このページのまとめ

・メキシコの日系企業数は増加を続けていて、日本人向けの求人にも大きな需要がある
・日本人向けの求人には通訳や営業、事務などがあり、給与は現地水準よりやや高め
・スペイン語は日常会話程度でも良い求人もあるが、スペイン語検定「DELE」を取得すると有利
・就職の際は日本在住のまま選考を進め、内定後就労ビザが発行できたら渡航する形が多い


「海外就職なんて自分には無理」「チャレンジしてみたいけど仕事は見つかるのかな?」そんな方に知ってほしいのが、メキシコという選択肢です。
外務省によると、2017年のメキシコの在留邦人数は1万1,211人。5年間で1.3倍以上にも増えました。ここでは、日本人の需要が高いメキシコの求人事情をご紹介します。

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メキシコの日本企業の求人事情

近年、メキシコで働く日本人が増加中。日本人向けの求人が増えたため、移住が盛んになったと考えられます。

【日本企業の進出に伴い求人が増加!】
メキシコで日本人向けの求人が増えている理由は、日系企業の進出が目覚ましいため。
メキシコの日系企業数は2017年時点で1,182拠点で、地域別での拠点数では台湾を抜いて11位になりました。2008年には366拠点でしたから、短期間で大幅に増加していることが分かるでしょう。

日系企業進出の背景には、北米自由貿易協定(NAFTA)があります。
NAFTAは1994年にアメリカ・カナダ・メキシコの間で結ばれた協定。3国間の輸出入に係る関税を大幅に削減し、貿易の拡大を目指すものでした。
メキシコは3国の中でも人件費が安く生産に適した環境であるため、工場を設立し製品をアメリカに輸出しようと考える企業が増加。日系企業も多数進出を行いました。特に自動車製造業が盛んで、日産、ホンダ、トヨタなどが現地に工場を置いています。

ただしNAFTAに代わる「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」や、アメリカからの外交圧力など懸念要素もあります。しかしメキシコの日系企業には大手企業が多く、中には1966年に操業を始めた工場も。基盤の安定を図っているため、今後も日本人需要は続くと考えて良いでしょう。

参照元:外務省 – 海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果(平成30年要約版) https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_006071.html

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メキシコの日本企業の職種と平均的な給与は?

ではメキシコの日本人向け求人から、代表的な職種と平均的な給与を見てみましょう。
※1メキシコ・ペソ=5.8円で計算

【スペイン語通訳:2.5~6万ペソ(約14.5~34.8万円)】
通訳は、日本人向けの求人の中でも非常に需要が高い職種です。メキシコではスペイン語が話されているので、スペイン語能力が必須となります。
工場での通訳職は、製造現場で日本人駐在員と現地スタッフの間で通訳をするのが主な仕事。日本語で書かれた仕様書などの資料をスペイン語に翻訳することもあります。
最近のメキシコでは日本語が話せる通訳が不足しているので、スペイン語は日常会話程度でも良いという求人もあるようです。
反対にスペイン語のレベルが高ければ、給与の高い求人が探せるでしょう。英語も話せればさらに仕事の幅が広がります。

【営業職:2~5万ペソ(約11.6~29万円)】
営業職は、主に日系企業を相手に営業を行います。
業種はやはり自動車業界が多くなっていますが、物流や商社、旅行会社などの求人も探せるでしょう。
勤務地は自動車業界であればバヒオ地区が多く、それ以外の業種では首都メキシコシティなどのものも見られます。
もし営業経験があれば給与がアップする可能性も。日本国内での経験でも評価されることが多いので、ぜひアピールしてみましょう。

【事務:1.5~4万ペソ(約8.7~23.2万円)】
事務の仕事は電話対応やメール・資料の作成など。簡単な翻訳も手がけることがあるので、どの求人でも最低限のスペイン語能力は必要です。
他の職種と比べて給与水準は低くなっていますが、経験不問や新卒OKの求人も探しやすい分野。未経験からチャレンジしたい方に向いていると言えるでしょう。

【会計・経理職:2.5~5万ペソ(約14.5~29万円)】
給与計算や税務関係を扱う会計・経理職。経理や簿記の経験を求められることが多く、経験者向きの求人です。スペイン語に加え、英語能力が条件となっているものも見られます。
給与は経験に左右されることが多いようです。

【エンジニア・技術職:3~6万ペソ(約17.4~34.8万円)】
技術系の求人では、製造や電気・機械系のエンジニアが目立ちます。製造現場での生産管理やマネージャーなどの職種もあるようです。
この職種の特徴は、語学力をあまり必要としない求人も見られる点。スキルがあればスペイン語は挨拶程度でも構わないとする企業もあります。

なお、日本人向けの求人は、メキシコ人向けの求人よりも給与が高めに設定されています。
参考までに、OECDの調査から計算したメキシコの平均賃金は約14万円です。
※平均賃金1万5,314ドル÷12カ月、1ドル=110円で計算

参照元:OECD – Average wages https://data.oecd.org/earnwage/average-wages.htm

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メキシコの日本企業で必要な語学力は?

上記でご紹介したように、メキシコで求められるスペイン語能力は求人や職種によってさまざま。日常会話レベルからビジネスレベルまで多様な求人があります。
ですから「スペイン語が苦手だからメキシコ就職は無理」と思い込む必要はないでしょう。
もし就活で自分のスペイン語能力を客観的に示したい場合は、「DELE」の受験を検討してみてはいかがでしょうか。

【スペイン語検定「DELE」】
DELEとは、国際的なスペイン語検定試験。スペイン政府設立の「セルバンテス文化センター」が実施しています。
レベルは以下の6段階です。

・A1(入門)
・A2(初級)
・B1(中級)
・B2(中上級)
・C1(上級)
・C2(最上級)

求人のスペイン語要件に「日常会話程度」とあればB1(中級)、「ビジネスレベル」ならC1(上級)を持っていれば十分でしょう。

【スペイン語は国際的にも注目されている!】
スペイン語の母語話者数は2019年で4億6,000人。中国語に次いで世界第2位の話者数を誇る言語です。
近年はアメリカや中南米に話者が増えているため、メキシコ就職に役立つだけではありません。今後国際的に活躍したいと考えている方にぴったりの言葉だと言えるでしょう。

参照元:Ethnologue – Summary by language size https://www.ethnologue.com/statistics/size

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メキシコの日本企業の選考の流れは?

日本在住の方がメキシコの企業に就職するには、まず日本にいるうちに内定を決めてからメキシコに渡るのが一般的です。
大まかな流れは以下のようになっています。

1.求人応募
2.書類選考
3.面接(ビデオ通話)
4.内定
5.就労ビザの発行
6.渡航、就労

求人を探したり応募したりするには、海外専門の就職エージェントや「メキシコ日本商工会議所」のサイトなどを利用するのが主な手段。
応募書類はスペイン語で記入しメールで送信することが多いようです。
面接は、日本とメキシコ間でビデオ通話を使って行われるケースがよく見られます。
内定が出れば、就労ビザを申請。就労ビザの発行には就職先の企業が記入する書類が必要です。
ビザの発行には1~2カ月かかるケースもあるので、平行して渡航の準備や現地での住居探しをするのがおすすめ。ビザが発行できたらメキシコへ赴いて就労する、というのが基本的な流れです。

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日本企業が増え、求人も充実してきているメキシコ。しかし遠く離れた国であるため、就職活動や移住に不安を感じる人も多いでしょう。
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