このページのまとめ

  • メキシコには、「現地採用」「駐在員」の2つの働き方がある
  • メキシコでは日系自動車メーカーの求人が多く見つかる
  • 職種は営業や事務、エンジニア、通訳と幅広い
  • 採用ではスキルより就業可能期間が重視される傾向あり
  • 経済成長が著しいメキシコは海外就職のチャンスが大きい国

メキシコでの就職を考えている人に向けて、求人を探す前にやっておきたいことをご紹介します。メキシコで見つかる具体的な仕事や、より良い就職先を見つけるために気をつけたいポイントをまとめました。
今後ますますの経済成長が期待されるメキシコで、理想の就職を叶えましょう!

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メキシコに就職したい人が最初にやること

メキシコで働きたい場合、求人を探す前に次の準備を済ませましょう。

メキシコについて調べる

慣れない海外で暮らすには、その国の事情を知っておくと役に立ちます。メキシコでの生活を始める前に、地理や天候、治安、物価、交通といった基本情報を調べましょう。就職するとメキシコ人と関わるので、メキシコ人の気質や働き方についても知っておくとやりやすいかもしれません。
余裕があれば留学や観光で足を運び、実際に現地の雰囲気を感じてみるのもおすすめ。メキシコで暮らす人のブログやSNSを読むとリアルな情報が得られます。

現地採用か駐在員か決める

メキシコでの主な働き方は、現地法人に直接採用される「現地採用」か、日本の企業に採用されて現地に派遣される「駐在員」の2つ。
後者の場合は、日本の企業に新卒や中途で就職して駐在員を目指す、もしくは駐在員候補の求人に応募する方法があります。就職後に駐在員を目指す場合は、「いつ駐在員になれるかわからない」「結局駐在員になれないケースがある」というデメリットがあるのが難点。駐在員候補の求人に応募すれば確実に海外で働けますが、求人応募の条件として語学力や実績を求められる点が、人によってはハードルになるかもしれません。
現地採用は駐在員より待遇が下がるものの、求人によっては経験が浅くても応募可能で、自分の好きなタイミングで好きな国で働けるのが魅力になります。
駐在員と現地採用にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、自分の状況に合わせて働き方を選びましょう。

求人の探し方を考える

より多くの求人を見たいのであれば、海外就職に特化した転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは求人サイトに掲載されていない非公開求人を保有するため、利用すると出会える求人の数が大幅に増えます。
さらに、エージェントでは専任の担当者が企業との連絡や条件交渉を行ってくれるので、海外就職が始めてという方も安心です。

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メキシコではどんな仕事が見つかる?

では、メキシコではどんな仕事が見つかるのでしょうか?具体的を見ていきましょう。

自動車産業に関係する仕事が多い

メキシコには日産やホンダといった多数の日系自動車メーカーが進出しており、自動車関連企業の求人が急増しています。営業や事務、経理、エンジニア、通訳といった職種の募集があり、日本での経験を活かして働けるでしょう。

なかでも通訳は需要が高い

日系企業の進出が相次ぐ中、通訳は人手不足で需要の高い職種です。通訳といっても、日常会話レベルからビジネスレベルまで求められる語学力には幅があるので、自分のスキルに合った求人を探してみてはいかがでしょうか。
仕事としては、自動車製造現場で日本人とメキシコ人の会話を通訳する、バックオフィスで書類の翻訳をするのが主な内容。
特別な資格を求められない場合もありますが、DELEスペイン語検定を取得すると語学力の証明になります。

その他の仕事について

自動車関連以外にも、メキシコには日本語教師や旅行会社・保険会社・物流企業などの営業、商社の事務、Webデザイナーといった仕事があります。

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就職活動で大事なポイント

メキシコで働きたい人の就職活動では、次のようなポイントを押さえることが大切です。

採用は「就業期間」が重視される

メキシコで就職するには実績や語学力が必要と考える人もいますが、企業によっては就業可能期間を重視している場合があります。
「1年しか働けない」という人よりも、「2~3年は腰を据えて働きたい」という人を採用したい企業は多いので、長期滞在を前提に仕事を探すのが良いでしょう。

