このページのまとめ

  • 海外には約74万人の日本人女性がいる
  • 日本人女性には、日系企業での事務や営業、日本語教師、観光関連の仕事がおすすめ
  • 海外で働くメリットは、日本ではできない体験ができ、語学力が身につくこと
  • デメリットは、慣れない環境で暮す大変さや、日本の家族や友人と会えなくなること
  • 「働くこと」が目的なのか、「体験」が目的なのか考えよう

海外で働きたい日本人女性に向け、海外就職の方法やおすすめの仕事を紹介します。コラムを読んで、海外ではどのような働き方ができるのか確認してみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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海外に住む日本人女性はどれくらい?

外務省「海外在留邦人数調査統計」によると、令和元年度時点で海外に在留する日本人の数は141万356 人と、昭和43年以降で最も多い数となりました。以降はコロナ流行によって減少に転じているものの、依然として135万人ほどの日本人が海外に在留しています。

このうち男女別の割合を見てみると、男性は66万6,985人(約47%)、女性は74万3,371人(約53%)で、海外に暮らす日本人は女性のほうが多いことが分かります。

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日本人の女性が海外で働く5つの方法

日本人の女性が海外で働く主な方法について解説します。自分のスキルやキャリアに合った方法はどれかチェックしてみましょう。

グローバル企業で海外赴任を目指す

海外に拠点を持つグローバル企業なら、海外赴任できる可能性があります。社内で海外転勤の希望を出したり、転職で海外勤務のポジションを獲得したりすれば、海外勤務が可能になるでしょう。
海外赴任者には日本の基準に則った給与が支払われるうえ、たいていは海外赴任手当や福利厚生が用意されています。高待遇で働けるので、海外で働く方法としては安定した方法といえるでしょう。

海外駐在の多い業界は、メーカーや総合商社、海運などが挙げられます。海外に取引先がある企業や、海外拠点を持っている企業が多いからです。海外赴任が多い仕事に関しては「海外出張が多いのはどの仕事?仕事内容やメリットデメリットについて解説」で紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

現地企業に就職する

現地企業や、現地にある日系企業に就職するのも一つの手です。海外赴任する方法とは異なり、好きな国に好きなタイミングで渡航でき、自由度の高い就活ができる点はメリットといえるでしょう。日本にないような優良企業と出会える可能性もあります。一方、現地企業に入るには外国語のスキルはもちろん、専門的なスキルも必要になるのでハードルは高めです。語学力に自信がない人は、転職エージェント等を活用して、自身のスキルに合った求人を探すといいでしょう。

現地企業に就職する方法については「海外で現地採用として働くメリットを解説!向いているのはどんな人?」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

海外留学中にアルバイトをする

現地語が話せるなら、海外留学中にアルバイトをすることも可能です。飲食店や宿泊施設なら、日本人の女性が働ける職場も存在します。ただし、留学中に働けるかどうかは、ビザの種類や渡航先の国の制度によって異なるので注意が必要です。たとえば、アメリカに学生ビザで留学する場合、校内限定で週20時間以内と、アルバイトの時間が制限されています。留学中にアルバイトをする際は、取得したビザで就労可能な範囲についてよく確認しておきましょう。

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ワーキングホリデー制度を利用する

ワーキングホリデーは、18~30歳の日本人が、協定国に1年ほど滞在して働ける制度です。交流や語学学習を目的とした制度なので、生活資金を補うためのアルバイトしかできませんが、現地で実際に働く経験を通して海外勤務への適性が確認できるでしょう。また、アルバイト中の経験を活かして、現地企業に就職できる可能性もあります。

ワーキングホリデーに関しては「ワーキングホリデー後の就職方法を解説!ワーホリ歴が評価されるテクニック」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

フリーランスの仕事をする

インターネットを活用する仕事なら、海外から日本の案件をこなすことができます。日本語で仕事ができるので、現地語のスキルは必要とされません。旅行をしながらフリーランスとして働く方法もあれば、フリーランスビザを取得して拠点を置く方法もあり、自由度の高い働き方ができるのが魅力といえるでしょう。

