リモートワークの様子

このページのまとめ

  • リモートワークの普及で「日本にいながら海外の仕事をする」という働き方が一般的になってきている
  • ITエンジニアなどの専門職は、海外企業で働いたほうが高収入になる場合もある
  • 海外リモートワークの求人は、英語の求人サイトを使えば見つけられる
  • 海外リモートワークの場合、厚生年金に加入できない
  • 日本の居住者は、海外企業から支払われる給与についても日本の所得税がかかる

日本にいながら海外の仕事をしたいと考えている方に向け、海外リモートワークという働き方について解説します。コラムを読んで、日本にいながら海外の仕事をする方法をチェックしてみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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日本にいながら海外の仕事をする方法

リモートワークでデスクワークをしている様子

近年、リモートワークの普及によって、「日本にいながら海外の仕事をする」という選択肢が一般的になってきました。特に、ITエンジニアなどの専門職は、海外企業のほうが待遇が良いことも多く、収入アップのために海外の仕事をするケースも増えてきています。

また、グローバルな環境で働く経験が積めるところや、外資を稼げるところなど、メリットが多いことから、海外の仕事をする人が増えてきているのです。

ここでは、日本にいながら海外の仕事をする方法について解説します。

海外企業に雇用されリモートで働く

海外企業に従業員として雇用され、日本からフルリモートで働く方法です。連絡にはSlackなどのコミュニケーションツールを用い、会議があればZoomで参加します。住所を変えずに海外企業に就職できるのが魅力で、北米やヨーロッパなど単価の高い地域の企業を選べば、高収入も実現可能です。

海外リモートワークの求人は、数が少ないということはありません。英語のサイトを利用すれば、多数の求人が見つけられます。海外リモートワークの求人が探せるサイトには、以下のようなものがあります。

FlexJobs ・会員制の有料求人サイト
・求人は掲載前に審査があるので、詐欺の心配がない
・質の高い求人が揃っている
We Work Remotely ・世界最大のリモートワークコミュニティ
・月間600万人の訪問者数
・AmazonやGoogleなどの大手企業もリモート求人を掲載している
Remote OK ・リモートワーク専門の求人サイト
・求人数が多い
・フィルター機能が使いやすく、目当ての求人が見つけやすい
Working Nomads ・リモート求人のリストをメールで受け取れる
・Web開発系の仕事が多い
Stack Overflow ・プログラマー同士のQ&Aサイト
・プログラミングに特化した求人サイト
・リモートワークの求人も多い

これらのサイトでは、希望する条件で求人検索ができるので、自分に合った仕事が見つけやすいでしょう。なお、フルリモートの仕事でも「アメリカ在住者のみ」など、条件を絞っている求人もあります。そのため、フィルター機能を使って、国籍や居住地に関わらず募集を行っている企業を探しましょう。

また、海外のリモート求人を探す方法として、ビジネスSNSの「LinkedIn」を活用するのも一つの手です。LinkedInでは、企業と直接コンタクトを取り、求人情報を手に入れることもできます。スキルや経験を記載して、プロフィールを充実させておくと良いでしょう。

業務委託で海外企業の案件を獲得する

業務委託というかたちで海外の仕事をする方法もあります。フリーランスとして働く場合や、副業で海外の仕事をする場合、雇用契約は結ばずに業務委託で働くケースが一般的です。

海外の案件は、主にクラウドソーシングサイトなどで探せます。海外のクラウドソーシングサイトには、以下のようなものがあります。

Upwork ・世界最大級のクラウドソーシングサイト
・本社はアメリカ
・幅広いジャンルの案件がある
・日本のクラウドワークスやランサーズに似ているサイト
Freelancer ・世界最大級のクラウドソーシングサイト
・オーストラリアのシドニーに本社を置く
・登録者数は6,000万人を超える
・日本語サイトがある
Fiverr ・自分のスキルやサービスを販売できるサイト
・デザインやイラスト制作、翻訳などの仕事が多い
・日本のココナラに似ているサイト
Clickworker ・ドイツ発のクラウドソーシングサイト
・マイクロタスク型で、アンケートなどの簡単な案件が多い
Guru ・アメリカのクラウドソーシングサイト
・データ入力など簡単な案件もある
Witmart ・中国のクラウドソーシングサイト
・英語で利用できる
・登録者数は700万人を超える
・中国の学生が利用することが多く、単価は比較的安め

