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海外就職におけるTOEICの必要性を解説!TOEICは意味がない?

公開日:2025年8月15日

更新日:2025年8月15日

TOEICのテキストの画像

このページのまとめ

  • TOEICは、日本では最も一般的な英語資格である一方、英語圏での知名度は低い
  • 海外のローカル企業に就職する場合は、IELTSやTOEFLを取得したほうが良い
  • 海外の日系企業に就職する場合は、TOEICのスコアが必要になることが多い
  • 日本企業の駐在員として海外派遣される場合も、TOEICのスコアが選抜基準になる
  • 海外で働くなら最低でもTOEIC600点以上に相当する英語力が必要で、英語圏ならTOEIC850点以上に相当する英語力が必要

海外就職を検討している方に向け、TOEICの必要性や、求められるスコアについて解説します。コラムを読んで、海外就職におけるTOEICの必要性についてチェックしてみましょう。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

海外就職をするのにTOEICは意味がない?

TOEICの問題と解答用紙の画像

TOEIC(TOEIC L&R)は、日本で最も一般的な英語資格といえます。国内ではTOEICの信頼度が高く、多くの企業が英語力を測る指標としてTOEICを導入しているので、転職やキャリアアップのために英語力をアピールするなら、TOEICを受験するというのが一般的です。

しかし、一方で「TOEICは海外で通用しない」「TOEICは意味がない」とする意見もあります。その理由は、TOEICは英語圏での知名度が低いからです。試験の概要やレベル感が海外企業に知られていないので、どんなに良いスコアをとっても英語力の証明にならないのです。

ただし、海外就職において、TOEICのスコアはまったくの無意味という訳ではありません。海外にある日系企業の求人なら、TOEICのスコアが必要になることもあります。ここでは、TOEICが海外就職においてどのくらい役に立つのかについて解説します。

【日系企業への就職】TOEICのスコアが必要になる

海外の日系企業に就職する場合、英語力の証明としてTOEICのスコアが求められることがあります。

日系企業は、日本人の海外就職先として人気の高い職場です。日本のオフィスと似た環境で働けるため、海外のローカル企業に就職するよりも馴染みやすいとされています。日系企業への就職を目指すなら、TOEICが役に立つ可能性が高いです。職場は海外でも、日系企業ならTOEICのスコアが通用するでしょう。

日系企業で求められる具体的なTOEICのスコアは、地域や仕事内容によって異なります。「TOEIC◯◯点以上もしくは同等の英語力」などと募集要項に記載されているケースもあるため、求人サイトや企業の採用ページなどで、興味のある職種について事前にリサーチしておきましょう。

【海外赴任・海外駐在】TOEICのスコアが選抜基準になる

海外で働く方法には、日本企業の海外駐在員として海外赴任をする手段もあります。

海外赴任者を選抜する条件として、多くの企業はTOEICのスコアを基準にしています。なぜなら、語学試験のスコアは、数値化された客観的な指標になるからです。候補者一人ひとりの語学力をチェックしていると、時間がかかるうえ基準もあいまいになってしまいます。英語力を効率よく測るために、明確な基準としてTOEICが採用される傾向にあるのです。

なお、海外駐在員に求められるTOEICのスコアは、最低でも700点以上が目安とされています。

【海外企業への就職】TOEICのスコアは基本的に通用しない

TOEICは日本のビジネスパーソンにとって人気の語学資格ですが、英語圏での知名度はほとんどありません。

アメリカやイギリス、オーストラリアなど、英語圏の国では、IELTSやTOEFLのほうが一般的です。知名度も高く、ビザの申請に必須とされるケースもあります。TOEICは海外企業に評価されない可能性があるので、海外企業への就職を目指すならIELTSやTOEFLを受験することをおすすめします。

 

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海外就職に必要な英語力(TOEICスコア)の目安

履歴書に書かれたTOEICのスコアの画像

アメリカやイギリス、オーストラリアなど、英語圏の国で働く場合に必要な英語力は、TOEICスコアでいうと850点以上が目安となります。英語圏の企業では、社内でも基本的に英語を用いるため、少なくともビジネスレベル以上の英語力が必要です。

一方、東南アジアなど非英語圏の地域なら、必要とされる英語力はTOEICスコア600点以上が目安。日常会話レベルの英語力でも働けるケースがあります。なお、履歴書にTOEICのスコアを書く場合、600点以上が一つの目安となります。それ以下のスコアは英語力のアピールにならない可能性があるので注意しましょう。

日系企業の場合は、英語力をそれほど重視しないこともあります。日本人顧客の対応など、日本語人材ならではの仕事を担当する場合、主に日本語を使って働けるのでTOEICのスコアはあまり重視されません。

 

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海外就職でTOEICを用いる際の注意点

感嘆符が書かれた木のブロックの画像

ここでは、海外就職でTOEICスコアをアピールする際、注意すべきポイントについて解説します。海外就職を検討している人は、チェックしておきましょう。

スピーキングの対策が必要

TOEICは、リスニングとリーディングがメインの試験です。L&Rではスピーキング力は測られません。そのため、対策を怠ると英語のスピーキングでつまづいてしまう可能性があります。

「TOEICが高スコアでも英語が話せるとは限らない」というのは、面接官にとって常識です。企業によってはスピーキング力を測るために英語面接を実施することもあります。

TOEICのスコアが良くても、実際にコミュニケーションが取れなければ、実用的なスキルとしては評価してもらえません。海外就職を目指す人は、スピーキングの練習もしておきましょう。

TOEICで学んだ英語が日常会話に活かせない

TOEICの試験では、ビジネスで使うようなフォーマルな英語表現が中心に出題されます。そのため、日常会話で使うようなカジュアルな表現はあまり習得できません。外国人とフランクな英会話を楽しみたいとき、TOEICで学んだ英語表現は役に立たないこともあります。海外就職の際に現地の人との交流を深めたいなら、ビジネス英語とは別にカジュアルな表現についても学ぶ必要があります。

TOEICのスコアだけでは強みにならない

英語はあくまで会話のツールです。TOEICのスコアが良いというだけでは強みになりません。海外就職を実現するなら、職種ごとの専門スキルや実務経験が必要です。特にグローバルな職場だと、国内以上に仕事の実績や実力が評価される傾向にあります。英語力だけでは、活躍できる職場が限られます。高い英語力を有する人は、その英語力をどう活かすかが重要です。

 

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