このページのまとめ

  • メキシコのリゾート地のカンクンは美しいビーチが多く、マヤ文明の遺産が数多く残る
  • カンクン周辺には日帰りでも訪問できる観光スポットが多い
  • カンクン滞在を楽しむなら、オールインクルーシブスタイルのホテルがおすすめ
  • カンクンの夜はバーやナイトクラブ、カジノを楽しむことができる
  • ロスカボスやアカプルコなど、メキシコにはカンクン以外にも魅力的なリゾート地がある

メキシコ南東部に位置するカンクンは、真っ白な砂浜と青い海のコントラストが美しい人気のビーチリゾート!周辺にはマリンアクティビティや遺跡スポットが充実しています。本コラムでは、カンクン周辺の観光スポットや現地情報、カンクン以外のビーチリゾートをご紹介。メキシコ旅行を思う存分楽しみたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。

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メキシコの人気リゾート!カンクンの特徴

メキシコの観光地といえば「カンクン」。メキシコ合衆国の南東部、カリブ海沿岸のキンタナ・ロー州のユカタン半島の先端に位置している世界屈指のリゾート観光地です。

美しいビーチが多い

世界のビーチの中でも群を抜いて美しいといわれているカリブ海。そのため、カリブ海が面するカンクンは美しいビーチが多いエリアです。なかでも「カンクンビーチ」の白い砂浜と青い海のコントラストは一見の価値があります。ビーチ沿いには豪華なリゾートホテルが集結しており、宿泊客はホテルのプライベートビーチを利用可能です。誰でも入れるパブリックビーチもあるため、宿泊客でなくても利用できます。

マヤ文明の遺跡の宝庫

カンクンがあるユカタン半島はマヤ文明の遺跡の宝庫です。マヤ文明とはアメリカ大陸の3大文明の一つ。高度な文明を持っていたことで知られています。メキシコの世界遺産は、自然遺産・文化遺産・複合遺産の計34ヶ所。ユカタン半島ではこういった数々の遺跡を目にすることができますが、今もなお未発掘の遺跡があちこちに眠っています。

参照元
公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟「世界遺産リスト 地域別リスト(北米・中米)」

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 旅行前に知っておくべき現地情報

滞在の拠点となるカンクンの基本情報を紹介します。
通貨や気候などは事前にしっかりチェックして、準備万端で旅行に出発しましょう。

公用語

公用語はスペイン語ですが、カンクンのリゾートホテルが建ち並ぶエリアでは英語も通じます。

通貨

通貨はメキシコペソ。アメリカからの旅行者が多いため、大半の商業施設やホテルでUSドルも使用できます。現地に日本円を換金できる両替所もありますが、レートが良くないことも多いのでUSドルを持参したほうが便利です。ただし、1ドル以下のコインは使えないため注意が必要。また、ドルで支払った場合にもお釣りはペソで返ってきます。

時差

カンクンと日本の時差は14時間。日本の方が14時間先に進んでいます。カンクンでは2015年からサマータイム制が廃止されており、1年を通じて時差は変わりません。

気候

年間の晴天率が高く、年間平均気温は約27℃です。5月~10月は雨季に入りますが、スコールや通り雨がほどんど。日本の梅雨のように1日中雨が降り続くことは少ないです。7月から8月が一番暑く、湿度も高め。9月から10月は台風シーズンで、風の強い日が増えます。11月から3月にかけて暑さがやわらぎ、特に夜は比較的涼しいので薄手の上着があったほうが良いでしょう。

治安

カンクンの治安は比較的良好。なかでも観光客の多くが滞在拠点とするホテルゾーンの治安は日本とさほど変わらないようです。ただし、スリやひったくりなどの軽犯罪は起こり得るため貴重品の管理には十分気を付けましょう。また、ダウンタウンと呼ばれるローカルエリアではドラッグを含め事件に巻き込まれる可能性が高くなります。旅行者が訪れることはあまりないエリアですが、興味本位で立ち入るのは避けた方が良いでしょう。

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カンクン滞在中に楽しめるおすすめ観光スポット

滞在中に楽しめるカンクン周辺の人気観光スポットをご紹介!
いずれもカンクンから日帰りで訪問できるので、気軽に足を運べます。

セノーテでのウォーターアクティビティ

 


海とは違った雰囲気でウォーターアクティビティを体験したい人には、「セノーテ」がおすすめ。
セノーテは石炭岩地帯の陥没穴に地下水が溜まることで生まれた泉で、カンクンが位置するユカタン半島に点在しています。セノーテの特徴は泉の下層にある大きな鍾乳洞。大自然によって作られた光景に驚く人も多いでしょう。また、水の透明度が高く、どこか神秘的な魅力を持っています。大きなセノーテではダイビングやシュノーケリングなども体験でき、参加すればよりセノーテの美しさを堪能できるでしょう。
セノーテはユカタン半島内に数千個あるとされており、そのなかでも人気のスポットを2つご紹介します。

