このページのまとめ

・メキシコでは主にスペイン語が話されている
・英語が通じるのは観光地のみと考えた方が良い
・スペイン語には「¿(逆疑問符」と「¡(逆感嘆符)」がある
・DELE(スペイン語認定証)は、スペイン政府設立の教育機関が認める検定試験
・メキシコに進出する日系企業は多く、求人は豊富に見つかる


「メキシコの公用語は何?」「英語は通じる?」と疑問を持つ方も多いのでは?
当コラムでは、「将来メキシコで働きたい」と考える方へ、就活に有利な言語レベルを解説しているほか、実際に使われる重要な言い回しを身に付け、現地での就業を目指しましょう!

実質的な公用語はスペイン語

メキシコでは、一般的にスペイン語が使われています。

【スペイン語が使われている歴史的背景】
スペイン語は、スペインをはじめ中南米や北米、アフリカなど世界の広い地域で使われています。

メキシコには古くから文明や都市が栄え、14世紀から16世紀にかけてはアステカ帝国がメキシコ高原一帯を支配していました。

アステカ帝国はテノチティトランと呼ばれる首都を建設し、最盛期の人口は30万人に及ぶともいわれています。しかし帝国は、16世紀初頭にスペイン人の侵略を受けて滅び、テノチティトランが破壊された跡に今のメキシコ市(メキシコシティ)の原型がつくられました。 現在メキシコではスペイン語が話されていますが、それはこのような侵略の歴史があるからです。

メキシコのほかにもスペインが進出した中南米の国々はスペイン語圏となっており、中央アメリカではキューバやドミニカ共和国、グアテマラやエルサルバドル、コスタリカなど、多くの国でスペイン語が公用語として使われています。 そんな中でも、メキシコのスペイン語母国語人口は非常に多く、人口約4600万人のスペイン本国よりも、人口約1億2万人のメキシコの方がその人数は多いことになります。

メキシコでは国としての定めがあるわけではありませんが、スペイン語が実質な公用語になっているといって良いでしょう。

【スペイン語以外で使用されている言葉は?】
メキシコには現在政府が公認しているだけでも68の民族語が存在し、「ナワトル語」や「マヤ語」が使われている地域があります。 また、公認されていない言語を合わせるとその数は100以上になり、スペインの侵略に遭う前のメキシコには、実に多様な民族や言葉、文化が存在していたことがわかります。
その名残りとして、有名な観光地である「カンクン」はマヤ語、日本でも人気のアボカドソース「ワカモレ」はナワトル語が使われているように、地名や料理名には先住民族の言葉がを用いられることが多くあります。

現在でも数百万の人が民族語を話せるといわれ、郊外ではスペイン語を話せない高齢者も少なくありません。ただ、民族語はすでに絶滅してしまったものも多く、親は話せても子供世代はスペイン語しか話せないというケースも増えています。

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メキシコでは英語は通じる?

空港や観光地、ホテルなどでは英語が話せるメキシコ人がいますが、観光地以外では英語が通じると期待しない方が良いでしょう。観光客向けのレストランでは英語のメニューを置いていることが多いですが、タクシーの運転手と英語で話せることはかなり稀なよう。

メキシコでは貧富の差が大きく、充分な教育を受けられる層でないと英語がわからないという現状もあります。

比較的裕福な家庭に育ったメキシコ人は英語が話せますが、その英語が明瞭に聞きとれるかは難しいところ。メキシコ人はスペイン語なまりが強く、日本人にとってはかなり聞き取りにくい英語であるようです。

観光旅行をするだけであればスペイン語が話せなくても大丈夫ですが、長期滞在する場合や観光地から外れたエリアに行く場合は、やはりスペイン語の初歩は学んでおいた方が良いでしょう。

現地の言葉が話せると現地の人と親しくなれますし、コミュニケーションが楽しめる良さがあります。また、何か困ったことや緊急のトラブルが起きた時に、少しでも現地の言葉が話せると安心です。

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基本的な挨拶や言い回し30語

どんな国に行くにも必ず覚えておきたいのが挨拶の言葉。挨拶や感謝の言葉を知っていれば、多少なりともメキシコ人とコミュニケーションをとることが可能です。

まずは基本の挨拶や旅行会話から始めてスペイン語をマスターしていきましょう。 以下にスペイン語の雰囲気をつかむための挨拶や言い回しをまとめました。

【基本の挨拶】
「Hola(オラ)」:やあ
「Hasta Lueg(アスタ ルエゴ)」:さよなら
「Adiós / Nos vemos(アディオス / ノス ヴェモス)」:バイバイ
「Buenos días(ブエノス ディアス)」:おはよう
「Buenas tardes(ブエナス タルデス)」:こんにちは
「Buenas noches.(ブエナス ノーチェス)」:こんばんは、おやすみなさい

【感謝や謝罪の言葉】
「Gracias(グラシアス)」:ありがとう
「No Gracias(ノーグラシアス)」:いいえ、ありがとう(断る場合)
「De nada(デ ナーダ)」:どういたしまして
「Lo siento(ロ シエント)」:ごめんなさい

【初対面の会話で使う表現】
「¡Mucho gusto!(ムーチョ グスト)」:はじめまして
「Soy Tarou(ソイ タロウ)」:私は太郎です
「Encantado(エンカンタード)」:お会いできて嬉しいです(話し手が男性の場合)
「Encantada(エンカンターダ)」:お会いできて嬉しいです(話し手が女性の場合)

