このページのまとめ

  • メキシコシティはラテンアメリカで一番の大都会
  • プエブラはタラベラ焼きが有名で、タイル装飾の建物がかわいい
  • オアハカは先住民が多く、死者の日が盛大に祝われる
  • グアダラハラは「西部の真珠」と呼ばれるメキシコ第2の都市
  • グアナフアトはカラフルが街並みが美しい鉱山の街

メキシコには、アステカ時代の遺跡やスペイン植民地時代の面影を残す街など、歴史や文化を感じる魅力的な都市が沢山あります。
今回のコラムでは、メキシコ旅行やメキシコでの生活に興味がある方に向けて、一度は訪れたい都市を紹介。メキシコに興味がある方は、ぜひご覧ください。

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メキシコシティ

メキシコシティはメキシコの首都であり、ラテンアメリカ最大の都市としても知られます。正式名称はウダー・デ・メヒコといい、日本ではメキシコ市と呼ばれることも。
市はメキシコの政治経済の中心地で、市内にはメキシコ企業のほかに、アメリカやヨーロッパなどさまざまな国の企業が見られます。

メキシコシティは歴史的には、アステカ帝国の首都・テノチティトランが原型となってできた都市です。大航海時代、新大陸に入植したスペイン人はアステカ人が築いた宮殿を破壊し、その上にスペイン風の市街地、現在のメキシコシティを築きました。
スペイン人の植民地時代にメキシコシティは発展を遂げ、今でもメキシコシティー歴史地区と呼ばれる街の中心エリアには、スペイン人が築いた壮大な宮殿や大聖堂が残っています。
同じ歴史地区ではアステカ時代の神殿の跡を見ることもでき、アステカ帝国時代から今に至るメキシコシティの成り立ちを感じられるでしょう。

また、メキシコシティの北東約50キロのところにあるテオティワカン遺跡は、ラテンアメリカ最大の都市遺跡であり、世界遺産にも登録されているスポット。メキシコシティに行くなら、こちらもおすすめです。
特に遺跡の中にある「太陽のピラミッド」は世界で3番目に大きなピラミッドで、代表的な見所の1つ。都市を築いたテオティワカン人がどこからやってきたのか、なぜ都市が滅亡したのか、詳しいことはまだ解明されておらず、ミステリアスな雰囲気のある遺跡です。

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プエブラ

前述のとおり、メキシコはスペイン人に侵略された歴史があり、今でもほとんどの人がスペイン語を使って生活しています。そのため国内には、スペイン人が先住民の街や村を侵略し、その上にスペイン風の街を築いた都市が多いのが特徴です。
ただ、今からご紹介するプエブラはそのような都市とは成り立ちが異なり、スペイン人が自分たちの手で1から築いた都市になります。そのためプエブラには中世ヨーロッパ風の街並みが広がり、「メキシコではないみたい」と感じる人もいるでしょう。
スペイン人による建築で有名なのは、街の中心地である「ソカロ(広場)」の北側にあるコロニアル様式の市庁舎や、同じくソカロの脇にあり、2つの立派な鐘楼を持つカテドラルなど。

プエブラにはタイルで装飾されたかわいらしい建物が並ぶので、こちらも街を歩きながら眺めてみてください。スペインの副王が迎賓館として使っていた建物は、赤色のタイルと白い装飾が砂糖菓子のように見えることから、「砂糖菓子の家」と呼ばれ、定番の見所です。
プエブラでタイルづくりが盛んのは、良質の土がとれることに加え、スペイン人の職人が移り住んで陶器づくりをした歴史があるためです。「タラベラ焼き」というスペイン風の陶器は街の産業になっており、街のあちこちでカラフルなタラベラ焼きを売るお店が見られます。

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オアハカ

オアハカもプエブラと同じく、スペイン統治時代の建物が多く見られる街。赤や黄色、青、オレンジとカラフルな外壁の建物が並び、街全体がとても鮮やかに見えるのが印象的です。
オアハカ州はメキシコ国内でも先住民比率が高く、オアハカ郊外には先住民のコミュニティがあるそう。彼らはオアハカ市内の市場に買出しにくるため、伝統衣装が日常的に着られている光景を目にできるかもしれません。
オアハカは質の高い伝統衣装が手に入ることでも有名で、かわいい刺繍が縫いこまれた衣装や鞄、ブラウスなどがおみやげにおすすめ。街には雑貨屋やギャラリーが多く、女性に嬉しい観光地となっています。

