Find a Job in Mexico 【Leverages Career Mexico】

メキシコ渡航の予定がある方に向け、メキシコのお金・通貨について解説します。このコラムで、メキシコのお金に関する基礎知識を押さえておきましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
メキシコでは「メキシコ・ペソ(Peso Mexicano)」が通貨として使用されています。
通貨記号は「$」で、通貨コードはMXNです。補助通貨に「センターボ(Centavo)」があり、金額を表示する際は、小数点以下でセンターボを表記します。
例:$120.50(120ペソ50センターボ)
メキシコ・ペソの通貨記号は米ドルと同じです。メキシコの主要な観光地では米ドルも流通しているので、混同しないように注意しましょう。
メキシコの紙幣は、主に以下の6種類が使われています。
20ペソ紙幣 50ペソ紙幣 100ペソ紙幣 200ペソ紙幣 500ペソ紙幣 1,000ペソ紙幣
メキシコペソ紙幣の材質は、紙ではなくプラスチック(ポリマー紙幣)です。手触りはツルツルとしていて、日本の紙幣とは大きく異なります。
メキシコペソ紙幣は「Banco de México」が造幣しており、定期的に紙幣が刷新されます。2021年に発行された新紙幣の50ペソは、その優れたデザインによって国際紙幣協会(IBNS)の最優秀紙幣賞を受賞しました。 50ペソの新紙幣は、表にはアステカの伝説に由来する鷲と古都テノチティトランが、裏にはメキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)が描かれています。
メキシコペソの硬貨は、主に以下の9種類が使われています。
5センターボ硬貨 10センターボ硬貨 20センターボ硬貨 50センターボ硬貨 1ペソ硬貨 2ペソ硬貨 5ペソ硬貨 10ペソ硬貨 20ペソ硬貨
硬貨の材質は、50センターボ以下がステンレス、1ペソ以上がバイメタル貨です。
なお、50センターボより小さな硬貨は、実際にはあまり使われていません。店員がお釣りを渡す際も、小数点以下のセンターボは切り捨てされることがあります。お釣りをごまかしている訳ではないので、注意しましょう。
◆関連記事 メキシコの生活費ってどれくらい?1ヶ月の生活費について項目別に解説!
メキシコ渡航の際は、米ドルを持っていくことをおすすめします。メキシコには、日本円をペソに両替できる場所が少なく、地方では基本的に米ドルからしか両替できません。そのため、あらかじめ米ドルを持参しておくと便利です。観光地やホテルでは、米ドルで支払いができる場合もあります。
◆関連記事 メキシコは出入国カード(FMM)不要!入国・出国の流れを解説!
メキシコは、観光地や都市部ではキャッシュレス決済が進んでいます。レストランやカフェ、コンビニ、公共交通機関など、多くの場所でクレジットカード決済が利用可能です。メキシコでは、VisaとMastercardが普及しています。店舗によって対応しているブランドは異なるので、複数のカードブランドを用意しておくと便利です。
キャッシュレス決済が普及しつつあるとはいえ、メキシコはいまだに現金主義が根強いといえます。地方都市では現金が基本で、オンライン決済や電子マネーはあまり普及していません。チャージ式の交通ICカードはありますが、現金購入を選ぶ人のほうが多い状況です。また、都市部でも、屋台や小規模な商店では現金が基本なので、多少の現金は用意しておきましょう。
◆関連記事 メキシコ渡航におすすめのクレジットカードは?メリットや注意点を解説
メキシコにはチップ文化があります。何かサービスを受けたらチップを支払いましょう。チップは、スペイン語で「propina(プロピナ)」といいます。メキシコのチップの相場は以下の通りです。
メキシコにおいて、チップは「サービスが良かったから支払うもの」ではありません。サービスのレベルに関わらず、何かしてもらったら支払うのが常識です。
チップは従業員の貴重な収入源となっています。チップは義務ではありませんが、チップを支払わないのはマナー違反です。少額でも支払うようにしましょう。もちろん、サービスが良ければ、相場以上に支払っても問題ありません。また、チップを支払うべきか迷ったときは、支払っておくのが無難です。
チップの渡し方は、レストランの場合、現金を机に置いて帰るパターンやクレジットカード支払いでチップの%を記入するパターン、店員にチップの%を伝えるパターンなどがあります。レストランでのチップは飲食代の10%~15%が相場とされていますが、高級レストランの場合、飲食代の20%が相場となります。
また、タクシーでは基本的にはチップはいりません。しかし、荷物の積み降ろしや複数箇所を回るなどのサービスを受けた場合はチップを渡しておきましょう。お釣りが用意されていないことがあるので、少額の端数はチップとして受け取ってもらうと無難です。ほかには、コンビニやファストフード店でもチップは不要になっています。
◆関連記事 メキシコのチップ文化について解説!相場はいくら?支払うタイミングは?
日本とメキシコは、お釣りの計算方法が異なります。日本では「引き算」で計算するのが当たり前ですが、メキシコでは「足し算」で計算するのが一般的です。
たとえば、145ペソの買い物をして200ペソを出すと、お釣りは55ペソになります。このとき、日本では「200ー145=55」という引き算で、お釣りを計算するはずです。 一方、メキシコでは足し算でお釣りを数えます。具体的には「145+5=150」の計算で5ペソを渡しながら150ペソと言い、「150+50=200」の計算で50ペソを渡しながら200ペソと言います。商品価格が預かったお金と合致するまで、お釣りを足していく計算方法です。
足し算方式の計算は、西洋では一般的なお釣りの計算方法とされています。ただし、日本人には馴染みがない計算方法なので、お釣りの金額を確認する際は注意しましょう。
◆関連記事 メキシコにある日本食スーパーや購入できる日本の食材について紹介!
メキシコでお金を使う、持ち歩く際には、いくつかの注意点があります。
メキシコは日本と比べて治安の問題が大きいため、必要以上の現金を持ち歩かないのが大前提です。現金を持ち歩く場合も、2つに分けておくことをおすすめします。
特に、500ペソ以上の高額紙幣はなるべく別の財布にいれておきましょう。大きな紙幣は日常生活であまり出番がないため、お釣りが用意されていない、人目につきやすいという問題もあります。基本的には、クレジットカードを持ち、カードが使えないところで現金を使うというのが無難です。
財布の中には、20~100ペソ紙幣を多めに持ちましょう。 500ペソや1,000ペソ紙幣はふだん使いに適していません。ホテルや高級レストランでは受け入れてくれますが、街の買い物では出さない方が良いでしょう。200ペソ紙幣でも、スーパーやコンビニなどではお釣りの準備がないこともあるようです。また、少額紙幣は、チップを出す際にも役立ちます。
スリを防止するために、財布はカバンに入れて視界に入る範囲に持ちましょう。 カバンを選ぶときは、口が完全に閉まらないタイプは避け、ファスナーなどでしっかり閉じられるものを選びましょう。体の後ろに下げると目が届かないため、体の前に来るように持ちます。少しの間でも、体から離して椅子やテーブルに置くのはやめましょう。また、財布をズボンのポケットに入れるのは大変危険です。特に人混みでは絶対に避けるべきといえます。
◆関連記事 メキシコの治安事情を解説!気をつけるべき犯罪と滞在の際の注意点とは?
メキシコには、「キンセナ(quincena)」という給料日が月に2回あり、15日と月末に分けて給料が支払われます。もらったお金はすぐに使うというメキシコ人の気質から、給料日が2回に分けられているのです。
給料日には、銀行やATMが非常に混雑し、行列ができます。銀行やATMを利用するなら、この日を避けたほうが良いでしょう。なお、メキシコでは、スーパーマーケットのレジでも現金を引き出すことができます。
◆関連記事 メキシコ企業にはどんな福利厚生がある?福利厚生の種類や概要について解説
メキシコでの就職・転職を目指すのであれば、Leverages Career Mexico(レバレジーズキャリアメキシコ)にご相談ください。
経験豊富な日本人アドバイザーがあなたの適性に合った企業をご紹介します。また、応募書類の添削や面接対策、入社後のアフターフォローまでサポートしていますので、初めて海外へ就職する方でも安心です。
海外就労を志す方からのご連絡を、広くお待ちしています。
メキシコの就職、生活事情に詳しいアドバイザーがあなたをサポートします
海外経験がない方も全面バックアップ!