【会話で使う表現】
「Sí(スイ)」:はい
「No(ノ)」:いいえ
「No entiendo(ノ エンティエンド)」:わかりません
「Otra vez,por favor(オートラ ベス ポルファ ボール)」:もう一度言ってください

【知っておくと便利な表現】
「¿Cuanto es?(クアント エス)」:いくらですか?
「¿Dónde está el baño?(ドンデ エスタ エル パニョ)」:トイレはどこですか?
「Agua sin gas, por favor(アグア シン ガス ポル ファボール)」:水をください
「Llámeme a un taxi, por favor(ジャメメ ア ウン タクシ ポル ファボール)」:タクシーを呼んでください
「Un momento, por favor(ウン モメント ポル ファボール)」:少し待ってください

【覚えておくと良い単語】
「avión(アビオン)」:飛行機
「menú(マヌー)」:メニュー
「parada de taxis(パラダ デ タクシス)」:タクシー乗り場
「Ida y vuelta(イダ イ ブエルタ)」:往復
「policia(ポリシーア)」:警察
「japóne(ハポネ)」:日本

ご覧になればわかるように、スペイン語には「?」や「!」を逆さにした見慣れない記号が出てきます。これは「逆疑問符」、「逆感嘆符」と呼ばれるもので、スペイン語では疑問文の最初に「¿」、最後に「?」を、感嘆文の最初に「!」、最後に「¡」をつけて文章を挟むようにします。
どちらもスペイン語にしかない記号の使い方で、珍しく感じられたのではないでしょうか。
また、スペイン語の発音は他の言語に比べると、日本人が発音しやすい言語と言われています。

【メキシコで話されるスペイン語の特徴】
メキシコでは、スペイン語が使われているとは言えスペインで話されているものとは、下記のような点が異なります。

・メキシコ(中南米)特有の訛りや言い回しがある
・スペインに比べるとメキシコではゆっくり話される

発音や言い回しなどメキシコ独特のスペイン語形態は、mexicanismo「メヒカニスモ」と言われ、スペインで話されるそれとは異なります。
また、スペインで話されるスペイン語はとても早口。それに比べてメキシコのスペイン語は、ゆっくり話されます。メキシコでの訛りなどのポイントをクリアすれば、聞き取りやすく話しやすい言語といえるでしょう。

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DELE(スペイン語認定証)について

DELE(スペイン語認定証)は、スペイン政府が設立した教育機関「インスティトゥト・セルバンテス」が実施するスペイン語の検定試験。
スペイン語を母国語としない人たちの語学レベルを証明することを目的とし、世界100カ国以上で実施される信頼性の高い資格です。
日本ではスペイン語の唯一の公認資格であり、就職や留学の際に入試優遇を受けられることもあります。
DELEは「読む」「聞く」「書く」「話す」の全てを重視する資格であり、勉強を通してコミュニケーションに必要な実践的な力をつけられます。

試験は以下のレベルにわかれ、試験科目は「読解」「聞き取り」「文章表現(作文)」「口頭試験」です。

・A1(入門)
・A2(初級)
・B1(中級)
・B2(中上級)
・C1(上級)
・C2(最上級)

試験会場は全国の主要都市で、実施場所や時期によって受けられるレベルが異なります。詳しくは公式Webサイトなどをご確認ください。

【DELE取得のメリット】
DELEを取得することのメリットは、以下の通りです。

1.日本で唯一の公認資格
DELEスペイン語検定は、スペイン教育・職業訓練省が発行する権威あるスペイン語の検定試験です。

2.世界標準のスペイン語
DELEスペイン語検定は、欧州評議会の定める語学力評価基準に基くスペイン語運用能力テストです。DELEスペイン語認定証を取得することは、世界のどの国でもスペイン語能力の証明ができることを意味します。

3.留学や就職で重要な要素となる
DELEを取得すると、スペインやスペイン語圏諸国では、留学や就職の際に入試の優遇やスペイン語知識試験免除、学内単位認定、海外派遣選考の目安になっています。グローバル化が進む中、国内外でのDELEの重要性は高まっています。

4.国内でも有利
日本国内でもスペイン語授業の単位として認められる大学があります。また、多くの企業で資格要件になっています。

5.終身資格である
有効期限はなく一度取得すれば一生物となる資格で、更新の必要がない点も特徴です。DELEスペイン語検定に有効期限はありません。一度取得したら生涯更新の必要がない、スペイン語能力が充分である証明として永久活用できます。

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現地で働くために必要な語学レベルは?

メキシコには自動車メーカーをはじめとする日系企業が数多く進出しており、その総数は1,182拠点(※)にも及びます。日系企業数は2008年以降大幅に増加しており、エンジニアや営業、経理、事務、総務、通訳などの仕事が見つかるでしょう。もちろん、日本語教師や料理人などとして活躍する邦人も多いようです。

※参照元:外務省 – 海外在留邦人数・進出日系企業数の調査結果(平成30年要約版)

メキシコで働くのに求められる語学レベルは、企業や職種によって違うので一概にはいえません。ただ、DELEのレベルを指定する求人では A2~B2程度が求められることが多いので、目安としてDELEレベルB2があると就職で有利になるでしょう。

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