このページのまとめ
- 「日本語のみ」の条件でも、海外で働くことは可能
- 日本人顧客や日系企業を相手に働く仕事なら、日本語をメインに働ける
- 日本食レストランのウェイターや、日系企業の営業、日本語教師などがおすすめ
- 日本語のみで働く場合、給料アップやスキルアップが難しい場合がある
- 現地語を学んだり、専門スキルを身に付けたりすることで海外就職が有利になる
海外移住を検討している人に向け、日本語のみで働ける仕事を紹介します。このコラムでは、日本語のみで働く場合の注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
海外移住におすすめの「日本語のみ」で働ける仕事12選
「日本語のみ」という条件でも、海外で働くことは可能です。
海外求人には、日本人を相手にする仕事や、簡単な作業をするだけの仕事というものもあります。こうした仕事なら、現地の言葉が話せなくても働きやすいでしょう。
ここでは、海外移住におすすめの日本語のみで働ける仕事を紹介します。就職のハードルが低い仕事を抜粋して紹介するので、自分にあった仕事を探してみましょう。
1.日本食レストランの接客スタッフ
日本人客が多い日本食レストランであれば、日本語をメインに働ける場合があります。資格やスキルがない人も働けるので、海外就職の最初の仕事に選ばれることも多いです。接客業なので外国人客の対応をすることもありますが、定型文でやりとりできるため高い語学力は必要ありません。
2.日本食レストランの料理人
調理スキルがある人は、日本食レストランの料理人という選択肢もあります。和食は世界的に人気が高く、また「日本人が作る和食」に需要があるため、日本人の料理人は優遇されるでしょう。資格は必須ではありませんが、調理師免許があれば仕事を見つけやすくなります。
3.日本語教師
日本語教師は、日本語ネイティブであることを強みに働ける仕事です。メインの教師として授業を受け持つ場合は外国語のスキルが必要ですが、日本語教室などでは日本語しか話せなくても働ける可能性があります。
海外で日本語教師として働く場合、資格は必須ではありません。しかし、日本語に関する詳しい知識や教育能力などが求められる仕事でもあるので、まずは日本で「登録日本語教員」の資格を取得することをおすすめします。資格があれば、学校や塾など幅広い求人に応募できるようになるでしょう。
4.日系企業の事務職
日系企業の事務職も日本語をメインに働ける仕事です。社内のやりとりは日本語で、パソコン業務も日本語が使えるので、国内のオフィスとほとんど同じ働き方ができます。仕事相手は日本人が多く、現地の人とコミュニケーションをとる必要がある場面でも、現地スタッフが間に入ってくれることが多いです。
5.日系企業の営業職
日系企業や日本人を相手にする営業職なら、日本語をメインに使って働けます。資格や経験は必要ありません。ただし、日本で培った営業スキルがあれば海外でも活かせます。
6.コールセンター
日系企業のなかには、海外にコールセンターを設置しているところもあります。対応する相手は日系企業や日本人なので、日本のコールセンターと同じような環境で働くことができます。資格やスキルが必要ないため、最初の海外の仕事として始める人も多いです。
7.ツアーガイド
日本人観光客を相手に現地を案内するツアーガイドなら、日本語をメインに使って働くことも可能です。「同じ日本人のほうが安心できる」というニーズがあるため、日本人であることを強みに働けるチャンスがあります。ツアーガイドには、観光名所やお土産屋、歴史的背景などに関する幅広い知識が必要です。また、ガイド中にトラブルが発生したときは警察や病院に緊急連絡をしなければならないので、最低限の語学力が求められます。
8.ホテルスタッフ
日本人客が多く利用するホテルでは、日本語人材の需要があります。日本人観光客は、きめ細やかなサービスを求める人が多い傾向にあるため、日本の基準で丁寧な接客ができる日本人スタッフは重宝されるでしょう。ホテルの仕事にはフロントや清掃などさまざまありますが、日本人向けの求人は接客業の募集が多めです。
9.ITエンジニア
ITエンジニアは、世界的に需要の高い仕事です。プログラミング言語は世界共通なので、日本で培ったスキルや経験を海外でも活かすことができるでしょう。専門職として扱われることが多く、就労ビザの取得がしやすいところもメリットといえます。
10.Webライター
Webライターは、ネット上の記事作成やブログ投稿などを行う仕事です。ネット環境さえあれば、日本語を使って記事を書くことができます。ライティングスキルや専門性の高い知識があれば、仕事を獲得しやすいでしょう。
11.美容師
