Find a Job in Mexico 【Leverages Career Mexico】
公開日:2019年9月3日
更新日:2024年9月30日
スペイン語圏で働きたいと思いながらも、スペイン語の履歴書の書き方が分からないと悩んでいる方もいるでしょう。このコラムでは履歴書の項目別の書き方と、就職に有利なスペイン語資格について解説していきます。スペイン語の履歴書を作成して、スペイン語圏での就職を有利に進めましょう。
スペイン語で履歴書は「Curriculum Vitae(クリクルム・ヴィタエ)」。 略してCVと呼ばれ、日本の履歴書と職務経歴書を併せたような内容となっています。
Curriculum Vitae(クリクルム・ヴィタエ)には決まったフォーマットがないため、自由作成が可能です。また日本で履歴書といえば手書きのイメージがありますが、Curriculum Vitae(クリクルム・ヴィタエ)はPC作成が一般的です。
◆関連記事 スペイン語を活かして就職するには?資格やアピール方法を解説! https://cms.leveragescareer.com/mx/blog/contents/article/3452/
スペイン語の履歴書の記載項目と書き方を紹介します。
名前、姓の順で記入します。
日にち、月、西暦年の順で記入します。 例:15/12/1997、15/diciembre/1997
履歴書を提出する時点での年齢です。 例:23años
日本国籍の場合、男性は「Japonés」女性は「Japonésa」と記入します。
未婚・既婚を記入します。 未婚の場合は「Soltero/ra」、既婚の場合は「Casado/da」、離婚歴がある場合は「Divorciado/da」です。
町、番地、市、郵便番号、都道府県、国の順に記入します。
連絡がとりやすい番号を記載します。携帯電話でも問題ありません。
転職活動用の連絡が取りやすいメールアドレスを記入します。
最終学歴を記入します。 それ以前の学歴を記入する場合は、日本の履歴書とは逆で直近のものから順に書いていきます。
社名、在籍期間、所属部署、職務内容、雇用形態を記入します。
使える言語とそのレベルを記載します。 完璧に習得できていない言語は、自身のレベルをパーセンテージで記載してください。この時ネイティブを100%として以下のように記載します。母国語についても忘れずに記載しましょう。 例:Japonés : Nativa, Englés : 70%, Español : 30%, Coreano : 70%
パソコン関係のスキルとして、扱えるソフトやアプリケーションを記載します。 例: Word, Excel PowerPoint illustrator Photoshop word press Page maker
免許や資格を記載します。 具体的には、TOEICやDELE(スペイン語検定)、自動車免許などが挙げられます。 例: Licencia de conducir(普通自動車第一種運転免許) DELE B2(DELE B2=スペイン語の能力テスト)
希望の部署があれば、記載しましょう。 例: Ventas(営業) Traducción(Japonés-Español)(日西通訳・翻訳) Contabilidad/Finanza(簿記・会計) Sistema(情報システム) Recursos Humanos (人事) Contabilidad/Finanza(簿記・会計)
自身の経験や強みとなりうる行動特性を列挙する形で記載しましょう。 日本の履歴書のように文章の形にする必要はありません。 例: Liderazgo (リーダーシップ) Comunicación Efectiva (コミュニケーション能力) Enfoque a Resultados (達成指向性) Servicio al Cliente (カスタマーサービス)
スペイン語にはアクセントがあります。 アクセントが付いてなくてもわかるかもしれませんが、できる限りアクセントやエニェ(ñ)などには気を配るようにしましょう。 アクセント表記が付いているのと付いていないのとでは、意味が変わる単語もあります。
◆関連記事 未経験や資格なしでも大丈夫?海外で日本語を教える仕事 https://cms.leveragescareer.com/mx/blog/contents/article/3857/
スキルを証明する指標になる資格ですが、スペイン語の資格は主に2つあります。どちらが就職に有利になるのか解説します。
公益財団法人日本スペイン協会が実施する検定で、西検(せいけん)と呼ばれています。 1~6級の6段階評価で、4級は簡単な日常会話ができるレベル、1級は出版物の翻訳や会議通訳、専門的なガイドが可能なレベルです。 スペイン語技能検定は文部科学省認定の検定のため、国内でスペイン語を活用する際の語学力の証明になります。しかし海外の会社からすると、あまり評価される資格ではありません。また日本の企業でも、評価の対象にしていない場合がほとんどです。
