このページのまとめ
- スペイン語は、話者人口世界第4位の言語で、国際的にみても需要が高い
- スペイン語が話せる日本語人材はあまり多くはないので、スペイン語通訳は狙い目の仕事
- スペイン語通訳として働くなら、メキシコがおすすめ
- メキシコは、日系企業の進出が盛んで、通訳の需要が高い
- メキシコなら、新卒や通訳未経験でも、通訳として採用される可能性がある
メキシコ就労を検討している方に向け、通訳になる方法や必要なスキルについて解説します。コラムを読んで、メキシコで通訳として働く方法をチェックしましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
メキシコでスペイン語の通訳として働く魅力
スペイン語は、世界的に見ても需要の高い言語です。20以上の国と地域で公用語に指定されており、話者人口は英語や中国語、ヒンディー語に次いで4番目の多さとされています。そのため、国際的なビジネスの場においては、スペイン語スキルの重要性が高まっているのです。
しかし、需要が高い言語であるにも関わらず、日本にはスペイン語を話せる人材はほとんどいません。そのため、高い語学力がなくても「日本語とスペイン語が話せる」というだけで、通訳として活躍できるチャンスがあるのです。
スペイン語通訳の活躍の場は主に海外。スペインやメキシコ、コロンビアなど、スペイン語圏に展開する日系グローバル企業で働けるチャンスがあります。
スペイン語のスキルを活かして働くなら、メキシコがおすすめです。メキシコは、スペイン語話者人口が最も多く、スペイン語の需要が高い国です。なおかつ、日系企業の進出が盛んなので、日本人駐在員と現地スタッフのコミュニケーションをサポートする通訳が求められています。通訳のニーズが高いので、スペイン語通訳として働くならメキシコは適した条件の国といえるでしょう。
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メキシコで働く通訳の仕事内容
メキシコで働く通訳の主な職場は、日系企業の社内通訳です。社内通訳の仕事は、会議通訳やメールの翻訳、商談の通訳など多岐にわたります。具体的には、以下のような仕事内容があります。
- 会議の通訳
- ミーティングでの通訳
- 商談の通訳
- 営業の通訳
- 取引先との会食での通訳
- 報告書の翻訳
- 仕事で使う資料の翻訳
- メールの翻訳
- ちょっとした日常会話の通訳
- 駐在員の生活のサポート
基本的には、決まった時間で動くというよりも、何か伝えたいことがあるときや集まりがあるときに呼ばれてサポートするといった働き方がメインです。また、営業職に同伴するなど、自社オフィス外で働くこともあります。
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通訳の仕事の種類
通訳の職場は会社のオフィスだけではありません。通訳は以下のような場面でも活躍するチャンスがあります。
- 現地ツアー
- イベントスタッフ
- ショッピング
- 結婚式での通訳
- 講演会での通訳
- 国際会議での通訳
- アテンド通訳
- インタビューでの通訳
- 病院や薬局での通訳(医療通訳)
- 裁判や取り調べでの通訳(司法通訳)
通訳の活躍の場は幅広く、求められるスキルレベルにはそれぞれ差があります。
たとえば、現地ツアーでの通訳やイベントスタッフは、通訳初級者でも挑戦可能です。一方、政治や司法、医療の場で活躍する通訳は、専門知識をはじめ高度な通訳スキルが求められるためトップクラスの通訳者が担当することになります。
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通訳になるには?
通訳になるのに、必須の資格はありません。ただし、実力本位の業界なので「どんな仕事をしてきたのか」という仕事の実績が求められます。
まずは経験を積むことが重要です。企業に所属して社内通訳者として働いたり、クラウドソーシングサイトで通訳関連の案件を受注したりして実績を積みましょう。
通訳スクールに通う場合は、スクールが提示する求人に応募する方法や、スクール系列の通訳会社の紹介で仕事を獲得する方法などもあります。
メキシコなら通訳未経験からでも働けるチャンスがある
メキシコなら、未経験からでも通訳として働ける可能性があります。
現状、スペイン語をビジネスレベルで話せる日本語人材はあまり多くはありません。また、即戦力レベルの通訳を雇ったとしても、コストが掛かってしまいます。そのためメキシコでは、社内でスキルを伸ばすことを前提に、日常会話レベルの語学力でも通訳として採用するケースがあるのです。
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メキシコで通訳として働くのに必要な語学力の目安
メキシコで通訳として働くなら、少なくとも日常会話レベルのスペイン語力が必要です。語学試験のレベルでいえば、DELEなら「B1(中級)」以上、西検なら「3級」以上が目安とされます。語学試験を受けるのは必須ではありませんが、スキルレベルを証明するのには効果的です。スペイン語能力があることを証明できれば、新卒でも採用される可能性があります。
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スペイン語の通訳として働くのに必要なスキル
通訳として働くには、以下のようなスキルが求められます。
語学力(スペイン語力)
通訳として働くなら、語学力は必須です。聞き取った内容を適切に訳すために、日本語とスペイン語の両方で高いスキルが求められます。特に、リスニング能力と語彙力はネイティブレベル以上のスキルが必要です。
理解力と表現力
理解力・表現力は、通訳に求められる専門的なスキルといえます。通訳は、ただ言葉を訳すだけの仕事ではありません。話し手の立場や表情、口調などさまざまな背景を踏まえたうえで、話の意図を正確に把握し、それを誤解がないよう訳して伝える必要があります。ときには、スペイン語ならではの言い回しや日本語特有の婉曲表現も理解したうえで、適切に言い換えて伝えなければなりません。こういった理解力や表現力が、通訳者としての実力が出るところといえます。
臨機応変な対応力
話し手の会話の流れや表現方法は、その時々によって異なります。たとえば、あらかじめ発言内容が決まっているような大きな会議でも、話者が突然ユーモアに富んだ発言をすることがあるかもしれません。そうしたときも、通訳は状況に合わせて柔軟に訳さなければなりません。
また、聞き手に合わせて訳し方を変えたり、話の内容が伝わっていないようであれば表現を変えるなど、臨機応変な対応が必要です。
コミュニケーション能力
通訳の仕事は、話し手と聞き手のコミュニケーションを支える仕事です。そのため、通訳者にも協調性や傾聴力をはじめとするコミュニケーション能力が求められます。声のトーンや表情、ジェスチャーなど、基本的なところから身に付けましょう。
専門知識
通訳で携わる分野についての専門知識がなければ、正確な通訳をすることはできません。医療・法律・IT・ビジネスなど、担当する分野に関する専門知識と専門用語を学びましょう。なお、文化や歴史、商習慣、マナーなど、基本的な知識については、幅広く学んでおくことが肝心です。
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