海外移住を検討中の方へ
メキシコは初めての海外就職におすすめの国です!
今すぐ話を聞いてみたい方へ
メキシコへの移住・就職について知る

メキシコの歴史と現代について
このページのまとめ 古代のメキシコでは、オルメカ文明やマヤ文明、アステカ文明といった高度な文明が栄えた 16世紀のスペイン人による侵攻で、アステカ文明は滅ぼされ、植民地時代が始まる スペインによる

メキシコ|サカテカスはどんな都市?観光スポットや見どころ、治安を解説
このページのまとめ サカテカスは、かつて銀山開発で繁栄した都市 銀山開発による巨万の富で、豪邸や宗教建築物が数多く建設された 「サカテカス歴史地区」は世界遺産にも登録されている サカテカス大聖堂は

マヤ文明の歴史と謎|観光におすすめの古代遺跡3選を紹介
このページのまとめ マヤ文明は、中央アメリカのメキシコからグアテマラにかけて繁栄した文明 紀元前1000年ごろから16世紀ごろまで長い歴史がある 天文学やマヤ文字、正確なマヤ歴など、学問的に高度な

メキシコのお金・通貨について|硬貨・紙幣の種類、チップ文化
このページのまとめ メキシコの通貨は「メキシコ・ペソ(Peso Mexicano)」 補助通貨のセンターボ(Centavo)は、小数点以下で表記する メキシコ・ペソの通貨記号は「$」で、米ドルと同