DELEスペイン語検定について解説！就職に活かせるのはどのレベルから？

このページのまとめ

• DELEスペイン語検定は、国際的に認められたスペイン語の資格で、就職や留学に活かすことができる
• 「読む・聞く・書く・話す」の4技能が重視され、総合的なスペイン語能力が求められる
• A1（入門）～C2（最上級）の6段階のレベルがある
• スペイン語を使う仕事の就職に活かせるのは、B2（中上級）から
• 接客業などでは、B1（中級）からの募集もある

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DELEスペイン語検定の受験を検討している方に向け、試験の概要や各レベルのスキルの目安について解説します。コラムを読んで、DELEスペイン語検定の基本情報を押さえておきましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

DELEスペイン語検定はどんな資格？

DELEスペイン語検定は、スペイン政府の文化機関「インスティトゥト・セルバンテス」が実施するスペイン語の検定試験です。スペイン語を母国語としない人を対象とする試験で、世界100カ国以上で実施されています。

国際的に認められた公認の資格なので、取得すれば世界のどこでもスペイン語のレベルを証明することが可能です。日本国内においても、スペイン語授業の単位として認められたり、企業の資格要件になっていたりします。

また、有効期限がない資格なので、一度取得すれば生涯にわたってスペイン語能力の証明に用いることができます。

DELEスペイン語検定は、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を重視する試験です。スペイン語圏の人とコミュニケーションを取るのに必要な、実践的かつ総合的なスキルが求められます。

DELEスペイン語検定のレベルは6段階。 「A1（入門）」「A2（初級）」「B1（中級）」「B2（中上級）」「C1（上級）」「C2（最上級）」があります。

DELEスペイン語検定は、全世界共通の試験です。試験監督官の説明や問題文は全てスペイン語で行われます。

【DELEスペイン語検定の概要】

【試験時間】

参照 インスティトゥト・セルバンテス東京「DELEスペイン語検定について」 インスティトゥト・セルバンテス東京「DELEスペイン語検定 日程・申し込み期間」

DELEスペイン語検定が就職に活かせるのはどのレベルから？

スペイン語を使う仕事の場合、就職に活かせるDELEスペイン語検定のレベルは「B2（中上級）」以上が目安とされています。

B2は、複雑な文章を読んだり、会議や商談ができるようになったりするレベルです。スペイン語人材として評価されるようになるレベルなので、多くの企業がB2を求人条件に設定しています。スペイン語を活かす仕事を探しているなら、まずはB2取得を目標にしましょう。DELE B2の難易度は、TOEICでいえば785点以上に相当します。

また、仕事内容によっては、「B1（中級）」以上の求人条件もあります。B1は、スペイン語を使って日常会話ができるレベルです。顧客の案内や接客などでは、B1を最低条件とする求人もあります。

参照元 Universidad de Burgos「DELE (Diploma de Español como Lengua Extranjera)」

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DELEスペイン語検定のレベルと難易度

ここではDELEスペイン語検定の各レベルの概要と難易度について解説します。DELEはレベルごとの難易度の差が大きいので、自分に合ったレベルを選びましょう。

なお、インスティトゥト・セルバンテスのWebサイトでは、各レベルのモデル問題が公開されています。どのレベルを受けるか迷っている方は、モデル問題をチェックしてみましょう。

参照 Instituto Cervantes「Preparar la prueba DELE」

DELE A1は入門レベルです。A1では、以下のようなレベルが求められます。

・簡単な自己紹介や挨拶ができる ・生活でよく使うフレーズについて理解し対応できる

「Mi nombre es ◯◯ .（私の名前は◯◯です）」など、自己紹介や日常でよく使う簡単なフレーズについての知識が求められます。最も易しいレベルなので、スペイン語初心者におすすめです。ただし、あくまで入門レベルなので、就職にはあまり活かせません。

DELE A2では、以下のようなレベルが求められます。

・趣味や仕事、家族のことなど、身近な話題について表現することができる ・過去の出来事や身の回りで起こったことの描写ができる ・旅行会話ができる

A2は、日常会話をすることは難しくても、自分の意思を伝えることは可能なレベルです。日常でよく使うフレーズや文法、表現について理解している必要があります。

また、就職に活かすのは難しいレベルですが、挨拶や簡単な会話をするだけの仕事なら評価対象になることもあります。

DELE B1では、以下のようなレベルが求められます。

・日常会話ができる ・自分の意思や願望を伝えることができる ・学習、仕事に関する既知の内容を理解することができる

B1はスペイン語スキルの中級にあたり、習得者が最も多いレベルとされています。既知の内容について理解でき、たいていの状況で適切な応対をすることができるレベルです。

就職に活かせるのは、B1くらいからが目安とされます。日常会話ができるレベルなので、スペイン語を用いた接客業などで評価されるでしょう。

DELE B2では、以下のようなレベルが求められます。

・複雑な内容や抽象的なテーマについて理解できる ・流暢かつ自然な会話能力をもつ ・基本的な文法を使いこなし、詳細な文章を作成できる

B2は、スペイン語のビジネスレベルにあたる段階です。どんな相手でも自然な会話をすることができ、商談や会議の内容も理解することができます。また、推論や分析を含む詳細な文章を作成することも可能です。

スペイン語を使う仕事の求人要件では、B2以上の募集が最も多いとされています。スペイン語人材として働きたい人は、B2取得を目指しましょう。

DELE C1では、以下のようなレベルが求められます。

・学術論文など難易度の高い文章を読むことができる ・文章や会話から、言外の意味や意図を汲み取ることができる ・ビジネス、学術、社会など、さまざまな分野で状況に応じた表現をすることができる ・複雑な内容の文章を作成でき、柔軟に言語を運用できる

C1は、専門的な文章や会話を理解できるレベルです。言外の意味も汲み取ることができ、自在に言語を操ることができます。また、社会的分野や学術的分野など、さまざまな場面において状況に応じた表現をすることができ、ディスカッションが可能です。

C1を取得すれば、高い語学力を証明できます。ビジネス会話も流暢にでき、大手商社の海外部門でも通用するレベルです。また、C1以上からスペイン語に特化した仕事に就けるようになります。

DELE C2では、以下のようなレベルが求められます。

・文章の長さ、複雑さ、抽象度に関わらず、内容を理解し言外の意図も汲み取ることができる ・学術的分野やビジネス分野においても、ニュアンスでスペイン語を使い分けることができる ・標準的でないスペイン語についても理解し対応できる

C2は、DELEの最高レベルです。取得者は、ほぼネイティブ並みのスペイン語能力を有しているといえます。長く複雑で専門的な内容であっても、すべて理解したうえで言外の意味を推測することが可能です。スペイン語に関わる仕事であれば、C2取得者は語学力に関するハードルはクリアしているといえるでしょう。

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