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メキシコのお金・通貨について|硬貨・紙幣の種類、チップ文化

公開日:2019年2月28日

更新日:2025年12月9日

メキシコ国旗とメキシコ紙幣の画像企業タイプ診断はここから

このページのまとめ

  • メキシコの通貨は「メキシコ・ペソ(Peso Mexicano)」
  • 補助通貨のセンターボ(Centavo)は、小数点以下で表記する
  • メキシコ・ペソの通貨記号は「$」で、米ドルと同じなので混同しないよう注意
  • メキシコはチップ文化がある国なので、何かサービスを受けたらチップを支払うのがマナー
  • メキシコのチップは、レストランなら飲食代の10%~15%が相場

メキシコ渡航の予定がある方に向け、メキシコのお金・通貨について解説します。このコラムで、メキシコのお金に関する基礎知識を押さえておきましょう。

 

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。

メキシコのお金の種類

メキシコ紙幣と硬貨の画像メキシコでは「メキシコ・ペソ(Peso Mexicano)」が通貨として使用されています。 通貨記号は「$」で、通貨コードはMXNです。補助通貨に「センターボ(Centavo)」があり、金額を表示する際は、小数点以下でセンターボを表記します。

 

例:$120.50(120ペソ50センターボ)

 

メキシコ・ペソの通貨記号は米ドルと同じです。メキシコの主要な観光地では米ドルも流通しているので、混同しないように注意しましょう。

 

メキシコの紙幣

メキシコの紙幣は、主に以下の6種類が使われています。

 

20ペソ紙幣 50ペソ紙幣 100ペソ紙幣 200ペソ紙幣 500ペソ紙幣 1,000ペソ紙幣

 

メキシコペソ紙幣の材質は、紙ではなくプラスチック(ポリマー紙幣)です。手触りはツルツルとしていて、日本の紙幣とは大きく異なります。

 

メキシコペソ紙幣は「Banco de México」が造幣しており、定期的に紙幣が刷新されます。2021年に発行された新紙幣の50ペソは、その優れたデザインによって国際紙幣協会(IBNS)の最優秀紙幣賞を受賞しました。 50ペソの新紙幣は、表にはアステカの伝説に由来する鷲と古都テノチティトランが、裏にはメキシコサンショウウオ(ウーパールーパー)が描かれています。

 

メキシコの硬貨

メキシコペソの硬貨は、主に以下の9種類が使われています。

 

5センターボ硬貨 10センターボ硬貨 20センターボ硬貨 50センターボ硬貨 1ペソ硬貨 2ペソ硬貨 5ペソ硬貨 10ペソ硬貨 20ペソ硬貨

 

硬貨の材質は、50センターボ以下がステンレス、1ペソ以上がバイメタル貨です。

 

なお、50センターボより小さな硬貨は、実際にはあまり使われていません。店員がお釣りを渡す際も、小数点以下のセンターボは切り捨てされることがあります。お釣りをごまかしている訳ではないので、注意しましょう。

 

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メキシコ渡航の際は米ドル持参がおすすめ

お財布の中に米ドルが入っている画像メキシコ渡航の際は、米ドルを持っていくことをおすすめします。メキシコには、日本円をペソに両替できる場所が少なく、地方では基本的に米ドルからしか両替できません。そのため、あらかじめ米ドルを持参しておくと便利です。観光地やホテルでは、米ドルで支払いができる場合もあります。

 

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メキシコのキャッシュレス決済事情

キャッシュレス決済のイメージメキシコは、観光地や都市部ではキャッシュレス決済が進んでいます。レストランやカフェ、コンビニ、公共交通機関など、多くの場所でクレジットカード決済が利用可能です。メキシコでは、VisaとMastercardが普及しています。店舗によって対応しているブランドは異なるので、複数のカードブランドを用意しておくと便利です。

 

キャッシュレス決済が普及しつつあるとはいえ、メキシコはいまだに現金主義が根強いといえます。地方都市では現金が基本で、オンライン決済や電子マネーはあまり普及していません。チャージ式の交通ICカードはありますが、現金購入を選ぶ人のほうが多い状況です。また、都市部でも、屋台や小規模な商店では現金が基本なので、多少の現金は用意しておきましょう。

 

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メキシコのチップ文化

レストランでチップを出しているイメージメキシコにはチップ文化があります。何かサービスを受けたらチップを支払いましょう。チップは、スペイン語で「propina(プロピナ)」といいます。メキシコのチップの相場は以下の通りです。

 