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日本にいながら海外の仕事をするメリット

ペンでノートにメリットと書かれた画像

ここでは、日本にいながら海外の仕事をするメリットについて解説します。

収入アップが狙える

給与水準の高い地域の海外企業に勤めれば、収入アップが期待できます。アメリカやヨーロッパの企業は、円安の影響もあり、高収入になるケースが多いです。エンジニア職でいえば、年収1,000万円以上も目指せます。

グローバルな環境で働く経験が積める

海外リモートワークを導入している企業では、日本以外にもさまざまな国籍のメンバーが働いています。チームメンバーで会議をすると、全員が違う国籍ということも珍しくありません。グローバルな環境で働くことで、異文化に対する理解が深まり、視野を広げられるでしょう。

日本に住み続けられる

海外リモートワークの最大のメリットは、日本に住み続けられる点にあるといえます。

海外に行って働く場合、現地の暮らしに馴染めるかどうかが懸念点となります。現地の食事が口に合わなかったり、気候に馴染めなかったりすることも珍しくありません。また、地域によっては、治安事情に気をつけなければならない場合もあるでしょう。一方、海外リモートワークなら、質の高い日本の暮らしを続けながら海外の仕事をすることができます。

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日本にいながら海外の仕事をするデメリット

ペンでノートにデメリットと書かれた画像

ここでは、日本にいながら海外の仕事をするデメリットについて解説します。

時差がある

日本にいながら海外の仕事をする場合、時差が大きなハンデになります。基本的には海外の時間を基準に行動しなければならないので、時差の影響で早朝や深夜に働かなければならないこともあります。

文化の違いに適応する必要がある

海外企業には、日本企業にはないような企業文化があります。コミュニケーションの取り方や仕事の進め方など、日本とは異なる海外の文化にも適応しなければなりません。

雇用が安定していない

海外企業は、日系企業に比べると、雇用が不安定な面があります。会社が急に潰れたり、業績悪化でレイオフされたりする可能性もゼロではありません。同じ会社でずっと働き続けるということができない可能性があるので、常に自身のスキルアップを意識して行動する必要があります。

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海外リモートワークの社会保険の扱い

社会保険と書かれた資料の画像

海外企業に勤め、日本からフルリモートで働く場合、雇用契約を結んでいても社会保険に加入することができません。社会保険の適用事業所が国内にないためです。

厚生年金には加入できないので、国民年金および国民健康保険に加入することになります。詳しくは各自治体に確認しましょう。

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海外リモートワークの税金の扱い

TAXと書かれた木製ブロックの画像

日本の居住者が海外企業にリモートワークする場合も、日本の所得税がかかります。海外企業からの給与は、日本の源泉徴収や年末調整がされません。そのため、自分で確定申告をする必要があります。

確定申告の際は、国内の給与と海外の給与を合算し「全世界所得」として申告します。国内および国外で生じたすべての所得が課税対象です。なお、海外でも税金がかかっている場合、外国税額控除を受けることで二重課税を避けることができます。

参照
国税庁「No.1240 居住者に係る外国税額控除

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海外リモートワークをするためにやっておくべきこと

英会話を学んでいるイメージ

ここでは、海外リモートワークをするためにやっておくべきことについて解説します。

英語力を高める

海外リモートワークをするなら、英語力はほぼ必須といえます。仕事の内容や進め方について、専門用語も交えて議論できる程度の英語力を身に付けておきましょう。最初の難関は採用面接。スキルや経験について英語で聞かれるので、きちんと受け答えができるくらいのスキルを身に付ける必要があります。

技術やスキルを証明する

わざわざ海外の人を採用するということもあり、基本的には技術やスキル、経験が求められます。ポートフォリオを作成したり、英文レジュメに実務経験を詳細に記載したりして、自分のスキルをアピールしましょう。

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