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現地採用とは?海外駐在との違いやメリット・デメリットについて解説

公開日:2024年2月28日

更新日:2025年10月15日

メキシコの国旗を背景に右側に立つメガネの女性の画像

このページのまとめ

  • 現地採用とは、海外にある企業に直接雇用される働き方のこと
  • 現地採用は、働く国や仕事内容を自分で選べる自由度の高さが魅力
  • 理想の働き方を実現するなら、現地採用が有効な選択肢といえる
  • キャリアの選択肢が広いぶん、現地採用はしっかりキャリアプランを立てることが重要
  • 現地採用者の給料は現地水準になるため、収入が下がってしまう可能性がある

海外就職を検討している方に向け「現地採用」という働き方のメリットやデメリット、海外駐在との違いについて解説します。このコラムで、現地採用とはどのような働き方かチェックしてみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

現地採用とは?

現地採用面接中の面接官と面接を受けている女性の画像

現地採用とは、海外にある企業に直接雇用される働き方のことです。雇用主は、現地企業や外資系企業、海外に拠点をもつ日系企業などが候補となります。現地法人で働くので、給与や福利厚生は現地基準で決まります。

現地採用は、キャリアの自由度が高いのが特徴です。働く国や仕事内容を自分で選んで応募できるので、理想の働き方を実現しやすいといえます。海外で働いたあとも、ほかの国で働く、帰国して転職する、起業するなど、選択肢が豊富です。決まったルートがないぶん、自力でキャリアを築いていくことができます。

日系企業の現地採用

日系企業は、日本人が働きやすい就職先です。職場の雰囲気が日本のオフィスとあまり変わらないので、慣れ親しんだ環境で働けます。同じ職場に日本人スタッフがいることも多く、社内公用語が日本語の企業もあります。

仕事内容は「日本人顧客の対応」や「日本と現地の橋渡し役」など、日本語人材ならではのものがメイン。そのため、語学力に自信がない人もチャレンジしやすいでしょう。

ただし、日本本社から派遣される「海外駐在員」に比べると待遇面で劣るため、同じ職場で働く駐在員との待遇差に不満を感じる可能性もあります。

海外企業の現地採用

海外企業への就職は難易度が高めです。語学力は、最低でもビジネスレベル以上が必須。そのうえ、即戦力となる専門スキルも求められます。

就職のハードルは高いものの、実力を試したい人には適した環境といえるでしょう。海外企業は、実力主義の傾向が強いです。年齢に関わらず、個人の成果や実績が評価されます。結果が求められるシビアさがあるものの、実力がある人なら高収入を実現することもできるでしょう。

 

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現地採用のメリット

現地採用には以下のようなメリットがあります。

  • キャリアの自由度が高い
  • 採用のハードルが低い求人もある
  • キャリアを自ら開拓できる

現地採用は、キャリアの自由度が高いのがメリットといえます。「好きな国で働きたい」「やりたい仕事がある」というこだわりがある人は、現地採用が向いているといえるでしょう。理想の働き方を実現するなら、現地採用は有効な選択肢といえます。

また、海外就職のチャンスが多いのも現地採用のメリットです。未経験OKの求人や、高い語学力を必要としない仕事もあるので、スキルに自信がない人もチャレンジしやすいといえるでしょう。

現地採用のデメリット

いろいろな国籍の男性3人が疑問に抱いている様子の画像

現地採用には以下のようなデメリットがあります。

  • 駐在員と待遇の差がある
  • キャリアアップが難しい
  • 現地スタッフと駐在員の板挟みになることがある

現地採用の場合、キャリアの自由度は高いものの、キャリアアップするのは簡単ではありません。海外は、年功序列ではなく実力主義の環境なので、スキルを身につけて人材価値を高めない限り活躍していくことは難しいでしょう。

日本に戻る場合も同様で、現地採用で得た経験やスキルが活かせないと思うような転職ができない可能性があります。自らキャリアを開拓できる現地採用だからこそ、キャリアプランをしっかり立てておく必要があるでしょう。

 

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現地採用と海外駐在の7つの違い

外国人と働く日本人男性の画像

海外で働く方法はいくつかありますが、正社員として働く場合は「現地採用」と「海外駐在」が主な選択肢となります。海外駐在は、日本企業に雇用されたまま海外に派遣される働き方です。派遣される人は、駐在員と呼ばれます。

ここでは、現地採用と海外駐在の違いについて、給与や福利厚生など7つの観点から解説します。海外就職を検討している人は、どちらが自分に合っているかチェックしておきましょう。

1.海外就職の難易度

【現地採用】

現地採用は、海外就職を実現しやすい手段といえます。企業が公開している求人に直接エントリーする方式なので、自分のスキルに合う求人を選べば、採用されるチャンスがあるでしょう。

【海外駐在】

駐在員のポジションを狙うのは、難易度が高めです。駐在員は、日本国内で十分にキャリアを積んだ人が選抜されます。そのため、海外勤務のポジションに転職する場合などを除き、入社後すぐに海外派遣されることはあまりありません。国内で働いて実績を残し、企業に評価される必要があります。

2.勤務地を選ぶ自由度

【現地採用】

現地採用は、働く国や就労のタイミング、仕事内容を自分で選ぶことができます。自由度の高い仕事探しができるでしょう。

【海外駐在】

海外駐在は会社の方針で決まるので、勤務地や仕事内容を選べるとは限りません。

3.給与

【現地採用】

現地採用の場合、給与は現地水準で支払われます。そのため、国によっては日本で働くより収入が減ってしまうこともあるでしょう。ただし、現地の物価もふまえて考えれば、生活していくことは可能です。現地の生活の仕方に順応することが重要となります。

