このページのまとめ

・メキシコにはスペイン語を主とする言語や壁画を始めとした芸術、カトリックを中心とした宗教など多彩な文化がある
・メキシコ料理では国民食であるタコスが有名で、食材としてはトウモロコシや豆、唐辛子などがよく使われる
・チップやシエスタなどの習慣が浸透しているため渡航の際は予習しておこう


メキシコという国について、「タコス」や「テキーラ」は知っていても、どんな言語を話しているか、挨拶はどうやってするかは知らない人も多いのではないでしょうか。
このコラムで、メキシコの文化について学んでみましょう。

メキシコってどんな国?

まずはメキシコの言語や芸術などについて紹介します。

【言語】
メキシコで使われている言葉はスペイン語。法令上は公用語として定められていないものの、ほとんどの人がスペイン語を使っています。他にナワトル語、ミシュテカ語、サポテカ語などの先住民族の68の言語が政府に認められています。
なお、英語を話せる人は多くありません。空港や、カンクンを始めとした観光地、高級ホテルなどには話せる人もいますが、そのほかの場所ではほとんど通じないと考えて良いでしょう。

【芸術】
メキシコの芸術といえば、鮮やかな色彩で力強く描かれた壁画が有名。メキシコ革命時に民族意識を高めようと起こったメキシコ壁画運動により、アステカ文明や市民の生活などを題材に公共施設の壁にたくさんの絵画が描かれました。
中でも、メキシコ国立自治大学の外壁一面に描かれた壁画は圧巻。世界最大の壁画で、世界遺産にも指定されています。

【宗教】
メキシコはキリスト教徒、中でもカトリックが多い国。スペインが持ち込んだキリスト教と先住民の土着信仰が合わさって独自の宗教文化を形成してきました。現在は宗教の自由が認められていますが、国民の9割がカトリックを信仰しています。
歴史的建造物として観光地になっているメトロポリタン大聖堂、グアダルーペ寺院、グアダラハラ大聖堂はすべてカトリックの教会。また、メキシコのお祭り「死者の日」は、先住民の祝祭とカトリックの記念日が融合して生まれたものです。

【治安】
メキシコに「治安が良くない」というイメージを持っている人も多いでしょう。アメリカとの国境付近は、麻薬組織やマフィアの抗争で危険度が高くなっています。安全な地域を選べは命の危険にさらされることはほとんどありませんが、スリやひったくりなどには常に注意が必要です。
2018年11月の時点での外務省の海外安全情報では、メキシコシティの危険レベルは4段階中レベル1。一方危険レベルが設定されていないエリアも多いので、情報を確認しながら行動することが大切と言えます。

【交通】
メキシコの国土は日本の約5倍。都市間の移動には飛行機が便利です。庶民の移動手段としては長距離バスも人気。電車は残念ながら多くの路線が経営難で廃線になっています。
メキシコシティでは地下鉄やバス、メトロバスが整備されていて、料金も格安。タクシーの利用も一般的です。このほか自家用車を持つ人も非常に多いため、市内の道路では頻繁に渋滞が起こっています。

参照元:外務省海外安全ホームページ – メキシコ https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_264.html

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楽しもう!メキシコの食文化

伝統的で独自性が高いメキシコ料理は世界中で人気。2010年にはユネスコの無形文化遺産になったほどです。ここではそんなメキシコ料理について見てみましょう。

【代表的なメキシコ料理】
メキシコの主食はトルティーヤ。トウモロコシをすり潰した粉を練り、薄く伸ばして焼いた食べ物です。
このトルティーヤに肉や野菜などの具材を挟んだものが、タコス。メキシコの国民食とも言えるタコスは、レストランや屋台などさまざまな場所で食べることができます。
また、メキシコ料理に使うソース「モーレ」は、カカオを使ったチョコレート色のものが主流。アボカドで作った「ワカモーレ」も、モーレの一種です。

【メキシコ料理に欠かせない食材】
メキシコで良く使われる食材は、トウモロコシや豆、唐辛子など。
トウモロコシはトルティーヤを始め野菜としてスープなどに入れることもあります。豆も頻繁に使われ、いんげん豆を煮込んだ「フリホーレス」という料理は家庭でも定番のメニューです。「チレ」と呼ばれる唐辛子は100以上の種類があり、調味料としてふりかけたりソースに混ぜたりします。ハラペーニョやハバネロなど辛いものが有名ですが、辛くない品種も。このほかライムやトマトも馴染み深い食材です。

