Find a Job in Mexico 【Leverages Career Mexico】
公開日:2022年6月16日
更新日:2025年9月18日
自身のキャリアを考えている駐在妻(夫)の方に向け、現地で仕事をする方法やメリットについて解説します。また、海外就労におけるハードルも紹介。コラムを読んで、海外での働き方について検討してみましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
配偶者の海外赴任に帯同し、海外で暮らす駐在妻(夫)も、自らのキャリアを考える人が増えてきています。
しかし、「現地で仕事がしたい!」と思っても、すぐに働けるわけではありません。駐在妻が現地で仕事をするには、ビザの問題や納税手続き、会社の規則など、さまざまなハードルをクリアする必要があります。
ここでは、駐在妻が海外で仕事をする際のハードルについて解説します。
駐在妻(夫)が現地で仕事をするには、ビザの問題が一番のハードルとなります。
駐在妻が海外で滞在する際に取得するのは、たいてい「配偶者ビザ(帯同ビザ)」です。配偶者ビザで仕事ができるかどうかは国ごとにルールが異なります。現地で仕事をするには「就労ビザ」への切り替えが必要になる国もあるため注意が必要です。
たとえば、イギリスは配偶者ビザでも働けますが、中国やタイは就労ビザに切り替えなければ働けません。また、アメリカやシンガポールなど、労働許可書を取得することで働けるようになる国もあります。
就労ビザを取ることになると、正社員雇用が前提となり、スポンサーになってくれる企業が必要とされます。就労ビザを取得するのは簡単ではなく、その難しさから、海外での仕事を諦めてしまう駐在妻も少なくありません。
ビザの規則は国ごとに異なるので、住んでいる国・地域のルールをよく確認しておきましょう。
配偶者の会社が、帯同家族の就労を禁止しているパターンもあります。この決まりは社内規定に明記されている場合もあれば、暗黙のルールになっている場合もあるため、注意する必要があります。
就労を禁止する理由は、会社が扶養手当や海外赴任手当を高額で支給していたり、家族の安全を確保する必要があったりするからです。配偶者の勤める会社と交渉すれば、就労の許可が下りる可能性もありますが、交渉するのに気が引けてしまったり、会社との揉め事を避けたりするために、就労を諦めてしまう人が多いというのも事実です。
また、帯同家族が就労することで、配偶者手当や一時帰国費用の手当といった福利厚生の対象外になってしまうリスクもあります。働くメリットとデメリットを把握したうえで判断するようにしましょう。
海外で収入を得れば、現地で納税義務が発生し、手続きが必要になります。
納税のルールは国や地域によって異なるうえ、配偶者の会社での確定申告に影響することもあるため、手続きが複雑になることも多いです。そうした税金関係の手続きの複雑さから、海外就労を諦めてしまうパターンも多いといえます。現地で仕事をする場合は、渡航先の税制をよく確認し、会社に相談しながら手続きを進めましょう。
海外赴任に帯同するために仕事を辞めた人は、配偶者の扶養に入っているパターンが多いはずです。社会保険上の扶養には、いわゆる130万円の壁があります。海外で仕事をして年収が130万円を超えると、社会保険上の扶養から外れるため、自分で社会保険に加入しなければならなくなります。
日本の社会保険がなくなると不便なことも多く、そこまでして働く必要はないと考える人も多いです。海外の社会保障制度は日本ほど充実していないことも多く、保険を自腹で手配しなければならないこともあります。
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駐在妻(夫)が現地で仕事をするには、さまざまなハードルがあります。しかし、そのハードルを乗り越えてでも、働くメリットがあるのは事実です。ここでは、駐在妻が仕事をするメリットについて解説します。
駐在妻(夫)が働くメリットは、キャリアを継続することができるところです。
海外駐在は期間限定なので、赴任後は数年で帰国するのが一般的です。その際、キャリアの空白期間が長いと、帰国後の再就職が不利になってしまう可能性が高いでしょう。また、気持ちの面でも、社会復帰への不安が大きくなってしまいがちです。数年仕事から離れることで、業界の変化についていけなくなることもあります。
近年は、自身のキャリア問題を考える駐在妻も増えてきています。現地で働き、ブランク期間を減らすことは、キャリア形成において重要なことといえるでしょう。
駐在妻(夫)にありがちなのが「日中暇を持て余してしまう」という悩み。
駐在妻(夫)が専業主婦(夫)になると、仕事という社会との繋がりがなくなってしまいます。さらに、海外ではママ友・パパ友といったコミュニティも少ないため、パートナーが働いている間は家で孤立してしまいがちです。特に子どもがいない家庭だと、家事もさほど忙しくなく、日中は暇を持て余すという人もいます。1人で何もしない時間が増えることで、生活にハリのなさを感じる人も少なくありません。
