されます。そのため、実力がある人なら、会社に勤めた期間が短くてもキャリアアップがしやすいでしょう。
海外は専門性を重視する傾向があり、採用する時点で職種が決まっていることが多いです。そのため、興味のある分野について、より専門性を高めることができます。
外貨を稼げるところも、海外就職のメリットの一つといえます。
現地で働いて得た外貨は、日本円に換算すると高収入になる場合があります。特に近年は円安が進んでいるので、外貨を稼ぐことでより収入を増やせるでしょう。
海外で働くと、グローバル人材に求められるスキルが身につきます。異文化理解力や現地での人脈、海外市場への知見は、海外で実際に働かないとなかなか獲得できません。これらのスキルを身に付ければ、グローバル人材として世界中で活躍するチャンスが得られるでしょう。
◆関連記事 海外で働くメリット・デメリット5選を紹介!海外就職の方法についても解説
ここでは、新卒で海外就職する際のデメリットや注意点について解説します。
新卒で海外就職する場合、ビザの取得が難しい可能性があります。
ビザは国・地域ごとにさまざまな種類があり、取得の難易度もそれぞれ異なります。国によってはビザ取得の要件が非常に高い場合もあり、特に、一定の就労経験や専門スキルが求められる場合だと、新卒の方はビザを取得するのが難しいかもしれません。
働きたい国について、ビザ取得の条件はあらかじめ調べておきましょう。
海外企業には、仕事を一から教えてもらえる充実した教育制度はないことが多いです。仕事は、働きながら覚えるのが当たり前。ほかの社員が働いている様子を観察したり、分からないことがあったら質問したりして、自分から行動を起こす必要があります。
誰かに教えてもらうのを待っていると、仕事に慣れるまで時間がかかってしまうので注意が必要です。
海外は実力主義の環境が主流です。成果を出せれば若手でも活躍できますが、反対に成果が出せないと解雇されてしまうリスクがあります。言葉が通じない、海外の職場文化に馴染めないなどの理由から、思うように成果が出せず、解雇されてしまうというケースも珍しくはありません。
そもそも海外企業は、日本企業のように長く安定して働き続けられるところが少ないので、海外で働く人は、常にスキルアップを意識して行動する必要があります。
日本の企業であれば、先輩社員や上司の姿を見ることで、自分のキャリアについてある程度予測を立てることができます。
しかし、海外就職先に日本人がいるとは限りません。「自分が働き続けたらどうなるのか」というキャリアの見通しが立ちにくいので、将来が不安になる可能性があります。
あくまで海外就職は、誰かと同じ道を行くのではなく、自分自身でキャリアを切り開いていくつもりで臨むのが良いでしょう。
◆関連記事 「海外赴任はやめとけ」と言われる理由とは?駐在員の大変なところ
新卒でも就職しやすい海外の仕事には以下のようなものがあります。
海外には、日本語を使って働ける仕事もあります。語学スキルに自信がない人は、日本語環境の仕事を選ぶと、海外就職を実現しやすくなるでしょう。たとえば、「日系企業の事務職」や「コールセンター」などの仕事は、職場のスタッフや顧客が日本人であるケースも多いため、日本語を使って働ける可能性があります。
はじめは、海外就職のハードルが低い仕事を選び、現地での生活を通して語学スキルを磨いてから、希望する仕事に就職するというルートも一つの選択肢といえます。
◆関連記事 英語が話せなくても海外転職はできる!おすすめの職種10選を紹介!
新卒で海外就職をするなら、以下のような準備をしておくことをおすすめします。
新卒で海外就職をするなら、まずは働きたい国の就労ビザの取得要件をチェックしましょう。数年以上の実務経験が必要な場合、新卒だとそもそもビザが取得できない可能性があります。
就労ビザの要件に当てはまらない場合は、ワーキングホリデーや長期インターンシップを検討する必要があります。
海外就職を目指すなら、語学力を磨いておいたほうが良いでしょう。
外国語を学ぶなら、語学検定の受験を目標にすることをおすすめします。目標とするスコアや試験合格に向けて勉強できるので、モチベーションを維持しやすいのがメリットです。また、語学検定を受けておけば、第三者にも目に見える形で語学力を証明できるようになります。
海外出張で求められる語学力のレベルは、英語ならTOEICで730点以上が目安とされています。ビジネスの場で英語が使える最低限のラインとされているため、海外で働きたい人は、まずはこのレベルを目標に勉強しましょう。
ただし、スコアが高くても実際に会話ができないと意味がありません。コミュニケーション能力やビジネス英会話のスキルも身に付けておくことが望ましいといえます。
海外企業に即戦力と判断されるような専門スキルを身に付けておけば、海外就職が実現しやすくなるでしょう。
海外企業に重宝される専門スキルには、ITスキルや営業スキル、マネジメントスキルなどがあります。可能であれば、在学中に資格を取得しておくと、スキルをアピールしやすくなるでしょう。また、大学や大学院で専門的な分野を学んでいる場合は、学んできた内容も企業にアピールすることができます。
実際に海外で働くと、社内での業務のほかに日常生活にも疑問や不安が生じることもあります。国や地域によって、勤務先の働き方や通勤するための交通機関、食生活などあらゆることが日本と異なるのは当たり前のこと。現地の文化を理解し尊重する必要があります。
事前に渡航先のリアルな情報を知ることで、「思っていたことと違う」などギャップを防ぐことができるでしょう。勤務が始まってからの生活をタイムスケジュールとして書き出し、シミュレーションしてみることもおすすめです。
◆関連記事 海外で働くのに必要な就労ビザとは?13の国と地域について取得条件を解説
ここでは、海外就職する前に知っておきたい注意点について解説します。
日本は世界的に見ても治安が良い国として知られていますが、海外には治安が悪い国・地域がたくさんあります。治安事情は身の安全に関わる重要なポイントです。海外就職するなら、治安が極端に悪い地域は避けるべきといえるでしょう。
国ごとの治安は「外務省 海外安全ホームページ」などで調べることができます。国単位ではなく、地域ごとの詳しい治安情報も調べておくと良いでしょう。また、治安は国の情勢によっても変化するので、最新の情報を入手することが重要です。
海外で働くなら、現地の文化に適応しなければなりません。
海外には、日本とは異なる文化や価値観、考え方があります。文化の違いによって、日常生活で不便を感じる場面も多いはずです。現地の文化に慣れることができないと、ストレスになるだけでなく、生活していくことすら難しくなってしまうかもしれません。
現地の文化に慣れるには時間がかかります。可能なら、海外インターンシップや海外旅行などで、1ヶ月ほど現地に滞在し、自分がそこで生活していけるか確認してみることをおすすめします。
海外で働く際は、物価と収入のバランスに注意が必要です。
収入が高くても、現地の物価や税金が高いと、生活水準を下げざるを得ない場合もあります。一方、物価が安い地域なら、収入が低く見えても、生活水準が上がるということもあるでしょう。海外就職をするなら、給料だけでなく、物価も確認したうえで、中長期的な収支の計画を立てておきましょう。
「残業がない」「収入が増える」など、海外企業に就職することによって、日本で働くよりも待遇が良くなるケースも多々あります。
ただし、待遇が良くなるケースばかりではありません。企業によっては、劣悪な労働条件で働かされるケースもあります。
海外企業からすれば、日本人は外国人労働者にあたります。外国人労働者は、悪い条件で働かされることが珍しくありません。現地の法律を充分に理解するのが難しく、コミュニケーションの面でも不利だからです。
優良な労働条件で働けるとは限らないということは、意識しておかなくてはなりません。
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