このページのまとめ
- 海外駐在者が多い業界はメーカーや総合商社、銀行、海運など
- なかでもメーカーや海運は海外勤務者の割合が高い
- 海外駐在が多い職種は、営業職や技術職、管理職など
- 海外駐在は、収入アップやキャリア面でメリットがある
- 駐在員には語学力や適応力、コミュニケーション能力が求められる
将来的に海外駐在することを考えている方に向け、海外駐在が多い企業・業界を紹介します。コラムを読んで、海外での働き方についてチェックしてみましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
海外駐在が多い企業・業界5選
海外駐在が多い企業について確認してみましょう。
自動車など大手メーカー
世界的に有名な大手メーカーは海外事業にも力を入れています。メーカーの海外駐在で多いのは、主に技術者の派遣です。海外の工場の生産管理のため、技術系スタッフが多数派遣されています。ほかにも、海外営業や支店の管理、経理など、さまざまな業務でグローバルな活躍ができるでしょう。海外駐在の多いメーカーの例を以下に挙げます。
- 自動車メーカー:トヨタ自動車、いすゞ自動車、マツダ、スズキ、ホンダなど
- 自動車部品メーカー:デンソー、矢崎総業、ブリヂストン、アイシン精機、豊田合成など
- 電機メーカー:ソニー、キャノン、三菱電機、富士通など
- 化学メーカー:住友化学、東レ、富士フィルム、旭化成、日立化成など
- 食品メーカー:味の素、日清食品、ヤクルトなど
総合商社
総合商社は、海外顧客がいるため、世界中に拠点を構えています。そのため、海外駐在や海外出張で、海外に足を運ぶことの多い業界です。若い社員を海外に出すプログラムを設けている企業もあり、経験が少ないうちから海外勤務を狙える業界ともいえます。また、海外勤務者数が多いのはもちろん、海外勤務者の割合も多いのが総合商社の特徴です。
- 商社:三菱商事、住友商事、三井物産、丸紅、伊藤忠商事、豊田通商、双日など
銀行
都市銀行は海外拠点を多数構えているため、海外勤務のチャンスがあるでしょう。ただ、海外勤務者が多い一方、従業員総数が多いので海外勤務者の割合はあまり高くありません。海外拠点は現地化が進んでおり、海外駐在のハードルは高めといえます。なお、外資系投資銀行は、語学が堪能な現地スタッフがいるため、海外勤務のチャンスが比較的少なめです。
- 銀行:三井住友銀行、三菱UFJなど
海運
世界中に拠点がある海運も海外勤務のチャンスが多い業界です。海外勤務者の割合が高い業界なので、海外勤務の切符をつかみやすい業界といえるでしょう。海運の仕事は、大きく分けて事務職と船に乗る海上職に分けられます。
- 海運:商船三井、川崎汽船、日本郵船など
プラント建設
プラント建設は、石油や天然ガスを採掘するためのプラントを建設する仕事です。資源が豊富な海外でのプラント建設に携わることも多々あり、海外勤務者の割合が多い業界です。
- プラント建設:日揮、鹿島、清水建設、東洋エンジニアリングなど
また、上記の業界の他にも、日本貿易振興機構(JETRO)や国際協力機構(JICA)など、国内外のやり取りが盛んな機関は、海外勤務者の割合が高く、海外勤務のチャンスが高いといえます。
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海外駐在が多い職種は?
海外駐在しやすいのは基本的に海外拠点で需要のある職種です。具体的には以下のような職種が海外駐在で多いとされています。
- 営業
- 通訳・翻訳
- エンジニア
- 生産管理
営業は、比較的長期のものから、1週間以内の海外出張も多い職種です。一方、エンジニアや生産管理は、出張の場合であっても数ヶ月単位の長期のものとなります。
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海外駐在にはどんなメリットがある?
