このページのまとめ
- 海外赴任の際は、パスポート、ビザ、身分証明書、航空券、宿泊先の予約票などが必須
- 持病の薬を持っていく場合は、事前の申請や現地語の診断書が必要になる場合もある
- 家電を持っていく場合は、電圧の違いに注意
- パソコンや仕事の資料など、機密情報が含まれるものは手荷物として機内持ち込みが推奨される
- 日用品は、使い慣れた日本の製品を持っていくと安心
海外赴任の予定がある方に向け、海外赴任の必需品や海外で役立つ便利グッズについてリストで紹介します。コラムを読んで、海外赴任には何が必要なのか、押さえておきましょう。
また、本コラムを提供するレバレジーズキャリアメキシコでは、日本語話者の方のメキシコでの就職をサポートしています。海外で働くにあたって、メキシコも視野に入れている方は、ぜひご相談ください。
海外赴任に必要な持ち物:必需品11種類
以下の荷物は、海外赴任の際に必須とされるものです。出入国の際に使うものばかりなので、預ける荷物に入れるのではなく、手荷物として機内に持ち込みましょう。
- パスポート
- 入国に必要な書類(ビザなど)
- 身分証明書
- 航空券
- 宿泊先の予約票
- スマートフォン
- 充電器
- クレジットカード・デビットカード
- 現金(日本円・現地通貨)
- 海外旅行保険の保険証書
- 持病の薬
どれか一つでも欠けると大変なので、出発前に必ずチェックしましょう。
なお、海外に薬を持ち込む際は、事前申請が必要な場合があります。厚生労働省のWebサイトを確認しておきましょう。また、医師の診断書など、現地語で書かれた書類も準備しておくことが推奨されます。事前に医師に相談して作成を依頼しましょう。
参照
厚生労働省「海外渡航先への医薬品の携帯による持ち込み・持ち出しの手続きについて」
海外赴任に必要な持ち物:電化製品7つ
電化製品は渡航先の国で買うこともできますが、海外の電化製品は値段が高かったり、性能が低かったりすることもあります。以下に紹介する電化製品は、日本から持っていくのがおすすめです。
- 変換アダプタ
- 変圧器
- ドライヤー
- 炊飯器
- 通信機器(モバイルWi-Fi、SIMフリー端末など)
- モバイルバッテリー
- USBメモリー
上記以外にも、ワイヤレスイヤホンやゲーム機、アラームなど、普段よく使う電化製品を持っていけば、海外でも不便なく生活できるでしょう。
なお、日本の家電を海外で使う際は、電圧の違いに注意が必要です。日本と海外は電圧が違うので、日本の家電をそのまま使うと、故障したり発火したりすることもあります。変圧器を使う、海外の電圧に対応した家電を持っていくなどの対応が必要です。
海外赴任に必要な持ち物:仕事関係の持ち物4つ
仕事に使う道具一式もしっかり確認して、忘れずに用意しましょう。仕事関連でいえば、一般的には以下のような持ち物が必要です。
- 仕事着(スーツなど)
- 名刺入れ
- パソコン
- 仕事の資料
パソコンや仕事の資料など、機密情報が含まれるものについては、情報漏洩のリスクを回避するために手荷物として機内へ持ち込みましょう。
上記のほかに、仕事で海外に行くときは、手土産を用意しておくことをおすすめします。
海外赴任に必要な持ち物:衣類
海外の衣類は日本人にはサイズが合わない可能性があります。以下の衣類は、いつも着ているものを日本から持っていくのが一般的です。
- 普段着
- 下着
- 靴下
- 部屋着・パジャマ
- 衣類圧縮袋
持っていく服は、現地の気候に合わせたものを厳選しましょう。また、衣服がすぐ用意できなかったときのために、着替えは数日分用意しておくと安心です。
海外赴任に必要な持ち物:日用品24選
日用品は海外でも購入できますが、日本のものとは使い勝手が異なります。使い慣れた日本の日用品を持っていけば、海外でも快適に生活できるでしょう。持っていくのにおすすめの日用品は以下のようなものがあります。
- 歯ブラシ・歯磨き粉・デンタルフロス
- 綿棒・耳かき
- 爪切り
- シャンプー
- トリートメント
- ボディソープ
- 洗顔料
- タオル
- スキンケア用品
- 日焼け止め
- メイク道具
- 生理用品
- 整髪料
- ヘアカット用のハサミ・バリカン
- 髭剃り
- 便座シート
- メガネ
- コンタクト
- ハンカチ
- ティッシュ
- マスク
- 除菌シート
- 筆記用具
- 懐中電灯
特に、直接肌に触れるものに関しては、トラブルを避けるためにも普段使っているものを用意しておくと良いでしょう。
海外赴任に必要な持ち物:掃除・洗濯用品9選
掃除や洗濯は、現地に着いてからすぐに行うことでもあるので、最低限の道具を持参しておけば、スムーズに海外生活を始められるでしょう。持っていくのにおすすめの掃除・洗濯用品は以下のようなものがあります。