スペイン政府設立のセルバンテス文化センターが主催する、スペイン語を母国語としない人々を対象とした検定です。スペイン語圏の外国人向け求人では、DELEのレベルを応募条件としているケースが多く見られます。 A1~C2の6段階評価で、B1は日常的なさまざまな状況に対応することができるレベル、C2はビジネスや複雑な学術的分野などにおいても、ニュアンスによって使い分けることが出来るレベルです。就活では中級レベルのB1、B2あたりを取得しておけばアピールしやすいといえるでしょう。
◆関連記事 スペイン語検定のレベルを解説!就職に活かせるのは4・5級から https://cms.leveragescareer.com/mx/blog/contents/article/3576/
スペイン語の履歴書を書く時のポイントや注意点をまとめました。
スペイン語圏の求人に応募する場合、スペイン語で履歴書の提出を求められる割合は50%ほどです。日本語でOKという企業も多いですが、日系企業であってもスペイン語での応募書類作成が必要な場合があるのでご注意ください。 たとえばメキシコの求人には営業職・事務・エンジニアなど、さまざまな職種の求人がありますが、特に通訳はスペイン語の応募書類を求められる傾向があります。 スペイン語圏での就職が初めてという方は、あらかじめ応募書類の基本的な項目と書き方を把握しておきましょう。
企業にとって、コストをかけて採用した人材が短期間で離職するのは痛手です。特に海外就職となると「長期就業してくれるか?」と心配する企業が多いので、現地に腰を据えて働きたい姿勢をアピールすると採用につながりやすくなります。継続的に働く意思を示すには、入社後にやりたいことやキャリアプランを伝えることが有効です。 入社後の展望がないとアピールに説得力が出ないため、履歴書作成や面接の前にある程度のキャリアプランを固めましょう。
自己PRには以下のような要素を盛り込むことで、あなたの人間性と強みが伝わります。
社会人経験が浅い人や新卒の人は、大学で研究した内容や自分の興味分野など、仕事以外の事柄を示しながら、それらを今後どう活かせるかアピールしましょう。 キャリアを強調する場合は担当した業務や仕事をする上での工夫・こだわり、成果を説明し、即戦力となるスキルをアピールします。職種に関連する資格や特技があれば、スキルの裏づけにすることが可能です。 また、「行動力がある」「社交的」といった、仕事につながる性格をアピールすることもできます。応募企業が求める人物像やスキルを想像した上で、自分の中に活かせる経験や資質がないか分析してください。
履歴書を作成したらまずは自分で読み返してみて、誤字脱字がないかチェックをしましょう。また熱意がきちんと伝わる文章か確認することも大切です。なおネイティブの人に見てもらうことによって、より完成度の高い履歴書に仕上がります。
◆関連記事 スペイン語で就職を有利に進めよう!活かせる資格やアピールできるポイント https://cms.leveragescareer.com/mx/blog/contents/article/3625/
スペイン語圏で働きたいと考えている方は、メキシコを視野に入れてみてはいかがでしょうか。 近年メキシコには多くの日系企業が進出しているため、他のスペイン語圏よりも仕事を見つけやすい環境といえます。また日常会話レベルで応募できる求人も簡単に見つかるので、「スペイン語に自信がない」という方も安心です。
もしメキシコでの就職に興味があるなら、Leverages Career Mexicoにご相談ください。 就職支援経験の豊富な日本人スタッフが、求人紹介から応募書類の添削、面接対策まで手厚くサポートしています。 留学生の方やメキシコ国内転職を考えている方など、スペイン語を使って世界で活躍したい方をレバレジーズキャリアメキシコは応援します!
メキシコの就職、生活事情に詳しいアドバイザーがあなたをサポートします
海外経験がない方も全面バックアップ!
海外転職に必要な費用はいくら?移住にかかる初期費用の内訳について解説
このページのまとめ 海外転職には、ビザ申請費や渡航費、ホテル宿泊費などの初期費用が必要 航空券代など、転職先の企業が費用の一部をサポートしてくれる場合もある アジア転職に必要な費用は35万円~が目
寿司職人として海外就職するには?メリット・デメリットについて解説!
このページのまとめ 日本人の寿司職人は海外で一定の需要がある 寿司職人は特殊技術が必要な仕事なので、就労ビザの取得がしやすい 海外就職をする場合、寿司職人は長期間の修行が必要ない 海外で好まれてい
専門卒でも海外就職はできる?学歴の必要性について解説
このページのまとめ 専門卒でも海外就職は可能 就労ビザの条件で大卒学歴が求められることもあるが、実務経験でカバーできる 日本企業の進出が盛んな東南アジア地域なら、ビザ取得のハードルが低め 専門卒は
海外大学院の卒業(修了)者は就職できない?卒業後の就職事情について解説
このページのまとめ 「海外大学院の卒業者は就職できない・就職しにくい」ということはない 語学力や専門性、行動力など、海外大学院で培ったスキルは就活において大きな強みとなる 留学をしたという事実だけ