このページのまとめ
- 慣れない海外生活を乗り切るには、海外で就職する目的を明確にすることが大事
- 今までの経験を振り返り、自分のレベルにふさわしい就職ルートを考えよう
- ワーキングホリデーの利用や日本企業での海外駐在、現地採用などが海外就職への道
- 日本人に人気の職種は、日系企業での事務や営業、日本語教師、日本人向けツアコンダクターなど
- 日系企業の進出が盛んでビザの取得が簡単なメキシコは、就職のチャンスが豊富
今回のコラムでは、海外で働きたい人に向けて、主な就職のルートや日本人に人気の職種、求人が豊富な国をご紹介します。
海外での生活に興味がある人はぜひご覧ください。
海外で働く目的を考えよう
海外での就職に憧れる人は多いですが、見知らぬ国で仕事を持ち、日々の生活を送るのは大変なことです。言葉や文化、価値観の違いに戸惑うことはもちろん、日本とは違う治安事情や気候に慣れる必要も出てきます。
短期の旅行やホームステイであればそれほどのストレスはないかもしれませんが、長期間その国で暮すとなるとある程度の覚悟が必要です。
「何となくかっこいいから」という曖昧な気持ちで海外に行くと挫折する可能性が高いため、就職前に「なぜか海外で働きたいのか」という目的を明らかにしましょう。
語学力をつけたい、海外で自分の力を試したい、異文化が好きだから…。
海外で就職したい理由は人それぞれですが、自分なりの動機を持つことで多少の困難があっても気持ちがぶれずに仕事が続けられるでしょう。
目的さえあれば、海外では日本では実現できなかったたキャリアを築け、これまでの人生観をくつがすような貴重な経験ができるかもしれません。そこには日本ではなかった人との出会いがあり、刺激的な毎日が待っているでしょう。
海外就職を目指すなら、現時点で自分が持っているスキルや経験を棚卸することも忘れずに。
海外就職では、今までの仕事で培った専門スキル、そして海外での人脈が武器になります。新卒であれば、学生時代の留学経験や語学力を振り返り、自分がどのレベルにあるか考えてみましょう。
自分のレベルを把握すると、就職の前に時間をとって語学の勉強をした方が良いのか、まずは留学で海外での生活に慣れた方が良いのかなど、就職するための方向性が見えてきます。
次項からは海外で就職する具体的な方法をいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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海外で就職する具体的な方法
海外で就職するための方法をまとめました。
ワーキングホリデーを利用する
ワーキングホリデーとは、日本と協定を結んだ国で旅行や通学ができる特別なビザ制度のこと。単なる旅行とは違い、最大1年間という長期間の滞在、フルタイムの就業が認められるのが特徴で、国によっては滞在期間の延長も可能です。
対象年齢は18歳から30歳までなので、資格のある人は海外就職への第一歩としてワーキングホリデーを選択しても良いかもしれません。
特に今まで海外で長期の生活をしたことがない人、海外就職に漠然とした憧れを持っている人は、ワーキングホリデーで海外が合っているか確かめてはどうでしょうか?