- 洗濯物干しスタンド
- ピンチハンガー
- 洗濯ばさみ
- 洗濯ネット
- 掃除機
- 掃除ブラシ(トイレ・風呂)
- お掃除シート
- カビ取り洗剤
- ごみ袋
特に、洗濯ネットは優先度が高めです。海外の洗濯機はパワフルなものが多いため、洗濯ネットがないと服がすぐに傷んでしまいます。
海外赴任に必要な持ち物:台所用品6選
台所用品は必須ではありませんが、普段使っているものがあるなら、持っていくとストレスなく生活できるでしょう。以下の台所用品は日本から持参するのがおすすめです。
- お気に入りの食器
- 調理器具(包丁、ザル、ボウル、おたま、しゃもじなど)
- 箸・菜箸・割り箸
- 和食の調理器具(土鍋、すり鉢、おろし金など)
- サランラップ・アルミホイル・クッキングシート・キッチンペーパー
- 食器用洗剤・キッチンスポンジ
特に、土鍋やすり鉢といった日本の調理器具は、海外では売っていないことも多いので、日本から持っていくことをおすすめします。
海外赴任に必要な持ち物:食品・調味料
海外生活をしていると「日本食が恋しい」と感じることがあります。日系のスーパーは世界各地にあるので、日本の食材を入手することは可能ですが、海外赴任後すぐに買いに行けるとは限りません。賞味期限が長い食品・調味料については、日本から持っていくことをおすすめします。以下のような食品・調味料は、日本で買いだめして持参すると良いでしょう。
- 醤油・みりん・酒・みそ・ポン酢・めんつゆ
- マヨネーズ・ケチャップ・ソース
- チューブ調味料(わさび、しょうが、ニンニクなど)
- サラダ油・ごま油
- 出汁・鰹節・昆布
- のり
- そば・うどん・そうめん
- インスタント食品
なお、海外では、ほとんどの国が肉製品や肉エキスの入った製品の持ち込みを禁止しています。カップ麺やカレールー、ふりかけ、ドレッシングなど、肉エキスの入ったものをうっかり持ち込まないよう注意が必要です。
海外赴任に持っていくと役立つ便利グッズ23選
以下に挙げる荷物は必須ではありませんが、持っていると移動中および海外生活において役立つことがあります。
機内に持ち込むと役立つもの
- 耳栓
- アイマスク
- ネックピロー
- 機内の乾燥・寒さ対策グッズ(上着、保湿クリームなど)
- 本(文庫本、ガイドブック)
- 読書用タブレット
- スマホスタンド
- スリッパ
- 着圧ソックス
- 紛失防止タグ
海外生活で役立つもの
- 折り畳み傘・日傘
- カッパ
- サングラス
- エコバッグ
- カメラ
- 翻訳機
- 辞書・電子辞書
- 電卓
- 救急セット
- 体温計
- 体重計
- トラベルケトル
- チャック付きビニール袋
上記のような便利グッズがあれば、慣れない海外生活も快適に過ごすことができるでしょう。
海外赴任に持っていけないもの
海外には持っていけない荷物もあるので、事前に確認しましょう。関税法では、麻薬や向精神薬、大麻、偽造品などの輸出が禁止されています。当然ながら海外に持っていくことはできません。
また、ワシントン条約による規制にも注意が必要です。絶滅危惧種の動植物や、その一部を使った加工品は持ち込みが規制されており、輸出入には手続きが必要になります。象牙の印鑑やワニ皮財布、ヘビ皮の楽器など、動植物の一部を使った製品は、気づかずに持ち込んで規制に引っ掛かってしまうことが多いので注意が必要です。
また、航空危険物についても注意しましょう。火薬類や高圧ガス、引火性液体類、毒物類など、航空危険物に分類されているものについては航空機に持ち込むことができません。
ほかにも、国や地域によっては、宗教上の理由から独自に持ち込みを禁止している品目があります。事前に確認しておくことが肝心です。
税関「輸出入禁止・規制品目」
経済産業省「ワシントン条約(CITES)」
国土交通省「航空機への危険物の持込みについて」
輸送するものと手荷物として持っていくもの
海外赴任に持っていくものは、手荷物として持っていくものと、航空便・船便で輸送するものとに分別する必要があります。
到着後すぐに使うものは手荷物として持っていきましょう。手荷物は預けられる個数に制限があります。無料で預けられる範囲はクラスによって異なるのですが、手荷物は1~3個に収まるようにまとめましょう。
それ以外の、すぐに使わない家電や衣類、かさばる荷物は輸送するのがおすすめです。梱包して事前に送っておきましょう。輸送には時間がかかります。航空便で1~2週間、船便で1~2ヶ月ほどかかるので、海外赴任のタイミングから逆算して荷物を送りましょう。
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