メキシコのマーケットにいる日本人女性のイメージ

このページのまとめ

  • メキシコは物価が安くスペイン語習得に適した国
  • 豊富な観光資源やメキシコ料理もメキシコの魅力
  • メキシコ留学の費用は1年で150~300万円が目安とされている
  • 物価が安いので生活費は抑えられるが、渡航費が高くなりがち
  • 語学学校を選ぶ際は、学習環境や生活環境から選ぶと良い

メキシコへ語学留学したい方に向け、メキシコ留学のメリット・必要費用・語学学校の選び方など、気になる情報について解説します。コラムを読んで、メキシコ留学についての基本情報をチェックしましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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メキシコはどんな国?メキシコ留学のメリット3つ

広範囲に渡ってメキシコの街を写したイメージ

北アメリカ南部に位置するメキシコは、太陽の日差しや陽気な国民性、メキシコ料理、マヤの古代遺跡などで知られる国です。多彩な魅力にあふれたメキシコへ留学するメリットについて確認してみましょう。

スペイン語習得にもってこいの環境

メキシコはスペイン語圏で最も人口が多い国です。英語は観光地くらいでしか話されていないので、スペイン語漬けの環境で過ごせます。
また、メキシコのスペイン語は癖がなく、日本人が聞き取りやすいのもポイント。スペインよりも発声がゆっくりなので、日本人も聞き取りやすいでしょう。
なお、ラテン系スペイン語も地域ごとに発音や言い回しが異なりますが、そのスタンダードとなっているのがメキシコのスペイン語です。そのため、メキシコのスペイン語はスペイン語が公用語になっている中南米諸国で広く通用します。

物価が安いので留学の費用を抑えられる

物価が安いメキシコは、留学の費用を抑えられる点がメリットといえます。メキシコでの生活費は、1ヶ月で約6万円程度が目安。部屋は1ヶ月1万5,000円から借りることができます。スペインに留学するのと比べると、留学の費用を抑えられるでしょう。
また、メキシコで特に安いのが交通費。地下鉄は約30円、バスの運賃は15円~30円、タクシーは初乗りで約50円程度で利用できます。語学学習の合間に観光地へ足を運ぶのも、さほど難しくありません。

なお、メキシコの物価については「メキシコの物価と、現地での日本人の給与を知ろう」で詳しく紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

豊富な観光資源やメキシコ料理が魅力

日本の約5倍の国土をもつメキシコには、多彩な観光資源があります。世界的なリゾート地である「カンクン」、カラフルな街並みが楽しめる「グアナファト」、マヤの古代遺跡「チチェン・イッツァ」、歴史的建造物が見られる「メキシコ・シティ」など、地域によってさまざまな景色が楽しめるでしょう。
また、タコスやテキーラ、ワカモレなど、日本でも人気のメキシコ料理が本場で楽しめるのもメキシコ留学のメリット。観光や食事など、さまざまな面からメキシコ文化を感じられます。

なお、メキシコの観光・グルメ情報は「メキシコ旅行徹底ガイド!観光地・グルメ・治安など情報満載」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

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メキシコ留学の費用

メキシコ紙幣を指さしている女性のイメージ

メキシコ留学にかかる費用を確認してみましょう。

メキシコ留学の費用は1年で150万円~300万円が目安

通う学校や滞在先によって異なりますが、留学費用は概ね1年で150万円~300万円が目安とされています。留学費用の内訳を確認してみましょう。

渡航費の目安は往復20万円~30万円

メキシコ留学は生活費よりも渡航費の負担が大きくなりがちです。メキシコへの渡航費は、格安航空を利用しても基本的に片道10万円以上かかります。また、乗り換えが複数回あったり、直行便だと費用が割高になったりすることもあるので、よく確認しましょう。
渡航時間は、直行便で13時間程度、乗り換えをすると20時間程度かかることもあります。希望の渡航スタイルに合った航空会社を選びましょう。