【行事食】
9月16日の独立記念日に食べられる料理「チレス・エン・ノガダ」は、ピーマンのような緑色の「チレ」を肉詰めにして白いソースをかけ、ザクロの実を散らしたもの。チレの緑・ソースの白・ザクロの赤の3色がメキシコの国旗を表しています。
「ロスカ・デ・レジェス」は1月6日の三賢者の日に食べる大きなリング状のパン。中に小さな人形が入っていて、切り分けたときに当たった人には幸運が訪れると言われています。

ちなみに、一般的にメキシコ料理として思い浮かべるタコスやブリトーなどは「テックス・メックス料理」と呼ばれることも。テックス・メックス料理は、メキシコ料理がアメリカのテキサス州でアレンジされて広まったもので、メキシコ本国で食べられている料理とは少し違う、という説もあります。
例えば、パリッと揚げたトルティーヤはテックス・メックス料理の代表。メキシコのトルティーヤは焼いてあり柔らかい食感です。またいんげん豆をトマトチリソースで煮込んだチリコンカンはメキシコではなくテキサス生まれ。メキシコに訪れたら、本国の料理とテックス・メックス料理を比べてみるのも面白いかもしれません。

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メキシコへ行く前に知っておきたいこと

最後に、メキシコで浸透しているマナーや習慣をまとめました。渡航の前に予習しておきましょう。

【マナー】
メキシコにはチップの文化があります。レストランやホテルはもちろんですが、ガソリンスタンドの店員やスーパーマーケットの袋詰め係、駐車場の誘導係などほとんどのサービスにチップが必要。レストランでは支払額の10~15%程度の金額を払うのが一般的なようです。

また、海外に行くとつい写真を撮りたくなりますが、撮影ができない場所があることに注意。博物館や美術館、教会などは外観を撮るのは問題ないものの、建物内部では撮影が禁止されていることが多くなっています。遺跡などでは、ビデオカメラの持ち込み料がかかることも。さらに先住民の村にも撮影が許可されていない場所があります。軍に関連する施設や空港、治安が良くない場所などの撮影も避けた方が良いでしょう。

なおメキシコはテキーラの産地でもありお酒が好きな国民が多いためか、路上や公園など公共の場での飲酒を禁止する法律があります。喫煙については、レストランやバー、屋内の公の場では不可。罰金制度もあるので注意しましょう。

【習慣】
メキシコ人は誰とも気軽に挨拶する習慣があります。人と会ったときはもちろん、短文のメールなどでも必ず「Hola」(オラ、やぁ)から始まるのがメキシコ流。「Hola」の後には「¿Cómo está?」(コモエスタ、お元気ですか)などと相手の調子を尋ね、それに対する回答までの流れが決まりごとのようになっています。挨拶の際には、頬同士を触れ合わせるキスやハグをするのも一般的です。

メキシコでは治安の心配があるので、身を守るための習慣も覚えておく必要があります。
タクシーは市民の足として頻繁に利用されていますが、流しのタクシー「リブレ」や無許可の白タクでは誘拐や強盗に遭うことも。安全のためには、専用の停留所を持ち予約もできる「シティオ」や、高級ホテルなどで手配できる「トゥリスモ」を選ぶと良いでしょう。
貴重品や鍵の管理についても日本とは違った対策が欠かせません。貴重品は肌身離さず持つことが大前提。本を取り出したカバンをほんの一瞬ベンチに置いた、というようなケースでも盗難が発生する可能性があります。貴重品を後ろのポケットに入れたりバッグを体の後ろに掛けることも避けたい行動。自宅や自転車には、複数のロックを掛けることが推奨されています。

他にメキシコの特徴的な習慣としては、「シエスタ」が挙げられるでしょう。長い昼休みを取るスペインの習慣がメキシコにも定着しています。時間はおおよそ14時から16時。地元の商店はもちろん、一般企業にもシエスタの制度を設けているところが多くあります。慣れないうちは「買い物に出かけたがシエスタの時間だった」「企業に電話をかけたらシエスタ中だった」ということもあるようです。

メキシコには日本と違った文化が多く戸惑うこともあるかもしれません。しかし気さくな人々やおいしい料理、歴史や芸術など、魅力的な面もたくさん。
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