条件をよく確認しよう

求人に記載された給与や勤務時間、福利厚生などの条件はしっかり確認してください。メキシコで就職する場合、給与が日本円と現地通貨のどちらかは要チェック。現地採用や外資系企業では現地通貨払いが多いですが、日系企業の駐在員は、生活の利便を考えて現地通貨と日本円の半々で支給というケースもあります。
また、どんな手当があるかを確認するのも忘れずに。駐在員は「ハードシップ手当」「子女教育手当」などの各種手当が充実しますが、現地採用の手当はそれほど期待できません。求人の基本給と手当で満足のいく生活できるのか、現地の物価を踏まえて考えましょう。
ただ、手当の記載がない場合も、交渉次第で引越しや家賃の補助を加えてもらえる可能性があります。強く言い過ぎない程度に、面接時に申し出てみても良いでしょう。

日系企業は母体の状況をチェックする

日系企業の現地法人に就職する場合、日本の母体会社の規模や社風を見極めてください。現地法人といっても駐在でやってくる母体会社の上司と関わることもあり、母体会社の社風や方針は働く環境に大きく影響します。
サービス残業が当たり前の会社、上下関係に厳しい会社など、自分の条件に合わない企業は避けたいものです。母体会社の経営状況なども確認し、メキシコで安心して働ける職場を選びましょう。

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メキシコ就職にはこんなメリットがある

メキシコでの就職には一体どんな魅力があるのでしょうか。メキシコで働くメリットをまとめました。

会社とともに成長できる

1966年、日産自動車がメキシコで自動車生産を始めたのが、日系企業によるメキシコ進出の始まり。現在に至るまで自動車メーカーを中心とした日系企業のメキシコ進出は続いており、メキシコには進出歴が長い企業と浅い企業が混在しています。
進出歴が長い企業には、「社内の仕組みが整っていて働きやすい」、進出歴が浅い企業には、「会社と一緒に成長できる」という良さがあり、自分に合った環境を選ぶことが可能です。
どちらが良いかは人によって違いますが、立ち上がったばかりの企業では、1から社内の仕組みづくりに関われる醍醐味があるでしょう。

伸び盛りのメキシコ経済に期待できる

今、メキシコの経済は伸び盛りの時期にあります。一人あたりのGDPはロシアやトルコといった新興国と比べても高い数値を記録し、将来的には日本のGDPを越えることが予想されます。
メキシコの平均年齢はおよそ30歳と大変若く、潤沢な労働力によって経済発展が続いていくでしょう。

必ずしもスペイン語は必須ではない

日系企業でのオフィスワークでは、高い語学力は求められないケースが多々あります。取引先が日系企業であれば、営業職であっても語学力がシビアに問われることはないでしょう。
必要な語学レベルは仕事によって差があるものの、「スペイン語を始めたばかり」という人にも就職の可能性があるがメキシコの魅力。
日系企業の求人は急増しており、「現地で生活しながら語学力を身につけたい」「とにかく海外で経験を積みたい」という人に可能性のある国といえます。

派遣という働き方もある

メキシコでは、人材派遣会社に就職して契約先の企業で勤める働き方もあります。メキシコにおける人材派遣制度の定義は2012年の労働法改正で明確化され、「契約先の業務の全部(あるいは大半)を請け負うことはできない」「職務に専門性が必要」「契約先企業と同じ業務であってはならない」という3つの要件が示されました。
人材派遣会社制度では、これらの要件を満たさない場合は契約先の会社が派遣社員の雇用主となり、社会保障などの義務を負わなければならないとされています。
メキシコの人材派遣制度は労働者側により配慮された内容となっており、派遣として安心して働けるのではないでしょうか。

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海外で働きたい人、スペイン語に馴染みのある人にとって、メキシコはチャンスが豊富な国の1つです。
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