このページのまとめ
- 海外就職する国を選ぶとき、ビザの基準や言語、税金、生活環境は特に注目のポイント
- 海外就職の条件は、国ごとに特色アリ。希望にあった条件の国を選ぶ
- 就職には普遍性のある職種や日本人が優遇される職種がオススメ
海外での就職を考えるとき、国選びは重要なポイントの一つです。
国によって文化や働き方が異なるなかで、特に注目するポイントを押さえられれば、国を選ぶ基準にできるでしょう。また海外で活躍しやすい職種も合わせて知ることで、どんな国でどういう働き方ができるのかイメージしやすいかもしれません。そこでこのコラムでは海外就職にオススメの国と職業を抜粋してご紹介します。
国・地域を選ぶポイント
海外で働く際、国選びは最も重要なプロセスのひとつです。
しかし何を基準に選べばいいのか迷っている方もいるでしょう。
そこで本項では、海外の現地採用で働く場合に注目するポイントをいくつかご紹介します。
ビザの取りやすさ
海外の現地採用で就職するには「就業ビザ」が必須です。
ビザは入国許可に必要な書類のひとつで、渡航前の事前審査によって渡航先の大使館・総領事館から発行されます。国際的な身分証明書である「パスポート」と同様に、海外渡航に使用するものです。
ビザには就業ビザの他にも観光用・商用・留学用などがあり、ビザの目的以外の活動を制限されています。
また、ビザ取得の基準や必要書類、取得にかかる期間、料金は国ごとによって異なるうえ、国の情勢によっても変動します。
なかには国内失業率などの関係で、一定の能力を持たないと就業ビザが発行されない国も。海外就職では事前にビザ発行の条件が自分にあっているか確認することが重要でしょう。
言語
海外就職では主に、その国の「公用語」や「業務に必要な言語」などを確認しておいたほうが良いでしょう。
とくに「業務に必要な言語」については事前に把握しておく必要があります。
就職先の企業で使用される言語は英語や日本語、公用語など取引先や人種によってさまざまな可能性が考えられます。またビジネスシーンでは高い語学力が要求されるため、自分の語学力をよく把握しておいたほうが良いかもしれません。
税金と物価
新しい環境で働くとき、収入や出費は気になるところでしょう。
当然ですが給与は働く環境や条件によって幅があります。注目したいポイントはその国の税制と物価です。
同じ給与でも国によって税が多く引かれれば手取りは少なくなります。また物価が高ければ生活費がかさんでしまうかもしれません。日本の感覚ではなく、その国でどの程度の収入と出費があるのか、貯蓄はできるのかなど知っておくことが大切です。
生活環境
日本でもそうであるように、気候や宗教、文化、慣習、治安などは地域によって異なります。
とくに海外をみる際には国単位で考えがち。同国内でも全く環境が違うということも珍しくありません。事前の評判に関係なく「住めば都」ということもありえます。
海外就職においては渡航先の国だけでなく、地域ごとの特徴をしっかり理解しておきましょう。
オススメの国・地域
グローバル化が進み、多くの日本人が海外で活躍する昨今。
とくに日本人が働きやすい環境の地域を抜粋します。
アジア州
日本と地理的に近い地域です。東南アジアなどの途上国に注目が集まっています。
タイ
タイには多くの日本人が在住しています。
日系企業の進出も盛んで、日本人向けのレストランやサービスなどが充実。東南アジアでも特に働きやすい環境だといえるでしょう。
物価も低いので、平均給与程度の収入があれば、貯蓄も考えることができます。
シンガポール
経済発展が目覚ましいシンガポール。衛生環境が整っていることで知られます。
給与は日本よりも高くなることがある反面、物価は高め。また学歴重視の風潮があるため、高い英語能力や専門知識が必要になります。
高い次元の業務やキャリアアップを考える方におすすめです。
インド
10数億の人口を抱えるうえ、若者の比率が高いインド。製造業をはじめサービス業などさまざまな業界が発展。世界中から注目されています。
急速な経済発展に伴い求人数が増加しているので、就職が決まりやすいという特徴があります。
その他
フィリピン、ベトナム、マレーシア
アメリカ州
