海外赴任のとき日本の銀行口座はどうすればいい?必要な手続きについて解説
公開日:2025年4月9日
更新日:2025年4月9日

このページのまとめ
- 海外赴任をすると、日本の銀行サービスは利用が制限される
- 日本の非居住者となる場合、銀行によっては口座を解約しなければならない
- 非居住者向けサービスがある銀行なら口座を維持できる
- サービスの内容や手続き方法は銀行によって異なるので、各銀行に確認する必要がある
- 海外赴任の際に、非居住者向けサービスが充実した銀行で新規の口座を開設するのも手
海外赴任の予定がある方に向け、日本の銀行口座はどうすればいいかについて解説します。このコラムで、海外赴任の際の銀行口座の扱いや必要な手続きについて知っておきましょう。
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海外赴任をすると銀行サービスの利用が制限される
海外赴任をする際は、日本の銀行サービスの利用が制限されるケースが多いです。
通常、1年以上海外で生活する場合、日本の「非居住者」として扱われます。 非居住者になると、銀行サービスの利用は制限されるのが一般的です。たとえば、ローンの新規申請ができなくなったり、インターネットバンキングの一部機能が使えなくなったりすることがあります。
また、銀行によっては、非居住者となる場合、口座を解約しなければならない場合もあります。
海外赴任の予定がある人は、利用中の銀行で利用制限の内容について確認しましょう。
非居住者の利用制限の内容は、銀行によって異なります。制限の内容によっては、非居住者向けのサービスが充実しているほかの銀行口座を開設したほうが良い場合もあるでしょう。
また、利用予定がない銀行口座は解約しておくのも一つの手です。
◆関連記事 海外移住をしたら銀行口座はどうなる?各銀行の非居住者向けサービスを紹介
海外赴任中も銀行口座を残しておく方法
海外赴任の際は、銀行口座の解約が必要になる場合もあります。しかし、「数年後に帰国する予定がある」など、銀行口座を残しておきたい場合もあるでしょう。 ここでは、海外赴任の際に銀行口座を残しておく主な方法について解説します。
非居住者向けサービスを利用する
銀行によっては、非居住者向けに、口座を使い続けられる特別なサービスを提供しているところもあります。海外赴任の前に申請しておけば、海外からでも振込や送金、残高照会などができるようになります。
まずは、利用中の銀行に非居住者向けサービスがあるかどうか確認しておくといいでしょう。
代理人を立てる
ほとんどの銀行では、口座の名義人のほかに、家族や親族を代理人として申請できます。代理人を立てれば、海外赴任中は代理人が銀行口座を利用することで口座を維持できます。
(短期滞在の場合)住民票を除票しない
1年未満の短期の海外赴任であれば、住民票を残したままにしておくという選択肢もあります。住民票を残しておけば、日本の居住者のままなので銀行口座をそのまま保有することが可能です。ただし、日本国内で、年金や保険、税金の支払い義務が生じるところには注意しましょう。
◆関連記事 海外赴任前の住民票に関する手続きを解説。年金・保険の扱いはどうなる?
非居住者向けサービスがある銀行
非居住者向けサービスがある銀行には、以下のようなものがあります。
| 三菱UFJ銀行 | グローバルダイレクト (月額300円) |
| 三井住友銀行 | SMBCダイレクト・グローバルサービス (月額220円) |
| SMBC信託銀行プレスティア | プレスティア 海外赴任ガイド (海外赴任者向け) |
| みずほ銀行 | みずほダイレクト (海外勤務者向け日本国内送金サービス) |
| りそな銀行 | 非居住者円預金 (非居住者円預金として口座維持可能) |
| ソニー銀行 | 海外転勤・留学などをご予定の皆さまへ (住所変更後も基本的なサービスは利用可能) |
| ゆうちょ銀行 | 海外に長期赴任予定ですが、ゆうちょ銀行の口座はそのまま保有してもよいですか。 (基本は解約。代理人を立てれば口座の維持は可能) |
利用者が多いメガバンクは、非居住者向けサービスが備わっていることが多いです。サービス内容や手続き内容は銀行によって異なるので、詳細は各銀行にお問い合わせください。
◆関連記事 海外移住の際の「NISA」「iDeCo」の扱いについて解説
海外赴任中に利用する銀行の選び方
海外赴任をするにあたって、より非居住者向けサービスが充実した銀行口座を新しく開設するという人もいるでしょう。銀行口座を新規で開設する際は、国内振込や外国送金、残高照会など、予定している取引ができるのか、よく確認することが重要です。
また、トラブルが発生したときのサポート体制も考慮すべきポイントです。長期にわたる海外生活では、キャッシュカードの盗難や紛失といったトラブルが発生するかもしれません。
「24時間問い合わせサポート」など、トラブルが発生した時のサポート体制が充実している銀行を選ぶことをおすすめします。
また、銀行口座を新規で開設する際は、住民票の転出届を提出する前に手続きしておきましょう。
1年以上海外に滞在する人は、市区町村役場に転出届を提出する必要があります。転出届を提出すると、住民票は除票され、日本では非居住者扱いとなるのです。非居住者になると、口座開設が新規でできなくなる場合があります。
◆関連記事 仕事で海外に行くことになったら保険はどうする?海外出張・海外赴任
海外赴任前に必要な銀行の手続き
海外赴任中に利用する銀行口座が決まったら、海外からでも利用できるように手続きをする必要があります。海外送金の事前登録や住所変更などを行っておきましょう。なお、現地の住所が決まっていない場合、決まり次第国際郵便で書類を提出するなどの手続きが必要になることもあります。
海外で生活するなら、現地の銀行口座は必須です。しかし、口座開設には時間がかかることもあります。口座を開設するまでの間、当面の生活費が必要です。海外でも使えるデビットカードやクレジットカード、現地通貨などを用意しておきましょう。
給料の受け取り方法に注意
海外赴任中の給料の受け取り方は、主に以下のような種類があります。
- 日本の口座に全額振込
- 現地の口座に全額振込(現地通貨)
- 日本の口座と現地の口座に分けて振込
給料の受け取り方は、企業によって異なります。
なお、日本の口座に給料が全額振込されるケースは注意が必要です。現地でお金が使えるようにするために準備をしておく必要があります。海外に対応したデビットカードやクレジットカード、インターネットバンキングの手続きをしておくと良いでしょう。
◆関連記事 メキシコで銀行口座を開設するには?必要書類や注意点について解説
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