このページのまとめ
・メキシコの通貨は「ペソ」、1ペソ=5.98円
・家賃や食費など、全体的な物価は安いが医療費は高くなる傾向
・メキシコで働く日本人の給与は新卒で約2万~3万ペソ
・メキシコは物価が安いので生活に困ることはない
・日本の就職エージェントやメキシコ日本商工会議所で仕事を探そう
今回のコラムでは、メキシコで使われる通貨や、現地の物価について解説します。
メキシコでは何が安く、どんなものが高額になるのでしょうか?
安すぎる家賃の危険や現地での給与事情も解説するので、メキシコでの就職・生活を考えている方必見の内容です!
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人の方の、メキシコでの就職・転職活動をサポートしています。メキシコにおいて就職・転職を考えている方は、ぜひご相談ください。
メキシコの通貨は「ペソ」
メキシコで使用される通貨は「メキソコ・ペソ」。通貨記号には「$」マークが使われますが、ドルとの混合を防ぐために最後に「Mex$」と表記されることもあります。
2018年9月19日時点では、1ペソは5.98円です。
メキシコの通貨は紙幣が6種類、硬貨が10種類あり、種類は以下のとおり。「センダボ」はペソの100分の1単位の補助通貨です。
紙幣
- 20ペソ
- 50ペソ
- 100ペソ
- 200ペソ
- 500ペソ
- 1000ペソ
硬貨
- 1ペソ
- 2ペソ
- 5ペソ
- 10ペソ
- 10センダボ
- 20センダボ
- 25センダボ
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メキシコの物価は日本より安い
メキシコの物価は全体的に日本より安く、一人暮らしの生活費は東京都内の場合と比べて約半分で済みます。日々の食材も安く手に入るので、生活費はそれほど高くならないでしょう。
家賃はセキュリティ面も考え、安い場合も光熱費込みで3000ペソ(約1万7000円)以上が目安。メキシコでは通常、光熱費を含んだ額が家賃として提示されます。
食費は1ヶ月で2000ペソを目安とすると、日本に比べて生活費が格段に安く済むことがわかります。
ただし、メキシコには付加価値税と呼ばれる日本の消費税にあたるものがあり、内税として16%が課税される点は覚えておきましょう。
これからサービスや商品別に値段の目安をご紹介するので、参考にしてください。
家賃
家賃は先ほども述べたように3000ペソ~が目安。メキシコ市の高級住宅街であるコンデサ地区でも、倍の6000ペソ(約6万円)ほど出せば快適な部屋が借りられます。
メキシコでも部屋の借り方は日本と同じで、敷金と家賃1か月分を支払った後で鍵を受け取る流れが普通です。
食費
海から離れたメキシコ市などでは魚介類は高めの傾向ですが、牛肉・豚肉・鶏肉は日本より安く買えます。農業大国であるメキシコでは、乳製品や小麦粉、野菜類も日本と比べてかなり安いため、普通に食事する分には食費は安く抑えられるでしょう。
外食をするにしても、街中でのランチは日本円で400円程度が目安で高い値段ではありません。ディナーも特別高いお店に行かなければ1000円程度で済ませられますし、高級店でも3000円ほどで美味しい料理が楽しめます。
ただ、ファーストフード店などの価格帯は日本とさほど変わらず、特別安いことはないようです。
交通費
メキシコ市のバスは日本円にして15~30円程度、タクシーの初乗りは約50円、地下鉄は統一料金で5ペソ(約30円)です。
医療費
国が指定する保険(IMSS)で行ける病院は医療水準が低いこともあり、一定の所得がある人は私立病院に行くことが多いようです。日本人であれば、清潔感もあって快適な私立病院に行くのが良いでしょう。ただ、私立病院はちょっとした診察で数万円の額になることもあり、物価の安いメキシコでも医療費は高額になる可能性があります。
ただ、メキシコには日本と違って薬局に「診療室」が設置されており、風邪程度であれば無料で診断してもらって薬を買うことが可能です。
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安すぎる家は危険かもしれない
家賃の目安は3000ペソとご紹介しましたが、住むエリアや物件によってはそれより安い価格に抑えられる場合もあります。ただ、相場に対して安い物件には要注意。家自体が治安の悪いエリアにあったり、セキュリティ面が不十分だったりする恐れがあるからです。
メキシコは日本に比べて強盗や空き巣などの犯罪が多いので、物件選びの際は必ず防犯面をチェックすることが大切です。安さの理由が治安なのか、交通事情の悪さなのか、それとも物件の古さなのか、背景を見極めるようにしましょう。
セキュリティのしっかりしたアパートはオートロック機能がついていたり、24時間体制で警備員が配置されていたりします。
家探しをする時は部屋だけでなく家の周辺も歩いて様子を観察し、周囲の雰囲気を肌で掴むと良いでしょう。
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メキシコで働く日本人の給与事情
メキシコで働く日本人の給与は、勤め先の企業や個人の能力によって異なるので一概にはいえません。
ただ目安としては、新卒で2万~3万ペソ(約11万7000~17万5500円)程度と考れば良いでしょう。エンジニアや通訳といった専門スキルが必要な職種は給与水準が高く、20万円台から30万円台まで、さらに高い給与が得られることもあるようです。
給与が2万ペソ(約11万7000円)と聞くと日本より水準が低く不安に思うかもしれません。しかしメキシコは物価が安いので、貯金をしながら無理なく生活できるでしょう。
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メキシコでの仕事を探す方法
メキシコには自動車メーカーや商社、金融などさまざまな日系企業が進出しており、日本から就職・転職して働くチャンスが沢山あります。
今メキシコは、「日本以外の場所で働いてみたい」「文化や価値観の違いを体感しながら仕事がしたい」といった方に人気の国。職場によってはスペイン語が日常会話レベルでも働け、インターネットで調べると多数の求人が見つかるでしょう。
特にメキシコ中央高原地帯(バヒオ地区)に進出する自動車関連企業は数多く、人手不足を解消するため積極的な採用を行っているようです。
日本人がメキシコで就職するルートは大きくわけて2つあり、1つ目は日本でメキシコに進出する企業に就職し、異動願を出すというルート。
2つ目は現地採用の求人に応募する方法で、こちらの方が早く確実にメキシコでの仕事を見つけられます。現地採用は日本で研修を受けてからメキシコに行くパターンと、求人が最初からメキシコ在住の人を対象としているパターンがあるので、条件をよく確認するようにしてください。
日本でメキシコの仕事を探す場合は、就職サイトを閲覧したり、就職エージェントを利用したりという方法があります。
現地で仕事を探す場合は、「メキシコ日本商工会議所」の求職者リストに登録しておくと、仕事の紹介を受けられます。メキシコ日本商工会議所はメキシコに進出する主要な日系企業が会員となっており、あなたに合った求人が見つかるでしょう。
また、メキシコでは伝手による就職が珍しくないため、現地に知り合いがいるなら仕事を紹介してくれるよう頼んでみるのも良いかもしれません。
メキシコで多い日本人向けの求人は、営業やエンジニア、事務、経理、通訳、日本語教師など。職種によって求められる語学力は異なります。
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