Find a Job in Mexico 【Leverages Career Mexico】

メキシコ|サカテカスはどんな都市?観光スポットや見どころ、治安を解説

公開日:2025年12月9日

更新日:2025年12月9日

サカテカス大聖堂の画像企業タイプ診断はここから

このページのまとめ

  • サカテカスは、かつて銀山開発で繁栄した都市
  • 銀山開発による巨万の富で、豪邸や宗教建築物が数多く建設された
  • 「サカテカス歴史地区」は世界遺産にも登録されている
  • サカテカス大聖堂は町のシンボルともいえる建築物で、キリスト教とメキシコの先住民文化が融合した彫刻がほどこされている
  • エデン鉱山は、かつてメキシコで最多の産出量を誇った銀山で、現在は観光用に公開されている

メキシコの魅力的な観光スポットが知りたいと考えている方に向け、サカテカスという都市について解説します。世界遺産を有するサカテカスがどんな都市なのか、このコラムでチェックしてみましょう。

 

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

 

サカテカスはどんな都市?

メキシコ・サカテカスの街並みの画像 メキシコ中央高原の北部に位置するサカテカス(Zacatecas)は、16世紀~17世紀ごろに銀山開発で繁栄した都市です。巨万の富で築かれた当時の豪華な建造物は現存しており、その街並みは世界遺産にも登録されています。 特徴的なピンク色の建造物は、この地域特有の石を使用したものです。中世ヨーロッパのような優雅な街並みは、魅力的な観光スポットとなっています。

 

◆関連記事 メキシコ旅行徹底ガイド!観光地・グルメ・治安など情報満載

 

世界遺産「サカテカス歴史地区」

メキシコ・サカテカスの路地と帽子の画像 サカテカスが誕生したのは1546年のこと。スペイン統治時代に豊かな銀鉱脈が発見されたことにより、都市が設立されました。16世紀~17世紀には世界有数の銀産出地となり、町は大きく繁栄。豪邸や宗教建築物が数多く建設されました。

 

サカテカス大聖堂など、現存する建造物からは、多様な文化の交錯が感じられます。スペイン独自のバロック様式とメキシコ先住民の文化が融合し、「メキシカンバロック」と呼ばれる独特な様式の建造物が生み出されてきました。こういったサカテカスの文化は、現代のメキシコ社会における文化や芸術の原点となっています。

 

サカテカスの街並みは、1993年に「サカテカス歴史地区」として世界遺産に登録されました。街並みの美しさはもちろん、スペイン統治時代を象徴する建築物や文化の融合、ほかの都市にも影響を与えた建築様式などが評価されています。

 

◆関連記事 ビーチに遺跡に歴史の町…一度は行きたいメキシコの名所

 

サカテカスのおすすめ観光スポット7選

サントドミンゴ教会の画像 サカテカスには、魅力的な観光スポットが数多くあります。ここでは、サカテカス観光をする際におすすめのスポットを紹介します。

 

1.サカテカス大聖堂(カテドラル)

サカテカス大聖堂は、コロニアル様式の象徴的な教会で、植民地時代を代表する建築物です。銀山で富を築いた貴族たちが資金を投じ、1612年から140年もの歳月をかけて建設されました。ピンク色の砂岩を用いた外壁が特徴的で、キリスト教と先住民文化が融合した緻密な彫刻が施されています。

 

2.サントドミンゴ教会

サントドミンゴ教会(La Parroquia de Santo Domingo)は、豪華な内装が見どころの教会です。外観は質素なものですが、内部は黄金の祭壇や美しい宗教画など、見事な装飾で彩られています。全盛期のサカテカスの繁栄ぶりを体感できる観光スポットといえるでしょう。

 

3.エデン鉱山

エデン鉱山(Mina El Edén)は、かつてメキシコで最多の産出量を誇った大規模な銀山です。現在は、観光用として鉱山の一部が公開されています。坑道にはトロッコに乗って入ることが可能。当時の採掘の様子を再現した展示物が見られます。また、鉱山内には、鉱物博物館やナイトクラブが併設されています。

 

4.ブーファの丘

ブーファの丘(Cerro de la Bufa)は、世界遺産にも登録されたサカテカスの街並みを一望できる観光ポイントです。エデン鉱山の近くからロープウェイが出ており、足元に広がるコロニアル調の街並みを広く眺めることができます。丘の上には、天文台や教会、サカテカス占拠博物館があり、観光スポットとなっています。

 

5.ペドロ・コロネル美術館

ペドロ・コロネル美術館(Museo Pedro Coronel)には、画家のペドロ・コロネルが収集したコレクションが展示されています。展示物は、エジプトのミイラやギリシャ彫像、日本の浮世絵など多岐にわたり、個人の収集物とは思えないほどです。特に充実しているのがミロの作品。そのほかにもピカソ、ダリ、ブラックの作品が展示されています。サントドミンゴ教会の隣に立地しているので、観光コースにも組み込みやすいおすすめのスポットです。

 

6.マヌエル・フェルゲレス抽象画美術館

マヌエル・フェルゲレス抽象画美術館(Museo de Arte Abstracto Manuel Felguérez)は、もともと神学校だった建物を改装して創設されました。現代美術のコレクションは100点を越え、1950年代からのメキシコ芸術の発展を見ることができます。また、1970年の大阪万博でメキシコ館に出展された、現代絵画のコレクションも展示されています。

 

7.ラファエル・コロネル博物館

ラファエル・コロネル博物館(Museo Rafael Coronel)には、画家ラファエル・コロネルが収集したコレクションが展示されています。とくに有名なのが、仮面のコレクション。儀式やお祭りに使われていた仮面が、約2000種類展示されています。動物や悪魔をかたどる伝統的な仮面は、多様なメキシコの民族文化を象徴しています。

 

◆関連記事 メキシコといえばここ!絶対に行きたいおすすめの観光地4選!

 

サカテカスの治安

メキシコ国旗と手錠の画像 サカテカス州は、州全体でみると治安情勢が不安定な状況です。犯罪組織の抗争や治安当局との衝突が発生しており、サカテカス市周辺でも民間人が巻き込まれる事件が発生しています。

 

観光をするなら、中心街の歴史地区だけにしておいたほうが良いでしょう。サカテカスの中心街は、比較的治安がいいとされています。ただし、夜に出歩くのは控える、人気のない場所を歩かないなど、基本的な防犯対策は必須です。

 

なお、治安情勢は変化するものなので、メキシコ渡航の際は外務省「海外安全ホームページ」などで、最新の治安情報を調べておきましょう。

 

参照元 外務省「海外安全ホームページ メキシコ危険・スポット・広域情報

 

◆関連記事 メキシコの治安事情を解説!気をつけるべき犯罪と滞在の際の注意点とは?

 

メキシコでの就職・転職を目指すのであれば、Leverages Career Mexico(レバレジーズキャリアメキシコ)にご相談ください。 経験豊富な日本人アドバイザーがあなたの適性に合った企業をご紹介します。また、応募書類の添削や面接対策、入社後のアフターフォローまでサポートしていますので、初めて海外へ就職する方でも安心です。 海外就労を志す方からのご連絡を、広くお待ちしています。

 

メキシコの就職、生活事情に詳しいアドバイザーがあなたをサポートします

海外経験がない方も全面バックアップ!

関連記事