現地で仕事をするようになると、やりがいや達成感が得られ、生活の充実度が増すでしょう。仕事を通じて新しい人間関係も構築でき、自分の世界を広げることもできます。
仕事をすることで、経済的に自立できる点もメリットといえます。
日本で共働き世帯だった人も、海外赴任先での生活は配偶者の収入に頼ることになります。そのため、好きなものを買ったり、贅沢をして美味しいものを食べたりするのに抵抗が生じてしまうという人も少なくありません。海外生活という貴重な機会に、自分でお金を稼いでさまざまなことにチャレンジしたいという人も多いです。
世帯収入を増やせるところも、現地で仕事をするメリットです。
駐在員の家庭は、海外赴任手当や配偶者手当が支給されることが多いため、基本的には生活するのに十分な収入があるでしょう。ただ、海外赴任に帯同するために妻(夫)が仕事を辞めると、世帯収入が減ってしまうこともあります。そのため、資産形成の面で見れば、働いて収入を得るメリットは大きいといえます。
海外で働くという貴重な体験ができるのも、駐在妻(夫)が仕事をするメリットです。
すでに現地で暮らしている駐在妻は海外移住の手間がないので、海外の仕事を体験をする絶好のチャンスといえます。海外の仕事を体験することで、海外の企業文化やビジネスマナーについて学ぶことができるでしょう。海外で働いた経験は転職市場で重宝されるので、キャリアの面でもプラスになります。
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海外で働くメリット・デメリット6選を紹介!海外就職の方法についても解説
駐在妻(夫)が現地で働く方法は、主に以下のような選択肢があります。
駐在妻(夫)が海外で働く方法として最もイメージしやすいのが、現地採用という働き方です。現地採用とは、現地企業や日系企業の海外拠点に直接雇用される働き方を指します。海外赴任のような手厚い手当はないものの、高いスキルを必要としない求人や日本人向けの求人も多いので、仕事を選べば就労のハードルは低めです。
デザインやプログラミング、翻訳など、フリーランスとしてオンライン上で仕事を受注する働き方を選択するのも手です。海外にいながら日本の案件をこなすこともできるので、安全性の問題や言葉の壁といった課題をクリアして働くこともできます。
副業が一般的になりつつある昨今、フリーランスが仕事を得られるプラットフォームも充実してきており、幅広いジャンルから自分の強みを活かした仕事を選ぶこともできます。
海外赴任に帯同する場合、たいていは現職を辞める必要があります。しかし、仕事内容によっては、国外からオンラインで現職を続けられるパターンも存在します。リモートワークができる仕事の場合、職場に相談してみると良いかもしれません。
ここでは、駐在妻(夫)が働きやすい、おすすめの仕事を6つ紹介します。駐在妻が現地で働くなら、日本語を使う仕事やオンラインでできる仕事がおすすめです。
日本語教師は、日本語学習者に日本語を教える仕事です。「日本語が話せる」ことを強みとして働けるため、日本人におすすめの仕事の1つといえます。日本語学習者は増加傾向にあるため、世界的にも需要が高い仕事です。
海外で日本語教師として働くのに、資格は必須ではありません。登録日本語教員の資格を持っていたほうが応募できる求人の選択肢が増えますが、オンラインレッスンや個人レッスンなら資格がなくても働ける場合があります。
語学力に自信がある方は通訳・翻訳の仕事もおすすめです。必須の資格はないため、未経験でも働けるチャンスがあります。通訳・翻訳の仕事は、実績が重視される傾向にあるため、まずはクラウドソーシングなどで小さな案件からこなしていくのが良いでしょう。
ライターは、コラム記事やネット広告など、Web上に公開されるさまざまな文章を執筆する仕事です。クラウドソーシングサイトを活用すれば案件が得やすいため、働きやすい仕事といえます。応募時にはテストライティングがあることも多く、本文作製にはある程度指示があるので、ライティングスキルに不安がある方も始めやすい仕事といえるでしょう。
クラウドソーシングサイトには、データ入力や経理、総務のアシスタント業務の求人もあります。事務職の経験があれば、それを活かして働くことができるでしょう。基本的に資格は必要ないので、始めやすい仕事といえます。
プログラマーは、仕様書に基づきプログラミング言語を用いてシステムやソフトウェアを作る仕事です。プログラミングに関する専門知識がある人なら、クラウドソーシングサイトなどで案件を見つけることができるでしょう。日本ではプログラマーが不足しがちなこともあり、今後の需要も高い仕事の一つといえます。
Webデザイナーは、依頼を受けたWebサイトのデザインを作製する仕事です。使いやすさや見やすさを意識しながらレイアウトを決めデザインを作成し、コーディングを行います。サイトを一から作る根気強さが必要な反面、単価が高いのが特徴的です。また、資格がなくても知識やスキルがあれば働けるのもポイント。独学はもちろん、Webスクールでも学ぶことができます。
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