日本人の多い地域では、日本人美容師の需要があります。業務内容は日本の美容師と変わらないので、日本で培ったスキルを海外でも活かせるでしょう。資格が必要かどうかは国によって異なります。また、日系の美容院で働く場合は日本の美容師免許が求められることが多いです。
12.保育士
日本人駐在員の子どもが通う保育園では、日本人保育士の需要があります。日本に戻ってからも生活できるように、日本語や日本の生活習慣を教育できる人材が求められるのです。保育士として働く場合は現地の資格が必要になりますが、日本の保育士資格や幼稚園教諭免許があれば、足りない部分を学んで書き換えるということもできます。
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「日本語のみ」の条件で海外就職する際の注意点
「日本語のみ」という条件でも働くことは可能ですが、現地の言葉が話せないぶん、苦労する場面も少なからず存在します。ここでは日本語のみという条件で海外就職する際の注意点について紹介するので、働き始めてから後悔しないように事前にチェックしておきましょう。
給料が低い場合がある
外国語を使わない仕事、かつ専門的なスキルを必要としない仕事の場合、高収入はあまり期待できません。替えが利く仕事は、待遇が良くないことが多いです。給料が低いと、海外生活を楽しむ余裕がなくなるほか、気軽に帰国することも難しくなってしまうでしょう。語学スキルや専門スキルを身に付けてキャリアアップを目指すのがおすすめです。
海外らしい働き方ができない
海外で働いていると、現地スタッフとの交流など、日本では得られないようなさまざまな経験が積めます。しかし、日本語のみを使って働く場合、日本の仕事の延長のような働き方になってしまうので、海外ならではの経験が積みにくくなってしまいます。海外らしい働き方に憧れている人は、思ったような働き方ができない可能性があるので注意しましょう。
スタッフ同士の連携がしづらい
現地スタッフがいる職場では、スタッフ同士のコミュニケーションに現地語を使わなければならない場面も少なくありません。日本語しか話せないと、スタッフ同士の連携がしづらいため、仕事に支障が生じるリスクがあります。孤独感やストレスを感じる原因になってしまうこともあるでしょう。
知らずに失礼な態度を取ってしまう可能性がある
現地の言葉が分からない状態だと、その土地の文化や風習を理解するのも難しくなります。日本の当たり前は海外では通用しないので、文化や風習を知らない人は知らず知らずのうちに失礼な態度を取ってしまうリスクがあります。
足元をみられる可能性がある
現地の言葉が話せないと、足元を見られてしまう可能性があります。特にプライベートの時間は注意が必要です。買い物や外食をする際に、現地語が話せないことで思わぬ不利益を被る可能性があります。
緊急時の対応が大変
海外で暮らしていても日本人のコミュニティに所属していれば、日本語のみで生活していくことは可能です。しかし、病気やケガなどが理由で緊急の連絡をしなければならない場合、外国語が話せないと苦労する可能性があります。仕事で使わなくても、最低限のフレーズは覚えておくと良いでしょう。
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「日本語のみ」の条件で海外就職を成功させるには?
日本語のみで海外就職することは可能ですが、現地語が話せない点がネックになる可能性が高いといえます。ここでは日本語のみで海外就職をする際に成功する方法について解説するので、ぜひチェックしてください。
海外で働く目的を明確にする
海外へ行く前に、海外で働く目的を明確にしておきましょう。海外就職では、言葉の壁や文化の違いなど、さまざまな困難に直面することになります。明確な目的があれば、困難な状況でもゴールに向かって行動できるでしょう。「なんとなく憧れるから」など、曖昧な気持ちだと挫折につながってしまいます。
専門スキルを身に付ける
海外には新卒一括採用の概念があまりなく、即戦力としての採用が基本です。そのため、希望する仕事につくには、その職種で通用するスキルを身につける必要があります。海外で目標とする働き方がある場合は、必要なスキルを調べて、習得するよう努めましょう。
語学スキルを少しでも高める
日本語しか話せない人も、少しずつ現地の言葉を学んでいくことをおすすめします。現地語が話せるようになると、応募できる仕事の幅が広がり、より待遇の良い仕事も見つけられるようになるでしょう。また、現地の人と交流したり、同僚と仲良くなったりと、海外生活を楽しむためにも、語学力はあったほうがいいといえます。
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