日本との間で人や物の行き来が盛んな地域です。
アメリカ合衆国
経済や産業で世界的に重要な役割を担うアメリカ。日本との関係も密接です。
ただし海外就職の面では、ハードルが高いと言わざるを得ません。ネイティブレベルの英語力と高い専門性が必要になります。就業ビザ取得の基準もかなり高め。プロフェッショナルが集まる環境で働きたい人にはオススメです。
なお日本ではリゾート地として知名度の高いハワイでは、本土よりも比較的就職がしやすいようです。
メキシコ
自動車メーカーを中心として日本企業の進出が加速するメキシコ。通訳など、日本人であることが活かせる求人が増えています。物価も低いうえ平均賃金は上昇傾向にあるので、海外就職のハードルは比較的低め。
若者が多く経済成長率も高いことから、世界中から注目を浴びる市場です。
オーストラリア
平均給与と物価がともに高めのオーストラリア。昨今は就労ビザの基準があがったことで、現地採用よりもワーキングホリデーとしての働き方が浸透しています。
残業や休日出勤は少なめです。残業や休日出勤には1.5~2.0倍程度の手当をつけることが法律で定められています。
オススメの職種
数ある業種のなかでも、海外就職に強い職種というものがあります。たとえば専門性の高い職種や普遍性の高い職種、日本人であることが活かせる職種などでは海外でも活躍しやすいといえるでしょう。
ITエンジニア
ここではシステムエンジニアやプログラマー、Webエンジニアなどをまとめて「ITエンジニア」としてご紹介します。
世界中で需要のあるITエンジニア。技術さえ身につければあらゆる地域での活躍を考えることができます。フリーランスに転身しやすいことも魅力のひとつです。
ただし海外で働くITエンジニアにはプログラミング技術に加え、マネジメント能力やコミュニケーション能力も求められます。未経験から働くことを考えると就職のハードルの高さを感じる場面が多いかもしれません。そのため、あらかじめ日本でITエンジニアの経験を積んでから海外渡航することも選択肢のひとつです。
寿司職人・和食料理人
日本の寿司屋や和食店は、世界中で人気です。とくに寿司職人の日本人需要は高く、アルバイトをはじめとする幅広い求人があります。「日本人である」というだけでも就職が有利になりやすく、就職のハードルは比較的低め。
ただし寿司屋は国や地域によって立地件数や条件に差があり、地域によっては寿司屋が無いこともあるでしょう。どのような求人が出ているかよく調べ、情報を入念にチェックすることが大切です。
日本語教師
現地で日本語を教える仕事です。日本渡航を考えている外国人は、ネイティブな日本語スキルを習得したいと考えています。日本人の日本語教師は、そういう需要に答えることができるでしょう。
海外で働く日本語教師には、日本の一般的な教育免許は必要ありません。ただし日本での学歴や資格に一定の条件が設けられているため、事前に講義を受けるなどの準備を入念にする必要があります。
翻訳・通訳
外国語スキルに長けていれば、現地で翻訳・通訳として働くことができるでしょう。ただし必要になる外国語レベルは他職種より軍を抜いて高いものが要求されます。
翻訳者、翻訳家
翻訳者は主にビジネス文書を取り扱うのに対し、翻訳家は映画や本などの翻訳に携わります。前者のほうが需要が高く、一般的です。
翻訳には外国語スキルの他に、ライティング能力や翻訳する分野の専門知識が必要になります。そのため理系分野などの特殊な専門知識を持っている場合、強みになるでしょう
通訳
通訳は外国語スキルの中でも、ネイティブの発音や言い回しに慣れている必要があります。そのため、海外滞在などの経験が強みになります。
また通訳には公的な資格は必要ありませんが、一般的にTOEICをはじめとする語学試験で高いスコアを取ることが客観的な語学力の目安として用いられることが多いようです。
カスタマーサービス
海外企業における日本人顧客向けの電話対応が主な仕事です。アジア圏では求人が多く見られます。
必要なスキルや技術のハードルが低い反面、キャリアアップには努力が必要かもしれません。
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