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公開日:2023年6月9日
更新日:2025年12月9日
車社会のメキシコで暮らすには、車があるととても便利です。このコラムではメキシコでマイカーを持つメリットや、車を購入する方法について解説しています。メキシコで自家用車の購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
ここでは、メキシコで自家用車を持つメリットについて解説します。
車を持つ最大のメリットは、移動するのに便利というところです。目的地まで直接アクセスできるようになるので、行動範囲を大きく広げることができるでしょう。自然公園など、公共交通機関では行けないような観光スポットにも気軽に行けるようになります。
メキシコは、主要都市以外は電車がほとんど走っておらず、基本的に車社会です。移動にはバスやタクシー、送迎車を利用するのが一般的となっています。そのため、自家用車の必要性は特に高いといえるでしょう。買い物や子どもの送迎、通院、緊急時の移動手段にも、自家用車があると便利です。車がないと生活ができないという地域も少なくありません。
車の需要が高いメキシコにおいて、車は価値が下がりにくい資産の一つです。年式が古くなったり走行距離が長くなったりしても資産価値があまり下がりません。メキシコでは中古車購入が盛んなので、販売先を見つけるのも難しくないでしょう。
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ここでは、メキシコで自家用車を持つデメリットについて解説します。
車を購入するには、車両代金や名義登録などの初期費用がかかります。また、車を持ち続けるのにも、ガソリン代やメンテナンス費用、保険料などの維持費が必要です。車の使用頻度にもよりますが、公共交通機関を使ったほうが費用を抑えられるでしょう。
面倒な手続きが多いというのも、メキシコで自家用車を購入するデメリットといえます。運転免許証の取得、車両の購入、ナンバープレートの交付、名義変更など、さまざまな手続きをしなければならないため大変です。日本で車を購入するのとは異なる部分もあるため、そうした違いにも配慮する必要があります。
メキシコでは、日本人が車上ねらいや強盗の被害に遭うケースが報告されているため、注意が必要です。駐車中に窓ガラスを割られ車内の荷物を盗まれる、車の運転中に停止を指示され所持品や車を盗まれるといった被害が発生しています。車内に荷物を置いたままにしない、停車する際は周囲に注意するなど、防犯対策を意識しましょう。
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ここではメキシコで自家用車を購入する方法について解説します。一般的な購入ステップについて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
メキシコはジュネーブ条約に加盟しておらず、日本で発行された国際運転免許証は使用できません。そのため、メキシコで車を運転するには、基本的に現地で運転免許証を取得する必要があります。
ただし、メキシコの運転免許証は取得が簡単です。州によっては、書類や手数料を用意するだけで免許が取得できる場合もあります。日本のように、教習所に通う必要はありません。また、日本の運転免許証を提示すれば試験が免除される州もあります。
免許証は州ごとに発行されますが、取得できればメキシコ全土で使用可能です。なお、申請に必要な書類や料金、試験の有無はそれぞれの州で異なるため注意しましょう。
新車はディーラーや自動車販売店で購入することができます。納車まではたいてい9~20日ほど。車両登録はディーラーが行ってくれます。ただ、新車は高額なうえ、分割払いならローン審査を受けなければなりません。そのため、メキシコでは中古車の売買が盛んに行われています。
中古車は、ディーラーや自動車販売店での売買はもちろん、個人売買もメジャーです。WebサイトやSNSで告知をしていたり、車に「$」マークや電話番号を書いて売りに出していたりするので、売り手に連絡をすれば個人購入できます。個人購入をする場合は、車の所有者がいつ変更されたか証明する書類を取り交わすと無難です。元の所有者が事故を起こしていたとき、所有者変更の証明書があると役立ちます。
新車の場合、ディーラーがナンバープレートをつけて納車してくれる場合もあります。一方、中古車などナンバープレートがついていない場合は、自分で名義登録を行い、ナンバープレート交付を受けなければなりません。
メキシコで自家用車を購入する際は、自動車保険に加入する必要があります。メキシコでは、自賠責保険への加入が義務付けられているものの、いまだに無保険の車両も多い状況です。事故に巻き込まれたとき、予期せぬ損害を被らないためにも、保険の加入は必須といえます。
事故を起こしたとき、または事故に巻き込まれたときは、その場で保険アジャスターに連絡し、指示に従いましょう。近年は日本語に対応している保険会社もあります。
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日本の中古車をイメージして、メキシコの中古車を購入すると、ギャップを感じる可能性があります。メキシコでは、走行距離10万キロ以上の車や、車齢10年以上の車が売られているのは当たり前。ときにはスクラップ同然の車が売られていることもあります。
また、メキシコに車検制度はないため、車のメンテナンスを行わない人もたくさんいます。ディーラーも車を下取りしただけで整備したり保証をつけたりすることはあまりありません。店舗で購入する場合も、中古車は購入前に整備工で車体をチェックしてもらうことが重要です。
そのほか、盗難車や事故車に対する警戒も必要です。安すぎる車は、壊れていたり違法な手段で仕入れたものだったりするので注意しましょう。また、アメリカから輸入された中古車にも注意。違法な手段で持ち込まれたものがあります。
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メキシコシティなどの都市部では、年に2回の排ガス検査を受けなければなりません。指定の検査場で検査を受け、その証明書を保有している必要があります。検査を受けないと罰金が科される可能性があるため注意しましょう。
なお、新車の場合は、購入後60日以内に排ガス検査を受け、その後は2年間検査が免除されます。中古車の場合は、前の所有者が排ガス検査を行っていない可能性があるので、なるべく早く検査に出しましょう。
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ここでは、メキシコで車を運転する際の注意点について解説します。トラブルに巻き込まれないためにも以下のポイントを押さえておきましょう。
メキシコ人の車の運転は、日本と比べるとかなり荒いです。ウインカーを出さずに曲がったり、信号を無視したり、車間距離を詰めてきたりすることがよくあります。周りの車の動きをよく見て、十分気をつけて運転するようにしましょう。
メキシコは、道路の状態があまり良くありません。道路が凸凹していたり、大きな穴が開いたままだったりすることがあります。また、雨の日には道路が冠水することも珍しくありません。いつも通っている道にある日いきなり穴が開いているということもあるので、メキシコで運転する際は道路の状態をよく見ることが重要です。
メキシコの道路には、車のスピードを落とすための隆起「トペ(tope)」が設置されています。トペは都会や田舎にかかわらず、いたるところに設置されており、スピードが出るような道路に設置されていることも珍しくありません。また、夜間はトペが見えづらい場合もあります。トペに気づかずスピードを出したまま通過すると、かなりの衝撃があるため注意しましょう。
・スピード違反
メキシコのスピード違反取締は、日本と同じように道路脇などで行われています。スピード違反で警察に止められると、違反切符を切られて交通許可証を没収されます。取締を受けたら、指定の場所で罰金を支払い、警察へ行って返却してもらいましょう。
・駐車違反
駐車違反をすると、車のタイヤをロックされたり、ナンバープレートが没収されたりします。期限までに罰金を支払い、警察へ行きましょう。 メキシコはたいてい路上駐車が許されていますが、黄色や赤で塗装された歩道脇、横断歩道、車両出入口など駐車禁止のエリアもあります。また、都市部には時間によって駐車禁止になるエリアもあるので注意が必要です。
排ガスによる大気汚染が問題視されているメキシコシティ。汚染対策で、車のナンバーごとに運転できる曜日が決まっています。どの車も週に一回は運転できない日があるので注意しましょう。
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