海外駐在員になると、以下のようなメリットがあります。
収入アップが見込める
海外駐在すると、海外赴任手当など各種手当が支給されるため、収入アップが期待できます。増える収入は額面で1.5倍が目安。年収700万円の人が海外駐在すると、年収1000万円を超えることもあり得るでしょう。また、現地の税負担を企業が負担することも多く、手取りは1.8倍程度に大きく増えることもあります。
駐在員の収入については「海外駐在員の年収事情をチェック!収入はどのくらい増える?」でも紹介しているので、チェックしてみましょう。
充実した福利厚生がある
企業の就業規則にもよりますが、基本的に駐在員には充実した福利厚生が用意されています。住宅の手配や住宅手当の支給、養育費の補助、一時帰国の交通費補助などにより、現地では高い生活水準で生活できるでしょう。特に、無用なトラブルを避けるため住宅はセキュリティのしっかりした豪華な物件が提供されることが多く、ジム付きのマンションや、家族ならプール付きの豪邸に住めるケースもあります。ほかにも、車やメイドが支給されることもあります。
語学スキルが磨かれる
現地スタッフとのコミュニケーションや取引先とのやり取りは基本的に外国語で行うことになります。業務のなかで外国語を身につけられる点は海外駐在のメリットといえるでしょう。ただ、能動的に学習しないと、海外で生活していても語学スキルは中々上達しないので、駐在の前から勉強を始めておくことをおすすめします。
マネジメント能力が向上する
海外駐在では、基本的に本社スタッフとしてマネジメントや管理を担当します。言語や習慣、文化が異なる地でのマネジメントは容易ではありませんが、その分日本で働くよりマネジメント能力が向上するでしょう。そのため、海外で成果を上げられれば、帰国後も評価につながる可能性が高いといえます。
グローバル人材としての価値が高まる
グローバル化が進む昨今、多くの企業が国外に活路を見出し、海外進出を進めています。海外勤務の経験があれば、市場価値が高まり、キャリアの選択肢が大きく広がるでしょう。
異文化理解ができる
海外駐在では、現地の文化や風習、働き方を理解し、それに合わせて行動しなければなりません。日本のやり方を推し進めるのではなく、現地のやり方を知った上で運営していく必要があります。この経験があれば、どんな職場でも柔軟に対応することができるようになるでしょう。
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海外駐在に必要なスキル
海外駐在するのに必要なのは主に以下のスキルです。
- 語学力
- コミュニケーション能力
- 適応力、対応力
- バイタリティ
駐在員にはさまざまなスキルが必要ですが、特に重要なのが語学力。競争が激しい企業で駐在員の座を勝ち取るには、語学力は必須スキルといえます。語学スキルがあれば、駐在員派遣をする企業に入職しやすくなるほか、駐在してからも仕事に着手しやすくなるでしょう。なお、駐在員に必要な語学力は、英語検定のTOEICの場合、一般に730点以上とされています。英語学習をする場合はTOEIC730点以上を目指しましょう。
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海外駐在の仕事内容
海外での仕事内容は、営業職や技術職、管理職など職種によってさまざまですが、基本的に日本で働くよりも責任が重いポジションを任されることが多いでしょう。本社の意向を現地スタッフに伝え、統率する役割を担います。
海外駐在で人気の国
海外駐在は基本的に会社都合なので、渡航先の国や渡航の時期・期間は選べません。本項では、駐在先として人気の国について解説します。
シンガポール
海外駐在で人気の高いシンガポール。物価は高めですが、治安が良くインフラ整備も進んでいます。ビジネスに積極的な国なので、さまざまな情報を入手できるでしょう。寒い季節がなく、過ごしやすい気候である点も魅力です。
タイ
親日国で、日本人も多く暮らしているタイ。日本人のコミュニティも数多く存在するので、赴任後も馴染みやすいでしょう。物価が安く、食生活が日本と近いという魅力もあります。
アメリカ
世界中から優秀な人材が集まるアメリカ。あらゆる価値観に寛容なので、視野を広げることができるでしょう。キャリア面でもプラスに働くことが多いです。
オーストラリア
ワーキングホリデー先として人気のオーストラリア。残業や休日出勤がほぼないため、プライベートの時間を確保できる点が魅力です。過ごしやすい気候で治安も良いので、過ごしやすいでしょう。
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海外就職におすすめの国と職種とは?
海外就職を考えている方は、選択肢の一つにメキシコを加えてみてはいかがでしょう。メキシコは、経済大国アメリカと陸続きという地理的な優位性があり、日本企業も数多く進出している国です。日本人向けの求人も数多く存在し、就労ビザ取得のハードルも低めなので、スキルに自信がない方にもおすすめです。
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