【海外駐在】

海外駐在の場合、給与は日本水準で支払われます。そのうえ、海外赴任手当やハードシップ手当などの特別手当が支給されることが多いので、収入は大幅に増えることが多いです。赴任先が物価の安い国なら、ゆとりのある生活ができるでしょう。

4.福利厚生

【現地採用】

現地採用の場合、福利厚生は会社によって異なります。ただし、海外企業は日本企業ほど充実した福利厚生がないことも多いです。

【海外駐在】

海外駐在員は、福利厚生が充実しています。家賃や水道光熱費、一時帰国費用、海外旅行保険などは会社負担になる場合が多いです。また、住宅の手配も基本的に会社が行います。海外勤務は大変なので、企業によるサポートが充実しているケースが多いです。

5.仕事内容

【現地採用】

あえて日本人を採用していることもあり、基本的には日本人にしかできないような仕事を担当します。たとえば、日系企業向けの営業や、日本人駐在員と現地スタッフの橋渡しといった仕事内容です。

【海外駐在】

リーダーポジションとして派遣されることが多く、基本的には責任のある仕事を担当します。海外拠点の立ち上げや現地スタッフのマネジメントなどを担当することが多いです。

6.海外就職後のキャリア

【現地採用】

海外で働いた経験を活かして日本企業に転職したり、他の現地企業や他の国の企業に転職したりと、キャリアの選択肢が幅広いのが特徴です。現地企業に勤め上げるよりも、転職や起業を目指す人が多い傾向にあります。

【海外駐在】

数年の任期が終われば帰国して元の会社に戻るのが一般的です。海外勤務を通してキャリアを継続できる海外駐在は、一つの企業で働き続けたい人に適しています。駐在期間を終えて日本に戻ったあとは、海外勤務の経験を活かしてキャリアアップも狙えます。

7.ビザ取得の難易度

【現地採用】

現地採用の場合、自分でビザを取得しなければなりません。ビザの種類や申請条件は、国・地域によってさまざまです。国によっては、ビザの取得はかなり難しい場合もあります。事前にしっかりと調べて手続きをする必要があります。

【海外駐在】

海外駐在の場合、就労ビザは基本的に会社が手配します。そのため、個人が就労ビザ取得の手続きに苦労することはあまりないでしょう。

 

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現地採用に向いている人の特徴

海外駐在で外国人と働いている日本人女性の画像

現地採用に向いている人の特徴として以下のようなものがあげられます。

【現地採用に向いている人】

  • 好きな国で働きたい人
  • 希望する職種が決まっている人
  • すぐに海外で働きたい人
  • 海外で通用するスキルがある人
  • 特定の国に強みがある人

現地採用は、海外勤務の難易度が比較的低い手段です。そのため、すぐに海外で働きたいという人には、現地採用が適しているでしょう。

また、特定の国に強みがあるという人も現地採用に向いているといえます。たとえば、留学をした経験があったり、親族が現地の出身者だったりして、現地事情に詳しい人の場合は、採用されやすくなる可能性があります。

 

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現地採用に向いている人の特徴

現地採用に向いている人の特徴として以下のようなものがあげられます。

【現地採用に向いている人】

  • 好きな国で働きたい人
  • 希望する職種が決まっている人
  • すぐに海外で働きたい人
  • 海外で通用するスキルがある人
  • 特定の国に強みがある人

現地採用は、海外勤務の難易度が比較的低い手段です。そのため、すぐに海外で働きたいという人には、現地採用が適しているでしょう。

また、特定の国に強みがあるという人も現地採用に向いているといえます。たとえば、留学をした経験があったり、親族が現地の出身者だったりして、現地事情に詳しい人の場合は、採用されやすくなる可能性があります。

 

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現地採用で海外就職を実現するプロセス

男の人が2つの選択肢で迷っている画像

ここでは、現地採用で海外就職をする場合の、具体的な就活のプロセスについて紹介します。

【海外就職のプロセス】

1.求人を探す

2.応募書類を用意する

3.応募する

4.面接を受ける

5.内定をもらう

6.就労ビザの申請をする

内定をもらうまでの主なプロセスは、国内で就職活動をするのとほとんど変わりません。転職サイトや転職エージェントなどを利用して求人を探し、応募して面接を受けましょう。近年はオンライン面接を導入する企業も増えているため、日本からでも面接を受けることができます。海外は実力主義の傾向が強いので、スキルや実績を具体的にアピールすると効果的です。

なお、応募書類の書き方や面接のマナーは、国や企業によって異なります。事前に調べ、対策しておきましょう。

 

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現地採用の仕事を探す方法

現地採用の仕事を探す方法は、以下のようなものがあります。

日本の転職サイトを使う

日本の転職サイトにも、海外の求人を扱っているものがあります。日本語でいつでも気軽に検索できるため、海外求人が簡単に見つかるでしょう。「日本語が話せる人材」を前提とした求人を扱っているので、日本人向けの仕事にフォーカスして探すことが可能です。雇用条件や給与水準、福利厚生など、興味のある国・業界の求人の傾向について把握するのにも役立ちます。

転職エージェントを利用する

現地採用の仕事を探すなら、海外転職に強い転職エージェントを利用することをおすすめします。

転職エージェントを利用すれば、自分のスキルやキャリアに応じた最適な求人情報を、非公開求人も含めて紹介してもらえます。また、面接対策や履歴書作成のアドバイス、海外企業との条件交渉など、海外就職におけるさまざまなサポートを受けることが可能です。海外就職の経験がない人や、海外就職で失敗したくない人は、海外転職エージェントをうまく利用しましょう。

なお、海外転職エージェントは、それぞれ得意とする地域が異なります。より自分に合った求人を探したい人は、働きたい国に強みをもつエージェントを選びましょう。

 

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