オアハカには伝統的な祭りが多いですが、中でも有名なのが10月から11月にかけて行われる死者の日の祝祭。死者の日のお祭り自体はメキシコ全土で行われますが、オアハカの祭りは特に人気で、世界中から観光客が集まります。
死者の日に並んでおすすめのは7月に行われる先住民のお祭り・ゲラゲッツァで、期間中は伝統衣装に身を包んだ先住民のパフォーマンスが見られます。

オアハカ市内と合わせて巡りたいのは、市内の歴史地区と共に世界遺産登録されているモンテ・アルバンの古代遺跡。モンテ・アルバンはオアハカ市内から10キロほど離れた小高い丘の上にあり、紀元前500年頃にサポテカ人が祭祀の中心地として築いたといわれます。
モンテ・アルバンには球戯場や天体観測所などの遺跡がありますが、中でもオアハカの盆地が一望できる神殿が一押しです。

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グアダラハラ

メキシコ第2の都市と言われるグアダラハラ。スペイン植民地時代の面影を残す町並みの美しさで知られ、メキシコ人の間では「西の真珠」と呼ばれています。
ガイドブックや観光サイトでよく見るグアダラハラの最も有名な景色は、アルマス広場から望むカテドラルの姿。広場にはカップルや家族づれの姿が見られ、街の人たちの憩いの場になっていることがわかります。

グアダラハラ観光の中心となるのは、街の中心部にあるセントロ歴史地区で、有名なのは、メキシコ独立を指導した神父の壁画が描かれたハリスコ州庁舎や、世界遺産のオスピシオ・カバーニャス。
オスピシオ・カバーニャスは、19世紀に孤児や老人を救済するために建設された総合病院のような施設で、新古典主義様式の建築と建物内部のフレスコ画や天井画廊が目を奪います。

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グアナフアト

グアナフアトは16世紀にスペイン人によって銀鉱が発見され、銀の採掘で富を蓄え発展した街です。コロニアル様式の建物が立ち並ぶ市街地と周辺の銀山は世界遺産に登録されおり、美しい街並みを見るために世界中から多くの観光客が訪れています。
銀山は古い時代にはロバで、近代では蒸気機関による採掘を行っていましたが、現在は電気モーターでの採掘が行われているよう。一部の鉱山は一般の人にも開放され、見学することが可能です。
グアナフアトの魅力はカラフルな街並みにあり、街の中心にある黄色いグアナフアト聖母大聖堂や、白を基調としたグアナフアト大学などの建物が見所。街の建物は、昔から使われる色を使い続ける決まりになっているそうです。

加えてグアナフアトの大きな特徴の1つは、街中を車が走っていないこと。グアナフアトを訪れた人は、街を歩いても車とすれ違わないのを不思議に感じるでしょう。
それは街に車がないからでなく、車が街の下に広がる地下道を走っているためです。街の地下には、銀の精錬に使われた地下水道やトンネルがあり、それらは現在車道として使われています。

グアナフアトは銀の採掘でスペイン人と鉱夫の間に貧富の差が広がり、メキシコ戦争の舞台となった街でもあります。現在のグアナフアト地域博物館は、当時穀物倉庫として建設されましたが、戦争が始まるとスペイン人が陣地として使い、解放軍との激戦が繰り広げられた場所です。
この戦いでは解放軍が初めて政府軍に勝利し、先頭を切って突撃したといわれる英雄ピピラは、記念像となって街を見下ろす丘の上に立っています。
ピピラの丘は町を一望できるスポットとして人気で、特に夕方から夜にかけては、幻想的な街の明かりを見下ろせるでしょう。

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メキシコにはご紹介した以外にも魅力的な街が沢山あり、一度の旅行では巡り切れないかもしれません。長く滞在してメキシコを知りたい方、海外で生活してみたい方は、メキシコでの就職をサポートするレバレジーズキャリアメキシコ( Leverages Career Mexico )にご相談ください。
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