ワーキングホリデーで人気の仕事は、専門スキルが求められないカフェやレストランのウェイター、キッチンスタッフやショップスタッフなど。
ワーキングホリデーの終了後も働き続けたい場合は、改めて就労ビザを取得する必要があります。
留学でスキルを身につけてから就職する
スキルがなくても就ける仕事はありますが、専門知識や技能があると条件の良い仕事を探せます。ある程度力をつけてから就職したい人や、時間的・金銭的な余裕がある人は、留学でスキルを磨いてから就職するのも1つの方法。
留学では語学を学ぶだけではなく、プラスアルファの専門知識を身につけることで人材としての価値が上がります。海外にはITやデザインをはじめとする専門学校があるので、自分の興味がある分野を調べてみましょう。
海外に進出する日本企業に就職する
日本で海外に進出する企業に就職し、海外駐在を目指す方法。
例えば、大手総合商社では若いうちから海外勤務のチャンスが豊富で、若くても海外で仕事を任される人が沢山います。
ただ、日系企業に就職すると高待遇で海外駐在できる良さがありますが、グローバルに展開する企業は人気が高く、就職・転職の競争率が高いのがデメリット。
入社後も全員が海外勤務になるとは限らないため、海外勤務を第一に考えるなら確実なルートではないかもしれません。
日系企業の現地採用に応募する
確実に海外で働きたいなら、日系企業の現地採用に応募するのが良いでしょう。
現地採用では駐在員と同じレベルの待遇は望めませんが、会社が派遣先を決める駐在員と違い、自分の行きたい国や都市を自由に選べるのが魅力です。
海外の求人を扱う転職エージェントを利用する
海外にはその国ならではの風土や働き方があり、イメージや少ない情報で仕事を決めると就職後に後悔することがあります
また、多くの求人を比較して検討したくても、自分1人で十分な量の求人を探すのはなかなか大変なもの。
そんな時は、海外の求人を扱う転職エージェントに相談すると、効率よく仕事が探せるでしょう。転職エージェントは求人の詳細な情報を持っていますし、エージェントによっては特定の国に精通しており、生活面に至るまでの詳しい情報を教えてくれます。
何よりもプロのアドバイスを受けられる心強さがあるので、1人では不安という人におすすめです。
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海外にはどんな仕事がある?
海外でどんな仕事に就くのはその人次第ですが、ここでは日本人に人気の職種をまとめてみました。
何をするか迷っているという人は参考にしてください。
日系企業での事務や営業
日系企業には、事務や営業、人事や総務などの仕事があり、日本での経験をそのまま活かして働けます。中には日本語しか使わない職場もあるので、語学に自信がない人もチャレンジしやすい働き方といえるでしょう。
日本語教師
国内外で外国人に日本語を教える仕事で、海外では日本語学校や小中学校、大学などで授業をします。決まった資格はありませんが、以下のいずれかを満たすと知識や指導技術の証明になります。
- 日本語教育能力検定試験に合格した
- 大学、大学院で日本語教育を学んだ
- 文化庁が認定した養成講座で420時間以上の教育を受けた
このうち複数を満たすと評価されやすいため、大学で学んだり養成講座を受けたりしながら、日本語教育能力検定を目指す人もいるよう。
生徒に教えるには現地の言葉が話せる必要がありますが、日本語教師の補助的な仕事であれば、必要最低下の言葉ができればOKという職場もあります。
日本語教師には、生徒とやりとりしているうちに自分も現地の言葉を学べたり、その国への理解が深まったりという良さがあるようです。
ツアコンダクター
日本人向けのツアーコンダクターは、日本人観光客が多い地域で求人が多く、現地のツアー会社に就職してツアーの企画や添乗を行います。
観光業でいうと、ホテルにも日本人専門の問い合わせ対応やフロントなどの仕事があり、日本語を活かして働くことが可能です。
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今、メキシコに海外就職のチャンスがある!
どの国行くかまだ決まっていないのなら、今就職におすすめなのはメキシコです。
なぜなら、近年メキシコには沢山の日系企業が進出しており、日本人向けの求人が豊富だから。日系企業の多くは自動車メーカーや自動車の部品メーカーで、エンジニアや営業、事務、通訳などの求人が見つかるでしょう。
海外で働くには就労ビザが必要ですが、メキシコはその点においてもメリットがあります。国によってはビザの発行に専門スキルや社会人経験の条件がありますが、メキシコでは特に厳しい条件はなく、新卒や第二新卒でも就職が可能。
また、メキシコの実質的な公用語はスペイン語ですが、日常会話程度の語学力でOKという求人も多く、初歩だけ学んで現地で語学力を伸ばしていくやり方もできるでしょう。
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メキシコ就職が日本人におすすめな理由
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メキシコに就職するなら、現地採用に応募する、日本商工会議所の求職者リストに登録するなどの方法がありますが、初めての海外就職はプロである就職エージェントを利用してみませんか?
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