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日本女性におすすめの海外の仕事4選

海外で働くのに語学の壁を感じる人は多いのではないでしょうか?
確かに海外では高い語学力を必要とする仕事もありますが、日常会話ができればOKという仕事も存在します。
ここでは語学に自信がなくても就きやすい職を含めて、女性におすすめの海外での仕事をご紹介していきます。

日本食レストラン

日本人レストランでの主な働き方は、レストランのオーナーになるか、料理人になるか、ウエイトレスになるかの3つ。
オーナーになるには語学力をはじめ、経営者としての素質や資金が必要になりますが、ウエイトレスはアルバイトの募集も多く、比較的簡単に職に就けるため、若い人たちに人気です。日本人の客が多い店舗であれば「日本語ができればOK」という求人もあるので、自分の語学レベルに合ったお店を探せます。
現地語が必要な場合も、簡単なやり取りができれば良いという求人もあるので、海外での最初の仕事としておすすめです。

日系企業の事務・営業

日本での事務や営業の経験がある人は、海外でもそのスキルを活かして働けます。海外にある日系企業のオフィスであれば、業務の中心は日本語であることも多く、日本と変わらないスタイルで働くこともできるでしょう。
例えば事務仕事で使うパソコンは日本語が使えますし、営業先が現地の日系企業や日本人であれば、高い語学力がなくても大丈夫です。

日本語教師

外国人に日本語を教える日本語教師は、「人に教えるのが好き」という方におすすめの仕事です。生徒とコミュニケーションをとるには現地の言葉が必要ですが、日本語教師のアシスタントとして働く場合は、高い語学力が求められないケースもあります。
日本語教師は人に教える立場にありますが、生徒たちとの交流を通して現地の文化や現地語が学べるのが魅力です。
求人は、国や教育機関によって資格を条件とすることもあれば、資格不問の場合もあります。「日本語教師になりたい!」という意思が決まっている人は、スキルを証明するためにも資格取得を目指してはいかがでしょうか。

日本語教師については「海外で日本語教師として働くには? 応募条件や必要資格について解説」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

観光業

ホテルの受付やツアーガイドなどの仕事があります。一例を挙げると、日本人客が多いホテルでは、日本語できめ細やかなサービスができる日本人スタッフの需要が高いでしょう。
日本人向けのツアーガイドの場合、仕事で使うのは日本語が中心となるので、高い語学力が求められないこともあります。とはいえ、現地の知識や観光地の情報、緊急時の対応方法などは学ぶ必要があるでしょう。

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日本人女性が海外で仕事をするメリット・デメリット

「海外で仕事をするか迷っている…」という方は、海外で働くメリットとデメリットを把握しておきましょう。

まず、海外で仕事をするメリットの1つ目は、現地での暮らしを通して、その国の文化や習慣を深く知れること。現地の人と会話ができれば、日本の情報を発信して異文化交流が実現します。
日本にはない価値観や考え方を知ることは自身の成長につながり、仕事だけではなく生活の全てを通して色々な事柄が学べるのではないでしょうか。
また、仕事や生活を通した語学力アップも期待できます。街を歩けば外国語が聞こえてくる環境では、自然と語学力が伸びていくでしょう。

一方で海外生活のデメリットは、やはり慣れない環境で暮らす苦労にあります。言葉や文化が違う外国では、毎日の食事に慣れるのも大変、ということもあるようです。
さらに、日本から遠く離れた国だと簡単に帰国できないので、家族や友人と会えない不安もあるでしょう。今はSNSやメール、電話で距離に関係なくコミュニケーションがとれる時代ですが、それでも直接会えないのは寂しいと感じるかもしれません。
また、海外は日本と比べて治安が悪い地域が多く、女性の1人暮らしは不安を伴うことがあります。

