このページのまとめ
- 20代が海外で働く方法は、海外駐在や現地就職、ワーキングホリデーなどがある
- ワーキングホリデー制度は比較的簡単にビザが取れるので20代の海外就職におすすめ
- ワーキングホリデー制度は、主に18歳~30歳の年齢制限がある
- 海外で働くメリットは、語学スキルが身につくところ、若手も評価されやすいところなどがある
- 海外で働くデメリットは、研修制度があまりないところ、福利厚生が充実していないところなどがある
海外で働きたい20代に向け、海外で働く6つの方法について解説します。コラムを読んで、海外ではどのような働き方ができるかチェックしましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
20代が海外で働く方法6選
20代が海外で働く方法は、主に以下のようなものがあります。
【20代が海外で働く方法】
- ワーキングホリデー
- 現地で就職
- 海外駐在
- フリーランスとして働く
- 留学中にアルバイト
- 青年海外協力隊
それぞれの方法について特徴を紹介するので、自分のキャリアやスキルに合った方法を選択しましょう。
1.ワーキングホリデー
20代から海外で働きたい人は、ワーキングホリデー制度の利用をおすすめします。
ワーキングホリデーは、主に18歳~30歳の人が、協定国で1年ほど滞在できる制度です。観光や異文化交流が目的の制度ですが、滞在中は生活費を補うための就労が認められています。就労ビザを取る方法よりも簡単に海外就職が実現するので、若いうちから海外就職にチャレンジできる魅力的な制度といえるでしょう。
滞在中の仕事はアルバイトが中心となりますが、働きぶりが認められれば現地企業への就職につながる可能性があります。
参照元
外務省「ワーキング・ホリデー制度」
2.現地で就職
現地の仕事を探す方法です。現地企業はもちろん、現地にある日系企業も就職先の候補となります。仕事探しが自由にできるので、希望する働き方が実現しやすい点がメリット。一方、給与は現地水準となり、国によっては日本で働くよりも収入が低くなってしまうこともあります。
仕事探しは日本からでもできますが、応募をするには語学力が必要です。また、海外は即戦力採用が多いので、専門的なスキルも求められます。比較的ハードルが高い方法なので、スキルに自信がない人はワーキングホリデーから始めるのも手です。
3.海外駐在
海外に拠点をもつグローバル企業で働いて、海外赴任を目指す方法です。日本の企業に所属したまま海外で働けるので、安定性の高い働き方といえます。
海外派遣に対して手当や福利厚生が用意されることも多く、高待遇で働ける点がメリット。また、現地拠点を管理するポジションで派遣されることが多いため、若くしてマネジメント経験を積めるのも魅力といえます。一方、派遣の期間や帰任時期は自分で決められません。
4.フリーランスとして働く
ITエンジニアや翻訳家、調理師などの専門スキルがある人は、海外でフリーランスとして働く選択肢もあります。ビザの取得要件を満たせば、フリーランスも就労ビザの取得が可能です。フリーランスは専門スキルを活かして働けるので、実力次第で高収入も目指せます。
5.留学中にアルバイト
学生ビザで海外留学をする場合は、留学中にアルバイトができる可能性があります。人気のアルバイトは、レストランスタッフや店舗スタッフなど。アルバイトを通して語学力を磨いたり、知り合いを増やしたりすれば、有意義な留学生活になるでしょう。なお、アルバイトの可否は国によって異なるので、留学中にアルバイトをする場合は条件をチェックしましょう。
6.青年海外協力隊
青年海外協力隊は、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施するボランティア派遣制度です。派遣先はアフリカや中南米、東南アジアなどの開発途上国がメイン。派遣期間は、長期派遣で原則2年です。渡航費や生活費、帰国後の生活のための資金などが支給されるので、金銭面に不安がある人も挑戦しやすい制度といえます。
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20代が海外で働く5つのメリット
ここでは20代が海外で働くメリットについて解説します。
1.実践的な語学スキルが身につく
海外で働くと、外国語に囲まれた環境に身を置くことになるため、実践的な語学スキルが身につくでしょう。外国語は座学でも学ぶことができますが、実際に外国語でコミュニケーションを取ることで効率よく学べます。
語学力は、国内外さまざまな業界で評価されるスキルです。現地で通用する語学スキルを持っているという強みは、今後のキャリアにおいて有利に働くでしょう。
2.若手もキャリアアップがしやすい
海外は実力主義の風潮が強く、実績や結果が評価につながりやすい環境です。年功序列の価値観が残る日本企業とは異なり、実力さえあれば20代でもどんどん昇進していけます。また、キャリアアップをするために転職するという考えが当たり前で、ヘッドハンティングも珍しくありません。常に結果が求められる大変さはあるものの、海外の環境のほうが合っているという方も多いでしょう。
