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このページのまとめ

  • 外国で働く日本人は増加傾向にある
  • 「日本の将来に対する不安」や「海外ビジネスの増加」などが理由
  • 成果主義の評価制度やワークライフバランスを重視した働き方など、海外の労働環境に魅力を感じ、海外就職する人も多い
  • 若者はワーキングホリデー制度が使えるので比較的簡単に海外就職が実現する
  • 海外就職には家族や友人と会えないなどのデメリットもある

海外就職について興味がある方に向け、外国で働く日本人が増える理由について解説します。コラムを読んで、海外就職の具体的な魅力についてチェックしてみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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外国で働く日本人の数は?

会話するビジネスパーソンのイメージ

日本人の海外進出は年々増加しています。ここでは、海外で活躍する日本人の数について紹介します。

外国で暮らす日本人永住者は過去最高の「57.5万人」

外務省によると、外国で暮らしている日本人永住者は、約57.5万人いるとされています(2023年10月1日時点)。これは過去最高の数字で、10年前と比べると約15.6万人の増加となっています。

「日本の未来が見えない」「現状の働き方を変えたい」など、さまざまな理由から、より良い生活を求めて海外移住をする人が増えているのです。

参照元
外務省「海外在留邦人数調査統計

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外国で働く日本人が増える理由6選

キャリーケースを持つ女性の画像

外国で働く日本人が増える理由には以下のようなものがあります。

  • 「日本の将来に希望が持てない」という思いがある
  • 海外ビジネスが増え、海外派遣される人が増えている
  • 交通機関の発達で外国に行きやすくなった
  • ワーキングホリデー制度を利用した海外出稼ぎが盛ん
  • 若手も評価されやすい「成果主義」の評価制度
  • ワークライフバランスを重視する働き方が浸透している

外国で働くべきか悩んでいる人はぜひ参考にご覧ください。

1.「日本の将来に希望が持てない」という思いがある

少子高齢化や年金問題など、日本は多くの社会問題を抱えているのが現状です。若者のなかには、日本経済の先行きに対して不安を感じている人も大勢います。「日本の未来が見えない」「将来に希望が持てない」という思いから、海外移住をする人が少なくありません。

2.海外ビジネスが増え、海外派遣される人が増えている

近年は日本企業の海外展開が盛んになっており、大企業だけでなく中小企業も海外に進出するようになりました。海外ビジネスの増加に伴い、海外出張や現地採用という形で外国で働く日本人が増えているのです。

3.交通機関の発達で外国に行きやすくなった

交通機関の発達で気軽に外国へ行けるようになったことも理由の一つです。海外へ行きやすくなったことで、海外就職が身近な選択肢となりました。また、「海外で暮らしながらときどき日本に帰る」ということもしやすくなり、海外就職へのハードルが下がっています。

4.ワーキングホリデー制度を利用した海外出稼ぎが盛ん

ワーキングホリデー制度は、主に18歳~30歳の人が約1年の間、協定国で生活できる制度です。滞在中は就労が認められています。語学留学などに利用されることが多い制度でしたが、円安が進む昨今、出稼ぎ目的で利用する若者も増えています。

参照元
外務省「ワーキング・ホリデー制度

5.若手も評価されやすい「成果主義」の評価制度

海外企業は成果主義が主流です。仕事の過程よりも結果が重視されるので、成果を出せる人は勤続年数に関わらずどんどんキャリアアップしていけます。実力のある若者にとっては魅力的な環境といえるでしょう。

海外は転職が盛んで、実力のある人ほどより良い条件を求めて転職を繰り返します。成果を出せる人はヘッドハンティングされることも珍しくありません。

6.ワークライフバランスを重視する働き方が浸透している

海外企業はワークライフバランスを重視するところが多いです。

「定時に帰れない」「有給休暇を申請しづらい」など、日本の悪しき風習ともいえる労働文化は、海外にはあまりありません。自分の仕事に支障がなければ、定時退社も有給申請もしやすい環境です。

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外国で働くと収入は増える?