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海外での仕事の選び方

海外には先ほどご紹介したほかにも色々な仕事がありますが、迷った時は以下のようなことを仕事探しの軸にすると良いでしょう。

「働く」が中心か、「体験」が中心か

仕事を探す前に、「なぜ海外で働きたいのか」という目的を明確にしましょう。
海外で働く目的は、「働いて生活できる収入を得たい、キャリアを築きたい」という「働くこと」を中心とするものと、「収入は少なくても現地で何かを体験したい」という「体験」を中心をするものの2つに大別できます。
前者では収入が安定している正社員や、専門性が活かせる仕事、将来のキャリアにつながる仕事を探すことになるでしょう。
一方後者では、ワーキングホリデーを利用したり、青年海外協力隊といったボランティアに参加したりという選択肢もあり得ます。

駐在員か現地採用か

日系企業に所属し海外で働く方法は、駐在員として働くか、現地採用で働くかの2つです。
駐在員として働く場合は、日本で日系企業に就職し、海外現地法人に派遣されることになります。一方の現地採用は、日本企業の現地法人に現地で直接採用され、雇用関係を結ぶスタイル。
駐在員の給与や待遇は日本の水準ですが、現地採用は現地の水準がベースとなるため、日本で働くより給与が低くなる可能性が考えられます。
ただ、駐在員はある程度キャリアを積んだ人材が選ばれるので海外に行けるまでに時間がかかる点、希望の国に派遣されると限らない点がデメリット。
現地採用は経験が浅い人でも採用されるチャンスがあること、働く国を自分で選べることがメリットになるので、駐在員か現地採用どちらにするかは、自分の経験と双方のメリット・デメリットを考えた上で決めましょう。

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語学力が必要かどうか

語学力も、海外で仕事を選ぶ際の基準の1つになります。
「語学力は充分でないが現地で働きながら学びたい」という場合は、まずは語学力が求められない仕事を探すことになりますし、「語学を活かして仕事がしたい」という場合は、通訳といった仕事を探しましょう。
語学が不十分で不安を感じるなら、日本である程度勉強してから渡航するのが良いでしょう。

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海外で働くための準備

海外で働くための準備について解説します。興味のある職種に関して、どのような準備が必要なのか確認しておきましょう。

海外で働く目的を明確にする

「なぜ海外で働くのか」という目的をはっきりさせておきましょう。海外生活は、食事や文化が日本とは異なるだけでなく、家族や知人と顔を合わせることができなくなってしまいます。そのため、「思っていたより過酷」に感じることもあるでしょう。苦労を乗り越えるには、きちんとした目的が必要です。目的があれば、ホームシックになった際もモチベーションを維持することができるでしょう。

スキルやキャリアを見直す

語学力や専門スキルなど、自分の持っているスキルについて把握しましょう。自身のスキルレベルを明確にできれば、資格取得を目指すべきか、語学検定を受けるべきか、自分に合う仕事を探すべきかなど、スタート地点がはっきりします。

必要なビザの種類や取得要件を確認する

海外で働くには、基本的に就労可能なビザが必要です。就労ビザは国ごとに取得要件が異なるため、自分がビザの要件に当てはまっているか調べておきましょう。

就労ビザに関しては「海外就職に必要な就労ビザとは?種類や取得方法を解説!」でも解説しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

現地の生活や習慣について調べておく

海外で働くには、現地でどんな生活を送るかをイメージすることも大切です。働きたい国があってもその国の生活習慣が合わないと苦労が大きいので、あらかじめ現地の風習についてはよく調べておきましょう。
その国に行ったことがないのであれば、実際に現地を訪れて交通機関を利用したり、地域の人たちと話をしたりするのがおすすめ。旅行気分ではなく、「ここでの生活はどんな風か?」という目線でその国を見てください。
同時に現地の治安情報は必ず把握しておくべき事項です。同じ国であっても地域によって治安状況は異なるので、どの地域が安全でどの地域が危険なのか、どういった環境にある住宅を選べば良いのかは、かならずチェックしておきます。治安にかかわるその国の政治情勢についても学んでおくと良いでしょう。

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