このページのまとめ

  • 海外就職でも志望動機の考え方は基本的に国内企業と同じ
  • 海外で働きたい理由を明確化させることが重要
  • 「なぜ海外なのか」に答えるために、自分の経験やスキルをアピールする
  • 海外就職の志望動機作成のポイントは自分が会社に貢献できることを伝えること

海外就職を実現させるために必要なものは、明確な志望動機です。そのため、「海外で働きたい」「英語を使った仕事がしたい」などの漠然とした志望動機では不十分といえます。では、海外就職で役立つ志望動機とはどういったものなのでしょうか。本記事では海外就職を目指す上で重要となる志望動機の作り方を詳しくご紹介します。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人の方の、メキシコでの就職活動を無料でサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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「海外で働きたい理由」を志望動機で伝える方法

企業へのエントリーや面接など、就職活動を始めると必ず聞かれる志望動機。海外就職の場合でもそれは同じです。ここでは、海外就職の志望動機を作る上での基本的なポイントをお伝えします。

海外就職の際も基本の構成は国内企業と同じ

海外就職といっても、様々なパターンがあります。
応募先の企業が日系企業なのか、外資系企業なのか、海外駐在を目指すのか、現地採用で働くのか、など、応募先企業や条件は様々ですが、志望動機の基本的な作り方は国内企業と同じです。

会社にどう貢献できるのかを盛り込む

海外の企業では、専門性の高さや実績、経験が重要視され、即戦力となる人材が求められます。それは海外就職を希望する日本人も同じです。そのため、自分が今までやってきたことやスキル、経験などを見直し、自分の強みを明確にしましょう。
そして、その会社の事業内容と自分のスキルや経験を照らし合わせて、自分が会社に貢献できそうなことや、自分が入社したらどのように活躍できるのかを企業へ具体的に說明できるようにならなければいけません。
また、未経験OKの求人に応募する際は、応募先企業が求める人材と自分のスキルや経験の共通するポイントを見つけるとよいでしょう。

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なぜその会社でないといけないのかを伝える

企業は志望動機からあなたが入社後長く働いてくれそうな人かどうかを判断します。そのため、面接官に「この会社でなければいけない」と思われる志望動機が必要です。その会社に入社したいという熱意と覚悟が企業に伝わるような志望動機を作ることが重要といえるでしょう。
そのためには、企業理念や事業内容など、その会社のリサーチを行います。応募先企業の強みやその会社に共感できる部分、自分だからこそできることを探しましょう。
そして、その会社に惹かれた理由を明確にします。その会社のどのような部分に惹かれたのか。この惹かれたポイントは自分のやりたいことにどう繋がるのか。惹かれた理由を明確にすることで、その会社でなければならない理由が明確になるでしょう。

志望動機は、企業にとってあなたが何をできる人なのか、会社にどのような利益を生んでくれそうなのか、社風にマッチするか、などを見極める判断基準です。これは、国内の企業だけでなく、海外の企業も同じでしょう。

上記のポイントに加えて「なぜ海外なのか?」を盛り込む

大まかな志望動機ができあがったら、そこに「なぜ海外なのか」というポイントを加えましょう。海外就職を目指すのなら、海外で働きたい理由は必須。「語学力を活かした仕事がしたい」「海外就職に挑戦したい」など、海外就職を目指す具体的な理由を盛り込みます。
また、働きたい国が決まっているのなら、その国で働きたい理由が必要です。海外でなければならない理由を明確化することが海外就職を目指す上で最も重要だといえるでしょう。

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海外で働きたい理由を具体的にする

「なぜ海外なのか」に答える際には、海外就職を目指したきっかけの他に自身のスキルや経験を盛り込みましょう。

自身のスキルに関連付けてアピールする

語学力

自分の語学力をアピールするならば、自分の語学力のレベルを把握することが重要です。英語力ならTOEIC・TOEFLなど、その他の語学であれば語学力検定を受験することができます。しかし、日本で行われる検定は、海外では通用しない場合があるので注意が必要です。現地企業を希望する場合は、検定ではなく、「日常レベルの会話ができる」など、具体的に伝えられるとよいと思います。そして、自分の語学力を海外でどのように活かしたいのかを明確にしましょう。また、主要な言語のみでなく、ローカル言語を話せると地域によっては好印象です。

専門スキル

海外勤務者は即戦力が求められる関係で、国外から来たスタッフを「一から教育する」ケースは少ないでしょう。そのため、技術を伴う職業の場合は、自身の専門スキルや日本での実績、資格をアピールする必要があります。語学力同様、自分ができることを具体的にすることが重要です。海外で即戦力として働きたい人は、専門スキルを磨くとよいでしょう。

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過去の経験に関連付けてアピールする

自分の過去の経験をもとに海外でなければならない理由をアピールすることもできます。

留学やホームステイなどの経験

留学やホームステイの経験がきっかけで海外就職を目指しているケースです。留学やホームステイの経験を通じて海外で働きたいと思った理由や、やりたいことを明確にしましょう。また、海外生活で培った広い視野やコミュニケーション能力などをアピールするのもおすすめです。

友人からの影響

「外国人の友人の価値観が好き」「海外で生活する友人が毎日楽しそうだから」など、外国人の友人や海外で働く友人に影響を受けた場合、影響を受けた上で自分が海外生活で何をやりたいと感じたのかを具体的にします。そして海外就職を通して得たいことや会社に貢献できそうなことを伝えられるようにしましょう。

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海外で働きたい理由を盛り込んだ志望動機の例文

アピールポイントを明確にしたら、それらを盛り込んだ志望動機を作りましょう。あなたの「海外で働きたい理由」の本音を、就職活動の場で使える文章に変換します。
志望動機作成のポイントは、海外就職を目指したきっかけ、自分がやりたいこと、自分ができることが伝わる文章にすることです。自分がやりたいことだけでなく、自分ができることを伝えられるとより良い志望動機を作ることができるでしょう。

例文①

私は学生時代に英語を学ぶため、カナダへ留学した経験があります。留学先では、日本語に触れず、英語のみの生活を送っていました。初めの頃は、英語でのコミュニケーションが難しく、外国の方と思うように会話することができませんでした。しかし、根気よく英語を使っていた結果、今では外国の方と問題なくコミュニケーションを取ることができます。留学経験を通して、実践的な英語力が身につき、また、臆することなく外国の方とコミュニケーションを取れるようになりました。この実践的な英語力とコミュニケーション能力を、新規顧客の開拓を目指す御社の海外業務で活かすことができると考えております。

例文②

現在は、日本で営業業務に従事しています。多くのお客様は日本人ですが、外国の方がお客様であることも多いです。外国人のお客様と契約を結んでいく中で、外国の方と一緒に仕事をするやりがいや楽しさを知り、海外で現地の方々と働きたいと思うようになりました。私には海外で働く同期入社の友人がいます。海外就職を考えていたときに、その友人の語学力やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力が向上しているのを目の当たりにしました。その友人に良い刺激を受けたことが海外就職を目指したきっかけです。海外で外国人の方と一緒に働くことで、自分の営業能力をレベルアップさせたいと思っています。また、日本での営業経験を海外で活かし、御社の営業業務に貢献したいと考えております。

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