  • レストラン:飲食代の10%~15%
  • ホテル(荷物の運搬):20ペソ
  • ホテル(部屋の清掃):20ペソ
  • スーパーマーケット(袋詰め):2~10ペソ
  • 駐車場担当スタッフ:20ペソ

 

メキシコにおいて、チップは「サービスが良かったから支払うもの」ではありません。サービスのレベルに関わらず、何かしてもらったら支払うのが常識です。

 

チップは従業員の貴重な収入源となっています。チップは義務ではありませんが、チップを支払わないのはマナー違反です。少額でも支払うようにしましょう。もちろん、サービスが良ければ、相場以上に支払っても問題ありません。また、チップを支払うべきか迷ったときは、支払っておくのが無難です。

 

チップの渡し方は、レストランの場合、現金を机に置いて帰るパターンやクレジットカード支払いでチップの%を記入するパターン、店員にチップの%を伝えるパターンなどがあります。レストランでのチップは飲食代の10%~15%が相場とされていますが、高級レストランの場合、飲食代の20%が相場となります。

 

また、タクシーでは基本的にはチップはいりません。しかし、荷物の積み降ろしや複数箇所を回るなどのサービスを受けた場合はチップを渡しておきましょう。お釣りが用意されていないことがあるので、少額の端数はチップとして受け取ってもらうと無難です。ほかには、コンビニやファストフード店でもチップは不要になっています。

 

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メキシコ:お釣りの計算方法

電卓とメキシコのお金が置かれている画像日本とメキシコは、お釣りの計算方法が異なります。日本では「引き算」で計算するのが当たり前ですが、メキシコでは「足し算」で計算するのが一般的です。

 

たとえば、145ペソの買い物をして200ペソを出すと、お釣りは55ペソになります。このとき、日本では「200ー145=55」という引き算で、お釣りを計算するはずです。 一方、メキシコでは足し算でお釣りを数えます。具体的には「145+5=150」の計算で5ペソを渡しながら150ペソと言い、「150+50=200」の計算で50ペソを渡しながら200ペソと言います。商品価格が預かったお金と合致するまで、お釣りを足していく計算方法です。

 

足し算方式の計算は、西洋では一般的なお釣りの計算方法とされています。ただし、日本人には馴染みがない計算方法なので、お釣りの金額を確認する際は注意しましょう。

 

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メキシコでお金を使う・持ち歩く際の注意点

メキシコ旅行を楽しむ日本人女性のイメージメキシコでお金を使う、持ち歩く際には、いくつかの注意点があります。

 

大金を持ち歩かない

メキシコは日本と比べて治安の問題が大きいため、必要以上の現金を持ち歩かないのが大前提です。現金を持ち歩く場合も、2つに分けておくことをおすすめします。

 

特に、500ペソ以上の高額紙幣はなるべく別の財布にいれておきましょう。大きな紙幣は日常生活であまり出番がないため、お釣りが用意されていない、人目につきやすいという問題もあります。基本的には、クレジットカードを持ち、カードが使えないところで現金を使うというのが無難です。

 

20、50、100ペソ紙幣を多めに用意する

財布の中には、20~100ペソ紙幣を多めに持ちましょう。 500ペソや1,000ペソ紙幣はふだん使いに適していません。ホテルや高級レストランでは受け入れてくれますが、街の買い物では出さない方が良いでしょう。200ペソ紙幣でも、スーパーやコンビニなどではお釣りの準備がないこともあるようです。また、少額紙幣は、チップを出す際にも役立ちます。

 

財布は口が閉まるバッグに入れる

スリを防止するために、財布はカバンに入れて視界に入る範囲に持ちましょう。 カバンを選ぶときは、口が完全に閉まらないタイプは避け、ファスナーなどでしっかり閉じられるものを選びましょう。体の後ろに下げると目が届かないため、体の前に来るように持ちます。少しの間でも、体から離して椅子やテーブルに置くのはやめましょう。また、財布をズボンのポケットに入れるのは大変危険です。特に人混みでは絶対に避けるべきといえます。

 

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メキシコの給料日「キンセナ(quincena)」

カレンダーと豚の貯金箱が置かれた画像メキシコには、「キンセナ(quincena)」という給料日が月に2回あり、15日と月末に分けて給料が支払われます。もらったお金はすぐに使うというメキシコ人の気質から、給料日が2回に分けられているのです。

 

給料日には、銀行やATMが非常に混雑し、行列ができます。銀行やATMを利用するなら、この日を避けたほうが良いでしょう。なお、メキシコでは、スーパーマーケットのレジでも現金を引き出すことができます。

 

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