収入が上がるイメージ

「円安」や「上がらない賃金」などを理由に、収入アップを期待して海外就職を目指している人も多いはずです。

外国で働く人の収入は、国や職種、働き方によって異なります。海外に行くことで収入が増えることもあれば、減ることもあるでしょう。ここでは、外国で働く人の収入について解説するので、働き方を考える参考にしてください。

「海外駐在」は高収入が期待できる

日本企業に所属しながら海外派遣される「海外駐在」という働き方なら、高収入が期待できます。日本の水準で給与が支払われるほか、海外勤務に対して手当が支給されることが多いからです。目安としては、額面で1.5倍・手取りで1.8倍に収入が増えるとされています。

給与水準の高い地域では収入も出費も増える

日本は世界的に見ても給与水準の高い国なので、外国の現地企業へ転職すると収入が下がってしまうこともあります。一方、日本よりも給与水準の高い国で働けば、収入アップが期待できるでしょう。ただし、給与水準が高い国は生活費が高い傾向にあるため、収入が増えてもお金が貯まらない可能性があります。食費を抑えるなど、節約を心がける必要があるでしょう。

専門職や管理職は収入が良い可能性がある

専門性の高い仕事や人手の足りない仕事は、外国のほうが好条件で働ける可能性があります。ITエンジニアや生産管理など、日本で培った経験がある人は、スキルを活かせる仕事を探すと良いでしょう。

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外国で働く方法とは?主な5つのルート

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ここでは外国で働く方法について解説します。海外で働きたい人は、どんな方法があるかここで確認してみましょう。

海外拠点をもつ企業で海外転勤を狙う

海外拠点をもつ企業で経験を積み、海外転勤のポジションを狙う方法です。日本企業に雇用されたまま海外に行けるので、安定した働き方ができます。海外企業で働くよりもハードルが低く、実現しやすい方法といえます。

現地採用で働く

現地採用は、外国にある現地企業や日系企業に直接雇用されて働く方法です。国や職種、求人に応募するタイミングを自由に選べるので、希望する働き方が実現する可能性が高いといえます。

日本から応募できる求人もあり、面接もオンラインで行うことが可能です。ただし、現地企業に応募する場合は高い語学力が求められます。

海外の大学を卒業する

海外の大学に留学し、卒業後に現地就職を目指す方法です。学生の間に、アルバイトやインターンシップでコネを作ることができるので、海外就職を有利に進めることができるでしょう。

ワーキングホリデー制度を利用する

18歳~30歳の人は、ワーキングホリデー制度を利用するのも手です。アルバイトのような働き方がメインになりますが、就労ビザを取る方法よりも簡単に海外就職が実現します。海外の仕事を体験したり、一時的な海外出稼ぎをするのには適した方法といえるでしょう。

転職エージェントを利用する

外国の仕事を探すなら、転職エージェントを利用するのが効率的です。転職エージェントを使えば、求人紹介をはじめ、面接対策や書類対策、企業とのやり取りの仲介など、幅広いサービスが受けられます。非公開求人も扱っているので、自力では見つけられない好条件の求人も紹介してもらえることがあります。
無料で使える便利なサービスなので、海外就職の経験が少ない人や、効率よく求職活動を進めたい人にとっては頼もしい存在といえるでしょう。

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外国で働く主なリスク

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外国の労働環境に魅力を感じ、海外就労をする人は大勢います。しかし、海外就労にはリスクもあるため注意が必要です。外国で働きたい人は、ここでリスクや注意点について知っておきましょう。

海外生活がストレスになる

言葉の壁や文化の違いなど、慣れない環境で生活することにストレスを感じる可能性があります。海外では、日本の当たり前は通用しません。日本の価値観を引きずっていると、さまざまな違いがストレスになってしまうでしょう。海外の常識を理解し、柔軟に対応することが重要です。

家族や友人と疎遠になる

外国で働くと、日本にいる家族や友人とは気軽に会えなくなってしまいます。孤立感や孤独感から、ストレスを感じる人も少なくありません。

雇用が安定していない

外国では、日本ほど安定した働き方ができない可能性があります。企業の福利厚生は少なく、実力不足で解雇されるリスクも高めです。また、ビザの期限や更新にも気を付けなければなりません。海外は転職が盛んなので、スキルアップを意識して自分の市場価値を高めるよう努めましょう。

給料が低い可能性がある

海外企業で働くと、日本で働くより収入が減ってしまうこともあります。給与水準が低い地域は物価も安いことが多いので、生活していくことは可能です。しかし、十分な貯金をするのは難しい可能性があります。

研修制度が充実していない

海外は即戦力としての採用がメインです。日本企業のように一から教育してくれる仕組みはあまりなく、仕事をしながら覚えていくのが当たり前となっています。自分から積極的に行動するのが苦手な人は苦労する可能性があります。

自己アピールする必要がある

海外は、日本企業のように細かい評価制度がないので、受け身の姿勢では評価されづらいです。海外企業で評価されるには、積極的に自己アピールをする必要があります。日本人は謙虚さを重んじる国民性なので、海外の評価制度が合わない可能性もあります。

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