3.新しい価値観を学べる
海外で働くと、さまざまな価値観をもつ人たちと出会うことができます。日本では出会えないような価値観を持つ人たちと知り合うことで、新しい価値観を学び、自分の世界を広げられるでしょう。視野を広げることで、意外なところにビジネスチャンスを見出したり、今後の人生の生き方の選択肢を広げたりできる可能性があります。
4.残業が少ない
「定時に帰れない」「残業が当たり前」「有給が取りづらい」など、日本の職場にありがちなマイナスともいえる風習は、海外には基本的にありません。就業時間内に効率よく働いて、定時には帰るというのが当たり前となっています。プライベートを重視する働き方を選びやすいのも海外で働くメリットの一つといえるでしょう。
5.20代は海外就職に挑戦しやすい
20代は、ワーキングホリデー制度が利用できることもあり、海外就職に挑戦しやすい年代といえます。短期的に働く手段が多いので、もし失敗したとしても再びチャレンジするということも可能です。
30代以降になると、家庭やキャリアなど、考えるべきことが増えていきます。身軽な20代だからこそ、海外就職にチャレンジするという人も多いです。
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20代が海外で働く5つのデメリット
実際に仕事を探す前に、海外で働くデメリットについても知っておきましょう。20代が海外で働くデメリットは以下のようなものがあります。
1.研修はあまりない
海外には、日本企業のように仕事を一から丁寧に教育してもらえる研修制度はあまりありません。仕事をしながら覚えていくというのが一般的なスタイルです。分からないことがあったら自分から聞かないといけないので、自主的に行動するのが苦手な人は働きづらい可能性があります。
2.福利厚生が充実していないことが多い
海外企業は、日本企業ほど充実した福利厚生はないことが多いです。交通費が出ない、退職金制度がないなど、生活するうえでデメリットになるようなこともあります。福利厚生が少ないぶん、金銭的な余裕を持っておく必要があります。
3.就労ビザの期限がある
就労ビザには、基本的に1~2年の期限があります。ビザが切れたら、海外では働けません。
転職のタイミングによっては「ビザの期限が残り少ない」という理由で、内定が獲得できないこともあります。ビザの更新や仕事探しは計画的に行うようにしましょう。
4.解雇される可能性がある
海外は実力主義の環境です。結果が出せないと解雇されてしまう可能性があります。そもそも海外企業は、日本企業のように長く安定して働けるところは少ないです。海外で働く際は、常にスキルアップを意識するようにしましょう。
5.治安の心配がある
日本は世界的に見ても治安の良い国です。大きな事件が発生することは少なく、夜中一人で歩いていても犯罪に巻き込まれることはめったにありません。しかし、海外は違います。窃盗が頻発する地域や、夜出歩くのが危険な地域など、治安の悪いエリアは少なくありません。日本で暮らすのと同じような安全意識だと、トラブルに巻き込まれる可能性があるので危険です。現地の治安について、外務省「海外安全ホームページ」などで詳しく調べておきましょう。
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20代が海外で働く前にやっておくべきこと
ここでは、20代が海外で働く前にやっておくべきことについて解説します。海外に行ってから後悔しないように、以下のポイントについて押さえておきましょう。
海外で働く目的をはっきりさせる
「言葉の壁」や「文化の違い」など、海外生活は苦労する場面がたくさんあります。困難な状況に直面した際に、海外で働く明確な動機がないと、挫折につながってしまうことも珍しくありません。「なぜ海外で働くのか」「海外で何を実現したいのか」など、目的や目標を明確にしておきましょう。
語学力を磨く
現地でも語学力を身につけることはできますが、海外で働く際は、渡航前から現地の言葉を学んでおくことをおすすめします。語学力が高ければ、できる仕事の幅が広がるだけでなく、キャリアアップにもつながるでしょう。また、海外の人と交流できるようになるので、海外生活を充実させることもできます。
お金を貯める
引っ越し費用や航空券代、ホテルの滞在費など、海外で働くには費用がかかります。初期費用は、アジア圏で最低35万円、北米で最低100万円が目安。また、仕事がうまくいかなかったときのために、半年分ほどの生活費が貯金できていると安心です。
専門スキルを身につける
海外は即戦力採用・実力主義の傾向が強いです。やる気や熱意があっても、仕事のスキルが伴っていないと海外では採用されにくいでしょう。資格の勉強をしたり、日本で実務経験を積んだりするのがおすすめです。また、ワーキングホリデーや海外インターンシップなどでスキルを身につける方法もあります。
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