このページのまとめ
- スペイン語は、国際語である英語に比べると、活かせる場面が限定的
- 日本国内でスペイン語を使う機会が少なく、国内のニーズがあまりない
- 一方、世界的に見れば、スペイン語の需要は高いといえる
- アメリカや中南米で広く話されている言語なので、国際ビジネスにおいて重要度が高い
- スペイン語圏と取引のある企業なら、スペイン語のスキルが評価されやすい
スペイン語を学ぼうとしている方に向け、スペイン語の需要や将来性について解説します。コラムを読んで、スペイン語を学ぶメリット・デメリットを押さえておきましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
需要がない?スペイン語を学ぶデメリット3選
外国語を新しく習得する際は、その言語の需要や将来性を知っておくことが肝心です。
スペイン語は、世界的には広く使われている言語ですが、日本ではあまりメジャーではありません。そのため、スペイン語は「需要がない」「活かせる場面がない」と考えている方もいるでしょう。実際、スペイン語は英語ほど汎用性がある言語ではありません。
ここでは、スペイン語を学ぶデメリットについて解説します。スペイン語習得を検討している人は、あらかじめ押さえておきましょう。
1.英語に比べると活かせる場面が少ない
スペイン語は、20カ国以上で話されている世界的な言語です。スペイン語を習得すれば、幅広い地域の人と話せるようになります。しかし、英語に比べると、活かせる場面は限定的といえるでしょう。
英語は、国際ビジネスや旅行など、さまざまな場面で用いられる世界共通語となっています。異なる言語の人びとが会話をするとき、まずは英語を試してみるというのが世界的な常識です。一方、スペイン語は、基本的にスペイン語圏でしか通用しません。スキルが活かせる場面は限られているといえます。
2.スペイン語を使う仕事が日本国内にあまりない
日本で暮らす人にとって、スペイン語はよく耳にする言語ではありません。それはすなわち、日本国内におけるスペイン語のニーズがあまり高くないことを表しているといえます。
スペイン語が活かせる仕事は、通訳や翻訳、ツアーガイド、貿易事務など、日本国内にもさまざまあります。しかし、求人数は多いとはいえません。
3.市場規模が小さい
スペインや中南米諸国の市場規模は、英語圏・中国語圏ほど大きくはありません。そのため、語学スキルを活かして稼ぎたいと考えている人からすると、スペイン語は、ほかの言語に見劣りする可能性があるといえます。
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スペイン語は、英語に比べると活用できる場面が限られています。そのため「スペイン語は需要がない」と感じる人もいるでしょう。
しかし、国際社会においては、スペイン語は需要の高い言語として注目されています。その需要は今後も増えていくことが予想されており、将来性の高い言語としても評価されているのです。
ここでは、スペイン語を学ぶメリットについて解説します。
1.話者人口が多い
スペイン語は、話者人口が4番目に多い言語とされています。話者人口は5億人以上。英語や中国語、ヒンディー語に次いで、話者が多い言語です。
話者人口が多いことから、スペイン語は世界的に高い需要がある言語とされています。国際的なビジネスの場においても「スペイン語が話せる」というのは重宝されるスキル。グローバルに活躍したい人にとって、スペイン語は習得するメリットが大きい言語といえるでしょう。
2.ほかの就活生と差別化ができる
英語を話せる人はたくさんいますが、スペイン語が話せる人材はあまりいません。そのため、スペイン語が話せる人は、就職活動においてほかの人との差別化ができます。スペイン語を学び始めたきっかけやエピソードについてアピールすれば、面接官の印象に残りやすいでしょう。
スペイン語は、アメリカや中南米地域など、広い範囲で話されている言葉です。海外展開に積極的な企業なら、スペイン語のスキルが評価されて採用につながる可能性があります。
3.海外で働くチャンスが多い
語学スキルがある人は、日本にとどまらず、海外で働くという選択肢もあります。
スペイン語圏の中南米地域は、日系企業の進出が盛んなエリアです。特にメキシコには、自動車メーカーを中心に、製造業関連の工場が数多く設置されています。そのため、スペイン語のスキルは海外就職につながりやすいといえるでしょう。社内通訳や海外営業、現地拠点の管理職など、さまざまな働き方があります。
4.国内でもスペイン語の需要は高い
日本国内にも、スペイン語圏の人が大勢暮らしています。なかでも、在日ペルー人は5万人弱と多く、ペルー人が多い地域では、スペイン語の対応ができる従業員が求められています。
需要はあるものの、スペイン語の習得者はあまり多くはありません。そのため、スペイン語が話せる人は、国内でも仕事を見つけやすいでしょう。
5.スペイン語は日本人にとって学びやすい
スペイン語は、日本人にとって難易度の低い言語とされています。
スペイン語の母音は「a、e、i、o、u」で、日本語と同じ。発音が似ているので馴染みやすいといえます。また、「Gracias(グラシアス):ありがとう」など、単語はたいていローマ字読みが可能です。
単語学習や発声が簡単なので、新しく学ぶのにおすすめの言語といえるでしょう。
6.外国人の友達が作れる
スペイン語は、20以上の国と地域で話されている言語です。スペイン語が話せるようになれば、さまざまな地域の人とコミュニケーションができるようになります。外国人の友人を作ることもできるでしょう。
スペイン語圏のラテンアメリカ地域の人々は、明るく陽気な気質の人が多いです。積極的に話しかけてくれる人が多いので、打ち解けるのも早いはずです。
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スペイン語が活かせる仕事
スペイン語が活かせる仕事には以下のようなものがあります。
- 翻訳
- 通訳
- 営業、海外営業
- マーケティング
- 貿易事務
- ツアーガイド
- バイヤー
- スペイン語講師
- スペイン、メキシコ系のレストラン
- ホテル
- 公務員
- 外資系企業
スペイン語のスキルを活かして働くなら、スペイン語圏と取引のある企業を選ぶと良いでしょう。
なお、求められるスペイン語のレベルは仕事によって異なります。必要なレベルについてあらかじめ調べておきましょう。
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スペイン語のスキルを就職に活かすなら資格の取得がおすすめ
スペイン語のスキルを就職に活かすなら、スペイン語系資格の取得をおすすめします。資格があれば、語学力のレベルを第三者にも証明できるようになるので、就職活動で評価されやすくなるでしょう。また、資格試験に合格するという目標があることで、体系的に学習できるというメリットもあります。
就職に活かせるスペイン語の資格
スペイン語系の資格で知名度が高いものは「DELE」と「西検(スペイン語技能検定)」の2つがあげられます。
「DELE」は、スペイン政府が認定するスペイン語の資格です。世界基準の語学試験なので、取得すれば国内外で広く通用します。DELEは、設問もすべてスペイン語。試験では総合的なスペイン語能力が測られます。
「西検(スペイン語技能検定)」は、日本スペイン協会が実施する日本のスペイン語試験です。試験では、主に日本語とスペイン語を結びつける能力が測られます。そのため、翻訳や通訳などを目指す場合におすすめです。
就職に活かせるスペイン語のレベル
スペイン語を就職に活かすなら、基本的に日常会話レベル以上のスペイン語能力が求められます。
資格でいうと、DELEなら「B1(中級)」以上、西検なら「4級(中級)」以上が目安です。就職活動でスペイン語能力をアピールしたい人は、まずは日常会話レベルを目標に学習しましょう。
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