メキシコへの持ち込み制限について解説！持ち込み禁止品・免税範囲を紹介

• メキシコ渡航の際は、持ち込み禁止品や免税範囲に注意が必要
• 肉類や野菜、生鮮食品、未加工の穀物などは持ち込みが禁止されている
• レトルトカレーやカップラーメン、ふりかけには肉由来の成分が含まれていることが多く、没収されがち
• 原材料表記を確認する必要があるため、食品はパッケージのまま持ち込んだほうが良い
• 携帯やパソコン、タバコ、アルコールなどには免税範囲がある

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メキシコ渡航の予定がある方に向け、メキシコへの持ち込みが制限されるものについて解説します。このコラムで、メキシコへ持ち込めない荷物や免税範囲が定められている荷物についてチェックしておきましょう。

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メキシコへの持ち込みが制限されるもの

ここでは、メキシコへの持ち込みが制限されるものについて解説します。メキシコへの持ち込みが制限されるものについては、主に以下の3種類があります。

• 持ち込みが禁止されているもの
• 免税範囲が定められているもの
• 持ち込む際に注意が必要なもの

それぞれ具体的に解説するので、メキシコ渡航の前に確認しておきましょう。

なお、荷物の持ち込みに関する規制は変更される可能性があるので、最新情報はメキシコ関係当局のWebサイトをご確認ください。

メキシコへの持ち込みが禁止されているものには、主に以下のようなものがあります。

 

【メキシコへの持ち込みが禁止されているもの】

• 生きている動物
• 植物／種子
• 昆虫
• 土
• 肉類／魚類
• 生鮮食品
• 野菜／果物
• 未加工の穀物
• 電子タバコ、加熱式タバコ

メキシコ渡航の際は、これらの荷物を持ち込まないように気を付けましょう。禁止品をうっかり持ち込んでしまうと、没収されるだけでなく、罰金が科される可能性もあります。

特に食品には注意が必要です。いつも食べている食品に禁止品が含まれている可能性があります。原材料表示がチェックされるので、食品はパッケージのまま持ち込みましょう。

よくあるのが肉類の持ち込みで没収されるケース。肉そのものはもちろん、肉エキスや肉のパウダーが含まれる食品も持ち込み禁止です。レトルトカレーやカップラーメン、ふりかけ、バーベキュー味のお菓子などには、肉由来の成分が含まれていることが多いので注意しましょう。

メキシコに入国する際、免税範囲が定められているものもあります。免税範囲を超えて持ち込む場合、税金の支払いが発生するので、税関で申告しなければなりません。免税範囲をうっかり超えて荷物を持ち込んでしまうと、罰金が科されることもあるため注意が必要です。

ここでは、メキシコに荷物を持ち込む際の主な免税範囲について紹介します。

 

【メキシコの主な免税範囲】

• 旅行期間に見合う個人使用物（衣類、履物、化粧品など）
• 携帯またはタブレット3台、カメラまたはビデオカメラ2台、パソコン1台
• タバコ最大10箱、葉巻25本またはタバコ粉200グラム
• アルコール3リットル（ワインは6リットル）
• 土産品500USドル相当（空路、海路の場合）
• 外貨に制限はないものの、10,000USドル相当以上の現金は申告が必要

申告内容に関係なく、荷物は開けて検査されることがあります。

空路・海路の場合、土産品は500USドル相当まで免税です。土産品を持ち込む際は、荷物の価格を証明できるようにしておきましょう。荷物の価格を証明できないと、税関職員がその場で価格を調べることになります。ただし、税関職員が荷物の価値を正確に判断するのは難しいため、レシートや領収証で価格を提示できるようにしておきましょう。

メキシコ入国の際は、持ち込み方に注意が必要な荷物もあります。

新品の家電製品を持ち込む際は注意が必要です。新品の家電製品は、輸入品とみなされ、課税される可能性があります。日本から家電製品を持ち込む際は、箱から出して新品に見えないようにしておくと無難です。

また、同種の荷物を大量に持ち込むことも、トラブルの原因となります。個人で使用するものであっても、大量に持ち込むと、販売目的と判断され税関で引っかかる可能性があります。同じ荷物を必要以上に持ち込むのは避けたほうが良いでしょう。

そのほか、日本の薬を持ち込む際も注意が必要です。メキシコに薬を持ち込むこと自体は問題ありません。ただし、日本の市販薬にはメキシコ国内では禁止されている成分が含まれている場合があります。薬の成分が分かるように、市販薬はパッケージごと持ち込みましょう。処方薬を持ち込む場合は、医師に相談して薬剤証明書を発行してもらうことをおすすめします。

 

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メキシコ入国の流れ（入国審査・税関）

メキシコ入国の具体的な流れは以下の通りです。

 

【メキシコ入国の流れ（空路の場合）】

1. メキシコの空港に到着
2. 入国審査
3. 荷物の受け取り
4. 税関

ここでは、メキシコの入国審査と税関申告について詳しく解説します。

観光目的で入国する場合のみ、入国審査の自動化ゲートが利用可能です。自動化ゲートはメキシコの一部空港で使用されています。待ち時間が短く、スムーズに手続きができるので、観光が目的なら自動化ゲートを利用するのがおすすめです。

自動化ゲートを利用すると、旅券上に入国スタンプは押されません。その代わりに、入国日時や便名、滞在期間などが記載されたレシートが発行されます。レシートは出国まで保管しておきましょう。また、別途、レシートのURLからデジタル観光カード（FMMD）をダウンロード・印刷しておき、いつでも印刷紙として提示できるようにしておく必要があります。

 

参照 在メキシコ日本国大使館 「メキシコ入国審査時の自動化ゲート利用についての注意喚起（続報）（2024年1月29日）」

有人ブースでは、通常の入国審査が受けられます。パスポートを提示し、入国審査官の質問に答えたのち、入国スタンプを押してもらうという流れです。入国スタンプの下に、滞在許可日数が記入されます。有人ブースは待ち時間が長いので、観光が目的なら自動化ゲートを利用したほうがスムーズでしょう。

紙媒体のツーリストカード（FMM）が必要な人は、国家移住庁ポータルサイトから印刷することができます。入国から60日以内にアカウントを作成し、印刷しましょう。

入国審査を通過し、荷物を受け取ったら、税関へ向かいます。申告するものがない人は、緑色の申告なしカウンターを通って外に出ましょう。

申告するものがある人は、赤色の申告カウンターで手続きをします。税関申告書は機内または到着空港で入手できます。

 

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メキシコに入国するのに必要なもの

ここでは、メキシコに入国するのに必須とされるものについて解説します。

なお、空路でメキシコに入国する場合、紙媒体の出入国カードを準備する必要はありません。

メキシコ渡航をするには、有効なパスポートが必須です。メキシコの場合、パスポートの残存有効期間が滞在日数以上であれば問題ありません。 ただし、フライトのキャンセルなど、急な予定変更が起こることも考慮し、有効期限に余裕があるパスポートを用意しましょう。

観光が目的でメキシコに入国する場合、日本人はビザ不要です。

一方、仕事や留学などが目的の場合は、事前に適切なビザを取得する必要があります。メキシコ大使館のWebサイトを参考に、ビザの申請をしましょう。

 

参照 メキシコ大使館「査証」

アメリカで乗り継ぎをする場合は、ESTAを申請しておく必要があります。ESTAは、ビザなしでアメリカに渡航する際に必要となるオンラインの渡航認証です。渡米の72時間前までに申請しておきましょう。

 

参照 U.S. Customs and Border Protection「Official ESTA Application Website」

 

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