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海外の短大「コミュニティカレッジ」卒業後の就職事情について解説!

公開日:2025年8月15日

更新日:2025年8月15日

海外の大学で話し合う学生の画像

このページのまとめ

  • アメリカやカナダなどには「コミュニティカレッジ」という、日本の短大にあたる教育機関がある
  • コミュニティカレッジは全入制で、過去の成績に関係なく誰でも気軽に通える学校
  • 職業訓練校のような扱いなので、日本ではコミュニティカレッジの学位自体が評価されることは少ない
  • 就職活動の際は、英語力や専門知識など、学んだことを強みにすると効果的
  • アメリカのOPT制度やカナダのPGWPビザを利用すれば、期間限定で現地で働くことも可能

海外の短大に留学しようと考えている方に向け、卒業後の就職事情について解説します。コラムを読んで、海外の短大「コミュニティカレッジ」卒業後の進路についてチェックしてみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

海外にも短大はある?

大学を歩いている女子大生の画像

海外にも日本の短期大学(短大)にあたる教育機関はあります。それは、アメリカやカナダなどに存在する「コミュニティカレッジ」です。

海外の短大「コミュニティカレッジ」とは?

コミュニティカレッジとは、アメリカなどにある2年制大学のことです。卒業すると、「Associate Degree(準学士号)」という学位が授与されます。教育年数や学位のレベルから、コミュニティカレッジは日本の短大とほぼ同等の位置づけにあるといえるでしょう。学習プログラムは、仕事の技術を学ぶ職業訓練コースと4年制大学への編入を目指す編入コースに分かれているのが特徴です。

アメリカのコミュニティカレッジは全入制で、入学試験もなく、出願すれば原則誰でも入学することができます。地元住民にとっては、過去の経歴に関係なく誰でも気軽に通える学校といった感覚です。ただし、看護学など受験要件が定められているコースもあります。

留学生がコミュニティカレッジに通う場合は、TOEFLのスコアが求められる場合が多いです。必要なスコアは学校によって異なりますが、基本的にはTOEFL61点以上のスコアが求められます。学力は不問なので、留学生にとっては実質的にTOEFLのスコアが入学のハードルとなるでしょう。

 

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海外の短大(コミュニティカレッジ)卒業後の進路・就職事情

プランAとプランBと書かれた付箋とスマホとPCの画像

結論からいえば、海外の短大(コミュニティカレッジ)に留学する場合、卒業後の就職事情は厳しいといえます。

ここでは、コミュニティカレッジ卒業後の就職事情について解説します。

【日本での就職】学位が評価につながりにくい

コミュニティカレッジ卒業後、日本で就職活動をする場合、学位そのものが評価につながる可能性は低いといえます。

そもそもコミュニティカレッジは、誰でも入学できる職業訓練校のようなものです。そのため、コミュニティカレッジを卒業しても、学位として高く評価されることは少ないでしょう。国内の短大と同等とみなすかどうかも企業次第なので、短大卒扱いにすらならないケースも多いです。また、四大卒が条件の求人には応募することもできません。

ただし、現地で身に付けた英語力は、就活において大きな強みになります。アメリカで2年間学校に通っていたという実績は、英語人材を求めている企業で評価される可能性があるでしょう。スキルを強みに就職活動をすると、評価につながる可能性があります。

【現地での就職】長期就労は難しい

コミュニティカレッジ卒業後、そのまま現地で長期就労をするのは現実的に不可能といえます。アメリカの就労ビザは発給条件が厳しく、コミュニティカレッジ卒の留学生が取得するのは非常に困難です。良い就職先が見つかっても、国からビザが発給されない限り、現地就職が実現する可能性は低いといえます。

アメリカのOPT制度を利用すれば期間限定で就労できる

アメリカのOPT(Optional Practical Training)とは、F-1学生ビザを持つ留学生が、卒業後に専攻分野に関連する職種で最長12カ月働ける制度です。

期間に制限はあるものの、フルタイムで働くことができ、報酬も得られます。アメリカでの就労経験を積みたい人は、ぜひ利用を検討してみましょう。

なお、カナダの場合も、コミュニティカレッジ卒業後に最長3年間働くことができるPGWPというビザがあります。カナダでの現地就職を目指す場合はPGWPを取得するルートが一般的です。

4年制大学への進学を目指すコースもある

アメリカのコミュニティカレッジには、4年制大学への進学を目指すコースもあります。カレッジ経由で4年制大学に編入し、大学を卒業すれば、日本での就職はもちろん、現地就職においても大きなメリットとなるでしょう。

コミュニティカレッジを経由するルートは、誰でも4年制大学に通えるチャンスがあるところが魅力です。コミュニティカレッジへの入学は学歴不問で、4年制大学への進学はカレッジの成績のみが参照されます。そのため、日本での成績が悪くても、アメリカの4年制大学に通うことができるのです。さらに、カレッジでの成績が良ければ、名門大学に進学するチャンスもあります。

ただし、4年制大学への進学を目指すなら、コミュニティカレッジ選びに注意が必要です。コミュニティカレッジは誰でも通えるので、趣味や遊びで受講している人もいます。やる気のない人が多い学校を選ぶと、勉強に集中できません。落ち着いた地区にある学校を選びましょう。

 

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海外の短大(コミュニティカレッジ)で就職に有利な専攻

大学の講義を聴く学生の画像

海外の短大(コミュニティカレッジ)には、学校ごとにさまざまな専攻があります。卒業後の就職を目指すなら、就職に有利な専攻を選ぶことが重要です。ここでは、就職に有利な選考について紹介します。

ビジネス系(経営・会計・マーケティングなど)

経営や会計、マーケティングといったビジネス系の専攻は、人気が高い定番の専攻です。ビジネスに関する基本知識を学べるので、企業に就職する際に有利になるでしょう。4年制大学で学ぶ内容よりも簡単なので、高い英語力がなくても授業を理解しやすいメリットがあります。

観光系(ホスピタリティ)

観光系の専攻では、観光に関する幅広い知識を学べます。日本で観光業に就職し、訪日外国人を相手にサービスを提供する場合に、学んだ専門知識が活かせるでしょう。観光学はまだ日本では珍しい学問なので、アメリカに行って学ぶ意義はあるといえます。観光について専門的に学んできたという人材なら、ほかの候補者との差別化ができるでしょう。

教育系

教育系の専攻も、就職に有利といえるでしょう。日本には、英会話スクールが多数あります。英語を教える仕事なら、英語で教育学を学んできた人材は評価されるでしょう。

 

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