このページのまとめ
- メキシコでの生活費は、1ヶ月10,000ペソ～（7万6,000円～）が目安
- 物価の上昇や円安の状況ではあるものの、日本と比べればまだまだ物価は安いといえる
- メキシコは農業大国なので、肉や野菜、果物などの食材が安い
- バスや地下鉄は格安で、一回あたり50円～の運賃で利用できる
- 医療費は高いので、民間の医療保険や福利厚生の「高額医療保険」などに加入しておくと安心
メキシコ就労を検討している方に向け、メキシコ暮らしの1ヶ月の生活費について解説します。コラムを読んで、具体的にいくらくらいかかるのかチェックしておきましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
メキシコでの1ヶ月の生活費
メキシコでの1ヶ月の生活費は、概ね10,000ペソ～（7万6,000円～）が目安となります。住む地域や生活スタイルによっても変わりますが、メキシコは基本的に物価が安いので、日本で暮らすよりも生活費は安く済むでしょう。
- メキシコでの1ヶ月の生活費（目安）
| 家賃 | 7,000ペソ（5万3,200円） |
| 光熱費 | 1,000ペソ（7,600円） |
| 通信費 | 500ペソ（3,800円） |
| 食費 | 4,000ペソ（3万400円） |
| 合計 | 12,500ペソ（9万5,000円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
メキシコの物価は上昇傾向にあり、食品や日用品の値段は、数年前に比べるとかなり高くなっています。また、円安ペソ高が続いていることもあり、以前ほど「物価が安い」とは言えない状況です。
しかし、日本と比較すればまだまだ物価は安く、生活費を節約しながら海外生活をすることができます。日本と同水準の収入があれば、かなり余裕のある暮らしができるでしょう。
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家賃
メキシコ全土の家賃は、およそ3,500ペソ（2万6,600円）が相場とされています。
ただし、メキシコは国土が広いため、地方と都会とでは家賃相場に大きな差があります。特に都心部は、近年家賃の高騰が顕著です。ここでは、日本人が多く暮らす地域の家賃相場を紹介します。
- メキシコ主要都市の家賃相場
| 家賃相場：シェアハウス | 家賃相場：一人暮らし | |
| メキシコシティ | 7,000～20,000ペソ （5万3,200円～15万2,000円） |
15,000～40,000ペソ （11万4,000円～30万4,000円） |
| アグアスカリエンテス | 3,000～8,0000ペソ （2万2,800円～6万800円） |
8,000～18,000ペソ （6万800円～13万6,800円） |
| ケレタロ | 4000～10,000ペソ （3万400円～7万6,000円） |
10,000～20,000ペソ （7万6,000円～15万2,000円） |
| モンテレイ | 5,000～20,000ペソ （3万8,000円～15万2,000円） |
13,000～40,000ペソ （9万8,800円～30万4,000円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
メキシコで家賃相場が最も高い地域は、メキシコシティ都心部です。一人暮らしをするなら基本的に20,000ペソ～（15万2,000円）から物件を探すことになります。都会は家賃が高いので、節約のためのシェアハウス・ルームシェアが人気。社会人でもシェアハウスを利用する人が多くいます。
なお、メキシコで家を探す際は、家賃が安すぎる物件はおすすめしません。セキュリティがしっかりしている物件ほど家賃は高くなる傾向にあるので、反対に家賃が安すぎる物件は安全性が不安です。なるべく相場に近い家賃の物件を選びましょう。
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光熱費・通信費
メキシコ生活における光熱費・通信費は、概ね以下の額が目安となります。具体的な料金は、契約内容や生活スタイルによって変わるので、参考程度にご覧ください。
- メキシコの光熱費・通信費の目安（1ヶ月）
| 電気代 | 500ペソ（3,800円） |
| 水道代 | 150ペソ（1,140円） |
| ガス代 | 300ペソ（2,280円） |
| 通信費（インターネット） | 500ペソ（3,800円） |
| 通信費（携帯電話） | 200ペソ（1,520円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
水道代と電気代は、使う量に応じてレートが変動するパターンが主流です。そのため、使う量を節約すれば、料金を大きく減らせるでしょう。
なお、光熱費やインターネット代は、家賃に組み込まれている場合もあります。自分で振り込みに行く手間が省けるので、家賃に含まれていたほうが便利です。