グラン・セノーテ

グラン・セノーテはカンクン周辺でとても知名度の高い泉。カンクンから車で1時間30分~2時間程度のところにあります。
ほかのセノーテに比べて鍾乳洞の規模が大きいのが特徴です。また、泉の透明度も高く100メートル先を見渡せるほど。水中に入れば、鍾乳石の間を泳ぎながら幻想的な世界を楽しめます。グラン・セノーテは、ダイビング中に「光のカーテン」という神秘的な現象が起こることでも有名。光のカーテンとは、透明度の高い水中に光が差し込み、まるでカーテンのように見える現象のことです。より美しい光のカーテンを見るためには、透明度が高いと言われる午前中の早い時間に行くのがおすすめ。観光客も比較的少ないので、落ち着いてダイビングを満喫できるでしょう。

セノーテ・イキル

セノーテイキルの特徴は、その深さ。水深が40mもあり、飛び込みが楽しめるセノーテとして有名です。
カンクンからは約200km離れたところに位置し、車で2時間30分~3時間ほど。近くに世界遺産チチェンイッツァがあり、遺跡とセットで訪れるツアーが多く見られます。
直径が50mを超える大きなセノーテの周りを岩壁が囲み、上からツタが垂れ下がる光景は圧巻。グラン・セノーテと比べると水の透明度は劣りますが、自然が作り出したダイナミックな地形や数メートルの高さからの飛び込みを楽しみたい人にはおすすめの場所です。

マヤ文明の城塞「トゥルム遺跡」

 


カンクンから車で1時間30分~2時間ほどの場所に位置するトゥルム遺跡では、カリブ海を背景にミステリアスな遺跡を楽しむことができます。
トゥルム遺跡はマヤ文明の後期に栄えた城壁都市。遺跡内に残されたレリーフやフレスコ画の装飾からは、マヤ文明時代の世界観を学べます。崖の上に建てられた神殿から見る景色は、真っ白な砂浜とカリビアンブルーに輝く海のコントラストが美しく、SNS映えスポットとしても人気です。神殿の裏手からビーチに降りて海水浴ができるため、水着を着て訪れる欧米人観光客も多くみられます。
また、遺跡の周りには多くの野生動物が生息しており、日向ぼっこをするイグアナに出会うことも。トゥルム遺跡は爬虫類好きの人にとっても魅力的なスポットといえるでしょう。

フォトジェニックなピンクラグーン

ピンクラグーンはSNSでも話題に上がる、鮮やかなピンク色が特徴的な塩田。日本ではピンクレイクと呼ばれることが多いですが、正式名称はピンクラグーンです。カンクンからピンクラグーンがあるリオ・ラガルトス村までは、車で約3時間。カンクンからだと少し時間がかかりますが、そこには移動の疲れを忘れてしまうほどの絶景が待っています。
水面の鮮やかなピンク色は、プランクトンや塩分の影響によるもの。よりフォトジェニックな写真を収めたいなら、正午から午後にかけて訪問するのがおすすめです。微生物が活性化する午後は、より美しいピンク色が見られます。
近年ではこのロマンチックな光景を求めて、ハネムーン先にピンクレイクを選ぶ人も増えているようです。

世界遺産「チチェンイッツァ遺跡」

 


チチェンイッツァは1988年に世界遺産として認められた、マヤ文明最大の古代都市遺跡です。カンクンから車で3時間ほどのところに位置し、今なお謎が多く残る遺跡として注目を浴びています。
敷地内に入るとまず目に飛び込んでくる「エルカスティージョ」がこの遺跡の見どころ。この建造物は、マヤの最高神「ククルカン」を祀るピラミッドとして建てられました。また、建物そのものが暦を表していることでも有名です。当時利用されていた天文台跡などからも、マヤ人がいかに高度な文明を持っていたかを感じ取れるでしょう。

マリンアクティビティが充実のイスラ・ムヘーレス

 


「カンクンよりも美しい」と言われる海を持つイスラ・ムヘーレスは、全長8kmほどの細長い島です。カンクンからイスラ・ムヘーレスまでは、高速フェリーで約30分。ツアーに参加せず、個人でも訪れやすいのが特徴です。
ジンベイザメやイルカと一緒に泳げるアクティビティや、ヨットのクルージング体験など、小さな島内にも魅力がたくさん!島内では観光客向けの移動手段としてゴルフカートが利用されており、マリンスポーツをしない人でも、カートでゆったり島巡りを楽しめるでしょう。

新たなリゾート地!プラヤ・デル・カルメン

 