学費の目安は1ヶ月5万円~25万円

学費は通う学校によって大きく異なります。語学留学の場合、授業料は1ヶ月5万円~25万円が目安で学校によって大きくことなるため、学校のWebサイト等で下調べしておきましょう。

滞在費用の目安は1ヶ月2万円~3万円

メキシコで滞在する方法は、アパートを探す方法やシェアハウス、学校の宿泊施設を利用するなどさまざまあります。地域や借りる物件によって家賃は異なるものの、基本的には1ヶ月2~3万円程度の物件であれば十分生活できるでしょう。

食費・生活費の目安は1ヶ月4万円~5万円

メキシコは物価が安く野菜や肉が安価で買えるので、自炊をすれば食費を抑えることができるでしょう。また、外食する際は屋台を利用すると安価で食事ができます。メキシコ料理の代表でもあるタコスなら1個100円程度、一品物も300円程度で食べられるので、メキシコの食文化を体験しつつ食費を抑えられるはずです。なお、一般的なレストランだと1食500円程度、高級レストランだと一食1,000円~3,000円程度かかるため、ローカルの料理店以外の料金は基本的に日本とあまり変わりありません。

メキシコ留学には奨学金が利用できる

メキシコへの語学留学で経済的なハードルを感じている方は、奨学金制度の利用を検討しても良いかもしれません。奨学金は、政府が運営しているものや、民間企業が運営しているもの、返済が必要な貸与型、返済が不要の給付型などさまざまな種類があります。メキシコ大使館や外務省のWebサイト等で確認しておきましょう。なお、感染症の流行等の情勢によって、過去に運営されていた奨学金制度が利用できなくなっている可能性があります。最新情報をチェックするよう心がけましょう。

参照
メキシコ大使館「2019年度 メキシコ政府奨学金留学生募集要項(抜粋)
外務省「奨学金情報
日本学生支援機構(JASSO)「海外留学奨学金検索サイト

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メキシコ留学におすすめの都市5選

メキシコの地図のイメージ

メキシコ留学をするなら、スペイン語のほかにメキシコの文化に触れられる都市を選んでみてもいいでしょう。ここではメキシコ留学でおすすめの都市を紹介します。

メキシコシティ

高所から写したメキシコシティの風景イメージ

メキシコの首都であるメキシコシティは、人口約900万人を擁する世界最大級の都市です。ラテンアメリカ地域の文化・経済の中心地になっているのはもちろん、スペイン統治時代の「メトロポリタン大聖堂」、アステカ文明の中心都市「テンプロ・マヨール」、歴史的建造物に囲まれた「ソカロ広場」など、各時代の建造物が残されています。また、人口密度が非常に高く、昼夜を問わず賑わっているのもメキシコシティの特徴です。

メキシコシティについては「メキシコの首都「メキシコシティ」の魅力を徹底解説!」でも詳しく解説しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

オアハカ

オアハカの街並みのイメージ

オアハカは標高1,550mの高地にある都市です。カラフルな外壁の建物や、伝統的な可愛らしい刺繍、伝統舞踊を披露する「ゲラゲッツァ」がよく知られています。観光名所ではオアハカ歴史地区やサポテカ族の古代遺跡、黄金に輝く「サントドミンゴ教会」が有名です。

プエブラ

プエブラにある噴水のイメージ

「天使の町」として知られるプエブラ。スペイン人が一から築いた都市で、ヨーロッパ風の建物が連なります。陶器のカラフルなタラベラ焼きや、グルメの町として有名です。

グァナファト

グァナファトの街並みのイメージ

銀山とカラフルな街並みで知られるグアナファトは、標高2,000mの高原に位置する鉱山都市です。銀山と美しい市街地は世界遺産に登録されています。

プラヤ・デル・カルメン

プラヤ・デル・カルメンのビーチのイメージ

プラヤ・デル・カルメンは、カンクンから来るまで1時間ほどでアクセスできるビーチリゾートです。ホテルやレストラン、ビーチクラブが点在しており、朝まで賑わいを見せています。