食費
メキシコ生活における1ヶ月の食費は、概ね4,000ペソ～7,000ペソ（約3万円～約5.3万円）が目安となります。外食をする頻度にもよりますが、メキシコは食材が安いので、日本で生活するよりも食費は安く済むでしょう。
ここでは、メキシコで売られている食材の値段や、外食一食分の値段の目安について解説します。
- 食材の価格（目安）
| 水10L | 20ペソ（152円） |
| 野菜1㎏ | 20～50ペソ（152～380円） |
| 果物1㎏ | 20～50ペソ（152～380円） |
| 牛肉1㎏ | 150ペソ（1,140円） |
| 魚1㎏ | 250ペソ（1,900円） |
| 米1㎏ | 25ペソ（190円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
農業大国のメキシコでは、食材が安価で手に入ります。肉や野菜、果物、乳製品などが安く買えるので、自炊をすれば食費はかなり抑えられるでしょう。一方、魚の値段はやや高め。メキシコは高地が多く海が遠いので、魚介類は高くなりがちです。
- 外食の値段（目安）
| ローカル食堂のランチ | 70ペソ（532円） |
| ファストフード店のハンバーガーセット | 100ペソ（760円） |
| ファミレスのディナー | 150～300ペソ（1,140～2,280円） |
| 日本食レストランのディナー | 300～700ペソ（2,280～5,320円） |
| コーヒー | 40ペソ（304円） |
| ビール | 25ペソ（190円） |
| 屋台のタコス | 10～20ペソ（76～152円） |
| ケサディーヤ | 20～40ペソ（152～304円） |
| エンチラーダ | 80～150ペソ（608～1,140円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
外食をする場合も、ローカルな食堂を選べば安価で食事ができます。ローカル食堂のランチは、一食500円くらいが相場です。自分の口に合うお気に入りの店舗を見つけると、節約にもなるでしょう。
なお、メキシコはチップ文化がある国です。レストランでサービスを受けたら、食事代の10％～20％を目安にチップを支払いましょう。
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交通費
メキシコは交通費が格安です。地下鉄やメトロバスは料金が均一で、50円くらいの運賃でどこまでも乗っていくことができます。
- メキシコシティの交通費
| 地下鉄（メトロ） | 5ペソ（38円） |
| メトロバス | 6ペソ（45.6円） |
| 路線バス | ～5㎞まで6ペソ（45.6円） |
| 流しのタクシー | 初乗り8ペソ（60.8円） |
| 予約制タクシー（シティオ） | 初乗り13ペソ（98.8円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
バスや地下鉄などの公共交通機関は、料金が安いだけにどんな人が利用しているか分かりません。窃盗や強盗の被害も発生しているため、夜間利用するのは避けたほうが良いでしょう。
また、流しのタクシーに乗ることもあまりおすすめできません。強盗やぼったくりの被害が報告されています。タクシーを利用するときは、予約制のシティオやUberの配車サービス、ホテル専用タクシーなどを利用しましょう。
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医療費
メキシコでは、医療費が高額になりがちです。風邪で病院に行くだけでも数万円かかることもあります。そのため、簡単な風邪なら薬局の無料診察を受けて薬をもらうという人がほとんどです。
メキシコでは国民保険「IMSS」が提供されており、公立の病院については無料で利用できます。しかし、公立の病院は、設備が古かったり混んでいたりすることが多いため、日本人はあまり利用しません。診察は私立病院で受けるのが一般的です。診察費は高くなりますが、民間の医療保険や会社の福利厚生として高額医療保険に加入している場合、負担額を減らせます。
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娯楽費
物価が安いメキシコでは、映画館や美術館などの娯楽も安く楽しむことができます。
- 娯楽費（目安）
| 映画館 | 70ペソ（532円） |
| 美術館 | 50～100ペソ（380～760円） |
※1ペソ＝7.6円で算出
また、遺跡の入場料やアクティビティ料金など、観光客用の娯楽も比較的安価です。古代の遺跡群や豊かな自然景観、コロニアル様式の建築物と、観光要素が豊富なメキシコでの国内旅行も、お手頃価格で楽しむことができるでしょう。
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