さまざまな言語の「こんにちは」のイメージ

このページのまとめ

  • メキシコで一番使われているのはスペイン語
  • メキシコで「ありがとう」は「Gracias」
  • メキシコでGracias以外に使える挨拶は「Hola!」「¿Cómo estás (tú)?」「Adiós」
  • メキシコでは、見知らぬ人にも挨拶を交わす文化がある

メキシコでは、挨拶はとても大事なコミュニケーションのひとつです。このコラムでは、メキシコでの「ありがとう」の表現とともに、「ありがとう」と言われて返す挨拶など日常的に使う挨拶、メキシコの挨拶文化・ジェスチャーについてご紹介します。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本人のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

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メキシコで一番使われているのはスペイン語

スペイン語の単語が書かれたコップと付箋の画像

メキシコでの「ありがとう」の表現や、その他の挨拶のご紹介の前に、メキシコで主に使われている言語について紹介します。

メキシコの公用語はスペイン語ではない?

メキシコの公用語はスペイン語であると思われがちですが、国が公用語として定めているわけではありません。メキシコでは、人口の約90%がスペイン語を話していますが、約10%は、ナワトル語、マヤ語、ミシュテカ語など、68にもおよぶ先住民言語が話されています。

関連記事:メキシコに公用語はない? スペイン語が話されている理由について解説!

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メキシコで「ありがとう」はなんて言う?返す言葉は?

GRASIASという文字と花でデコレーションされたイメージ

メキシコで「ありがとう」は「Gracias」

メキシコで「ありがとう」は、スペイン語の「Gracias(グラシアス)」と言います。ドアを開けてもらったり、お店で何かを買ったりしたときなど、日常の多くのシーンで使えます。ちなみに、「Gracias」は「Gracia」の複数形で、「恩恵」「恩寵」「好意」「優雅さ」といった意味になります。

「Gracias」以外にもたくさんある、感謝を伝える言葉

「ありがとう」だけでなく、しっかりと感謝の意を込めたいとき、「~してくれてありがとう」と感謝しているポイントを明確にしたいときなどは、以下のような表現があります。感謝の度合いやシチュエーションに合わせて使い分けられるので、ぜひ覚えておきましょう。

  • Muchas gracias(ムチャス グラシアス)「どうもありがとう」
    「Gracias」より少し感謝レベルを上げたいときに使えます。「Muchas」は、英語の much と語源は同じ。つまり「Muchas gracias(ムチャス グラシアス)」は much thanks →「どうもありがとう」となります。
  • Muchísimas gracias(ムチシマス グラシアス)「本当にありがとう」
    「Muchas」を「Muchísimas」に変えると、さらに感謝レベルを上げた表現になります。「Muchísimas」は「たくさんの〜(Mucho)」の最上級です。
  • Mil gracias(ミル グラシアス)「本当にありがとう」
    「Mil」は、英語の million(100万)を意味するので、最上級の感謝を伝えるときに使えます。何かしてもらって、とても嬉しいときにぴったりなフレーズです。
  • Gracias por ~(グラシアス ポル)「~してくれてありがとう」
    何に感謝しているかを伝えたいときに使います。例えば、「助けてくれてありがとう」は「Gracias por ayudarme(助けてくれる、手伝ってくれる)」となります。「por」の後ろには動詞だけでなく、名詞を付けて「Gracias por el regalo(贈り物)」とすれば、「プレゼントをありがとう」と表現できます。

「Gracias」と言われたら返す言葉とは?

「Gracias(グラシアス)」と言われて、「どういたしまして」と伝えたいときのフレーズです。

  • No se merece(ノー セ ミリーシ) 「感謝にはおよびません」
    「no se」は「しません」、「merece」は「値いする」「ふさわしい」という意味なので、日本語の「どういたしまして」と近い表現になります。
  • No hay problema(ノー アイ プローブレマ) 「問題ありません」
    「no hay」は「ありません」、「problema」は英語の problem(問題)です。hayのHは発音しないので、文字ではなく「ノー アイ プローブレマ」と音で覚えておくといいでしょう。

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「Gracias(ありがとう)」以外のメキシコで使える挨拶

Holaと書かれたノートと筆記用具のイメージ

万能挨拶「Hola!」「¿Cómo estás (tú)?」「Adiós」

  • Hola!(オラ)
    メキシコのあちこちで聞こえてくるカジュアルな挨拶です。日本語の「やあ」や「どうも」のように話しかける前にも使える挨拶です。
  • ¿Cómo estás (tú)?(コモエスタ)
    「元気ですか?」を意味します。「Hola! ¿Cómo estás (tú)?(やあ、元気ですか?)」と使ったり、前後に人名や「señor(セニョール=男性)」「señorita(セニョリータ=未婚の女性)」を付けて呼びかけたりするときにも使えます。返事は、 Bien, gracias !(元気だよ、ありがとう!)と答えましょう。
  • Adiós(アディオス)と Ciao(チャオ)
    Adiós(アディオス)と Ciao(チャオ)は、ともに別れ際の挨拶です。ただし、Adiós(アディオス)は、文字通り日本語の「さようなら」に近いので、親しい者同士の関係ではほとんど使われず、「またね」のニュアンスの Ciao(チャオ)のほうがよく使われています。

「おはよう」から「おやすみなさい」まで、使える一日の挨拶

「おはよう」や「こんにちは」は、とてもよく使います。一日の時間帯で使い分けてみましょう。

  • おはよう    Buenos días(ブエノス・ディアス)
  • こんにちは   Buenas tardes(ブエナス・タルデス)
  • こんばんは   Buenas noches(ブエナス・ノーチェス)
  • おやすみなさい Buenas noches(ブエナス・ノーチェス)

★「こんばんは」と「おやすみなさい」は、同じフレーズで「良い夜を」を意味します。

関連記事:メキシコに公用語はない? スペイン語が話されている理由について解説!

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メキシコの挨拶文化(距離感)とジェスチャー

車に乗った女性と外にいる男性が楽しそうに話している様子

見知らぬ人とも挨拶を交わすメキシコ人

明るく陽気なメキシコでは、知らない人であってもフレンドリーに挨拶を交わす習慣・文化があります。会話の相手との距離も近いので、最初は戸惑うかもしれませんが、見知らぬ人から「Hola!」と声をかけられたら、明るく挨拶して返しましょう。

「Gracias(ありがとう)」のジェスチャー

手を挙げて手の甲を相手に見せます。相手が道を譲ってくれたときなどに、声が聞こえていなくても感謝の意が伝わるジェスチャーです。

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まとめ

4人の男女が肩を組んで楽しそうに笑っている様子

メキシコでは、挨拶はとても大事なコミュニケーションのひとつです。とくに、Gracias(グラシアス)は、Hola! や Chao! などと同様に、頻繁に耳にし日常的に使います。ぜひ覚えておきましょう。また、スペイン語は、多くがローマ字読みで発音も覚えやすいのが特徴です。挨拶やフレーズをたくさん覚えて、陽気でおしゃべり好きなメキシコの人とコミュニケーションが取れるといいですね。

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