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メキシコ留学で通う語学学校の選び方

メキシコの学生のイメージ

メキシコ留学で通う語学学校の選び方を解説します。

スペイン語を学ぶ目的を明確にする

スペイン語を学ぶ目的は、「スペイン語圏の文学作品を楽しめるようになりたい」「スペイン語圏で就職したい」など、人によってさまざまです。一般に、語学学校には読み書きを学ぶ基本コースから、語学試験合格を目指すコース、ビジネスシーンで使える語学力を磨くコースがあります。自身の目的に応じたコースを選択するようにしましょう。専門分野に進むことを考えている場合は、資格取得がセットになっているプログラムを選ぶと効率的です。

自分に合った学習環境を選ぶ

語学学校は、ビル1棟が学校になっていたり、複数の校舎を持つチェーン校だったり、家族経営の小規模な施設だったりと規模はさまざまです。当然ながら、学校設備や授業方法も学校によって大きく差があるため、自身の学習スタイルに合った設備のある学校を選ぶと良いでしょう。自習に力を入れたい方は図書館や自習室がある学校、自習が苦手な方は講師のサポートが手厚い学校、ほかの学生と交流しながら学びたい方はアクティビティが多い学校がおすすめです。

生活環境から選ぶ

語学学校を選ぶ際は生活環境も併せて考えなければなりません。
都心部は、利便性が高く、語学学校も多いので通学時間も短くて済む反面、生活費は割高になってしまいます。一方、郊外は生活費こそ安いものの、娯楽施設等が少なく利便性が低くなってしまうでしょう。学生数も少なく、遠くの語学学校まで通学しなければならなかったり、小規模の学校しかなく受講するコースの選択肢が少なかったりすることもありえます。希望する生活環境と、語学学習の環境がミスマッチにならないよう、よく検討しておきましょう。

生徒の年齢層から選ぶ

語学学校が多い地域では、同じような内容のコースが複数の学校で開講されています。その際、通う学校を決めるポイントの一つになるのが、生徒の年齢層です。同世代の学生が多い学校なら、交流の幅も広がるでしょう。また、生徒の年齢層が高い学校なら比較的落ち着いた雰囲気で勉強することができるはずです。

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メキシコ留学の注意点

メキシコ国旗とパスポートと飛行機のおもちゃのイメージ

メキシコ留学の際は注意点もあります。渡航前に確認しておきましょう。

治安が不安定な地域には近づかない

日本人が訪れるような観光地や、日本人が海外派遣されるような地域は基本的に治安が安定しています。しかし、日本の5倍程度の面積をもつメキシコは、治安の不安定な地域もあるので注意が必要です。観光客が行かないような場所には近づかないようにしましょう。また、観光地であっても、荷物から目を離さない、夜間不用意に出歩かないなど、最低限の安全意識は必要です。なお、治安事情は変化するので、外務省「海外安全ホームページ」で最新情報をチェックすることをおすすめします。

メキシコの治安情報については「メキシコの治安事情。危険地帯・流行りの犯罪・渡航時に気をつける点を解説」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

長期留学はビザが必要

メキシコへの渡航は、渡航期間が180日以内なら基本的にビザは必要ありません。渡航期間が180日以上4年以下の場合、学生ビザが必要となります。ただし、メキシコのSistema Educativo Nacionalという教育担当機関に登録されている学校のみがビザ取得の対象です。登録されていない学校の場合、別途問い合わせる必要があります。また、現地で報酬を得て働く予定がある場合、就労ビザが必要になるため注意しましょう。

就労ビザについては「海外就職に必要な就労ビザとは?種類や取得方法を解説!」で紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

アメリカを経由で入国する場合、ESTAが必要

ESTA(電子渡航認証システム)は、90日以内のアメリカ滞在に必要な入国審査制度のことです。メキシコへ渡航する際、アメリカを経由する場合ESTA申請が必要なので留意しておきましょう。

メキシコでの就職を考えている方は、Leverages Career Mexico(レバレジーズキャリアメキシコ)をご利用ください。当サービスはメキシコに特化した就職・転職支援サービスです。
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