プラヤ・デル・カルメンはカンクンから南へ約65kmに位置する町。車で1時間~1時間30分ほどかかります。もともとは小さな漁村でしたが、ホテルやショッピングモールの開発によって、世界中から注目される新たなリゾート地になりました。
プラヤ・デル・カルメンの目抜き通りである5番街(アベニーダキンタ)には、かわいいお土産屋さんやメキシコ料理店、バーなど何でも揃っています。ラムネ色に輝く海もとても美しく、ビーチ沿いには路面店やレストランが立ち並んでいるので、丸1日滞在しても飽きることはありません。

また、セノーテやトゥルム遺跡といった観光スポットにアクセスしやすいこともプラヤ・デル・カルメンの利点です。カンクンからだと2時間以上かかるスポットにも、プラヤ・デル・カルメンからだと1時間程度で到着するので、時間の節約になります。コスメル島へのフェリー乗り場もあるので、プラヤ・デル・カルメンを拠点に周辺を巡ってみるのも良いでしょう。

ダイバーの憧れ!コスメル島

 


コスメル島は「カリブの楽園」と呼ばれ、ほぼ手付かずの自然が魅力の島。プラヤ・デル・カルメンからフェリーで10分ほどの場所にあり、カンクンから日帰りも可能です。
コスメル島ではイルカ、マナティ、ウミガメなど、さまざまな生物を見ることができ、世界中からダイバーが訪れます。なかでも人気なのが、チャンカナブ国立公園内にある2つのダイビングスポット、チャンカナブリーフとドルフィンディスカバリーです。チャンカナブリーフは水深が浅く水流が穏やかなため、初心者でも安心してダイビングを楽しめます。また、確実にイルカに会えるドルフィンディスカバリーはとても人気が高く、事前の予約がおすすめ。イルカと水中で触れ合いたい人はぜひ訪れてみると良いでしょう。
ダイビング以外のマリンスポーツも盛んなコスメル島は、パラセーリングやカイトサーフィンなどが好きな人たちからも注目を集めています。

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 カンクンのホテル選び

オンザビーチのホテルでゆったり過ごすのがカンクン滞在の醍醐味!滞在中の多くの時間をホテルで過ごすことになるため、「滞在先選びを失敗したくない…!」と悩む人もいるでしょう。
より充実したリゾートステイにするために、ホテル選びの方法をアドバイスします。

オールインクルーシブがおすすめ!

カンクンのホテルでは「オールインクルーシブ」が主流です。オールインクルーシブスタイルのホテルでは、宿泊費に食事やドリンク代などが含まれています。そのため、ホテルのレストランやビーチでの食事を思う存分楽しむことができるでしょう。また、ドリンクにはお酒も含まれています。開放的なビーチでメキシコ料理やお酒を楽しみたい方におすすめです。

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カンクンはナイトアクティビティも充実

カンクンのナイトスポットである「カンクン岬」はカンクン北部に位置しています。カンクンのホテルゾーンからは24時間バスが運行。料金は1回100円程度です。夜中や早朝の利用客の多くは観光客なため、比較的安全に利用することができるでしょう。カンクンのナイトスポットには、バーやショーを楽しめるナイトクラブ、カジノなどがあります。初心者でも楽しめるショーを開催しているクラブもあるため、カンクン滞在中に一度は訪れたいスポットです。もちろんホテルでもショーやイベントが開催されているため、ホテルでもカンクンの夜を楽しむことができます。

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こちらも注目!カンクン以外のメキシコリゾート

メキシコの観光地といえばカンクンが有名です。しかし、それ以外にも魅力的なリゾートがメキシコにはあります。

ロスカボス

「ロスカボス」はバハカリフォルニア半島に位置しています。晴天が多く、カラッとした気候が魅力なエリアです。カリブ海を堪能できるカンクンとは異なり、カリフォルニアの空気を感じることができます。大人向けの落ち着いたリゾートであるため、優雅に過ごすことができるでしょう。また、ロスカボスのコルテス海は世界遺産に認定されており、海洋生物の種類が豊富な海です。ダイビングやシュノーケリング、1月から3月にはホエールウォッチングを楽しむことができます。内陸部には荒野が広がっているため、サボテンといったメキシコらしい風景を楽しむことができるでしょう。

アカプルコ

アカプルコはメキシコシティから飛行機で1時間程の場所にあるリゾート地です。世界有数のビーチリゾート地で、「プラヤ・オルノス」ビーチの周辺には多くのホテルが立ち並んでいます。一方「プラヤ・コンデサ」ビーチ周辺には老舗レストランやホテルなどが多く、夜になるとバーやクラブがオープンするため一日中楽しむことができるエリアです。また、アカプルコでスリルを感じたいのであれば断崖絶壁の観光スポットの「ラ・ケブラーダ」がおすすめ。高さ35mから海に飛び込む伝統行事を見学することができます。
観光地として栄えるアカプルコですが、近年は治安が悪化しているエリアです。アカプルコを訪れる際は、治安の悪い場所に行かないように十分注意しましょう。

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メキシコはカンクンをはじめ、きれいなビーチを楽しめるスポットが満載の国です。
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